1−2. 溶岩台地 (山口県萩市の羽島)

                                                  

 <解説> 

 溶岩台地とは、火山の噴火で出てきた溶岩が広がってできた平たい台地状の地形です。このような地形になるのは、溶岩の粘性が低く、流れやすい溶岩であるためです。通常では、流れやすい溶岩は玄武岩質のものであり、溶岩台地の最も有名な例であるインドのデカン高原や、この写真の羽島も玄武岩質の溶岩からできています。しかし、上の写真の後ろに写っている相島を含め、近くにある萩六島の羽島以外の島は溶岩台地でありながら、安山岩からできています。普通は安山岩の溶岩は玄武岩の溶岩よりも粘性が高いため、溶岩台地にならずに溶岩ドームを作ることが多いのですが、萩の安山岩はアルカリの成分や水が含まれていて溶岩が流れやすくなり、溶岩台地になったとのことです。なお、この写真は、笠山の展望台から望遠レンズで撮影したものですので、肉眼ではこれほど大きくは見えません。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>JR山陰本線東萩駅または萩バスセンターより防長バス越ヶ浜行きで終点下車。
      徒歩15分。

<駐車スペース>駐車場有り

<参考文献> 

 (1)山口地学会 編(1984):山口県地学のガイド コロナ社 p.205−208
 (2)渡辺一夫(2012):石ころ採集ウォーキングガイド 誠文堂新光社 p.126−129
 (3)小泉武栄(2013):観光地の自然学 古今書院 p.79−89

<撮影日>2008年8月20日

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