2−7. 火山弾 (鹿児島県・宮崎県境の御鉢と静岡県御殿場市の富士山宝永第一火口)

   
          パン皮状火山弾                       紡錘状火山弾

             それぞれの画像をクリックすると大きな画像になります 
<解説> 

  火山の噴火の際に、流動性があるマグマが吹き出て、それが爆発によって引きちぎれると、火山弾と呼ばれる塊ができます。左側の写真のものは、パン皮状火山弾と呼ばれ、外側が冷却されていても内側が高温の状態であるときに、内部から発泡がおきるといったんできた外側の皮が破れてこのような状態になります。この写真のものは、パン皮状の火山弾としてはかなり大きなほうであり、高千穂峰の横にある御鉢と呼ばれる火山の火口の縁にあります。
 右側の写真は、紡錘状火山弾で、まだ軟らかい状態のマグマが放出されたときに両端が糸を引いて空中を飛ぶとこのような形になるようです。写真のものは富士山の富士宮口新五合目からしばらく歩いたところにある宝永第一火口にあったものです。最初に見つけたときは大部分がまわりの火山噴出物に埋もれていましたが、偶然にも見つけられたので、冷たい小雨の降るのも忘れて掘り出しました。

<地図>パン皮状の場所はここをクリックしてください。
      紡錘状の場所はここをクリックしてください。

<交通>
  パン皮状・・・JR日豊本線霧島神宮駅より霧島・えびの高原周遊バスで高千穂河原下車、
          徒歩40分。バスは土日にしかなく、1日2本。
  紡錘状・・・JR東海道新幹線新富士駅またはJR身延線富士宮駅より富士急静岡バス
         新五合目(富士宮口)行きで終点下車、徒歩40分(このバスは季節運転です)

<駐車スペース>どちらもなし(歩いてしかいけません)

<参考文献> 

 (1)鹿児島県地学会(1991):鹿児島県地学のガイド(下) コロナ社 p.32−41
 (2)高橋正樹、小林哲夫(1998):フィールドガイド日本の火山2 関東・甲信越の火山II
    築地書館 p.40−58
 (3)茨木雅子(1992):静岡県地学のガイド コロナ社 p.55−66

<撮影日>パン皮状 2002年4月2日  紡錘状 2002年8月15日

 パン皮状火山弾の場所は日本ジオパーク(霧島)に認定されています

霧島、富士山ともに日本の地質百選に選ばれています。

 

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