2−13. 噴気塔 (富山県立山町室堂の地獄谷)

                 
<解説> 

 活発に活動している火山の噴気口には、火山ガス中に含まれる成分が外気で冷やされてできた硫黄などの固体物質が付着することがときどきあります。そして、その付着物が崩れずにどんどん積み重なってできたものが、写真のような噴気塔です。
 この場所は立山−黒部アルペンルートの室堂から少し入った地獄谷と呼ばれているところで、数々の噴気口や温泉のわき出し口があり、まわりは植物がほとんど生えていない状態です。噴気口からは二酸化硫黄や硫化水素などの有毒ガスが出ているので、あまり長時間はいない方がよいでしょう。

◇下記の文献(3)によると、2011年の春にこの場所で火災が発生して、噴気塔が見られなくなってしまったとのことです。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>立山ケーブル美女平駅より立山高原バス室堂行きで終点下車、徒歩15分。

<駐車スペース>なし

<参考文献> 

 (1) 北陸の自然をたずねて編集委員会(2001):北陸の自然をたずねて 築地書館
    p.189−198
 (2)原山 智 ほか(2000):立山地域の地質、地域地質研究報告(5万分の1地質図幅)
    地質調査所 p.110
 (3)藤囲会(2012):富山地学紀行 桂書房(富山市) p.89−92
 (4)小泉武栄(2013):観光地の自然学 古今書院 p.115−127

<撮影日>2000年8月3日


 この場所は日本ジオパーク(立山黒部)に認定されています

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