3−4. 方状節理 (長野県上松町の寝覚ノ床)

   
 <解説> 

 写真のように、豆腐を切ったように岩石に直角に割れ目が入ったものを方状節理といいます。このようになる原因としては、マグマの冷却による収縮、外力がかかったため、岩の上をおおっていたほかの地層が削り取られてその荷重がなくなったためなどがありますが、そのうちのどれであるかは不明です。ここの岩石は花崗岩です。 
 この地域では木曽川の流れがここだけ狭くなって急角度に曲がっており、古くから景勝地として知られています。幸いにここは左岸(上流から下流側を見て左側の川岸)に行けるようになっており、岩の上に立つとその迫力に圧倒されます。また、そこから右岸を見ると、直径数mのおう穴があることに気がつきます。 
 なお、この下流に裏寝覚めと呼ばれるところがあり、同様な方状節理が見られますが、規模は小さくなります。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>JR中央本線上松駅より上松町コミュニティーバス池の尻行きで寝覚めの床下車、徒歩3分。

<駐車スペース>大きな駐車場有り

<参考文献> 

 (1)降旗和夫(2001);改訂 長野県地学のガイド コロナ社 p.155−164 
 (2)白尾元理(2001):グラフィック日本列島の20億年 岩波書店 p.44−47 (裏寝覚め) 
 (3)目代邦康(2012):地形観察ウォーキングガイド 誠文堂新光社 p.96−99
 (4)北中康文、斉藤眞、下司信夫、渡辺真人(2012):列島自然めぐり 日本の地形・地質
    文一総合出版 p.124−125

<撮影日>2000年11月4日

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