4−5. 斜めの断層運動 (兵庫県北淡町の野島断層)

  
     
 <解説> 

 断層を分類するときは、垂直方向の動きの違いで正断層と逆断層に分け、水平方向の動きの違いで右横ずれ断層と左横ずれ断層に分けるのが通常のやり方です。しかし、実際の断層運動は垂直方向と水平方向の両方の動きが入っていることが珍しくなく、結果として斜め方向に移動する形になることがあります。しかし、実際の露頭で斜め方向に移動したことを直接観察できることはなかなかありません。写真の野島断層保存館では、1995年に起きた阪神淡路大震災のときに発生した断層のずれをそのまま保存してあり、斜め方向にずれたことがよくわかるように展示されています。写真ではずれの大きさが小さく見えてしまいますが、上下のずれが53cm、右横ずれが130cmもあり、かなり大きなずれであることがわかります。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>JR神戸線舞子駅から淡路交通バス淡路夢舞台前行きで13分、岩屋ポート下車、
      淡路交通バス西浦線津名港行きで20分、震災記念公園前下車、徒歩3分。

<駐車スペース>大きな駐車場あり

<参考文献> 

 (1)中田高、岡田篤正 編(1999):野島断層 東京大学出版会 p.187−194
 (2)青木正博、目代邦康、澤田結基():地形がわかるフィールド図鑑 誠文堂新光社 p.122−125

<撮影日>2008年9月23日

 この場所は日本の地質百選に選ばれています。

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