6−6. 傾斜の変化 (神奈川県三浦市城ヶ島)

   
 <解説> 

 傾斜とは、地層が傾いている角度のことです。通常、砂や泥などが海で堆積するときは水平に堆積するので、そのままであれば傾斜は0ですが、これに何らかの力が加わると地層が傾いて傾斜が0でなくなることがあります。そのため、傾斜は地層の研究をするときには最も基本的で重要なデータの一つになり、地層の方向を示す走向と一緒に測定され、地質図上に記入されます。上の写真では、右側から左側に進むにつれて傾斜の角度がだんだん大きくなっていくのがわかると思います。この地層は三崎層と呼ばれる火山の噴出物が堆積したもので、噴出した粒子の違いが色や粒子の大きさなどで簡単に区別がつくため、傾斜の変化が遠くからでもよくわかります。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>この写真は城ヶ島から三浦半島の油壺に向かう船から撮影したものですが、この航路は
      廃止になってしまいましたので、通常では撮影不可能と思われます。

<駐車スペース>城ヶ島のバス停に大きな駐車場あり

<参考文献> 

 (1)奥村清 編著(2003):新版 神奈川県地学のガイド コロナ社 p.102−104

<撮影日>2002年5月26日
この場所は日本の地質百選に選ばれています。

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