6−9. 級化層理 (神奈川県三浦市城ヶ島)

   
<解説> 

 この写真の中央部にある黒い粒子はスコリアと呼ばれる玄武岩質の火山砕屑物ですが、この粒子の大きさを比較すると、下の方が大きく、上に行くにつれて小さくなっていることがわかります。このように岩石を構成する粒子がその大きさの順に並んだ状態を級化層理といいます。 これは、水の中で粒子が沈降するときに、粒子が大きいものほど速く沈むためです。そのため、級化層理がある地層では、粒子の大きい方が下側になりますので、地層ができたときの上下関係が確かめられます。この写真を撮影した城ヶ島では場所によっては粒子の大きい方が上になっているところがあります。これは褶曲によって地層が逆転したことを示しています。 

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>京浜急行三崎口駅より京急バス城ヶ島行きで終点下車、徒歩3分。

<駐車スペース>バス停のところに大きな駐車場あり

<参考文献> 
  
 (1)奥村清(2003):新版 神奈川県 地学のガイド コロナ社 p.102−107 
 (2)大木靖衛(1992):神奈川県の自然をたずねて 築地書館 p.126−136 
    ※新訂版(2003)ではこの話はカットされています
  (3)長沼幸男、長浜春夫、斎藤洋彦(1984):神奈川県城ヶ島付近における地学実習コース
    (その2)地学教育 第37巻5号 p.145−154 

<関連サイト> ないきさんのページ

<撮影日>2006年3月12日
この場所は日本の地質百選に選ばれています。 

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