7−2. 山崩れ (長野県大鹿村の大西山)

   
<解説>

 山崩れは、山の一部が急激に崩れ落ちる現象で、原因としては豪雨・地震・地下水が主になりますが、地下水は豪雨の時や地震の時にも影響することが少なくないようです。
 写真の場所は、中央構造線が通っていて、山体を作る岩石がミロナイトと呼ばれる崩れやすい性質のものであるために、もともと山崩れを起こしやすい場所だったのに加えて、豪雨が襲い、昭和36年に大規模な山崩れが起き、36名の犠牲者が出てしまいました。崩れた岩石が扇状地状になっている様子がよくわかります。なお、写真の左下に写っている建物は中央構造線博物館で、中央構造線の断層のはぎとり標本やこの山崩れのことなどがよくわかる博物館です。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>JR飯田線伊那大島駅より伊那バス大河原行きまたは鳥倉登山口行きで大河原下車
      徒歩4分

<駐車スペース>あり

<参考文献> 

 (1)横山良哲(1996):美しき大渓谷1億年の旅 大断層・中央構造線の謎を追う 風媒社
    p.51−55
 (2)目代邦康(2012):地形観察ウォーキングガイド 誠文堂新光社 p.92−95
 (3)信濃毎日新聞社編集局(1998):信州の活断層を歩く 信濃毎日新聞社 p.162−164
 (4)降旗和夫(2001):改訂 長野県地学のガイド コロナ社 p.214−219

<撮影日>2002年8月30日

 この場所は日本ジオパーク(南アルプス)に認定されています

 この場所は日本の地質百選に選ばれています。

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