7−4. 透水層と不透水層 (静岡県富士宮市の白糸の滝)

   
<解説> 

  地層には水を通しやすい透水層と、水を通しにくい不透水層とがあります。これは、地層を作る構成粒子の間にある空隙の多さと間隙の大小によって決まり、空隙が多く、間隙が広い地層ほど水を通しやすくなります。この白糸の滝では、下部の地層が古富士山の集塊岩質泥流層で緻密な不透水層であり、上部新富士火山の玄武岩質溶岩流で、写真の左と右を見るとこの2つの地層の間から地下水が流れて滝になっているのがわかると思います。滝は落差が20〜25m、幅が120〜210mで馬蹄形になっています。
 なお、このような地層の間から落ちる滝としては、浅間山の麓にある軽井沢の白糸の滝でも見られます。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>JR身延線富士宮駅より富士急静岡バス白糸の滝行きで終点下車、徒歩3分。

<駐車スペース>バス停のところに大きな駐車場あり

<参考文献> 

 (1)土隆一(2010):新版 静岡県地学のガイド コロナ社 p.68−70
 (2)静岡の自然をたずねて編集委員会(2005):静岡の自然をたずねて 築地書館 p.52−57
 (3)北中康文、斉藤眞、下司信夫、渡辺真人(2012):列島自然めぐり 日本の地形・地質
    文一総合出版 p.114−119

<撮影日>2009年1月12日

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