7−7. 河岸段丘 (新潟県津南町の信濃川)

   
<解説> 

 川の中流付近では、河川に沿って階段状になった地形が見られることがあります。これを河岸段丘といいます。川が流れると、川の下側を浸食する現象(下方侵食)がおきて河床がまわりより少し低くなっていきます。そうすると下方侵食の力は衰えてきて、川の側面を侵食する現象(側方侵食)が起こるようになって平坦な河原ができていきます。ここで土地の隆起や海面の下降などの地殻変動が起きると侵食力が復活し、ふたたび下方侵食が強く起こって階段状に土地が削られたかたちができます。このときにできた平坦面を段丘面とよび、崖の部分を段丘崖といいます。写真の地点はJR飯山線の津南駅近くの信濃川で、スキー場の横にあるつづら折りの道を上った丘陵地の端にちょうどよく見える場所があります。ここは河岸段丘の代表的な場所として群馬県の片品川とともに有名です。段丘は全部で9段あり、誰が見てもはっきりとわかるすばらしい場所です。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>JR飯山線津南駅より徒歩25分(マウンテンパークスキー場へ行く道をどんどん登っていく)

<駐車スペース>あり

<参考文献> 

 (1)天野和孝(1990):新潟県地学のガイド(上) コロナ社 p.190−196
 (2)小泉武栄、青木賢人(2000):日本の地形レッドデータブック 第1集 古今書院 p.66
 (3)地学団体研究会新潟支部(1989):地学ガイド 新潟の自然 p.111−112
 (4)全国地質調査業協会連合会、地質情報整備・活用機構(2010):日本列島ジオサイト地質百選II
    オーム社 p.56−57

<撮影日>2007年9月29日

 この場所は日本の地質百選に選ばれています。  

前のページへ   目次へ   次のページへ