7−9. 蛇行 (静岡県川根町の大井川)

  

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 <解説> 

  川の上流では傾きが大きいために比較的直線状に流れることが多いのですが、中流から下流にかけては傾きが小さくなるため、流路に対して左側と右側で傾きが異なったり、堆積物の量が違っていたりすると、川が曲がって流れるようになり、それが時間とともに激しく起こるようになります。そうすると、流路が蛇がはったようなS字型に曲がった形になってきます。このような川の流れ方を蛇行あるいは曲流といいます。通常は平野部で蛇行が起きることが多いのですが、写真の大井川の場合は中流の山地部で蛇行が起きています。これは、大井川が流れている赤石山地の隆起が激しく、川の流路が地質構造によって影響されているためで、このようなものを穿入蛇行またははめ込み蛇行といい、通常の平野にできる自由蛇行と区別しています。
 写真をよく見ると、旧流路や段丘、流路に取り残されてできた池などが見られ、激しく蛇行しているところでは、今にも流路がくっつきそうになっています。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>この写真は羽田発関西空港行きの飛行機からとったものです。席は進行方向右側です。

<参考文献> 

 (1)桑原 啓三ほか(2001):空の旅の自然学 古今書院 p.100
 (2)土隆一(2010):新版 静岡県地学のガイド コロナ社 p.110−111
 (3)静岡の自然をたずねて編集委員会(2005):静岡の自然をたずねて 築地書館 p.108−109
 

<撮影日>2002年9月22日

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