8−4. 砂州 (京都府宮津市の天橋立)

  
 
 <解説> 

 日本三景の一つとして名高い天橋立は、全長3.6kmもの長さにのびた砂州です。砂州とは、沿岸流によって運ばれた砂や礫が半島や岬から海に向かって細長く突き出て、それが湾や入り江をほとんどふさいでしまうようになったものです。天橋立の場合は、写真右側の宮津湾から来る波が砂を運ぶ一方、写真左側の阿蘇海にそそぐ野田川から石英の多い砂を運び、両者が沿岸流によって運ばれて砂州になったと考えられています。砂州の幅は狭いところで30m、  広いところで150mになっており、中は松林になっています。砂州の途中に湧き水がありますが、この水には塩分が含まれていないということです。なお、写真右側にある三角形に突き出たものは、人工的に岩を積んで砂をためるようにしたものです。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>北近畿タンゴ鉄道天橋立駅下車、徒歩3分で天橋立に着きます。この写真を撮った
      ビューランドという遊園地へは、同駅からリフトに乗って6分。

<駐車スペース>ビューランドのリフト乗り場などにあり

<参考文献> 

  (1)友成 才(1998):日本列島ロマンの旅 景勝・奇岩地学探訪 東洋館出版社 
     p.65−66 
  (2)猪郷久義(1975):風景の科学−名勝と成因− 保育社(カラー自然ガイド29)
     p.48−49
  (3)北中康文、斉藤眞、下司信夫、渡辺真人(2012):列島自然めぐり 日本の地形・地質
     文一総合出版 p.162−163

<撮影日>2010年5月2日
この場所は日本の地質百選に選ばれています。

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