10−1. 花崗岩の風化(兵庫県西宮市の白水峡)

   
                 全景                              拡大

                それぞれの画像のクリックすると大きな画像になります
 
<解説> 

 硬い岩石も自然界ではいろいろな作用によって、だんだんと大きな塊が小さく割れて砂や泥になっていきます。この現象を風化といいます。風化の原因としては、物理的に力が加わる、1日の気温の差による膨張度の差ができてひずみが生じる、化学反応によって成分が溶解する、木の根が割れ目の間に入ることよって割れるなどがあります。この白水峡やその近くにある蓬莱峡は花崗岩からなる山で、その花崗岩が風化の影響に加えて断層運動による破壊によって細かくわれてしまい、バッドランドと呼ばれる荒れ地になってしまったところです。花崗岩は鉱物の粒子が大きく、鉱物の長石や雲母が化学的な風化を受けやすいため、石英だけが残り、マサ(真砂)というざらざらとした砂状の土地に成るのがよく見られます。なお、白水峡は現在は立ち入り禁止になっています。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>JR福知山線・阪急宝塚線宝塚駅より阪急バス蓬莱峡経由有馬温泉行きで十八
      丁橋下車、徒歩4分。

<駐車スペース>なし

<参考文献> 

 (1)兵庫県立人と自然の博物館「六甲」研究グループ(2001):自然環境ウォッチング「六甲山」
    神戸新聞総合出版センター p.110−114
 (2)地学団体研究会大阪支部兵庫教師グループ(1994):兵庫自然史ハイキング 創元社
    p.50−56
 (3)日本地質学会構造地質部会(2012):日本の地質構造100選 朝倉書店 p.52−53

<撮影日>2007年8月18日

前のページへ   目次へ   次のページへ