12−8. 円錐カルストの山 (沖縄県本部町山里)

  
 
<解説>
 沖縄の本部半島には、上の写真のようなきれいな円錐型をした小山があります。たくさんの木が生えているので遠くからではわかりませんが、これは熱帯や亜熱帯に見られる円錐カルストと呼ばれるカルスト地形の一種です。熱帯や亜熱帯では、温帯よりも高温多湿で降水量が多く、しかも二酸化炭素濃度が高いため、カルスト地形の元になる石灰岩が二酸化炭素を含む雨水に溶ける反応(これを溶食といいます)が盛んに起こり、石灰岩地帯は高低差が大きくなります。さらに、スコールのように短時間に大量の雨が降ると、雨は石灰岩の上を布状に水が流れるため、上の写真のようにきれいな円錐形の状態に溶食され、円錐カルストができあがります。 

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>名護バスターミナルより琉球バス交通または沖縄バス新里入口行きまたは瀬底行きで本部町
      役場前下車、徒歩25分。

<駐車スペース>なし

<参考文献> 

 (1)沖縄県高等学校地学教育研究会(2001):おきなわの石ころと化石 東洋企画(那覇市)
    p.30−31
 (2)漆原和子(1996):カルスト 大明堂 p.92、161−167

<撮影日>2003年8月21日

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