13−4. カール その1 (長野県駒ヶ根市の千畳敷カール)

  
 
<解説> 

 夏でも雪が残る山岳地帯では、長年の間に雪が氷となって斜面を侵食していきます。そして、気候が温暖化して氷や雪が溶けてなくなると、スプーンでプリンをえぐったような地形が残ります。これをカール(圏谷)とよびます。写真の場所は中央アルプスの宝剣岳(2933m)にできたカールで、カールの底から壁の上まで300mの高さがあり、2万年前には氷が20mの厚さに堆積していたということです。この場所はロープウェイで手軽に行け、夏は高山植物のお花畑になります。なお、ロープウェイの駅はカールが削った岩石が堆積したモレーンの上に作られています。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>
 この写真は大阪の伊丹空港から仙台空港へ行く飛行機から撮ったものです。席は進行方向
 左側です。

 千畳敷カールへの行き方
  JR飯田線駒ヶ根駅より伊那バスしらび平行きで終点下車,そこからロープウェイで終点下車
  すぐ。

<参考文献>

 (1)降旗和夫(2001);改訂 長野県地学のガイド コロナ社 p.220−229 
 (2)地学団体研究会松本支部(1995):自然史ハイキング 信州の地質めぐり 郷土出版社
    p.246−259
 (3)塩野入忠雄(1981):木曽川・天竜川の地質スケッチ 信濃教育会出版部
    p.138−146
 (4)北中康文、斉藤眞、下司信夫、渡辺真人(2012):列島自然めぐり 日本の地形・地質
    文一総合出版 p.122−123

<撮影日> 

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