13−7.氷河湖(アイスランドのヨークルスアゥルロゥン氷河湖)

  
 
 <解説> 

 氷河湖とはその名の通り、氷河の作用によってつくられた湖のことです。氷河湖にはいろいろな種類があり、氷河の表面や内部にできたもの、氷河が削り取った岩石が堤防のようになったモレーンがダムのように水をせき止めたもの、氷河が通った後にできるU字谷にできたものなどがあります。
 写真にあるヨークルスアゥルロゥン氷河湖は、アイスランド南東部にあるヴァトナ氷河の一部であるブレイザメルクル氷河の末端にできたラグーン(潟湖)で、西暦1200年の火山爆発で壊れた氷河の氷がたくさん浮かんでいます。氷塊は淡い青色をしており、吸い込まれるような美しさですが、ところどころに氷河が削り取った岩石のかけらによって黒っぽくなっています。また、氷の内部には泡がたくさん入っているのも見られます。夏にはこの氷河湖を遊覧船で観察することができます。
 この氷河湖は短い川によって海につながっており、写真の場所から数百メートル川を下ったところの海岸の砂浜にも氷塊が打ち上げられています。海岸の砂浜にある氷塊のようすは、ここをクリックすると写真が出てきます。

<地図>ここをクリックしてください。(航空写真になっています)

<交通>

  この場所は日本からのアイスランド観光ツアーには入っていないことが多く、首都のレイキャヴィーク
  からのバスツアーに参加するか、レンタカーを借りるのがよさそうです。

<駐車スペース> 大きな駐車場あり

<参考文献> 

 (1)岩田修二(2011):氷河地形学 東京大学出版会 p.240−254
 (2)大山正雄(2011):「東京地学協会第14回海外巡検報告」 地学雑誌 120巻6号 
    p.1013−1025(インターネットで入手可能)
 (3)赤松陽、竹越智(2003):「火山と氷河の国「アイスランド」を訪ねて」 地学教育と科学運動
    44号 p.45−52(インターネットで入手可能)
 (4)アイスランド観光文化研究所(2014):「トラベル・ガイドブック アイスランド」 
    フィンコーポレーション p.37
    この本は日本語で読める数少ないアイスランド旅行のガイドブックで、購入はウェブサイトから
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<撮影日>2014年10月26日

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