13−11. 羊背岩 (長野県白馬村の白馬岳大雪渓ルート)

   

                 全体のようす                              擦痕部分のアップ

                       それぞれの写真をクリックすると大きな写真になります
 
 <解説> 

 羊背岩とは、氷河が岩盤を侵食したために丸みを帯びた凸の字のようになってしまった岩のことで、ドイツ語のルントヘッカーという言葉をそのまま使うこともあります。また、このような岩が連続している場合は羊群岩と呼ばれることもあります。羊背岩には氷河が岩を削った時にできる傷跡のようなものが残っていることがあり、これを擦痕といいます。羊背岩は氷河の上流側が傾斜が緩く、下流側が傾斜が急になるため、過去の氷河の流れていた方向が推定できます。
 写真の場所は白馬岳の大雪渓を登り終わって葱平(ねぶかっぴら)と呼ばれる急斜面のお花畑を過ぎ、小雪渓を抜けたところのカール内にあり、花と残雪が美しいところです。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>JR大糸線白馬駅よりアルピコ交通バス猿倉行きで終点下車、徒歩6時間
      (雪渓上を歩くので軽アイゼンが必要です)

<駐車スペース>なし(歩いてしか行けません)

<参考文献> 

 (1)白尾元理、小疇尚、斎藤靖二(2001):グラフィック 日本列島の20億年 岩波書店 p.140、142
 (2)小泉武栄、佐藤謙(2014):ここが見どころ日本の山 文一総合出版 p.104−107

<撮影日>2008年8月5日

前のページへ   目次へ   次のページへ