全体のようす 擦痕部分のアップ
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<解説>
羊背岩とは、氷河が岩盤を侵食したために丸みを帯びた凸の字のようになってしまった岩のことで、ドイツ語のルントヘッカーという言葉をそのまま使うこともあります。また、このような岩が連続している場合は羊群岩と呼ばれることもあります。羊背岩には氷河が岩を削った時にできる傷跡のようなものが残っていることがあり、これを擦痕といいます。羊背岩は氷河の上流側が傾斜が緩く、下流側が傾斜が急になるため、過去の氷河の流れていた方向が推定できます。 (1)白尾元理、小疇尚、斎藤靖二(2001):グラフィック 日本列島の20億年 岩波書店 p.140、142 |