14−1. 生痕化石 (神奈川県山北町諸淵)

  
 

<解説> 

 化石というと、恐竜の骨やアンモナイトの殻のように、実際の生物の死骸が埋もれたものが普通ですが、この写真のものは、ヒメスナホリムシというエビやシャコの仲間の巣穴に砂が埋まり、それが地層中に残ったもので、サンドパイプといいます。このように生物の生活した痕が化石になったものを生痕化石とよび、ほかにはウニなどが移動したときのはい跡などもあります。 
 写真の露頭では、マガキなどの貝化石も産出し、もともとは浅い海で淡水の影響を強く受けた潮間帯あったことが推定できます。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>
  JR御殿場線谷峨駅より徒歩35分。

<駐車スペース>あり

<参考文献> 

 (1) 大木靖衛(1992):神奈川の自然をたずねて 築地書館 p.196−208 
    ※新訂版(2003)ではカットされています
 (2)秦野地学研究会(1997):神奈川の石ころとそのふるさと 石ころは語る 夢工房
    p.64−65

<撮影日>1993年11月3日

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