14−3. 石炭の露頭 (北海道夕張市の石炭の歴史村)

  
 
<解説> 

 石炭は古い時代の植物が地中に埋まり、地熱や圧力によって変化して炭素分だけが残ったもので、植物の化石と見ることができます。ヨーロッパやアメリカなどの石炭は古生代のものが多いのですが、この夕張や釧路、筑豊などの日本の石炭は新生代の古第三紀のもので、比較的新しい時代の裸子植物や被子植物の化石ということになります。
 石炭にはその炭化の程度などによって、無煙炭、れき青炭、褐炭、亜炭という種類があります。写真の露頭は昔の夕張炭坑、現在は石炭の歴史村というテーマパークの中にある石炭博物館の横にあり、れき青炭の6尺層(1.8m)、8尺層(2.4m)、10尺層(3.3m)の3層が見事に地上に現れているものです。ここでは、実際に坑道に入ることができ、ドラムカッターなどが実際に動く様子や、採掘のしかたが昔と今でどのように違うかなどがわかるようになっています。

<地図>ここをクリックしてください。

<交通>
  JR石勝線夕張駅より夕鉄バス社光行きで終点下車、徒歩5分。

<駐車スペース>駐車場あり

<参考文献>

(1)北海道新聞社(1989):北海道の自然ガイド 北海道新聞社 p.94−108 
(2)地学団体研究会札幌支部(1984):札幌の自然を歩く 北海道大学図書刊行会
  p.166−179
(3)北中康文、斉藤眞、下司信夫、渡辺真人(2012):列島自然めぐり 日本の地形・地質
   文一総合出版 p.24−25

<撮影日>1997年8月19日
この場所は日本の地質百選に選ばれています。

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