| 河口湖口かわぐちこぐち (吉田ルート) 標識の色:黄色 |
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河口湖口五合目は富士スバルラインの終点(五合目)です。一般的には「河口湖口」と呼ばれていますが、行政的には「富士スバルライン五合目」と呼ばれ、ここから山頂までは「吉田ルート」と言います。富士山では公的な案内板、標識に「河口湖口」という文字がないので、分岐点などでまちがいやすいです。十分に注意して下さい。
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ここの五合目は他の登山口のどこよりも都会。大きなレストハウスが立ち並んでいて、気分がうきうきしてきます。郵便局、外貨両替所もあります。週末には観光バスが列をなし、登山客でにぎわっています。ピーク時は駐車場不足の問題が発生しています。→(詳細は富士山の駐車場問題を参照)。まずは、小御岳(こみたけ)神社で登山の安全を祈願します。五合目から七合目までは有料で馬に乗って登ることができます。料金は14000円也。 |
登山道は、最初は平坦な道で始まり、その後、泉ヶ滝というところまでゆるやかな下りが続きます。だから気分がさらにうきうきしてきます。そのためついつい早足になり、それがあとになって高山病を誘発しやすくする要因となります。意識的にゆっくり歩くのが賢明です。特にグループのリーダーは気を付けないと、同行者を六合目でリタイアさせてしまう可能性が高くなります。
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1キロほど平坦な道、下り道が続いた後、泉ヶ滝から登り道が始まります。これまでのルンルン気分が一気にふっとびます。
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六合目(標高2390m)で吉田口登山道と合流します。ここから山頂までは吉田口あるいは吉田ルートと呼ぶことが多いので、この呼び方も覚えておいてください。特に下山時は標識の「吉田」の文字を見落とさないように。富士山安全指導センターでは、登山情報、天気情報などが掲示されているので確認して下さい。係員が安全な登山のためのパンフレットを配布している時もあります。その時は必ず一読しておきましょう。なお、六合目といっても頂上と五合目を均等に五等分しているわけではありません。「なんだ、もう五分の一も登ったのか。富士登山なんてちょろいちょろい」と勘違いしないように。(実際は20分の1ぐらいしか登っていません) |
六合目から七合目(標高2700m)の最初の山小屋である花小屋までは整備されたジグザグの坂道が続きます。約1時間かかります。ここまでは馬に乗って登ってくることができます。ここまでなら引き返すのも容易ですが、ここから先は岩場なので下りにくいです。花小屋の建っている場所からは急な岩場になります。ごつごつした溶岩の上を手で支持しながら登る場所もあるので軍手が必要です。鎖は登山道の目印であり、あまりしっかりとは固定されていないので体重をかけないようにして下さい。このあたりは山小屋の密集地で、ちょっと登るたびに何度も休憩ができます。それを繰り返しているうちに、いつのまにか、結構な高度を稼ぎ出していることに気づき、おもわずにんまりしてしまいます。七合目には救護所(開設期間:7月下旬〜8月下旬)もあります。 花小屋からは、日の出館、七合目トモエ館、(救護所)、鎌岩館、そしてちょっと間があって、富士一館、鳥居荘、東洋館と続きます。東洋館はよくバスツアーで利用されています。富士山の山小屋の夕食はカレーライスが定番ですが、ここではハンバーグ定食が供されます。 |
太子館が見えてきたら標高3000mを越えています。八合目に到着です。太子館のトイレ(チップ制)は雨水を利用した水洗で綺麗です。山小屋の名前は、聖徳太子が白馬に乗って富士山に飛来したという伝説に由来しています。太子館には救護所が開設されます(7月下旬〜8月中旬)。 |
富士山ホテルの脇を通過して、本八合目(標高3350m)の八合目トモエ館、江戸屋のある地点で須走口と合流します。しかし、もともと河口湖口の登山客が圧倒的に多いので、急に混雑してとまどっているのは須走口から来た人たちです。このあたりの山小屋では荷物一時預かり(有料)をしてくれます。不要なものは預けてから山頂をめざしましょう。ここから山頂までは約70分。高地のため個人差が大きくなる場所です。トモエ館と江戸屋の間の登山道を進みます。次の八合五勺、御来光館が山頂までの最後の休憩ポイントです。ここから山頂までは特に落石に注意してください。
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九合目に石室がありますが、それは小さな祠です。九合目の鳥居を山頂だと勘違いしてがんばる人多数。ピーク時(週末、お盆休み)には頂上付近の登山道はものすごいラッシュとなります。午前1時頃からご来光を山頂で、という人たちが一斉に山小屋から飛び出してくるため、その混雑たるやすさまじいものがあります。行列が遅々としてなかなか前へ進めません。あげくの果てに山頂目前でご来光を迎えるケースも。ご来光の時間は(おおまかですが)7月初旬が4時半、8月下旬が5時頃です。 |
ついに登頂。標高3720m。山頂には4軒の山小屋が並び、賑わいをみせています。富士宮口側よりもずいぶんと観光地の雰囲気です。久須志神社では70才以上の登山者は記念品をいただけます。山頂でご来光を見るなら、左の写真奥に写っている大日岳(朝日岳)という場所がベストとされています。火口の反対側に富士山測候所が見えます。そして火口に突き出した「虎岩」が目をひきます。河口湖口側の山頂には郵便局がありません。そこで、山頂のある山小屋では火口の反対側(富士宮口側)の山頂郵便局へ代わりに手紙を運んでくれるサービス(有料)があるそうです。たいていのバスツアーではお鉢めぐりをしませんので、そういう場合に重宝するサービスです。
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(下山) 時々、登山道を下山しようとする人がいますが、混んでいる時は登山客の邪魔になりますし、岩場なので下りにくくて大変です。下山道はブルドーザーが通れるように整備されているので楽に下山できます。下山道は売店の並びをすぎたあたりにあります。 下山道は本八合目で登山道と大接近するので、本八合目の山小屋(胸突江戸屋、八合目トモエ館、富士山ホテル)に荷物を預けていても問題なく受け取りに戻れます。 |
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下山道は、延々と、つづらおりの道が続きます。砂走りではないので地面はやや固め。とにかく長い。それはもう気が遠くなるような長さです。くりかえしますが、途中に売店がないので晴天の暑い日には、水を持っていないと日射病で脱水症状をおこす危険性もあります。くれぐれも水をお忘れなく。地面が乾燥していると砂埃が凄いので、タオルやバンダナで鼻と口を覆いましょう。うっかり忘れると、後で鼻をかんだ時に真っ黒な鼻くそが出てきてびっくりします。途中に緊急避難所、そしてつづらおりの道の終わりにトイレがあります。
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やっと一番下までたどり着いたかと思っても、そこは五合目からかなり離れた場所(獅子岩)であり、今度は横方向に向かって延々と歩いて行かなければなりません。途中、沢を横切る部分では落石除けのトンネルが造られています。横方向になってから1キロあまり歩くとようやく六合目に到着。そこからさらにゴールの五合目までは1.7キロほどあります。最後には登りがあるわけで疲れた足にはきびしいきびしい。なお、横方向の部分だけ馬に乗ることができます。獅子岩から数百メートルほど五合目寄りに馬が待機しています(いないこともあります)。料金は12000円。結構なお値段ですが、足を痛めて歩けなくなった場合、最後の手段として馬に乗れるよう、お金を用意しておくと良いでしょう。河口湖口は特に下山道の距離が長いので足をいたわりながらあせらず歩いてください。なお、河口湖口の下山道は落石の危険性が指摘されています。十分に注意してください。
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河口湖口・五合目から泉が滝までが約1qです。 ・六合目で吉田口登山道に合流。 *山小屋の連絡先(富士吉田市) |
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像) 及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第64号) |
下山道について なぜ下山道がこんなに登山口から遠いのかという疑問を抱く方も多いと思います。また、出発前に年輩の登山経験者の方から「下りは砂走りだから楽ちんだよ」とアドバイスを受けたものの、実際は違っていたので帰宅してから一悶着という方もいるようです。実は、以前は上記の地図の「吉田大沢」が下山道として利用されていました。しかし、昭和55年にそこで大落石事故が発生したために、現在の場所に下山道が造られました。そういう経緯です。
お馬さんがいっぱい、ということは・・・。 五合目と六合目の間には乗馬用のお馬さんがたくさんいます。でも、まさか馬専用のトイレがあるわけではないですから、必然的に、下山路には馬糞が散乱しています。くさいです。でも、それはそれで風情というか、普段嗅ぐことのできないにおいなのでよしとしましょう。足下にはたえず注意して馬糞を踏んづけないようにしましょう。でも、ときどきは上方からの落石にも注意する必要があります。こりゃ大変だ。
★乗馬料金(2008年8月調べ)
写真モデル代=300円
五合目〜六合目登山(片道)=6,000円
五合目〜七合目登山(片道)=14,000円
獅子岩〜五合目下山=12,000円
(夜間、風の場合は30%増し)
ツアー先導のおにいさんが素敵 お客さんの命を預かっているため、先導のガイドのおにいさんは、危険(特に落石事故)にシビアです。ときどき、登山道をはずれて登ろうとしたり、休憩している人がいますが、これは落石を誘発して本当に危ない。ガイドのおにいさんは「こら、登山道からはずれるな!」と本当に厳しい口調で叱りつけます。まったくの正論なので言われた方は何も言えず不満そうに、すごすごと登山道に戻ります。ぜひ、ガイドのおにいさん(もちろん人によりますけどね)のそばで、痛快な叱責を楽しみましょう。逆に叱られることのないよう、登山道をはずれないようにしましょうね。
登山道の呼び名に注意 「河口湖口」と呼ばれる登山口から登りますが、六合目で吉田口登山道に合流するので、多くの標識には「吉田口」「吉田ルート」と記載されています。逆に「河口湖口」とはあまり記載されていません。この複雑さが下山時に道を間違う要因の一つになっています。「河口湖、吉田、スバルライン」をセットにして覚えて下さい。