FUKUSHI Plaza津軽 Now and Then

津軽弁一文字小辞典

津軽弁では簡潔な表現が多いが、その中で一文字の言葉を集めてみた。 ただし、「手」のように共通語でも一文字で表現するものは除いた。
最終更新日:2010年10月8日

あ行

【疑問詞】え、何ですか?
【感嘆詞】はい、その通りです。
【疑問詞】え、何ですか?
【感嘆詞】はい、その通りです。
【形容詞】良い。
【名詞】(発音は「い」と「え」の間)家。
【感嘆詞】全くその通りです。

か行

【感嘆詞】はい、どうぞ。ほら。差し上げます。「可能」が語源だとも言われている
【接頭詞】その程度が強いことを表す。[例]「がほんじ」(説明困難)
【接尾辞】きり。[例]「こんき」=「これきり」
【動詞】食べる。
【動詞=命令形】食べなさい。[例]「け」「く」=「食べなさい」「食べます」
【動詞=命令形】ください。
【形容詞】かゆい。
【名詞】粥。[例]「けの汁」
【不明】かまう。気にする。難しい。(常に否定形で用いる)[例]「なも、けね」=「いいえ、かまいません」
【動詞=命令形】来い。来なさい。いらっしゃい。おいで。

さ行

【感嘆詞】うるさい、静かにしろ。
【動詞】する。
【動詞=命令形】しなさい。
【動詞=仮定形】すれ(ば)。
【指示代名詞】そのように。[例]「そへ」=「そのようにしなさい」

た行

【感嘆詞】いやだ。[例]「それみせてけろ」「だ」=「それを見せてください」「いやだ」
【疑問詞】誰が。どうして。
つ、づ
という。 [例]「うんだつきゃ」=「そういうことのようですね」、 [例]「うんだづな」=「そういうことなのですか」
【疑問詞】どこ。[例]「どさ」「ゆさ」=「あなたはどこへ行くのですか」「私は銭湯に行くところです」
【疑問詞】どのように。[例]「どす」=「どのようにしますか」、「どしてらべな」=「どのように暮らしているのだろうか」(堺正章の「弘前のおばあちゃん」という歌の歌詞で繰り返し使われていた。)
【接尾辞】達。[例]「わど」=「私たち」、「おとこど」=「男達」

な行

【代名詞】汝。あなた。おまえ。君。
【疑問詞】何。[例]「なもね」=「何もありません」、「な、なだもだば」=「おまえは何者だっていうんだ」
【品詞不明】ですか。[例]「わな」=「私ですか」
【代名詞】あなた。[例]「ねのあっぱ」=「あんたのおかあさん」
【形容詞】ない。[例]「あるが」「ね」=「ありますか」「ありません」
【感嘆詞】本当にその通りですよね。

は行

【間投詞】実に。[例]「まんじ、は、どってんしたじゃ」=「どうも、実に、びっくりしたよ」
【動詞=命令形】しなさい。[例]「そへ」=「そのようにしなさい」
【動詞=仮定形】すれ(ば)。[例]「へば」=「すれば」(これだけ別れの挨拶になる)
【助動詞=推量・意思】だろう。しよう。[例]「雨ふるべ」=「雨が降るでしょう」、「行くべ」=「行くでしょう」「一緒に行きましょう」

ま行

【品詞不明】共通語に置き換え困難。常に「ね」をつけて否定形で用いられる。[例]「まね」=「だめです」
【名詞】馬。接尾辞のコがついて「マッコ」ということが多い。
【形容詞】うまい。

ら行

【動詞=連体形】(して)いた。進行形を表す。[例]「見でら時」=「見ている時」
【感嘆詞】あら。あれ。
【間投詞】さあ、ご覧なさい。見なさい。古い英語の "lo!" と発音も意味もほとんど同じ。

わ行

【代名詞】私。共通語では「わたくし」が「わたし」「わし」となるが、津軽弁ではさらに短縮される。
【感嘆詞】え、そうなんですか、意外ですね。
【疑問詞】え、何ですか?
【感嘆詞】はい、その通りです。

会話例

【A】「か。な、け。」【B】「く。」【A】「め?」【B】「め。」
【A】「ほら、あなた、食べなさい。」【B】「食べます。」【A】「おいしいですか。」【B】「おいしいです。」
【A】「どさ?」【B】「ゆさ。」
【A】「あなたはどこへ行くのですか。」【B】「私は銭湯に行くところです。」