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温泉の分類

最終更新日:2010年5月28日

泉質

泉質による温泉の分類は、温泉水の含有成分の種類やその割合に基づき、温泉を医学的な治療に利用する療養泉の面を考慮して行われている。1978年に鉱泉分析指針が改定され、一部の細分類の改廃が行われたさいに、主要イオン名を名前に反映させて泉質を表すことに改められた。この改訂は、泉質の内容を直接的に表してわかりやすいが、あまり普及していない。旧泉名の方が簡潔で親しみやすい。

掲示用新泉質名旧泉質名新泉質名特徴
単純温泉単純温泉単純温泉
アルカリ性単純温泉
無色透明、無味無臭。肌に刺激が少なくい。
日本の源泉の32%を占める。
塩化物泉食塩泉ナトリウム−塩化物泉 しょばくてべとつく。保温効果が高くよく温まる。
日本の源泉の27%を占める。
硫黄泉硫黄泉単純硫黄泉
単純硫化水素泉
硫黄の匂いで白濁の湯。殺菌力が強い。石鹸が効かず、銀や銅を変色させる。
日本の源泉の8%を占める。
含鉄泉鉄泉鉄IIー炭酸水素泉
鉄IIー硫酸塩泉
鉄分が多く湧出時は透明だが、酸化するので浴室の周囲は茶褐色になっている。
炭酸水素塩泉重炭酸土類泉カルシウム(マグネシウム)−炭酸水素塩泉 無色透明。石鹸が効かない。
重曹泉(アルカリ泉)ナトリウム−炭酸水素塩泉 無色無臭で、皮膚を軟化する成分があり肌がなめらかになる。
含アルミニウム泉明礬泉アルミニウム−硫酸塩泉 肌がすべすべになる。「目の湯」とも呼ばれる。石鹸が効かない。
硫酸塩泉硫酸塩泉マグネシウムー硫酸塩泉
ナトリウムー硫酸塩泉
カルシウムー硫酸塩泉
無色透明で苦い。石鹸が効かない。日本の源泉の11%を占める。
二酸化炭素泉単純炭酸泉単純二酸化炭素泉 無色透明で清涼感がある酸味がする。気泡が肌につき全身を爽やかにする。
日本の源泉の0.6%を占めるにすぎない。
酸性泉単純酸性泉単純酸性泉 酸味があり肌に刺激がある。殺菌力が強い。石鹸が効かない
放射能泉放射能泉(ラジウム泉)単純放射能泉
単純弱放射能泉
放射能は微量で人体によい影響を与えるとの説もあるが、科学的根拠は不明である。

泉質と効能

「泉質」に対応する「効能」が一般に使われていて、ガイドブックなどに記載されているし、浴室などに掲示されている温泉分析表にも「適応症」が記載されている。 例えば「単純泉は神経痛やリューマチ」「炭酸泉は高血圧や心臓病」といった具合である。 しかしこれはかなり疑わしい。入浴方法(時間、回数)との因果関係や個人差を考察した科学的データの裏づけはあるのだろうか。中には、水道水で薄めて加熱し、しかも循環しているのにかかわらず効能を掲げている場合もある。 「この温泉はXX病に効く」という表現は薬事法違反のおそれもあるし、「ヘルニアが100%治る」と広告でうたって公正取引委員会に摘発された事例もある。

このサイトでは効能に関する記載はしていない。ただし、古来からの言い伝えは参考までに記載している。 泉質と効能の機械的な対応はともかくとして、ゆったりと湯に浸かって心身共にリラックスすることが健康に良いということは実感できる。

温度による分類

沸出口の温度で次のように分けられる。

酸性・アルカリ性

水素イオン濃度(pH)によって次のように分けられる。

浸透圧による分類

溶残物質濃度によって次のように分けられる。