最終更新日: 2003年 10月 13日
環境
鬼怒川源流部の原生林に囲まれた渓流沿いに、加仁湯、八丁ノ湯、日光沢温泉、手白沢温泉の4湯が点在する。
- 【所在地】栃木県栗山村
【アクセス】女夫淵温泉から先は環境保全のためマイカーの乗り入れが禁止されているので、徒歩となる。加仁湯と日光沢温泉は送迎車がある。
村営駐車場の北端から鬼怒川の左岸沿いに林道を上流に向かい、10分ほどのところにある吊り橋[写真:(2003年9月撮影)]を渡って奥鬼怒自然研究路を進む。一部に険しい登り坂があるもののほとんどはなだらかな山道で歩きやすい。1時間ほどで八丁ノ湯に到着する。さらに上ると加仁湯と日光沢温泉がある。
散策・観光
- 鬼怒沼(きぬぬま)
- 2000mを超える高所にある高原湿原で木動を散策できる。沼が点在して湿生植物が生息し、日光や尾瀬の山並を見渡せ、見事な景観が展開する。湿原の北端には避難小屋がある。
【アクセス】日光沢温泉から約2時間半の山登りとなる。
最初の1時間ほどはかなりの傾斜を登ることことになる。途中にオロオロシノ滝展望台がある。後半は傾斜がゆるやかになる。
宿
自然林に囲まれた一軒宿。
御宿 こまゆみの里
4万平米の広大な敷地内にある。
- 【建物】数寄屋造りの建物。天井の高いロビーは木をふんだんに使っていて、テーブルや椅子もすべて木製。
- 【食事】土地のものを使った和食。鹿の刺身や川魚、山菜料理、手打ちそばなど。
- 【電話】0288-96-0321
風呂
立寄り入浴可
- 【大露天風呂】大きな岩風呂で奥鬼怒の山々と鬼怒川の本流を見渡しながら入浴できる。かたわらにある丸太も浴槽で、くりぬいたトチの木に湯を満たしていて、ひとりがはいれる大きさ。混浴
- 【露天風呂】四角い木の浴槽と丸太風呂がある。女性専用。
温泉データ
- 【泉質】単純泉 【源泉温度】53℃
- 【所在地】栃木県栗山村川俣646
- 【交通】
東武鬼怒川線「鬼怒川温泉」駅から栗山村営バス「女夫淵温泉行き」で1時間50分、「女平家平温泉」下車。
宿
一軒宿。
女夫淵温泉ホテル
風呂
カード式入場券を購入し
ゲートを通って館内にはいり、階段を降りると脱衣場がある。2階には休憩室がある。
川沿いに12の露天風呂が点在する。立寄り入浴可
[2003年9月入浴]
- 【大黒天の湯】一番大きい岩風呂で洞窟風呂が隣接されている。混浴。
- 【福禄寿の湯】浴槽の中央に岩を配していて源泉が噴き出している。混浴。
- 【白寿の湯】四阿風の岩風呂。混浴。
- 【人魚の湯】大きな温水プールになっている。混浴。
- 【天女の湯】女性専用。
- 【布袋の湯】女性専用。
温泉データ
源泉が3本ある。
- 【泉質】ナトリウム塩化物泉 【源泉温度】72℃ 【湧出量】毎分1200リットル
- 【所在地】栃木県栗山村川俣女夫淵
- 【交通】
東武鬼怒川線「鬼怒川温泉」駅から栗山村営バス「女夫淵温泉」行きで1時間55分、終点下車。
環境
奥鬼怒温泉郷の4湯の中で一番手前、渓流沿いのうっそうと茂る緑の中にある。
由来・歴史
天保年間(1716〜1736)に発見されたと伝えられ、奥鬼怒温泉郷の中でも最古の歴史を誇る。鬼怒川と支流・日光沢の八丁手前にあるのでこの名がついた。1986年に林道が完成し車が通れるようになった。1987年には電気が引かれ、電話も通じるようになった。
宿
自然の中の一軒宿。
八丁ノ湯
1929年に開業し、かつては「ランプの宿」として親しまれた。
公式サイト
- 【建物】本館は昔の旅籠を思わせる木造2階建てで開業当時からのものである。玄関をはいるとフロントがある。
本格的なログハウスが5棟建ち並ぶ。ログハウスは1987年から2年がかりで建てられた。
- 【食事】イワナと山菜が主。
- 【電話】0288-96-0306
風呂
源泉が8本あり、毎分300リットルのお湯が自然噴出している。水を加えないというのが経営者の方針である。玄関の右手奥に、滝を囲むように4つの露天風呂が点在する。温泉プールもある。
立寄り入浴可
[2003年9月入浴]
- 【滝見の湯】
川を隔てて岩肌を流れ落ちる湯滝を見ながらの野趣あふれる入浴が楽しめる自然の石で組まれた大きな露天風呂。開業した当時からのもの。長い木樋を伝って50℃の単純泉が注ぐ。混浴。[写真:(2003年9月撮影)]
- 【滝の湯】
石の階段を上って行き、岸壁にへばりつくようにある小さな露天風呂。滝のすぐ脇に眺めがよい。水量が多いときには滝の飛沫を浴びる。6月頃にはあたり一面石南花の花が咲き乱れる。混浴。
- 【女性専用露天風呂】1990年にできた。ここからも滝が見える。
- 【内湯】
男女別。
温泉データ
- 【源泉名】1号源泉 【泉質】単純温泉、pH=7.0 【源泉温度】49.8℃
- 【源泉名】4号源泉 【泉質】単純温泉、pH=7.2 【源泉温度】52.4℃
- 【所在地】
栃木県栗山村大字川俣876
- 【アクセス】女夫淵温泉から徒歩1時間10分。送迎車あり。
- 【問い合わせ】
栗山村観光協会[電話]0288-97-1126
その名の由来はかつて近くにサワガニが多かったことから付けられたという。美人の湯と言われる。
環境
八丁ノ湯から鬼怒川の上流500mほど、標高1500mのところにある。ブナやナラの原生林に囲まれている。
宿
谷底の一軒宿。
加仁湯温泉旅館
開業は1934年で、玄関脇に創業からの由来を記した石碑がある。開業時から宿泊客に親しまれた囲炉裏部屋は記念館として移築されていて、そば処として使われている。
秘湯というよりは山奥にちょっと不似合いにみえる大きな旅館で大小宴会場もある。
- 【建物】本館は1988年に建てられた鉄筋コンクリートの4階建てでエレベーターもある。正面から見ると3階建てに見えるがその下の階もある。[写真:(2003年9月撮影)]
ロビー脇には創業以来の部屋である囲炉裏の談話室がある。動物のはく製がたくさん飾られていて熊の毛皮の敷物がある。また天井は煤で黒光りしている。
フロントの前には売店がある。
積善館は1994年に新築された。和室と洋室がある。
あすなろ館は1986年に改築された。
- 【食事】平家落人にちなんだ石焼きの「平家祖先食」が宿の名物である。山菜と川魚が主。鹿肉とキノコを盛り込んだ加仁湯鍋。熊汁(冬場のみ)。
- 【料金】休前日を割高に設定。
[¥]
- 【営業】通年。
- 【電話】0288-96-0153
風呂
野天風呂はいずれも鬼怒川本流沿いにあり、夜11時までは対岸の屏風岩がライトアップされ夜空に浮かびあがる。温泉プールもある(夏のみ)。
立寄り入浴可(年に数日入浴できない時もある)
[2003年9月入浴]
- 【第一野天風呂】岩風呂に源泉で74℃の熱いお湯が注ぐ。肌がツルツルになる美人の湯と言われている。女性専用。
- 【第二野天風呂】河原を見渡せるところにある広い岩風呂。混浴。
- 【愛のハラハラ風呂】第二野天風呂に併設されている。樹齢600年のシナの木をくり抜いて造った湯舟で、二人しかはいる余裕がない。
- 【第三野天風呂】混浴。
- 【ロマンの湯】野天風呂を見下ろす位置にある。個室のように仕切られた浴槽が4つあり、ひとつの浴槽には2、3人しか入れない。混浴。
- 【積善館内湯】石の湯船。男女別。
温泉データ
- 【泉質】含重曹硫化水素泉。白濁している。
- 【所在地】
栃木県栗山村大字川俣871
- 【アクセス】女夫淵温泉から遊歩道を4km余り徒歩1時間30分、または送迎車で20分。
環境
加仁湯からさらに600mほど登ったところで、日光沢が鬼怒川本流に合流する標高1400mの地点にある。鬼怒川源流の鬼怒沼への登山口にあたる。
宿
自然の中の一軒宿。
日光沢温泉
旅館というよりは、登山者専用の山小屋といった雰囲気である。1泊して鬼怒沼まで往復する場合は荷物を預ってくれる。
[2003年9月宿泊]
- 【建物】赤いトタン屋根の山小屋風の木造2階建て。1階には食事用の大広間があり、その隣には囲炉裏の間がある。2階が客室になっているが、カギはない。隣とは襖1枚なので夜は静かにしたい。
- 【食事】夕食は5時から、朝食は6時から7時までと早い。前日に頼むと昼食用のおにぎり弁当を用意してくれる。
- 【宿泊料金】2食付きで格安。
[¥]
- 【営業】冬季(1月〜4月下旬)休業。
風呂
すべての風呂が源泉かけ流しである。
立寄り入浴可(玄関から右手に降り口があり、脱衣場がある。露天風呂のみで内湯にははいれない)
 |
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| 露天風呂 |
| 2003年9月撮影 |
- 【内湯】大広間のそばの階段を降りて行くと左右に男女の脱衣場がある。湯小屋風の浴室になっていて、吹き抜けの天井が高い。コンクリートの3、4人用に湯船に青みがかったお湯があふれている。
湯の色がその日の天候によって変化する。これは化学変化によって起るもので、神霊湯と呼ばれる。
洗い場もあるが、蛇口から出るのは温泉で石鹸はない。
- 【露天風呂】内湯から外に出たところにあり、コンクリートの浴槽に青みがかったお湯が溢れている。[写真左]
混浴だが女性専用時間帯がある。
- 【露天風呂】さらに脇の石段を登っていくと、透明なお湯の石風呂がある。[写真右]
温泉データ
- 【源泉名】日光沢温泉A 【泉質】中性低張性高温泉、pH=6.5
【源泉温度】71.3℃(1986年5月)
- 【アクセス】女夫淵温泉から徒歩1時間50分。
環境
鬼怒川支流の手白沢渓流のほとりに湧く。標高1500mで4湯の中でも最も高所で最深部に位置する。
宿
林の中にひっそりと建つ一軒宿。
手白沢温泉
1935年に開業した。かつては作家の辻まことが愛した秘湯として知られたが、近年はリニューアルしグルメの宿に変身した。
- 【建物】鉄筋平屋建て。1997年に全面改築され、ひなびた山の湯宿の面影は全く残されていない。客室は6室の小さな宿。
- 【食事】フランス料理。
- 【営業】通年。
- 【電話】0288-96-0156
風呂
自然湧出の豊富な源泉がかけ流しで、24時間はいれる。
宿の裏手に浴槽が3つあり、ひとつは内湯から入れる女性専用。立寄り入浴不可。
- 【内風呂】
- 【女性用露天風呂】
- 【男性露天風呂】青みがかった乳白色の湯があふれる。
温泉データ
- 【泉質】硫黄泉
- 【アクセス】女夫淵温泉から徒歩2時間。加仁湯から40分ほど登る。