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酸ヶ湯〔すかゆ〕温泉

最終更新日:2012年3月2日

概要

特徴

青森県を代表する温泉。青森市民にとっても憩の場で、青森出身のWebmasterにとっても思い出深く一番好きな温泉である。

環境

雪の回廊

十和田・八幡平国立公園  八甲田山の主峰・大岳の西南西のふもと海抜920mの高地にあり、ブナ、ダケカンバ、アオモリトドマツなどの原生林に囲まれている。

八甲田観光や登山の基地にもなっていて、ハイキングコースもあり、夏場は登山客や家族連れなどでにぎわう。

冬の積雪は3、4mで、5mを記録したこともある。高地では珍しくアメダスが設置されていて、積雪が多くて気温も低いのでニュースなどでよく取り上げられる。 しかし定期便のバスや宿の送迎バスは雪で運休になることもほとんどなく、旅館の玄関前まで乗り入れるのでアクセスに問題ない。天気が良ければロープウェーを利用した八甲田山のスキーツアーも楽しめる。
[写真]旅館の前の除雪された道路。雪の壁は背丈の倍以上の高さである。(2012年2月撮影)

由来・歴史

開湯は1684年。仕留め損なった手負いの鹿が3日後に元気な姿をあらわしたのを不審に思った横内村の狩人が、温泉が湧いて薬効があることを発見したと伝えられる。 最初は「鹿湯」と呼ばれていたが、次第に変化して「酢ヶ湯」から今の「酸ヶ湯」になった。

1702年には津軽藩湯奉行の管理となり、春の彼岸を中心とした30〜40日間に限り開かれるようになった。春固雪の時期だけ湯治客が7里(約28km)の道を登り苫小屋を建てて逗留し、「雲上の霊泉」と呼ばれた。直射日光を避けるため白い肌着を来て、雪の中をそれぞれの湯を渡り歩いて入浴したという。3日一回り、3倍の9日をもって湯治完了のはずだが、9という数字を忌み嫌い、到着日と出発日を加えて11日で3回りの湯治とされる。

当初は4軒の湯小屋だけだったが、1896年に2階建ての客舎が建てられ、馬が通える道も開かれた。以降、自炊の湯治客が増えた。

1930年ごろに旅館部ができ、その後自動車道路も完成した。

1954年に第1回目の国民保養温泉に指定された。

自家発電だった電灯も1983年から東北電力から受電するようになり、電話も使えるようになった。 1983年から除雪により交通が確保されるようになった。

ふかし湯

まんじゅうふかし

「まんじゅう」は津軽弁で下半身を意味する。あずまや風の小屋の中に箱型の長椅子が置かれており、その中を地下から噴き出す蒸気が通されていて、座ると暖かい。着衣のまま利用できる。「子宝の湯」とも呼ばれている。
[写真]1998年9月撮影

散策・観光

酸ヶ湯周辺の見どころ
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八甲田周辺の見どころ
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北八甲田連峰
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宿

中心は一軒宿だが、少し離れたところにホテルがある。

酸ヶ湯温泉旅館

酸ヶ湯温泉 酸ヶ湯温泉

初めは木造2階建ての小さなものだったが1920年に改築した。 周囲は八甲田の大自然が広がっている。

食堂「鬼面庵〔おにめんあん〕」の名物は八甲田の天然水と地元のそば粉100%を使った「酸ヶ湯そば」である。
[写真]2008年8月撮影

湯治

酸ヶ湯温泉自炊棟

湯治部での宿泊には自炊と食事付きがある。食器類や鍋類は無料で貸してくれる。売店で日用品や食料品を購入できるし、食堂を利用することもできる。「温泉療養相談室」もある。
[写真]木造で味わいのある湯治部の建物(2008年8月撮影)

風呂

4つの源泉がある。 日帰り入浴可で玄関の自動販売機で入浴券を購入する。千人風呂と玉の湯は別料金である。

[1998年9月入浴][2007年8月入浴][2008年8月入浴][2008年10月入浴][2009年8月入浴][2010年8月入浴][2011年11月宿泊][2012年2月宿泊]

八甲田ホテル

国内最大級のログ造りのホテル。 棟方志功が酸ヶ湯温泉滞在中に制作した作品の約10点が飾られている。ロビーの大きな鯉の絵には猫が本物と見間違えて引っかいた傷があるといわれている。

温泉データ

源泉情報

「熱の湯」を中心にいくつかの源泉があり、それぞれ地元の湯主が管理していたが、それを統合して現在の形になったという。

温泉地情報