FUKUSHI Plazaみちのくの秘湯・名湯福島県温泉名索引

吾妻高湯〔あづまたかゆ〕温泉

最終更新日:2013年4月15日

概要

特徴

昔は「信夫高湯」と呼ばれ、奥州三高湯の一つとして栄えてきた。

環境

磐梯朝日国立公園  吾妻小富士の東麓の標高750mの高原にあり、福島盆地を見晴らす。

由来・歴史

開湯は今から約400年前。山中に分け入った狩人が、白い湯花が浮かぶ沢辺を見つけたのが始まり。豊臣秀吉の太閤検地により湯銭(税金)を納めたという文献が残っている。その後その湯銭をまけてくれた代官を敬った碑が薬師堂に建てられた。湯治場として栄え、農民達が農閑期に米や野菜などを背負って登り、湯につかり疲れを癒したという。その後源泉が洪水に襲われたこともあって長い間放置されていたこともあった。

2010年、東北初の「源泉かけ流し泉源」を行った。

温泉街

共同浴場「あったか湯」を中心に旅館が建ち並ぶ。娯楽施設は作ってこなかった。町の中は硫黄の臭いが立ちこめていて「東北の草津」の異名がある。

外湯(共同浴場)

「滝の湯」「仙気の湯」「熱湯」などの名前がついた源泉には、昔共同浴場があった。

あったか湯

廃業した旅館の跡に2003年につくられた。高湯温泉旅館組合で運営管理していて観光案内所も兼ねている。

風呂

自動販売機で入浴券を買って受付に出し、廊下の先の階段を下りると2つの浴室が並んでいる。 60m離れた源泉「滝の湯」から毎分170リットルを木の樋で引き湯している。

[2010年5月入浴]

散策・観光

薬師堂
寛永年間(1624〜44年)の開基。現在の建物は1977年に建立されたもの。本尊は薬師如来。
【所在地】温泉街中心の高台
温泉神社
宍戸五右衛門が高湯の湯を発見したのと同じころ建立された。吾妻屋石垣付近にあったものを有料道路開通と供に現在地に移した。小さなほこらで毎年6月8日に祭礼がある。賽銭は温泉のガスですぐに黒く錆びる。
【所在地】吾妻屋の上の道路沿い
あったか温泉公園
温泉の池「湯溜り」には毎分100リットルの源泉が供給され、足湯を楽しむことができる。
【所在地】あったか湯の50m上
ゴルフ場跡地
組合管理地になっていて、福島市街地や信夫山などを見下ろすことができ、夜景を楽しむこともできる。冬には雪遊びができる。
【所在地】こぶし荘入口
不動滝
落差30mの滝で修験者の修行の場だった。徒歩30分、遊歩道が整備されている。
薬師堂 温泉神社 足湯
薬師堂 温泉神社 あったか温泉公園の足湯
2010年5月撮影

食事・みやげ

ドライブイン 清水屋
小麦まんじゅう、豆腐、ところてんなど。食事もできる。

宿

老舗旅館やホテルなど14軒。露天風呂をもつ宿が多い。

旅館 玉子湯

1868年に庭坂の後藤興次兵衛が湯小屋を建て湯治場として解放したのが創業の基礎となった。

高湯温泉で一番収容力のあるホテル風の宿。玉子湯命名の由来は、湯に浸ると肌が玉子のようにつるつるになる、温泉の匂いがゆで玉子の匂いに似ているという理由から。

風呂

独自の源泉を持ち、多くの風呂を楽しめる。 1階の玄関から外に出ると、広々とした渓流沿いの庭園がある。目の前にあるのが玉子湯。 左に下ると茅葺き屋根の湯小屋が二軒あり、手前が「瀬音」。その下が「天渓の湯」と「天翔の湯」で男女日替わり。 どの露天風呂も似た作りで脱衣場の奥の渓流沿いの庭園に岩で囲まれた木造の浴槽がある。 そのさらに下には「のんびり足湯」がある。
日帰り入浴可

湯小屋 湯小屋 天翔の湯
玉子湯の湯小屋 天渓の湯
1999年3月撮影
[1999年3月入浴]
[2013年4月宿泊]

ひげの家

創業者がひげをたくわえた風貌で「ひげさん」と呼ばれたのが宿名の由来。

風呂

星見風呂 星見風呂
[1999年3月宿泊]

安達屋

ロビーや食事処などに囲炉裏が切られた民芸風の宿。

風呂

吾妻屋

創業130年の老舗旅館。歌人・斎藤茂吉が泊まり、句を詠んだこともある。ロビーがギャラリーになっていて、古代鳥瞰図や勝海舟の書、斎藤茂吉作の扇子などがある。

風呂

自家源泉を持つ。

[2010年5月宿泊]

花月ハイランドホテル

温泉街で一番高い所にあり、客室から福島市の夜景を一望できる。

風呂

温泉データ

源泉情報

自噴温泉が10カ所あり、総湧出量は毎分3,200リットルと豊富で、すべての旅館が自然の落差で浴槽まで引き湯しかけ流している。

温泉地情報