FUKUSHI Plazaみちのくの秘湯・名湯秋田県温泉名索引

玉川〔たまがわ〕温泉

最終更新日:2010年5月21日

概要

環境

十和田八幡平国立公園   雄物川系の玉川最上流の渋黒沢源流地に湧く温泉で、まわりはブナや白樺の原生林である。 十和田湖と田沢湖とを結ぶ国道341号線の途中にある。

由来・歴史

江戸時代初期に鹿が傷を癒しているのを見て発見されたと伝わる。 1680年に大噴〔おおぶけ〕が発見され、その後硫黄の採掘場となっていたが、温泉は鉱山夫とマタギが使う程度で、むしろ玉川毒水として大量に湧出する強酸性泉が下流の農地に多大に影響を与え、1841年以来1991年に玉川酸性水中和処理施設が本格稼動するまで、さまざまな除毒工事が試みられてきた。

北海道で成功した五代目・関直右衛門が、1929年に北海道へ帰る途中立ち寄った郷里の湯瀬で玉川温泉のことを聞き、初めて訪れ10日間滞在したところ皮膚病が治ったという。1931年に盛岡と大館を結ぶ花輪線が全通して湯瀬駅が開業し。八幡平の観光に将来性を見た彼は、1932年に湯瀬ホテルの建設にとりかかり、同時に玉川温泉の権利を角館の陶光謙から買い取り、病気療養者の湯治場にすることを願った。発見のいわれから「鹿湯」だったのが、1935年に「玉川」と改称された。

馬に乗るか徒歩で丸1日かけてやっと到着する山深い温泉地だったが、1950年には国道が開通し、定期バスが運用するようになった。

1943年に東北大などの学者によって「玉川温泉研究会」が作られ、戦後すぐに「小児マヒセンター」が設けられた。その後なくなったが、1965年に「玉川温泉研究会付属診療所」が宿内に設けられた。

北投石

硫酸バリウムと硫酸の混合結晶体で、バリウムイオンの一部がラジウムイオンと置き換わるため、微量の放射能を出す。 1898年に発見され、その後台湾の北投温泉で採集された鉱石と同じであること、放射能を有することなどが判明して、1922年には国の天然記念物に指定された。

散策・観光

研究路
一周約1kmで、源泉や噴気孔、湯の花を採取する湯華樋なども見ることができる。

一軒宿

玉川温泉

湯治

自炊棟は、四畳半と六畳の部屋が主体。炊事場があり自炊用の設備が整っていて、台所用品を借りられる。また食堂も利用できる。

風呂

浴槽に浸かると切り傷などの箇所がピリピリと痛く感じる。しばらくすると全身の肌がぬるぬるしてくるが、こすってはいけない。また、入浴後には上がり湯をすることが勧められている。
日帰り入浴可

[1983年8月宿泊][1984年7月宿泊][2010年1月入浴]

温泉データ

源泉情報

湯溜まりの底から次々と盛り上がり、時々2、3mの湯柱が立つ。

温泉地情報

新玉川温泉

一軒宿

新玉川温泉

1998年にできた。近代的なホテルでバリアフリーにも配慮している。

玉川温泉への送迎がある。無料だが予約が必要。あらかじめ入浴券を購入しタオルを持参する。 冬季は雪上車となり、長靴も貸してくれる。

風呂

本館から右手に進むと温泉館で、男女とも同じつくりになっている。入口をはいると脱衣場で、大浴場への2つの入口のうち奥の方は温熱浴と露天風呂に通じている。

[2010年1月宿泊]

温泉データ

源泉情報

玉川温泉の源泉を引いている。

温泉地情報