FUKUSHI Plaza20世紀の切手と美術

切手に描かれた仏像

最終更新日:2011年2月10日

仏とは仏陀(釈迦)のことなので、厳密には仏像は如来像だけだが、通常は菩薩像、明王像、天部も含める。 密教では「三輪身〔さんりんじん〕」といい、仏教の真理を体現するものが「如来」(自性輪身)、現世で教科を行うのが「菩薩」(正法輪身)、仏教に逆らう者を屈服させるのが「明王」(教令輪身)である。

その他

羅漢や高僧像など多種多様なものがある。

羅漢〔らかん〕

「羅漢」は「阿羅漢〔あらかん〕」の略で尊敬を受けるに値する人の意味。仏道を修行して迷いをの世界を脱し、煩悩を断ち切った境地をえた人のこと。

十六羅漢

上座部仏教において正法護持を誓った修行者の一群で、とくに禅宗で重んじられる。

五百羅漢

日本では石仏が各地に造立されている。そのどれかに自分に似た顔があるといわれる。

十大弟子

釈迦の弟子たちのうちの高弟10人のこと。それぞれに優れた能力を発揮し、仏教の普及に貢献した特別な存在。

祖師〔そし〕

一宗一派を開いた人、ないしはその教えを伝えた人。

神像〔しんぞう〕

仲津姫命坐像
仲津姫命坐像

日本古来の神々を現したもので、8世紀から始まったが、その後神仏習合〔しゅうごう〕の広まりにともない、9世紀以降盛ん造顕された。

十王〔じゅうおう〕

冥界において亡者の罪業を裁断する10人の王。5番目の閻魔王がやがて主神となった。 10世紀に中国で成立し、日本では藤原時代の後期に盛んになり鎌倉時代にはさらに流行した。

笏〔しゃく〕をもち、道服をきた忿怒相に著わされることが多い。

閻魔王〔えんまおう〕

もともとインドでは死後の世界の支配者だったが、中国に伝えられて独自の発展を遂げ閻魔大王と呼ばれるようになった。

仏像づくりの技法

鋳造〔ちゅうぞう〕
金属でつくる。
乾漆造〔かんしつぞう〕
土でおおまかな原型をつくり、その上に麻布にコクソ漆を塗って貼つけていく。
塑像〔そぞう〕
木で組んだ心材に土を貼りつけてつくる。
木彫〔もくちょう〕
木でつくる。頭と体を一本の木でつくる一木造〔いちぼくづくり〕と複数材でつくる寄木造〔よせぎづくり〕がある。