FUKUSHI Plaza20世紀の切手と美術奈良県

東大寺

最終更新日:2011年2月10日

南大門

南大門

東大寺の正門にあたる。当初の門は平安時代に台風で倒れたため鎌倉時代に再建された。

長さ21m、直径2mの18本の円柱はどれも一木で天井裏まで貫いている。

金剛力士像〔こんごうりきしぞう〕

金剛力士像

法華堂の執金剛神が変身した姿。運慶が一門を率いて69日間でつくったという。1988年から1992年にかけて大規模な解体修理が行われた。

金堂〔こんどう〕(大仏殿)

大仏殿

盧遮那仏座像を安置するために奈良時代に建てられたが二度の兵火にあった。現存するのは江戸時代に再建されたものだが、創建当時は東西が1.5倍あった。

金銅八角灯籠

音声菩薩 音声菩薩 金銅八角灯籠

大仏殿前にあり、伎楽菩薩の奏楽の像などの浮彫りが施されている。

盧遮那仏座像

蓮華座

749年に鋳造が終了した。後世の補修になる部分も少なくない。両手は桃山時代、頭部・両足・光背は江戸時代のもの。  大仏開眼(752年)

東大寺の本尊で「奈良の大仏」として有名。

銀製鍍金狩猟文小壷

銀製鍍金狩猟文小壷

東大寺金堂の須弥壇下から1907年に出土したもので、大仏殿創建のときの鎮壇具〔ちんだんぐ〕の一部。身の外側には騎馬狩猟の図を彫っている。

法華堂(三月堂)

法華堂

東大寺の前身にあたる金鍾寺〔きんしょうじ〕の遺構とされる。740〜747年の創建と考えられていて、東大寺最古の建造物といわれている。 堂内に安置されている16体の仏像のうち12体が国宝である。  宝冠盗難(1937年)

須弥壇・諸尊像修復のため、内陣にははいれず礼堂からの拝観となる。修理が終わるのは2011年10月以降。

執金剛神像〔しつこんごうしんぞう〕

執金剛神像

本尊の不空羂索観音像〔ふくうけんじゃくかんのんぞう〕(国宝)と背中合わせに、厨子のなかに安置されている神将像。右手に金剛杵〔こんごうしょ〕を振りあげ、左手は拳を下方に握りしめ、左足を踏み出した瞬間を表現している。  金剛力士

代々、秘仏として伝えられてきた。毎年12月16日に厨子が特別開扉される。

模造品が東京国立博物館にある。

月光仏立像〔がっこうぶつりゅうぞう〕(月光菩薩)

月光菩薩

日光菩薩と並ぶ薬師如来の脇侍で、もとは法華堂になく近世に移入されたとされている。 不空羂索観音像の左手前に立っている。  日光菩薩・月光菩薩

模造品が東京国立博物館にある。

戒壇堂〔かいだんどう〕

754年に唐から来日した鑑真和上が、東大寺大仏殿の前で、日本で初めて戒律を伝えたことが建立の由来。1182年に全焼し、1732年に再建されたものが残っている。  南都焼討ち(1180年)

四天王立像

広目天 広目天

壇上中央の多宝塔を囲んで四隅に内側を向いて安置されている。もともとは極彩色がほどこされていた。天平彫刻の傑作とされる。  四天王

右手に筆、左手に巻子を持ち、眉間に深いしわを寄せて細目で遠くを見渡している。 広目天は左手奥に安置されている。模造品が東京国立博物館にある。

寄託

銅造誕生釈迦仏立像・銅造灌仏盤

誕生釈迦仏

釈迦は生まれると直ちに七歩あゆんで天と地を指し、「天上天下唯我独尊」と唱え、九龍が香水を灌いで祝福したという。  摩耶夫人像  釈迦誕生(前463年)

仏生会〔ぶっしょうえ〕の本尊で、奈良国立博物館に寄託されている。  花まつり

鑑賞メモ

幼くして亡くなった皇太子を弔うために聖武天皇の勅願によって建立された金鐘寺が始まり。741年に金光明寺となり、745年に大仏の造立が決まった。それ以降、東大寺となったようだ。

大仏殿の出口から東回廊に沿って北へ歩き石段を上ったところにある鐘楼梵鐘、北西の角にあり東大寺創建時の姿をとどめる転害門〔てんがいもん〕もそれぞれ国宝に指定されている。

1998年12月に世界遺産に登録された。