みんなのベスト3


 毎年,年末の恒例,といえば,ドラ師匠のHP 「ドラさんのジャズ・コーナー」 で募集される 「みんなのベスト3」 です。
 私は 2000 年から毎年参加していますが,過去はどんなアルバムを選んでいたのだろう,と振り返ってみることにしました。
 参加した際の原稿など,もちろん残してはいなかったので,師匠のHPに記録されているものを転載させていただきました。
 ついでに,若干,手を入れて,体裁を整え,ベスト3には,ジャケット写真も入れてみました。


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2019年

 悩んだ結果の「ベスト3」です。

 まずは,例年通り,今年の総括から。

 毎月,4,5 枚ずつ輸入盤を手に入れ,1 月から 12 月までで 63 枚。1 週間に 1 枚ずつ聴くという感じかな。出来るだけ,これまであまり耳にしたことのない人のアルバムを・・・そう思いながらも,やはり Scott Hamilton,Mike LeDonne,George Cables,Houston Person なんて名前を見かけると手を出してしまう。彼らのアルバムを聴くと,やはりいいなぁ,と思ってしまうし,今年出たものは,間違いなく良かった。
 そんなわけで,一旦は,5,6 枚まで絞りながら,聴きなおすとまた候補が 10 枚余りに逆戻り。ここは,間違いない彼らは,外してしまおう,と決断。
 その上で聴きなおしを再開し,まずは,2 枚決定したのだが,最後の 1 枚で悩むのは例年通りのこと。そして,最後の最後で大逆転・・・
 というわけで,今年の 「ベスト3」 です。 Live From Newport Jazz

* Janes Carter Organ Trio “Live From Newport Jazz” (Blue Note)
   James Carter(as, ss, ts), Gerard Gibbs(org), Alex White(ds).
   Rec. Aug. 5, 2018, live at Newport Jazz Festval.
   (1)Le Manoir Mes Reves (2)Melodio Au Crepuscule (3)Anouman (4)La Valse Des Niglos (5)Pour Que Ma Vie Demeure (6)Fleche d'Or

  これは,すんなり決まった一枚。
  Auguste Gusti Malha の(4) の 1 曲を除いて,他は Jean Django Reinhardt の曲なのだが・・・とてもそんな感じではない。ブラックでファンキーで,パワーあふれるエモーショナルな演奏を聴いていると,CDから汗が吹き飛んでくるようだ。本当に,こういう汗の飛び散るようなジャズを最近聴いていなかったと思ってしまう。 Bird at 100

* Vincent Herring, Bobby Watson, Gary Bartz “Bird at 100” (Smoke Sessions)
   Vincent Herring(as), Bobby Watson(as), Gary Bartz(as), David Kikoski(p), Yasushi Nakamura(b), Carl Allen(ds).
   Rec. Aug.30, 31 & Sep. 1, 2019,live at Smoke Jazz Club, NYC.
   (1)Klactoveedsedstene (2)Bird-ish (3)Lover Man (4)The Hymn (5)These Foolish Things (6)Folklore (7)Bird Live (8)April In Paris (9)Yardbird Suite

  最後の最後に選んだアルバム。12 月に買ったばかりだが,一聴,二聴して決定。
  来年が 生誕 100 年の Charlie Parker。3 人のベテラン・アルト・サックス奏者が敬愛する Bird に捧げるアルバム。(3) では Vincent Herring,(5) は Bobby Watson,(8) は Gary Bartz がそれぞれフィーチャーされ,その他では 3 人が,また,Kikoski らリズム・セクションが熱い演奏を繰り広げる。
  やはり,Charlie Parker は巨人だった,改めて確認できる一枚だ。 The Real Blue Live In Barcelona

* Ignasi Terraza Trio & Pureum Jin “The Real Blue Live In Barcelona” (Swit Records)
   Ignasi Terraza(p), Pureum Jin(as), Horacio Fumero(b), Esteve Pi(ds).
   Rec. Jul. 29, 2018, live at Jamboree, Barcelona.
   (1)Remembering Mr.Woods (2)You're My Everything (3)Grooving For Jaume (4)When Blue Gets Blue (5)Give Me Another (6)Into The Cloud (7)These Foolish Things (8)Soul Eyes (9)Joc de Mans

  一枚は,ピアノ・トリオにしようと考え,二,三枚候補を選んでいた。その中の一枚が,Ignasi Terraza Trio “High Up On The Terraza” で,ほぼ決めかけていたのだが,これまた,11 月に手に入れたこのアルバムが前作を押しのけた。
  Igansi Terraza はこのところお気に入りのバルセロナ生まれのピアニスト。ニュー・ヨークで活動しているという韓国生まれの女性アルト・サックス奏者 Pureum Jin とのライブ盤。 Terraza のピアノ・トリオは,もう理屈抜きに素晴らしいが,Pureum Jin のアルトも伸び伸びとしてなかなかいい。(1),(4),(6) が彼女のオリジナルで,(1) のタイトルのあるように,50 年代の Phil Woods あたりがルーツなんだろう。

【次点】 Trane Of Thought, Live at The Rex

* Pat LaBarbera / Kirk MacDonald Quintet “Trane Of Thought, Live at The Rex” (Cellar Live)
   Kirk MacDonald(ts), Pat LaBarbera(ts), Brian Dickson(p), Neil Swanson(b), Joe LaBarbera(ds).
   Rec. Sep. 20 and 21, 2018, live at The Rex Jazz & Blues Bar, Toronto, Canada.
   (1)On A Misty Night (2)Village Blues (3)26-2 (4)Naima (5)Impressions (6)Acknowledgement / Resolution (Movements 1& 2 from A Love Supreme)

 アメリカとカナダのベテラン・テナー奏者が John Coltrane への敬愛を示したアルバムで,だからといって,Coltrane っぽいだけの演奏ではない。Coltrane から現代に続くジャズ・テナーの流れを踏まえつつ,Coltrane のシリアスな面に入り込み過ぎないように,尊敬しつつも楽しさもこめて演奏するもの。
 Vincent Herring, Bobby Watson, Gary Bartz 盤を選んだ結果,次点になってしまったが,「ベスト3」 と遜色ないアルバム。

【特別賞】 Martial Solal のソロ・アルバム 3 枚

* Martial Solal のソロ・アルバム 3 枚

   * Martial Solal “Martial Solal Solo Piano Unreleased 1966 Los Angeles Session, Volume 1” (Fresh Sound)
   * Martial Solal “Martial Solal Solo Piano Unreleased 1966 Los Angeles Session, Volume 2” (Fresh Sound)
   * Martial Solal “My One And Only Love” (Intuition)

  3 枚とも,去年出たアルバムで,1966 年のソロ・アルバム 2 枚と 2017 年に録音されたソロ・アルバム。両者の間には,約 50 年の時の隔たりがあるが,それを感じさせない Martial Solal のジャズ魂が伝わってくる。

 というわけで,今年は,サックス入りアルバム 3 枚という結果になった。 言及できなかった候補アルバムも多く,今年も素晴らしいアルバムが多かった。 アメリカで生まれたジャズが,今や,世界中に広まり,才能あるミュージシャンが数多くいる。 だけど,どんどんアルバムという 「形」,「物」 ある 「作品」 が減少しているし, BGM 的なリスナーはいても,「音楽」 として向き合うジャズ・ファンも減ってきているようだ。 そんな中で,残したい 「ジャズ」 を選ぶ 「ベスト3」 企画は,有意義なものだと思っています。

(2019.12.28.)


2018年

 今年最後のCDの仕入れを終わり,ようやく「ベスト3」を決定しました。 まずは,例年通り,今年の【総括】から。

 今年も,月に一度,4,5 枚ずつ,輸入盤中心に手に入れて,数えてみると,61 枚でした。まったく初めて見る名前から,大ベテランのおなじみの人まで,様々とはいうものの,別に,試聴したわけでもないのに,やはり,私の好みが如実に表れている選択でした。
 それでは,ベスト3です。 92 Years Young: Jammin' At The Gibbs House

* Terry Gibbs “92 Years Young: Jammin' At The Gibbs House” (Whaling City Sound, wsc 092)
   Terry Gibbs(vib), John Campbell(p), Mike Gurroda(b), Gerry Gibbs(ds).
   Rec. Apr., 2016.
   (1)Back Home In Indiana (2)Yesterdays (3)The Shadow Of Your Smile (4)What's New (5)Take The"A"Train (6)Blues For Hamp (7)I'm Getting Sentimental Over You (8)Between The Devil And The Deep Blue Sea (9)Autumn Leaves (10)Yardbird Suite (11)All The Things You Are (12)Just Some G Minor Blues (13)Imagination (14)Here It Is (15)Closing Remarks
   1924 年 10 月 13 日生まれ。2016 年 4 月の録音時で 92 歳。しかし,まったくそんな年齢とは思えない Terry Gibbs のエネルギーに満ちたアルバムだ。ライナーによれば,息子の Gerry Gibbs が,この居間でジャムったらどうだろう,とサジェストしたことから生まれたアルバムのようだ。それにしても,どれも若々しい演奏で,アップ・テンポから情感豊かなバラードまで,なまじの若手より元気があり,かつ経験に基づいた深い味わいがある。まさに 92 years old ではなく,92 years young だ。
Masters In Bordeaux

* Martial Solal & Dave Liebman “Masters In Bordeaux” (Sunnyside, SSC 1489)
   Dave Liebman(ts), Martial Solal(p).
   Rec. Aug. 4, 2016, live at Jazz & Wine Festival Bordeaux, Chateau Guiraud.
   (1)All The Things You Are (2)Night And Day (3)Solar (4)What Is This Things Called Love (5)On Green Dolphin Street (6)Lover Man
   去年の 10 月頃に見かけて,ずっと気になっていたのだが,11,12 月と探したがなかったので, もう売れてしまったかと思っていたら,年が変わっての 1 月に再び出てきた。 残っていたのか,キャンセルがあったのか・・・どっちでもいい。ともかく即,手に取る。で,早速,聴いてみると,これが素晴らしい。曲名だけ見ると,ありきたりのスタンダード集かとも思ってしまうが,あにはからんや,ただのスタンダード集ではない。さすが大ベテラン,大御所 2 人のデュオだ。一筋縄ではいかない。スタンダードの香りをしっかり残しつつも,2 人の持つ感性と情熱が 互いに高めあいながら,より大きな世界を作っていくようだ。
   1927 年生まれの Martial Solal だから,この録音時,89 歳! とてもそんな年齢を感じさせない瑞々しさがある。
   Dave Liebman,1946 年生まれだから,70 歳! まだまだ若々しく刺激的なソプラノとテナーを聴かせてくれる。もっと早く聴いていれば,去年の 「ベスト3」 に間に合っただろうが・・・
Jazz At The Club Live

* Scott Hamilton “Jazz At The Club Live - From Societeit de Witte” (O.A.P Records, OAPR 1802)
   Scott Hamilton(ts), Francesca Tandoi(p, vo: *), Hans Mantel(b), Frits Landesbergen(ds).
Rec. Apr. 18, 2018, live at Societeit de Witte, Hargue, Netherlands.
(1)Yours Is My Heart Alone (2)The Sheik Of Araby (3*)Matbe You'll Be There (4)Blue 'N' Boogie (5)How Deep Is The Ocean (6)Old Folks (7*)Estate (8)I'll Remember April
 Scott Hamilton のオランダでのライブで,このところの快調さを存分に聴かせてくれる。ピアノの Francesca Tandoi が 2 曲のバラードでヴォーカルを聴かせるが,これも素敵だ。ピアノは水準の出来だが,ヴォーカルがいいので,2 曲だけとは惜しい気がする。
    ところで,Scott Hamilton,かれこれ 40 年ほどのキャリアで,写真を見ると,けっこう歳取ったな・・・と思ってしまうが,よくよく考えれば,1954 年 9 月 12 日生まれだから,64 歳になったばかり。私の 1 歳年上というだけだ。まだまだ,素晴らしい演奏を聴かせてくれそうだ。同じメンバーでのスタジオ録音の “Blue 'N' Boogie” (O.A.P. Records, OAPR 1803) も甲乙つけがたく,2 枚の合わせ技一本ということにした。

【次点】 Coming Home

* Maciek Pysz, Daniele di Bonaventura “Coming Home” (Caligola, 2232)
   Maciek Pysz(ac-g, el-g: 7, 11), Daniele di Bonaventura(bandneon, p: 2, 5, 6, 10).
   Rec. May. 11, 12 & 13, 2017.
   (1)Lights (2)Blue Tango (3)Nadir (4)Streets (5)Intro (6)Tango (7)Paquito (8)Tree (9)I Gazzillori (10)More & More (11)Coming Home
   バンドネオンとギターのデュオというのは,ちょっと興味津々。どちらの楽器も管楽器のような派手さはない。
   バンドネオンといえば,私などは大好きな Astor Piazzolla を思い出すが,マイナーな楽器だろう。ギターの方も,聴いてみるとアンプを通さないクラシック・ギターの方が主だ。その両者が奏でる音楽は,哀愁に満ち満ちたもの。
   Piazzolla のようなタンゴを想像していたが,そうではない。録音されたのはイタリア北部の Cavalicco という町のスタジオだが,印象としては,ジプシー音楽のような,ヨーロッパの民衆の間に伝承されてきたようなイメージだ。
   なんとも沁みこんでくる。アンプを通したギターやピアノでの演奏も数曲あるが, 全編,アコースティック・ギターとバンドネオンでも良かったような気もするが・・・
   それらも,ちょっとしたアクセントにはなっているか。

【特別賞】 Musical Prophet

* Eric Dolphy “Musical Prophet” (Resonance,HCD-2035)
   “Iron Man” と同じ時の Jul, 1 & 3, 1963 の録音の未発表などを 3 枚組にしたアルバム。改めて,Eric Dolphy のスゴサを感じるばかり。Richard Davis の存在も欠かせないとわかる。
   (3 枚組なので,細かいデータは割愛しました。「モダン・ジャズの世界」 の方で,紹介します。)


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2017年

 今夜,一気に決めてしまいました。

 【今年の総括】
 今年も,毎月 4, 5 枚ずつ主に新譜を購入しました。数年前に出たものも何枚かはありますが・・・。結果,65 枚の収穫。そのほとんどは,いつも行くお店で手に入れましたが,運悪く財布の中身が足りなかったものなどをネットで見つけて注文したものも,今年は 15 枚以上ありました。また,輸入盤ばかりだったことも,特徴的な一年だったかもしれません。
 いつものことながら,オーソドックスなアルバムが多く,これまでにも何枚か持っている人の新譜が半分以上。名前の知らない人を聴くというより,ある程度,演奏内容も察しがつくようなアルバムに向かってしまう傾向が強くなってきたようです。

 今年の夏から,「アルバム・ジャケットの世界」 を再開し,稚拙な雑文書きをしていますが,その影響で,長い間聴いていなかった棚に眠っていたアルバムを聴きなおすことも多かった一年になりました。買った時に一度聴いただけで終わっていたアルバムも,時間を経て聴きなおすと思わぬ発見があったり,印象がずいぶん変わってしまったりして,たまには,こういうこともしなくては,などと思いました。ただ,なかなかそういうきっかけがないので,やはりなにか 「テーマ」 がないと,以前のアルバムを聴きなおすことができないですね。

 それでは,今年の「私のベスト3」です。いつものことですが,順不同です。

Royal At Le Duc

 * Gary Smulyan Quartet “ROYALTY at Le DUC” (Groovin' High, SSC 4751)
    Gary Smulyan(bs), Olivier Hutman(p), Michel Rosciglione(b), Bernd Reiter(ds).
    Rec. Nov. 25, 2015, live at Le Duc Des Lombards, Rue Des Lombards, Paris.
    (1)Thedia (2)The Star-crossed Lovers (3)Cindy's Tune (4)Serenity 
    (5)Elusive (6)Laura (7)Body And Soul

 どうしても,たまに聴きたくなるのが,バリトン・サックスの腹の底を抉るような音。ライブだけに一層熱い熱い演奏になっています。バラードも情感たっぷりで,しみわたってくる。圧巻はラストの 《Body And Soul》。その前の 《Laura》 がじんわり来るバラードだったので,バラードが続くのかと思ったら・・・豈図 (あにはか) らんや,急速調の 《Body And Soul》 とは・・・。これは,素晴らしい反則だ!
 実はこのアルバム,今年の 3 月くらいだったと思うが,買い逃してしまっていたもの。まさかないよなぁ,と思いながらネットで検索したら,「在庫僅か」 という・・・あった! というわけで,思わず注文したものです。やはり逃がした魚は大きかったんだと,改めて確認したしだい。
 ピアノの Olivier Hutman ももう 10 年以上前に一枚リーダー作を買ったことがありますが,叙情的,繊細なピアニストだったと記憶していました。それが,Smulyan の 「剛」 に対して 「柔」 という感じで意外にうまく噛みあっています。
Let's Groove

 * Cory Weeds “Let's Groove: The Music Of Earth Wind & Fire” (Cellar Live, CL041017)
    Cory Weeds(as), Steve Kaldestad(ts), Mike LeDonne(org), Dave Sikula(g), Jason Tiemann(ds), Liam MacDonald(perc).
    Rec. Apr. 10, 2017.
    (1)Let's Groove (2)Getaway (3)Devotion (4)You And I (5)The Way Of The World 
    (6)Imagination (7)Shining Star (8)Kalimba (9)After The Love Is Gone

 R & B の Earth Wind & Fire の曲集。なんでも Mike LeDonne のアイデアだという。アルバム・リーダーの Cory Weeds は,Cellar Live のオーナーで,いいテナーすが,その彼が今作ではアルトを演奏しています。テナーは Steve Kaldestad。この人も王道を行くテナー。その2人をフロントに,Mike LeDonne のオルガンが冴えています。聴く前は,EW & F とジャズの組み合わせということで,ちょっと心配もしましたが,そんな杞憂は見事に吹っ飛ばされるアルバム。オルガンもたまに聴きたくなる楽器のひとつですね。

 
Talking Strings

 * Dado Moroni, Luigi Tessarollo “Talking Strings” (Abeat, AB JZ 160)
    Dado Moroni(p), Luigi Tessarollo(g).
    Rec. Apr. 2, 2016.
    (1)Gershwin Suite : An American In Paris / Lady Be Good / Embraceable You / Fascinating Rhythm 
    (2)Summertime (3)It Might As Well Be Spring (4)First Smile 
    (5)Funkallero (6)Darn That Dream (7)Secret Love (8)The Blues 
    (9)Look For The Silver Lining (10)Adriano (11)How Deep Is The Ocean

 Dado Moroni のピアノと Luigi Tessarollo のギターのデュオ・アルバム。Moroni の (4),Tessarollo の (10),Bill Evans の (5) 以外は,おなじみのスタンダード。しかし,これが単なる耳障りのいいスタンダード曲集じゃない。ジャズの伝統をしっかり踏まえつつ,お互いが,ソロとバッキングで刺激しあい,実にスリリングな演奏になっています。こりゃ,ホントにいいわ。癒し系ですね。

 【次点】
 以上,できるだけみなさんと被らないように,かつ私好みのオーソドックスな演奏のアルバムを選んでみました。ただ,どうしても,最後まで悩んだアルバムを 【次点】 として出しておきます。 Yesterdays

 * Enrico Pieranunzi, Mads Vinding, Alex Riel “Yesterdays” (Stunt, STUCD 17072)
    Enrico Pieranunzi(p), Mads Vinding(b), Alex Riel(ds).
    Rec. Nov. 11, 1997, live at Copenhagen Jazzhouse.

 このアルバムを聴いた時に,これは今年の 「ベスト3」 に入ると確信したアルバム。かっての “The Kingdom” (Stunt, STUCD-19703) との合わせ技で必ず入れようと思っていました。あれから早 20 年。もうすでに,何人かの方がこのアルバムを選んでおられるので,私が出すまでもない・・・と,「次点」 にしました。ただ,やはり,スタジオ録音の “The Kingdom” ともども,記録には残しておきたいアルバムでしょう。
Duke's Dream

 * Enrico Pieranunzi, Rosario Giuliani “Duke's Dream” (Intution, INT 3445 2)
    Enrico Pieranunzi(p, el-p: 3, 10), Rosario Giuliani(as, ss: 8).
    Rec. Mar. 7-9, 2016.

 デュオ・アルバムとして,Dado Moroni, Luigi Tessarollo 盤とどちらにしようかと最後まで悩みました。Enrico Pieranunzi の実力・人気も含めて,もう何も言わなくてもいいだろう,ということで,あえて 「次点」 にしました。
The Things We Did Last Summer

 * Champian Fulton & Scott Hamilton  “The Things We Did Last Summer” (Blau Records, Blau 018)
    Scott Hamilton(ts), Champian Fulton(p, vo), Ignasi González(b), Esteve Pi(ds).
    Rec. Apr. 1, 2017, live at Espai de la Música Mestre Vils (Benicàssim). 2017-09

 今年初めて Champian Fulton というピアニストを知りました。まだまだ若い女性ピアニストですが,初めて聴いた “Speechless” (Posi-tone, PR8165) というアルバム,1曲目を聴いた感じでは,ありゃ,これは Erroll Garner じゃないか・・・2曲目以降も,Red Garland を彷彿とさせるようなスタイル。その彼女,1985 年生まれというから驚き。なんで,この時代に,その若さでこのスタイル?! しかも,ヴォーカリストでもあるということを知り,すぐに出てきたのが,このアルバム。モダン・スイングの Scott Hamilton となら相性はいいでしょう。ここでは,5 曲歌っています。

(2017.12.28.)


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2016年

 ともかく,ベスト3を決めました。

 いつものように,今年の総括から。

 毎月4,5枚のペースはいつもどうりで,つい最近買ったものまで含めると,新旧合わせて54枚でした。
廉価盤の再発ものも9枚ありますが,出来るだけ新しいものを心がけました。
 そうは言っても,数年前のように冒険することが少なくなって,このメンバーなら,あんな感じかな・・・と予想できそうなものが多かったようです。
 演奏曲も,オリジナルばかりというより,1,2曲なじみの曲が入ってる方についつい手が伸びる傾向にありました。
 どうも,気を張って,刺激的なものを聴くと疲れてしまうので,どうしてもオーソドックスなものを気楽に聴くようになってしまったようです。

 では,ベスト3です。(順番は,入手順です。) Jersey Cat

 * Freddie Hendrix “Jersey Cat” (Sunnyside, SSC 1435)
   Freddie Hendrix(tp, flh), Bruce Williams(as, fl), Abraham Burton(ts),
   David Gibson(tb), Brandon McCune(p), Corcoran Holt(b), Cecil Brooks V(ds).
   Rec. Dec. 19, 2010.
   (1)St.Peter's Walk (2)You Don't Know What Love Is (3)The Journey Man
   (4)Jersey Cat (5)On The Rise (6)Madeira Nights (7)Hubtones (8)Invitation
   (9)Whims Of A Waltz (10)Peace (11)JC Reprise

   上半期ベスト3に選んだ一枚で,オフ会にも持って行ったものです。
  初めて聴くラッパですが,なかなか活きのいい溌剌としたラッパです。
フロントの4管のそれぞれのソロも素晴らしい。ピアノもいい。
久しぶりに,直球勝負のハード・バップ。
  フリューゲル・ホーンのワン・ホーンでの 《You Don't Know What Love Is》 も情緒あふれる。

The Candy Men

 * Harry Allen's All Star New York Saxophone Band “The Candy Men” (Arbors Records, ARCD 19450)
   Harry Allen(ts), Eric Alexander(ts), Grant Stewart(ts), Gary Smulyan(bs),
   Rossano Sportiello(p), Joel Forbes(b), Kevin Kanner(ds).
   Rec. Aug. 19 & 20, 2015.
   (1)Four Brothers (2)The One For You (3)How Are Things In Glocca Morra?
   (4)After You've Gone (5)I Wished On The Moon (6)Blues In The Morning
   (7)I Can See Forever (8)The Red Door (9)The Candy Man
   (10)So There (11)Nobody's Heart (12)The Party's Over

   今をときめく3人のテナーにバリトン。それで,いきなり演奏されるのが,気持ちいいアンサンブルにで 《Four Brothers》。
  3者の持ち味を出すソロ。Gary Smulyan のバリトンも,グイグイきます。
  今年の私の好みを象徴するようなアルバムでしょうか。

Latin American Songbook

 * Edward Simon “Latin American Songbook” (Sunnyside, SSC 1418)
   Edward Simon(p), Joe Martin(b), Adam Cruz(ds).
   Rec. Aug. 10-12, 2015.
   (1)Libertango (2)Alfonsina Yel Mar (3)Capullito (4)Volver
   (5)Gracias A La Vida (6)Chega De Saudade (7)En La Orilla Del Mundo

 ベネズエラ出身の Edmond Simon。ルーツでもある,南米の音楽をトリオで演奏。
  といって,ラテンっぽさはあまりなく,むしろ洗練されたピアノ・ジャズになっています。
   一曲目が,私の好きな Piazzola の名曲で,これで一気に引き込まれました。

 次点というか,候補になった中に,Jacky Terrasson のピアノとのデュオ・アルバムや
Jesper Thilo のドラムレストリオ・アルバムなどもありました。ただ,ドラムスがないとなにか物足りない感じもします。
 その他では,Benny Carter 曲集や Tadd Dameron 曲集もあり,なかなか捨てがたいものでした。

 以上,今年のベスト3でした。


2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019


2015年

 とりあえず,今年のベスト3を提出します。

 例によって,今年の総括から。
今年も,月に4,5枚ずつ購入しました。
新旧合わせて,56枚。

 できるだけ新譜をとは思っていますが,あいかわらずの円安傾向で,輸入盤が少々お高い。
 いつも買ってるお店は,個人営業のジャズ専門店ですので,以前から,大手に比べると若干お高めです。
 ただ品揃いは,大手にはないレアなものもあり,重宝しています。
 しかし,やはりお高い・・・
 一時,そのお店には行かなくなりましたが,やはり,品揃えは素晴らしく,結局,また毎月,足を運ぶことになりました。

 国内盤では,税抜きで1000円という再発盤がたくさん出ていました。
 レアなものもあって,10数枚は手に入れました。
 こういう再発の傾向は,このところずっと続いていますが,今後も続くのでしょうか。

 さて,ベスト3です。
 結局,よく聴いたアルバムになりました。
 では,購入順で・・・ Live At The Olympia - June 27, 2012

 * Ahamad Jamal featuring Yusef Lateef “Live At The Olympia - June 27, 2012” (Jazz Village, JV 570053.55)
    Ahmad Jamal(p), Reginald Veal(b), Herlin Riley(ds), Manolo Badrena(perc), Yusef Lateef(* ts, fl, vo).
    Rec. Jun. 27, 2012, live at L'Olympia, Paris, France
    CD 1
    (1)Autumn Rain (2)Blue Moon (3)The Gypsy (4)Invitation (5)I Remeber Italy (6)Laura (7)Morning Mist (8)This Is The Life
    CD 2
    (1*)Exatogi (2*)Masara (3*)Trouble In Mind (4*)Brother Hold Your Light (5)Blue Moon (6)Poinciana

 CD2枚組みにDVD1枚の3枚組。
 CDに収められている演奏がすべてDVDで見ることができる。御年84歳の Ahmad Jamal のエネルギッシュな演奏には脱帽。
 CDで聴くより,DVDでライブの様子を見るのがいい。  Yusef Lateef の参加している4曲など,CDで聴くと,なんかどうでもいい感じですが,
 映像を見ながら聴くと,存在感があります。

BrotherLee Love

 * Terell Stafford “BrotherLee Love” (Capri Records, #741388-2)
    Terell Stafford(tp), Tim Warfield(sax), Bruce Barth(p), Peter Washington(b), Dana Hall(ds).
    Rec. May 19, 2014.
    (1)Hocus Pocus (2)Mr.Kenyatta (3)Petty Larceny (4)Candy (5)Yes I Can, No You Can't (6)Favor (7)Stop Start (8)Carolyn (10)Speedball

 私のお気に入りのトランペッター。
 タイトル通り,Lee Morgan を讃えたアルバム。
 Terell Stafford のオリジナル (6) と Lee Morgan ゆかりの (4) 以外は,Lee Morgan の曲です。
 Lee Morgan のファンキーさ,カッコ良さに,Terell Stafford の独自性を付け加えて,もう往年の Blue Note 盤を彷彿とさせるような熱気に包まれた演奏が繰り広げられます。
 (4) では,ワン・ホーンで情感たっぷりのバラード・プレイも。  久々に Terell Stafford の溌剌としたラッパが聴けました。

Live In Studio

 * Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio “Live In Studio” (Whaling City Sound, WCS 076)
    Kenny Barron(p), Ron Carter(b), Gerry Gibbs(ds), Roy Hargrove(tp, flh: 5, 7, 11, 16), Cassandra Wilson(vo: 3, 7, 13).
    Rec. May 13 & 14, 2015.
    (1)Wives And Lovers (2)The Summer Knows (3)The Look Of Love (4)Spartacus Love Theme (5)On A Clear Day (6)The Surrey With The Fringe Top (7)Alfie (8)Watch What Happens (9)Theme From A Man And A Woman (10)Cast Your Fate To The Wind (11)What A You Doing The Rest Of Your Life? (12)More (13)Watch What Happens (14)Music To Watch The Girls Go By (15)Girl Talk (16)Charade

 初めてのドラマーですが,なかなか安定感があります。
  しかし,中でもすごいのは,絶好調の Kenny Barron。
  次々に溢れてくるメロディーが素晴らしい。
  それに数曲に参加する Roy Hargrove と Cassandra Wilson も存在感を示します。
  選曲も,映画音楽が多く,なかなか楽しめます。


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2014年

 今年の「ベスト3」をやっと決めました。

 まずはいつも通り今年の総括から。
 今年も,毎月数枚ずつ購入し,今日までに,59枚。
 このうち,比較的新しいのは,34枚。
 それ以外は,最近,たくさん出ている廉価盤での旧譜。
 CDもお安くなりました。
 ただ,輸入盤は,円安の影響か,やや割高になった気がします。

 それでは,ベスト3を順不同で。 Time And Time Again

 * The Cookers “Time And Time Again” (Motema, MTA-CD-159)
   Eddie Henderson(tp), David Weiss(tp), Donald Harrison(as), Billy Harper(ts), George Cables(p), Cecil McBee(b), Billy Hart(ds).
   May 5 & 6, 2014.
   (1)Sir Galahad (2)Reneda (3)Slippin' And Slidin' (4)Double Or Nothing
  (5)Farewell Mulgrew (6)Three Fall (7)Time And Time Again (8)Dance Of The Invisible Nymph
  (9)Dance Eternal Spirits Dance
 曲目は,メンバーのオリジナル。
 曲目によってアレンジは,Billy Harper と David Weiss が担当している。
 とても4ホーンプラス リズムとは思えないアンサンブルとメンバーの熱いソロが聴けます。

Flying Over Rio

* Harry Allen's All-Star Brazilian Band “Flying Over Rio” (Arbors Records, ARCD 19425)
  Harry Allen(ts), Klaus Mueller(p), Guilherme Monteiro(g), Nilson Matta(b),
Duduka Da Fonseca(ds), Maucha Adnet(vo: *).
  Dec. 17-18, 2013.
  (1*)Double Rainbow (2)A Ship Without A Sail (3)The Night Has A Thousand Eyes
  (4*)Bonita (5)The Girl From Ipanema (6)Bute Papo (7)Copacabana (8)Tristeza De Nos Dois
  (9*)Eu e a Briza (10)Mojave (11)Flying Over Rio (12)Serra de Estrella
  (13*)Lamento No Morro (14*)Piano Na Mangueirra (15)Love Dance
 Harry Allen でブラジル音楽。
 彼のテナーがいいのは,わかるけど,5曲での Maucha Adnet ヴォーカルも心に沁みます。

New Jazz Standards

* Sam Most “New Jazz Standards” (Summit, DCD 630)
  Sam Most(fl : 1, 3, 4, 5, 7, 11, 12, a-fl : 9, cl : 10, vo, scatting : 6,
  bs : 2, 8), Christian Jacob(p), Kevin Axt(b), Santo Savino(ds),
  Leddie Garcia(perc : 5, 7, 12).
  Jan. 12, 2013.
  (1)Bouncing Off The Blues (2)Scatasplangalang (3)Not A Sonata In Eb
(4)Dear Laffayette (5)Samba De Nise (6)Is That Asking Too Much
(7)Waking Up Is Hard To Do (8)Blues Mix (9)I Knew All Along
(10)Splatter On The Platter (11)Plight Of The Pleebes (12)Twinkleing Eye
 おそらく,Sam Most のラスト・アルバムでしょう。
 フルートだけでなく,スキャットやバリトン・サックス,クラリネットも披露していて,ちょっと散漫な感じともいえなくないけど,
 82 歳でそこまでチャレンジするという意欲作ともいえる。そっちをかって,ベスト3に加えました。

Swingin' On The Korner

【特別賞】
* Red Garland “Swingin' On The Korner: Live at Keystone Korner” (Elemental, EM5990426)
  Red Garland(p), Leroy Vinnegar(b), Philly Joe Jones(ds).
  Dec. 6-10, 1977
  CD1:(1)Love For Sale (2)I Wish I Knew (3)It's Impossible (4)Billy Boy
  (5)Dear Old Stockholm (6)If I'm Lucky (7)Blues In Bebop (8)On Green Dolphin Street
  CD2:(1)Straight No Chaser (2)On A Clear Day (3)The Christmas Song
  (4)The Best Things In Life Are Free (5)Never Let Me Go (6)Autumn Leaves
  (7)Bag's Groove (8)It's All Right With Me / The Theme
 これまで,この時のライブは,Leroy Vinnegar のモノラル・カセット・デッキで録音された Red Garland “KEYSTONES !” (Xanadu, CRCJ-5009)と
 ライブ録音されていた Red Garland “GROOVIN' RED” (Key'stone, VACY-1012) の2枚がありましたが,今回は,同じ時のライブで,音質もまずまず。
 Red Garland 自身の出来は,絶好調とはいえませんが,貴重な録音です。
 また,これまで,1977 年 5 月とされていたライブの時期が,同年の 12 月 6 - 10 日であるとされた。オーナーだった Todd Barkan がこのアルバムに関わっているからこちらが正しいと思われます。


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2013年

 ようやくベスト3を決めました。

 では,まずは,【今年の総括】から。
 今年も例年通り,毎月数枚ずつ購入し,全部で63枚。
 そのうち数枚は,今まで持っていなかった Blue Note 盤などで,
ショップで千円以下で売っていたもの。
 再発物が廉価盤として千円前後で売っているのも近年の流行でしょうか。
その影響もあって,輸入盤の再発物も安く売られていました。
 ところで,新しいところでは,上半期ベスト3で紹介されたものを,数枚購入しましたが,
やはり,みなさんの選択は素晴らしくどれも聴き応え十分でした。
 そうしたものも,最初は,ベスト3の候補にしましたが,やはり自分らしさを出すために,
上半期でみなさんが紹介されたものは候補から外しました。
 そんな中で,やっぱり今年一番良く聴いたものを選択。これで2枚はすんなり決まりましたが,3枚目で難航したのはいつもどおり。
 結局,今年最後に数日前に購入したものから3枚目が決まりました。

 では,ベスト3です。 Night Fall

 * Sigurdur Flosason “Night Fall” (Storyville, 101 4280)
   Sigurdur Flosason(as), Kjeld Lauritsen(org), Jacob Fischer(g), Kristian Leth(ds).
   Aug. 14 & 15, 2012.
   (1)These Foolish Things (2)For You, For Me, For Evermore (3)Angel Eyes
   (4)The Touch Of Your Lips (5)Skylark (6)Tea For Two (7)Too Late Now
   (8)Why Try To Change Me Now (9)I Only Have Eyes For You (10)Young At Heart
  アイスランドのアルト奏者で,現在の Paul Desmond といったところか。
  オルガン,ギター,ドラムスとのカルテットで,柔らかくしなやかな演奏を聴かせてくれます。
  疲れたときなどに癒された一枚となりました。

EVAN

* Antonio Faraò “EVAN” (Cristal, PCD-95744)
   Joe Lovano(ts, ss), Antonio Faraò(p), Ira Coleman(b), Jack DeJohnette(ds), Judi Silvano(voice).
   Mar. 2013.
   (1)Another Way (2)Evan (3)So Near (4)Per Caso (5)Riflessioni
   (6)Roma Nun Fa La Stupida Stasera (7)Giant Steps (8)Tough (9)Two Faces
  Faraò の次男に捧げたアルバムで,前作の長男に捧げたアルバム “DOMI” がピアノ・トリオだったのと違い,
  ここでは,Joe Lovano のテナーとソプラノが入る。
  Faraò の美しくも繊細なピアノと Lovano の鋭く切り込んでくるサックスがうまく溶け合い素晴らしい演奏になっていました。とりわけ刺激的な最後の3曲は良かった。

The Golden Circle

* Rosaario Giuliani, Fabrizio Bosso, Enzo Pietropaoli, Marcello Di Leonardo “The Golden Circle” (Via Veneto Jazz, VVJ 086)
   Fabrizio Bosso(tp), Rosario Giuliani(as), Enzo Pietropaoli(b), Marcello Di Leonardo(ds).
   Mar. 2013.
   (1)Congeniality (2)Peace (3)Free (4)For Ed Blackwell (5)The Golden Circle
   (6)Chronology (7)Lonely Woman (8)Ramblin' (9)Invisible (10)Caffeine (11)Jayne
  結局3枚目は,先日買ったばかりの一枚。一聴してガツンときました。
  Ornette Coleman へのトリビュート作品で,4人の緊密な演奏で,Ornette Coleman の曲が今に蘇りました。

The Unissued Cafe Bohemia Broadcasts

【特別賞】
* Miles Davis “The Unissued Cafe Bohemia Broadcasts” (Domino, 891221)
   Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Red Garland(p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds).
   Miles Davis(Tp), John Coltrane(ts), Bill Evans(p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds).
   Sep, 29, 1956,Apr. 13, 1957,May 17, 1958,Nov. 1958,Feb, 21, 1953
  いつものことながら,またまた出た Miles Davis の未発表音源。今回は Cafe Bohemia からのライブの放送音源で,Red Garland 在籍時9曲と Bill Evans 在籍時の5曲,それに他に2曲。
  まあ,いつまでもいろいろ出てくるので,Miles Davis もチェックし続けなくちゃなりませんわ。


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2012年

 今年のベスト3,決めちゃいました。

【今年の総括】
 今年は,とりあえず毎月アルバムを買って,新旧取り混ぜて50枚ほど。
 改めて今年手に入れたものを見てみると,中には,CD4枚にLP8枚を収録したセットものを2組買ったりしてますし,Miles Davis の5枚組なんてのも。
 こういうの,最近,多いですよね。きっちりその傾向に乗せられちゃいました。
 それ以外では,意外と,ドラマーがリーダーのアルバムを買ってました。
 Andrew Dickerson,Jeff Hamilton,Albert Tottie Heath,Lewis Nash,Alex Riel と5枚。どれもなかなか良かった。
 ただ下半期,新譜に食指をそそられるものが少なかったような印象もあります。

 では,ベスト3です。 FULL HOUSE

 * Alex Riel Special Quartet “FULL HOUSE” (Storyville, 1014276)
   George Robert(as), Dado Moroni(p), Jesper Ludgaard(b), Alex Riel(ds).
   Sep. 12, 2010, live at The Original Jazzhus Montmartre, Copenhagen.
   (1)Just Friends (2)Body And Soul (3)Impressions (4)Chiming In 
   (5)Like Someone In Love (6)Old Folks (7)Sandu
  Alex Riel の 70 歳の誕生日を祝う Special Quartet でのライブ盤。
  George Robert のアルトがなかなかハードにせまってくるし,Dado Moroni のピアノも負けていない。中でも,《Impressions》 での George Robert が素晴らしい。
  Jesper Ludgaard のアルコ・ソロも聴ける 《Sandu》 でのメンバーのリラックスした演奏もいい。とても特別編成とは思えない演奏です。 THE HIGHEST MOUNTAIN

* Lewis Nash Quintet “THE HIGHEST MOUNTAIN” (Cellar Live, CL091811)
   Jeremy Pelt(tp, flh), Jimmy Greene(ts, ss), Renee Rosnes(p), Peter Washington(b),Lewis Nash(ds).
   Sep. 16, 17 & 18, 2011, live at Cory Weeds' Cellar Jazz Club, Vancouver.
   (1)Teddy (2)From Here To A Star (3)Y Todavia La Queiro (4)The Highest Mountain 
   (5)Goodbye (6)Blues Connotation (7)Arioso (8)Ain't Nothin' Nu (9)Eronel
  こちらは,クインテット。2管のアンサンブルといい,Jazz Messengers を髣髴とさせる演奏で,
  Jimmy Greene のテナーといい,いつもクールな印象のある Jeremy Pelt もいつになく熱くなる。 For Bill

* Thomas Clausen, Chuck Israels with Kresten Osgood “FOR BILL” (Music Mecca, CD 5080-2)
   Thomas Clausen(p), Chuck Israels(b), Kresten Osgood(ds).
   Oct. 7, 2003.
   (1)Let's Face The Music And Dance (2)Some Other Time (3)Minor Tributary (4)I Fall In Love Too Easily
   (5)People Will Say We're In Love (6)Summertime (7)Solar (8)Social Call (9)For Bill
  この数年,Chuck Israels の名前をよく見かけるのは,私だけでしょうか。
  私などは,Red Garland マニアではありますが,ジャズ・ピアノといえば,Bill Evans という世代と言えるかもしれない。
  Scott LaFaro の後を受けた Chuck Israels。LaFaro のようなインパクトはないけど,安定感のある Israels 時代の Bill Evans も好きだ。
  というわけで,Bill Evans の残像を感じつつ,Clausen の個性も感じられるこのアルバムをベスト3に入れました。 Red Sparkle

【次点】
* Jeff Hamilton “Red Sparkle” (Capri, 74114-2)
   Tamir Hendelman(p), Cristoph Luty(b), Jeff Hamilton(ds).
   ?
   (1)Ain't That A Peach (2)Bye Ya (3)On And On (4)Hat's Dance (5)Too Marvelous For Words
   (6)Laura (7)A Sleeping Bee (8)Red Sparkle (9)I Know You Oh So Well (10)In A Ellingtone
  こちらは,上半期ベスト3から残った1枚。これまた,純正ハードバップ。
  こういう直球のピアノ・トリオも捨てがたい。最後まで,悩んだ一枚。 Come Sunday

【特別賞】
* Charlie Haden, Hank Jones “Come Sunday” (EmArcy)
   Hank Jones(p), Charlie Haden(b).
   Feb. 2 & 3, 2010.
   (1)Take My Hand, Precious Lord (2)God Rest Ye Merry, Gentlemen (3)Down By The Riverside
   (4)Going Home (5)Blessed Assurance (6)It Came Upon The Midnight Clear (7)Bringing In The Sheaves
   (8)Deep River (9)Give Me That Old Time Religion (10)Sweet Hour Of Prayer (11)The Old Rugged Cross
   (12)Were You There When They Crucified My Lord (13)Nearer My God To Thee (14)Come Sunday
  Hank Jones が亡くなる3ヶ月前に録音したこのアルバム。上半期でも特別賞にしましたが,しみじみとした演奏がじんわりと心にしみこんできます。


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2011年

【今年の総括】
去年から,プライベートでいろいろあって,ジャズのCDを購入することが,ほとんどできませんでした。
それでも,これまでに手に入れていたLPやCDを聴いていて,なんにせよ,私はジャズが好きなんだ,とあらためて確認しました。
今年は,つい先だって,5枚ばかり手に入れましたが,それが今年のすべてです。
1年半以上,CD屋さんにも近寄らなかったのですが,久しぶりに店に入り,しばらく,ぼんやり新しいアルバムのジャケットを眺めていると,忘れていた感覚が甦りました。
「勘」 とでも言うのでしょうか,自分の好みにあったアルバムが,私を呼んでいる・・・
そういう 「勘」 が残っていることが,何かしら,嬉しかったものです。

というわけで,「ベスト3」 です。 Playing Bacharach

*Aisha Ruggieri Quartet “Playing Bacharach” (Geco, 100/005)
  Aisha Ruggieri(p), Gianluca Carollo(tp, flh), Edu Hebling(b), Mauro Beggio(ds).
  Dec. 2009.
イタリアの女性ピアニストが,トランペット,フリューゲル・ホーンの Gianluca Carollo をフィーチャーしたワン・ホーン・アルバム。
ありそうであまりない Burt Bacharach 曲集を録音したアルバム。
全10曲中,Ruggieri のオリジナル2曲以外は,Bacharach の曲だけど,カーペンターズでおなじみの 《Close To You》 にしても,甘さを殺した渋いジャズに仕上げています。
Something Beautiful

*Eric Reed “Something Beautiful” (WJ3, WJ3 1009)
  Eric Reed(p), Reuben Rogers(b), Rodney Green(ds).
  Dec. 22, 2009.
Eric Reed は,去年も,ベスト3にあげたかも。
今さら,彼を紹介しなくても,一定の評価はあるでしょう。
久しぶりに,キレのいいピアノ・トリオをじっくり聴きました。
L'hymne à L'amour

*Richard Galliano “L'hymne à L'amour” (Cam Jazz, CAMJ-7799-2)
  Richard Galliano(accordion), Gary Burton(vib), George Mruz(b), Clarence Penn(ds).
  Rec. Aug. 26, 27, 2006.
3年ほど前に買ったアルバムですが,一度聴いてそれっきりになっていたのを,今年,
改めて聴きなおしました。
Galliano のアコーディオンに Gary Burton のヴァイブ,George Mruz のベースとメンバーもいい。
Astor Paizzolla の曲に,シャンソンの名曲,Bach の曲などなど。
U.S.A. とは違った大陸の香りに包まれます。

これでやっと,一年を締めくくれそうです。


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2010年

【今年の総括】
今年は,プライベートでいろいろありすぎて,CDをほとんど買うことができませんでした。
結局,4月までに買った20枚ほどだけで,それ以降は1枚も買えず。
ただ,これまでに買ったアルバムの聴きなおしをずいぶんしたように思います。
たくさん買っていた頃は,手に入れることが先行していて,案外じっくり聴いていなかったんだなぁ,と感じました。
また,2度のオフ会に参加し,特に,10月には,長年の夢であったまん丸クミさんに
お会いすることができました。
そういう意味では,素晴らしい1年だったといえるでしょう。

ベスト3は,結局,上半期と同じです。 Plenty Swing, Plenty Soul

*Eric Reed & Cyrus Chestnut “Plenty Swing, Plenty Soul” (Savant, SCD 2104)
  Eric Reed(p), Cyrus Chestnut(p), Dezron Douglas(b), Wollie Jones V(ds).
  Mar. 7, 2009, live at Dizzy's Club Coca-Cola, Jazz at Lincoln Center, New York.
ふたりのピアニストが互いに触発しあいながら,アルバム・タイトルどおりにスイングし,ソウルをぶつけ合う。
Out South

*Junior Mance “Out South” (Jun Glo Music, JG102)
  Ryan Anselmi(ts), Abdrew Hadro(bs), Junior Mance(p), Hide Tanaka(b), Jackie Williams(ds).
  Dec. 6, 2009, live at Cafe Loup.
テナーとバリトンをフロントにすえたクインテット。
御大 Junior Mance の衰えぬブルース・フィーリングとスイング感は健在。
I'm Flying

*Bernt Rosengren “I'm Flying” (pb7)
  Bernt Rosengren(ts), Stefan Gustafson(p), Hans Backneroth(b), Bengt Stark(ds).
  Winter 2008.
スウェーデンのベテラン・テナー奏者のワン・ホーン。
とりたてて,変わったことをするのではなく,スイングし,歌うことを心がけた演奏。

さて,来年は,どんな年になりますやら。
今年より,悪くなることは,ありますまい・・・


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2009年

やっと「ベスト3」を決めました。

まずは,例年通り・・・

【今年の総括】
昨年の11月頃から今年の10月くらいまで,ちょっと体調が良くなかったために,あんまりジャズを聴けなかった時期がありました。
比較的,調子の良い時に,新しいアルバムやら旧譜を購入していたので,あわせると62枚になりました。
そのうちの約半分が,ここ数年に発売されたものです。
枚数的には,ここ数年並というところでしょうか。
中では,今までうかつにも持っていなかった田中武久さんのアルバムを11月に,一気に4枚購入したのが今年らしいところかもしれません。

ライブの方は,11月の小杉敏さんと12月に久しぶりに(2年ぶり)St.James で田中武久さんを聴いた2回。
やはりライブを聴くと生音の素晴らしいさを実感できます。
来年は,もう少し行きたいものです。

オフ会も5月と9月の2回。楽しい時間を過ごすことができました。
来年もよろしくお願いします。

もうひとつ,忘れられないのは,『ジャズ批評』。
レッド・ガーランドがウィントン・ケリーとあわせて特集され,少しお手伝いをしたことでしょうか。
貴重な体験でした。

さて,いよいよ「ベスト3」。 Live At The 2007 Montrey Jazz Festival

*The Monterey Quartet “Live At The 2007 Montrey Jazz Festival” (Montrey Jazz Festival)
  Chris Potter(ts), Gonzalo Rubalcaba(p), Dave Holland(b), Eric Harland(ds).
  Sep. 22, 2007.
やっぱり,これは外せなかったです。このあふれるばかりのエネルギーは,ガツンとお腹の底に達しました。
現代ジャズの熱い一面を伝えてくれました。
Too Young

*Takehisa Tanaka “Too Young” (Jewel Sound)
  Takehisa Tanaka(p), Yosuke Inoue(b), Masahiko Osaka(ds).
  May 8-9, 2008.
田中武久さんの昨年のアルバム。
力強さと繊細さをあわせもった彼のピアノの良さがよく捉えられたアルバム。
2002年のアルバムで,ハウス・バンドといってもよい気心の知れたメンバーで,オリジナルも演奏する “A Morning Moon”(Jewel Sound) も捨てがたく,どちらにしようか,ずいぶん迷いましたので,あえて触れておきます。
Star Eyes 1983

*Lee Konitz, Martial Solal “Star Eyes 1983” (Hatology)
  Lee Konitz(as), Martial Solal(p).
  Nev. 11, 1983, live at 8.New-Jazz-Festival at "Fabrik".
Lee Konitz と Martial Solal というベテランふたりの緊密なインタープレイ。
最後まで悩んだ末に,ベスト3に滑り込みました。

【次点】
Ahmad Jamal “A Quiet Time” (Dreyfus)
  Ahmad Jamal(p), James Cammack(b), Kenny Washington(ds), Manolo Badrena(perc.)
  Jul. 9-11, 2009.
今年 79 歳の Jamal の最新盤。ベース,ドラムス,パーカッションを,まさに,従えてという感じ,
バイタリティー溢れた演奏は,年齢を感じさせません 。


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2008年

今年のベスト3

《今年の総括》
今年は,新旧合わせて,全部で61枚のCD。
その大半は,前半に集中しています。
夏に,パソコンやテレビが壊れて買い換えたので,後半は,購入を控えました。
おまけに新譜は,半分くらいでしょうか。
そういうわけで,上半期のベスト3と変わり映えがしません。
では・・・ LIVE AT STARS

*Alex Riel Quartet “LIVE AT STARS” (Cowbell Music)
  Charlie Mariano(as), Jacob Karlzon(p), Jesper Lundgaard(b), Alex Riel(ds).
  Rec. Sep. 23, 2007, live at Vordingborg, Denmark.
昨年のベスト3に選んだ Charlie Mariano “SILVER BLUE” (enja) のライブ編とでも
いうべきアルバムですが,ピアノ・トリオがより強力になった上に,ライブということもあって,熱気が伝わってきます。
おそらく,今年一番よく聴いたアルバムです。
THE WIND

*Franco Ambrosetti “THE WIND” (enja)
  Franco Ambrosetti(tp), Uri Caine(p), Drew Gress(b), Clarence Penn(ds).
  Rec. Feb. 11 & 12, 2007.
これも上半期ベスト3の1枚。
Franco Ambrosetti と Uri Caine がいい。とりわけ,Uri Caine に再注目したアルバムでした。
A TIME FOR LOVE

*Kenny Werner, Jens Søndergaard “A TIME FOR LOVE” (Stunt)
  Kenny Werner(p), Jens Søndergaard(as, cl, bs)
  Rec. Apr. 2008.
二人とも,注目している人のデュオでのバラード集。買ったときは,デュオでのバラード集は,ちょっとキツイかもしれないという不安がありましたが,聴いてみると,じわじわしみこんできます。
今年の後半,ちょっと疲れていた私を癒してくれた一枚です。

ということで,以上3枚が,今年のベスト3でした。


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2007年

【今年の総括】
今年は,新旧取り混ぜて約130枚購入。
毎月,新譜を手に入れることだけは続けてきました。
ただ全般的に,小粒な印象で,これは! と感じさせるアルバムが少なく,平均的な作品が多かったようです。
今年の購入の特徴としては,けっこうボックス・セットを買うことになってしまったということ。
Miles Davis がらみで,Red Garland の未発表が入っていそうなのを買ってしまったわけで,これはもう病気なので仕方がない。
とは言え,未だに,Miles Davis ものが出てくるのだから,彼の影響力は衰えていないということでしょうか。

【ベスト3】 METHENY MEHLDAU QUARTET

*Pat Metheny,Brad Mehldau “METHENY MEHLDAU QUARTET” (NONESUCH)
  Pat Metheny(g), Brad Mehldau(p), Larry Grenadier(b), Jeff Ballard(ds).
  Rec. Dec. 2005.
昨年のデュオ盤の姉妹編ですが,やっぱり今年の収穫の一枚でしょう。
緊張感ということでは,昨年のデュオ盤の方が高かったように思いますが,ベースとドラムスが入り,また違った一面が聴けたアルバムでした。
MY FOOLISH HEART

*Keith Jarrett “MY FOOLISH HEART” (ECM)
  Keith Jarrett(p), Gary Peacock(b), Jack DeJhonette(ds).
  Rec. Jul. 22, 2001.
ピアノ・トリオとしては,今さら,「ベスト3」に挙げる必要もないかと思いながらも,やはり,頭ひとつ抜けていました。
三者の一体感はさすがです。
ライブ盤としては,これまでのスタンダーズの中では,一番リラックスした演奏で,その分,ちょっと冗長なところもあったようにも思います。
SILVER BLUE

*Charlie Mariano “SILVER BLUE” (enja)
  Charlie Mariano(as), Jean-Christophe Cholet(p), Heiri Kanzig(b), Marcel Papaux(ds).
  Rec. Mar. 6 - 8, 2006.
毎年,ベテラン勢の新譜から一枚選んでいますが,ベテラン組からのベストは,Charlie Mariano。
ワン・ホーンでベテランらしい深みのある演奏を聴かせてくれました。
今年一番よく聴いたアルバムでしょうか。

【次点】
*Terell Stafford “Taking Chances 〜 Live At The Dakota” (Max Jazz)
  Terell Stafford(tp), Tim Warfield(ss), Bruce Barth(p), Derrick Hodge(b), Dana Hall(ds).
  Rec. Jun. 13 - 15, 2005, live at Dakota Jazz Club, Minneapolis, Minnesota.
上半期でも,次点。いいんだけどなぁ。

*Mariano Diaz “PLAN B” (Karonte)
  Perico Sambeat(as, ss), Mariano Diaz(p), Mario Rossy(b), Marc Miralta(ds).
  Rec.
Perico Sambeat の溌溂とした演奏とリーダーのピアノも良かった。今後に期待しましょう。

【特別賞】
*J.J.Johnson,Kai Winding All Stars “THE 1958 EUROPEAN TOUR” (RLR Records)
J.J.Johnson と Kai Winding を中心にした All Stars のヨーロッパ・ツアーを記録したアルバム。
数曲に Red Garland も参加しています。初めて聴く音源ばかりでした。
ただ,データをもう少し詳しく記載して欲しかった。

以上,今年の「ベスト3」は,ちょっと平凡な内容になってしまいました。


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2006年

さて,ベスト3です。
例年通り,総括から。
今年は,上杉亜希子さんと佐藤允彦さんのデュオ・ライブでスタートしましたが,後が続かず。
来年は,もうちょっとライブにも出かけたいものです。
CDの方は,意識的に毎月買ったので,新旧取り混ぜて100枚弱。
内容的にも,収穫はありました。
そんなもんで,ベスト3も悩みました。 Metheny Mehldau

*Pat Metheny & Brad Mehldau “Metheny Mehldau” (Nonesuch)
  Pat Metheny(g), Brad Mehldau(p), (Larry Grenadier(b), Jeff Ballard(ds)).
  Rec. Dec. 2006.
結局,外せなかったアルバム。Metheny と Mehldau がこんなにピッタリくるとは思いませんでした。
惜しむらくは,全編,ギターとピアノのデュオで押して欲しかった。
The Ancient Art Of Giving

*Omer Avital “The Ancient Art Of Giving” (Smalls Records)
  Avishai Cohen(tp), Mark Turner(ts), Aaron Goldberg(p), Omer Avital(b), Ali Jackson(ds).
  Rec. Jan. 14, 15, 2006, live at Fat Cat, NYC..
Avishai Cohen と Mark Turner のフロントがバッチリ。
特に,Avishai Cohen は今年注目したトランペッターとなりました。
No More No Less

*Guido Manusardi “No More No Less” (Sound Hills)
  Guido Manusardi(p), Yuri Goloubev(b), Massimo Manzi(ds).
  Rec. Jul. 3, 4, 2006
ピアノ・トリオのアルバムで,特徴がないのが特徴だけど,ごくオーソドックスにスタンダードを弾いてくれたに好感を持ちました。

(次点)
最後まで,争ったのは・・・
*Massimo Salvagnini “U” (Velut Luna)
これもオーソドックスなテナーで,“Mancinidry” と合わせて,今年の収穫のミュージシャンでした。

*Kasper Villaume “Hands” (Stunt)
Villaume のピアノと Chris Potter のサックス。Chris Potter は目の離せないサックスになりました。

*Christian Jacob  “Controdictions” (Wilder Jazz)
最後まで,ピアノ・トリオ枠を争ったアルバム。


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2005年

こんばんは,GAKOです。

「ベスト3」
【私自身の今年の総括】
この数年,毎年,言ってますけど,入手したCDが少なかったです。
昨年12月からの分を含めて,60枚ほど。その中に,戴きものも含まれています。
また,半分以上は,50年代,60年代のもので,それも超有名でも,今まで持っていなかったものも多い。
新譜,あるいは比較的新しいものは,20枚数枚でした。
そんなわけで,きわめて少ない選択肢の中から,かなり強引に選びました。(笑) Waltz For My Son

*Gaspare Di Lieto “Waltz For My Son” (yvp music,3121 CD)
  Fabrizio Bosso(tp), Billy Harper(ts), Gaspare Di Lieto(p), Reuben Rogers(b), Eric Harland(ds).
  Rec. live on Aug. 4, 2003 at Minori (Italy)
結局,昨年のこの「ベスト3」にもれ,今年の「上半期」に復活させたこのアルバムが残りました。
以前から,気にはなっていたミュージシャンですが,改めて,Fabrizio Bosso を注目させたアルバムです。
彼のアルバムは,今年,新たに数枚,入手しましたが,やはり,Billy Harper の元気さもあって,これに決定します。
Live At Bradley's U

*Kenny Barron “Live At Bradley's U” (Gitanes,983 112 2)
  Kenny Barron(p), Ray Drummond(b), Ben Riley(ds).
  Rec. Apr. 6, 1996,live at Bradley's, NYC.
2枚目以降は,難産でした。数年前に出た “LIVE AT BRADLEY'S” (Verve)との合わせ技一本というところ。
今年聴いたピアノ・トリオ・アルバムでは,これと Don Friedman “Live At JazzBaltica” が比較的印象に残っています。
Don Friedman は去年,「ベスト3」に入れたので,今年は,ベテラン勢代表は,Kenny Barron に決定。
Rome After Midnight

*Fabrizio Bosso “Rome After Midnight” (Soundhills,SSCD 8129)
  Fabirizo Bosso(tp), Daniele Scannapieco(ts), Mike Melillo(p), Massimo Moriconi(b), Lorenzo Tucci(ds).
  Rec. Oct. 12 & 13, 2004, Rome.
結局,3枚目も,Fabirizo Bosso になってしまった・・・。
下半期,一番,聴くことが多かったアルバムかも知れません。(プレーヤーに入れっぱなしになってたから・・・)
おなじみの曲も多く,聴きやすい。そういうこともあって,少々疲れ気味だった下半期には,少し元気をもらったということで,決定。

【特別賞】
*Miles Davis “'Round About Midnight 〜 Legacy Edition” (Columbia)
  Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Red Garland(p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds).
  Miles Davis(tp), Zoot Sims(ts), Gerry Mulligan(bs), Thelonious Monk(p), Percy Heath(b), Connie Kay(ds).
  Oct. 26, 1955, Jun. 5, Sep. 10, 1956.
  live on Jul. 17, 1955 at The Newport Jazz Festival.
  live on Feb. 18, 1956 at The Pasadena Civic Auditorium.
やはり,disc 2 に収録されたライブが聴きもの。
最初の Thelonious Monk がピアノを弾く Newport Jazz Festival の 《'Round Midnight》 の演奏は,前年のクリスマス・セッションを考えると,興味深い。
個性と個性がぶつかり,微妙な緊張感が漂う。バックの Zoot Sims と Gerry Mulligan や Percy Heath,Connie Kay は,ハラハラドキドキしていたんじゃないのかな? (笑)
もうひとつの Pasadena でのライブは,クインテットでの数少ないライブ音源。
マラソン・セッションの数ヶ月前の演奏だが,John Coltrane がマラソン・セッションの時より,ハツラツとしているのが面白い。
(このコメントは,「上半期」のものをそのまま使いました。(^^ゞ)

今年の「ベスト3」は,個人的には,少々,不満が残ります。
それぞれのアルバムの内容というより,今年の私のジャズ・ライフそのものに対してです。
来年は,もう少し,充実した一年にしたいものです。


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2004年

この企画には,2000年から参加させてもらっていますが,過去4年の自分の選定アルバムを先日,確かめてみました。
なにを選んだのか忘れてる。(^^)
しかし,読み返すと,確かに,その年の自分を思い出します。

さて,今年の「ベスト3」です。
まずは,1年間の総括ですが,昨年にもまして,今年は,アルバムを購入していません。
50枚弱といったところでしょうか。
しかもそのうちの半分近くが,今まで持っていなかった過去のアルバムだったり,CDへの買い替えだったりしたので,いわゆる新譜は,20枚ほどでした。
ジャケ買いの勘も鈍っていて,これまでは,ジャケットを見てピンとくるものがあったら,そう大きなハズレはなかったのに,今年は,まったく「勘」が働かなかったばかりか,ハズレも少なくありませんでした。
そんな中で,3枚選んでみました。 The Spirits Up Above

*Steve Turre “The Spirits Up Above” (High Note,HCD 7130)
  Steve Turre(tb),James Carter(ts,fl),Vincent Herring(as,ss),Dave Valentin(fl), Mulgrew Miller(p),Buster Williams(b),Winard Haper(ds),etc.
  Rec. May 26, 2004.
一番最近,購入したアルバムです。これだけは,なぜかジャケットに引き止められたアルバム。
そんなにいいジャケットだとは思わないけど,なんででしょう,引き寄せられるように購入。
ほら貝を吹いたり,あんまりフツーじゃないことをする Steve Turre ですが,今回は,Roland Kirk に捧げたアルバム。
コーラスを入れたりしたトラックもありますが,メンバー一丸となって,ドキドキするような熱気あふれた演奏を繰り広げています。
Standarads In Cagliari

*Don Friedman “Standarads In Cagliari”(Soul Note, 121377-2)
  Don Friedman(p),Jeff Fuller(b),Tommy Bradascio(ds).
  Rec. Oct. 15,1999.
恥ずかしながら,Don Friedman は,今年初めて聴いたのです。
このベスト3に参加するようになって,毎年,ベテランを再認識していますが,今年は,Don Friedman でした。
このアルバムは,イタリアのサルディニア島の南部にあるカリアリ(Cagliari)で開かれた 1999 年の第17回 サルディニア・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルのライブ盤。
スタンダード中心の選曲で,硬質な Don Friedman もライブのせいもあってか,やや柔らかくなったようです。  
Horizon Reassembled

*Bobby Watson & Horizon “Horizon Reassembled”(Palmetto Records, PM2102)
  Bobby Watson(as),Terell Stafford(tp),Edward Simon(p),Essiet Essiet(b),Victor Lewis(ds).
  Rec. Jan. 25 & 26,2004.
Bobby Watson は,お気に入りのアルトですが,それにもまして,トランペットが Terell Stafford。
この数年,注目しているトランペッターが参加しているのです。
もっとも,Bobby Watson の Horizon というこのユニットには,1992 年ごろに参加していたわけで,レギュラー・メンバーの一人で,私が知らなかっただけ。
グループとしては,10 年ぶりのアルバムらしい。
ストレートにグイグイくる演奏は,好感が持てます。

(次点)
最後まで,上の3枚と争ったのが,次の3枚。

*Perico Sambeat “Friendship”(Act, 9421-2)
Perico Sambeat(as, ss),Brad Mehldau(p),Kurt Rosenwinkel(g),Ben Street(b), Jeff Ballard(ds),Carmen Canela(vo).
Rec. Feb. 2003.
スペインのサックス奏者 Perico Sambeat のアルバムで,上半期のベスト3に選んでいたもの。
Brad Mehldau の参加も注目。彼のピアノを改めて知ったというような気がしました。

*Gaspare DiLieto “Waltz For My Son”(yvp music,3121)
イタリアのピアニストのアルバムですが,Billy Harper と Fabrizio Bosso が熱い。

*Frank Hewitt “Not Afraid To Live”(Smalls Records,SRCD-0007)
あまりレコーディングに恵まれなかったベテラン・ピアニストの 2002 年 4 月の録音。
惜しいことに,2002 年 9 月には亡くなってしまっていた。

とりあえず,こういうことにしておきましょう。
そう言いながら,実は,今,Perico Sambeat を聴いている。
これもやっぱりいいなあ・・・


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2003年

やっとこさ,「ベスト3」です。
 【言い訳めいた総評】
 今年は,あまり,ジャズのアルバムを購入できず,一年を通じて,70枚足らず。
 しかも,50年代,60年代のアルバムも,その中に半分近く入っているので,今年の新譜やこの数年のアルバムは,
 例年より,かなり少なかったんです。
 その少ない中から選んでみると・・・ SOUL EYES

* George Robert & Phil Woods  “SOUL EYES” (MONS, MR 874-361)
  George Robert(as), Phil Wood(as), Kenny Barron(p), Rufus Reid(b), Alvin Queen(ds).
  Rec. May 10, 2000.
一番最近買ったアルバムで,George Robert と Phil Woods の共演。オーソドックスな演奏ですけど,
今年は,こういう演奏に耳が向いた一年でした。
そういう意味で,一番最後に買ったアルバムとして象徴的。
2001 年にも,Phil Woods を選びましたが,このアルバムも,その頃の録音です。
MINGUS BY FIVE

* “MINGUS BY FIVE” (Touche Misic, TMcCD 019)
  Ulf Adaker(tp), Joakin Milder(ts), Bobo Stenson(p), Palle Danielsson(b), Jonas Holgersson(ds)
  Rec. May 6 - 7, 2002.
スウェーデンの5人組。
数年前に,“MONK BY FIVE” というのを出していて,2匹目のドジョウと言うべきか。
モンク集も聴きましたが,出来は,今回の方が良かったように思います。
ミンガスの曲集を聴きながら,モンクの曲はやっぱり難しいんだ・・・なんて思った一枚。(笑)
THE LEGEND OF TEDDY EDWARDS

* Teddy Edwards  “THE LEGEND OF TEDDY EDWARDS” (Cope Records, COPECD 016)
  James B.Smith(tp), Teddy Edwards(ts), Larry Nash(p), Wendell Williams(b), Gerryck King(ds).
  Rec. Oct. 23, 2000.
テディー・エドワードのどこが,新しいねん,と言われそうですが,今年の上半期の「ベスト3」中,やっぱり,これが残りました。
「最近,録音された若いミュージシャンのアルバムを聴いていると,これが,最近のジャズなのかなあ,と思います。
このアルバムを聴くと,そりゃ,昔の彼の演奏の方がいいのかもしれないけれど,だけど,こりゃ,ジャズじゃ! 
と,無条件に,身体が受け付けます。やっぱり,古いヤツなんでしょうか,私も・・・(^^ゞ」
と,「上半期」に書きましたが,結局,今年一年,私自身は,この手のオーソドックスな(ちょっと古い)ジャズを聴きたがっていたようです。

 ところで,やはり,「特別賞」は,
*“RED GARLAND COMPLETE AT THE PRELUDE”
もう,これは,他のどれよりも嬉しいセットでした。

 以上,ベスト3を選びながら,ここには,書けませんでしたが,今年の自分を振り返る機会になりました。


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2002年

もう,出しちゃいましょう,思い切って!
悩んでいても仕方がない。
あとで,修正するかもしれませんが・・・(~_~;)
順不同で。 SUMMIT MEETING

*Eric Alexander “SUMMIT MEETING” (Milestone,MCD 9322-2)
  Nicholas Payton(tp), Erc Alexander(ts), Harold Maybern(p), John Webber(b), Joe Fransworth(ds).
  Rec. Dec. 19, 20, 2001.
今年の注目アーティストは,この人。前から,注目はしていましたが,今年の活躍ぶりは,素晴らしかった。
ちょっと気になる,テナーだな,と名前を見ると,エリック・アレキサンダー。
ということで,今年の一押しアーティストということで,決定。
DIRECTIONS IN MUSIC

*Herbie Hancock,Michael Brecker,Roy Hargrove “DIRECTIONS IN MUSIC” (Verve,589 654-2)
  Roy Hargrove(tp), Michael Brecker(ts), Herbie Hancock(p), John Patitucci(b), Brian Blade(ds).
  Rec. Oct. 25, 2001, live at Massey Hall, Toront.
うーん,これには,参りました。この熱さ。ちょっと,通して聴くにはシンドクなるくらい。
買った時には,このメンバーなら,ま,手許に置いておけば,話のネタになるか・・・くらいの気安い気分でしたが, 
一聴して,吹っ飛びました。マイケル・ブレッカーがすごい。
RAY BROWN,MONTY ALEXANDER,RUSSELL MALONE

*“RAY BROWN,MONTY ALEXANDER,RUSSELL MALONE” (Telarc,CD-83562)
  Monty Alexander(p), Russell Malone(b), Ray Brown(b).
  Rec. Mar. 5, 6, 7, 2002.
最後まで迷ったのが,ピアノ・トリオ。
本当は,Junior Mance “ON THE ROAD” (Trio Records,TR 559) で決まりかけていました。
が,つい最近買った,Ray Brown 盤。今年,惜しくも亡くなった Ray Brown に敬意を表して,こちらに決定です。

と,最後に,「特別賞」です。
*Red Garland “STRETCHING OUT” (Prestige,PRCD-24272-2)
はい,これは,もう言うまでもありません。(笑+賞)

  「この作品のこの1曲」遅くなりました。
結局,これかなあ・・・やっぱり。
Red Garland “I Left My Heart ‥‥” (Muse) の 《Please Send Me Someone To Love》。
なんちゅうても,一番よく聴いた1曲でしょうか。
もちろん,“Red Garland's Piano” (Prestige)もよく聴いてますけど。


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2001年

 さて,「ベスト3」を提出します。 VOYAGE

*Phil Woods “VOYAGE”(Chiaroscuro,CR(D)368)
  Roy Hargrove(tp), Phil Woods(as), Bill Charlap(p), Peter Washington(b), Willie Jones V(ds).
  Rec. Oct. 28, 30 & Nov. 1, 3, 4, 2000
今年は,ベテラン フィル・ウッズを再確認した年になりました。
昨年のイタリア・ツアーでの録音,“WOODS PLAYS D'ANDREA”
“WOODS PLAYS WOODS〜Phil Woods & The Italian Rhythm Machine”(共に,Philology)の他,
さるお方からいただいた,“AT THE FRANKFURT JAZZ FESTIVAL” など新旧アルバムを楽しみました。
というわけで,まずは,フィル・ウッズ。
どれでもいいのですが,最後はやはりジャケットで決定。
Deja Vu

*Archie Shepp “Deja Vu”(Venus,TKCV-35096)
  Archie Shepp(ts), Harold Mabern(p), George Mraz(b), Billy Drummond(ds).
  Rec. Jun. 11, 12, 2001.
アーチー・シェップもヴィーナス盤で,再発見というところ。
アーチー・シェップとフランス,シャンソンの名曲という組合せが興味深く,セーヌ川に「怨念」を感じる作品でした。
(影の声)今年の「ジャケット・ナンバー・ワン」というのが,本当の選考理由。(笑)
THE WOODPECKER

*Guido Manusardi “THE WOODPECKER”(Splasc(h),CDH 815.2)
  Guido Manusardi(p), Lucio Terzano(b), Gianni Cazzola(ds).
  Rec. Apr. 6 - 7, 2000.
サックスが続いたので,最後は「ピアノ」。一番,悩みました。
最終選考に残したのは他に,
*Stefan Karlsson “NO PLACE TO GO BUT UP”(TNC Jazz,CD-1707)・・・Kurt Weill の作品集。
*Salvatore Bonafede “ORTODOXA”(Red,RR-123294-2)・・・クインテットのもの。
どれも,今年一番よく聴いたアルバムかもしれません。
決め手は,やはりピアノ・トリオということ,Manusardi のオリジナル曲の面白さ。
それに,最近,手に入れた彼の“LIVE AT THE JAZZ SPOT”(Splasc(h),CDH 821.2)も良かったので,決定。


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2000年

Whisper Not

*Keith Jarrett “Whisper Not”(ECM,1724-5)
  Keith Jarrette(p), Gary Peacock(b), Jack DeJohnette(ds).
  Rec. Jul. 5, 1999, live at Palais des Congres, Paris.
 やっぱり,外せなかったなあ。随分,スタンダーズもリラックスしてきたかなあ。
最初の頃のピンとはりつめた感じは,なくなってはいないものの,そこに少しリラックスした感じが出てきたような気がします。
もっとも,そのあたりが,普通のピアノ・トリオになったというような,評価の分かれ目かもしれません。
だけど,やっぱりキースらしいスタンダード・ナンバーを聴かせてくれます。
それに,彼の「声」もあまり気にならないものね。(笑)
In A Sentimental Mood

*Houston Person “In A Sentimental Mood”(HighNote,HCD-7060)
  Houston Person(ts), Stan Hope(p), George Kaye(b), Chip White(ds).
  Rec. Jan. 19, 2000
 こういうムード・テナーに今年,はまってしまったんで,これまた自分の中では外せなかったですね。(笑)
で,彼のアルバムをこの1年で7枚も買っちゃんたんで,
その中の今年の録音でボーカルなしのワン・ホーン・アルバムを選びました。
ムード音楽じゃ,と言われればそれまでですが,バラード中心の選曲で,それでいてそんなに飽きさせないのは,
さすがに現代の「ボス・テナー」と言えるのではないでしょうか。
Quiereme Mucho

*Steve Kuhn “Quiereme Mucho”(Venus, TKCV-35088)
  Steve Kuhn(p), David Finck(b), Al Foster(ds).
  Rec. Feb. 20, 2000.
 一番悩んだのが,やはり3枚目。最後は,ジャケットで決めちゃいましょう。ということで・・・(笑)
内容も決して悪くないもの。原曲は,ラテンの名曲ですが,そんなことも感じさせない演奏です。
通勤電車の中でCDウォー○○ン(もっとも私のは,S○N○製ではありませんが)でジャズのCDを聴いていますが
このアルバムを取り替える時,人目があると,このアルバムは,ちょっと勇気が入りますね。
特に,隣に座ったのが,若い女性だと・・・(笑)

とりあえず,以上です。

では引き続き,「無人島の一枚」・・・
これまた,悩みましたが,今年は(来年もこの「企画」あるかな?),決めました。

* Miles Davis “Relaxin’”(Prestige)
 レッド・ガーランドのピアノも冴えているし,マイルス,コルトレーン,チェンバース,フィリー・ジョーの5人を一度に聴けるんだから。
それに,このアルバムが,私とレッド・ガーランドの出会いのアルバムなのですから,これで決まりです。


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