バックナンバー42

過去の日記

2002.12.22

林檎 またプリンタ買いました。EPSON の PM-4000PX。いま使ってる PM-3000C で原因不明の色ズレが発生していて、一年前にもいちど修理に出してることでもあるし、そろそろ限界かと思って新機種に更新。5年も使えばもう十分もとはとれたと思いますし、だいたい DTP 関係の出力ばっかだから普通の家庭で使うカラープリンタよりはるかに酷使してるし。そういえば普通の家庭で A3 プリンタの需要ってどんくらいなんだろ。
で、プリンタそのものは持ち帰りで即時納品状態なんですけど、前述の通り主たる使用目的が DTP 関係なもんで、PostScript に対応させる為のCPSソフトリッパーが要る(ないと Quark や Illustrator からの出力がメチャクチャ面倒くさい)。これが取り寄せなんで少し時間がかかるんですよね。年末の物流事情の悪さで、入手はひょっとしたら年越すかも。

なんでも CNET JAPAN がこの 2002 年末で運営終了だそうな。11月にはトップページにコメントがあったようです。いまごろ気付きました。いつもブックマークから Tech News に直行してるからトップページ見るのも久しぶりで。

Appleの iCync. はマイクロソフトに勝てるか(→ CNET Japan)。

まったく意味のないメモ:暗示的看過法

2002.12.21

なんでも 20日(土)に NHK が高専ロボコン2002全国大会の模様を放映してました。今回のキモはスタート地点からの“階段落ち”。蒲田行進曲じゃあるまいし落ちてどうする、しかしエレガントに“階段を歩いて降りる”マシンは皆無なのでした。だいたいずるずると滑り降りてくるか潔くダイブしてすっころぶか(もちろん起きあがることを前提にしている)でしたね。
今回の大会は三つの得点エリアに箱を積んだら得点、というルールでしたが、ちょっとこれがシンプルすぎて戦術の差が殆どでなかったのが残念。戦術的なバラエティでは去年に比べると少なく、そのために“抜きつ抜かれつ”な得点合戦になりにくかったような。それにことしは凡ミスで敗退するチームが多かったのも目に付きました。去年の優勝校・詫間電波のふてぶてしいまでの戦術勝ちを強烈に覚えているぶん、戦術の幅が狭い今回のルールはいまいちだったかな、と。それに段ボール箱15段積んだら無条件勝利、って特別ルールも非現実的だったようで、何校かがこれに挑みましたが結局はどこも成功しませんでした。
それにしてもロボコンをバラエティ仕立てにした番組製作者の意図がわからない。石坂浩二や小林幸子がクイズ解いてる時間があったらそのぶん余計に各チームのロボットを紹介できるでしょうに。結果として決勝戦前後に於ける各チームの性能差・戦術差・駆け引きの差・それに伴う悲喜こもごもが最大のクライマックスになるのは最初から判ってるんだから、そこに重点を置いた熱闘甲子園みたいなドキュメントで盛り上げた方がはるかに面白いのに。

movie 来年の東宝ラインナップをたまたま見たんですが、どうも大半が原作つき、そうでなくともワタシが何かしらの事前情報を持ってるようなものばかりのようです。原作付でいくと「黄泉がえり(梶尾真治)」「13階段(高野和明)」「あずみ(小山ゆう)」「ドラゴンヘッド(望月峯太郎)」「青の炎(貴志祐介)」そして2004年の「ハウルの動く城」。過去の作品の続編が「陰陽師2」「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」「イノセンス GHOST IN THE SHELL(仮題)」それから「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などの年中行事。
のこる数少ないオリジナル作品の中に、おお「ROBOCON ロボットコンテスト」というタイトルが。そして大友克洋の「スチームボーイ」も。97年か98年かに NHK でやってたアニメ関係の特番で「攻殻機動隊」と並んでデジタルアニメの新時代を切り拓く大友克洋の次回作、みたいな紹介をされてから6年。長かった。オクラになってるんかとも思いましたが、ようやく公開予定に入りましたか。
ハウルのとこには宮さんのイメージボードが。このムチャな砲台の絵を見る限り、ちょっとは期待してよさそうな気がしますな。へー、あずみの主演は上戸彩か。高校教師にも主演する上戸彩。へーとかふーんとかいちいち感心しながらガンダム組み立てる上戸彩。

それにしてもカジシンの黄泉がえり。梶尾真治は大昔に“おもいでエマノン”(さいきん徳間から再販されました)読んだときに、こんな切ない話を書く人なのかと思って以来、ワタシの中では希代のロマンチストという位置づけになってますが。黄泉がえりも死というものを巡ってエマノンに通底するテーマがあるように思います。安っぽい映画評みたいな書き方で言えば“間違いなく泣ける、感動が約束されたような”ストーリー。これで駄作になってたらこえらえんぞ東宝、いうくらい。
03年1月18日から全国一斉、原作に倣って“3週間限定公開”。黄泉がえりは3週間。

SF NASA が超小型クモロボット開発(→ CNET Japan の速報、ソース同じと思われる HotWIREDの記事)。詳細不明なれど、手のひらサイズの6本足だって。6本足ならクモじゃあるめー、などというツッコミは無粋。このサイズの自立型多足歩行ロボット(主にメンテナンス用途?)は何故か伝統的にスパイダーと言われてます。脚が6本だろーが100本だろーが。100本もあると文字通りムカデだけどさ。

SF 手のひらサイズのおもちゃのようなロボット(←だってゾイドみたいだし/笑)よりヴィジュアル的インパクトの強いのはこっちの服着て重機を動かす HRP-1S でしょう。 HRP-1 は産総研のプロデュースするロボットの1号機、姿勢制御系システムだったか映像処理ソフトだったかを実装したものをとくに HRP-1S と区別する、んだったかな。←うろ覚え。先日からいろいろ書いてる川田工業の“ブチメカ” HRP-2 とは系統からして違うものです。だいたい中身は HONDA P3 のフィードバック、リモコンは川崎だし、作業服は東急建設が作ってるし。しかしこの「リモコン制御のロボットで重機を動かす」システム自体は半年以上前の ROBODEX2002 で公開されてたはず。今回の報道はデモンストレーション的なものか。

2002.12.19

movie 映画「ロード・オブ・ザ・リング」を埋め尽くすデジタル俳優たち(→ Hot WIRED)。うむ、やはりそうだったかという想い半分、そこまで凝ったことしてたんかと驚き半分。CGでなきゃ「旅の仲間」のオープニング合戦シーンは撮り得ないのは自明としても、それが単なる3D映像ではない、本当に“デジタル俳優”とでも呼ぶべき A.I. エージェントの芝居だったというのは驚きました。《駒のルールだけで勝手に動くのを見守るチェス、ただし5万人単位》みたいな(←比喩のレベルが巫女子ちゃんより遥かに低いなぁ)。
草の根エンスー日記のKAZさんも“SW EP2”のDVD 見て“これが全部CGか”みたいな驚きを感じたそうですが。ただしあっちは《てっきり人間の芝居だと思ってたらCGだった、ただしジャージャービンクス》みたいな種類の驚き。いやそりゃ驚きも何もしないって。

SF 森山さんのサイト経由。アウディ、ショールームで SONY の“Q.taro”を展示(→ AUTO ASCII)。わーん Q.taro 欲しー。入手は無理でも現物を見てみたいー。こーいうのが意味もなく部屋の中をころころしてたら安らぎませんか和みませんかかわいいと思いませんかそうですか。しかしこの写真()、なんかメタリックな球体としか表現しようがありませんねえ。どこまでが中の構造体でどこからが映り込みなのか(実際は光の当たってるところ以外ほとんど透けてます)。

ゴミ MacWIRE、デザイナーとテキストの関係。あるいは曖昧な指示しかしてこない営業や代理店やクライアントから、いかに具体的なイメージを引きずり出すか。耳が痛い、とまでは言わないが身につまされるもんがあります。「ちゃんと聞いて来てよ」と営業の人間に文句を言う前にこっちから具体例を出す。「ファミレス風だけど写真にはバーカウンターが写ってんね、夜遅くにはコンパ帰りの若い衆が集まるんでしょ?じゃそーいう若い方向でいこう」みたいに営業を言いくるめる言い負かす丸め込む反論させない。判断材料をくれない人には訊き倒します。客層は若いそれともヤングミセスあるいは有閑マダム?店主は渋いおじさま若いあんちゃん落ちついた奥様もしくはチャキチャキのお姉さん?内装は和風洋風中華それともエスニック? たいがいどこかで「うん」と言います。

メモ:だいぶウロオボエだったことをあらためてお勉強したのでまとめ。
CRT ディスプレイの発色について、ガンマの値が大きいほど黒白のコントラストが強くなるとされる。ガンマの値は Mac 1.8 に対して Win 2.2 。これはモニタガンマ 2.2(ハードウェアの特性)を、Mac は OS レベルで 1.8 に調整して最適解を出している(システムガンマと言う)のに対し、Win はモニタガンマをそのまま用いているから。Win のマシンではガンマ値を調整することは(基本的には)できない。そしてこのガンマの数値の違いから、Win で作成した画像は Mac では明るく、逆に Mac で作成した画像は Win では暗く見える。
もっともワタシの場合モニタ色温度を 6500K にしたうえ(デフォルトは 9300K)でさらに“Adobe ガンマ”をいじってるのでこの限りではありませんが。

2002.12.18

なんでも ZD Netに“特集:WISSレポート”という記事が。簡単にいうと人とマシンのインターフェイス、つまり“人間が機械に情報を与える/意志を伝える手段”を研究する学会みたいなもんです。むしろSF大会のノリに近いよーな気もしますが。お蔵入りユーザーインターフェイス救済シンポジウムとかいう冗談半分本気半分な分科会があったりして。中でワタシが感心したのは「疲れないインターフェイスの実現に向けて」D社のF氏 が提唱した b/C(bit / Carolie)。1bit の情報を入力するために必要なエネルギーをカロリー換算するというもの。カロリーは少なければ少ないほどいい、そして分母が小さくなる=数字としては大きくなる。これは実にエレガントな手法です。いま現在はまだマウスとキーボードしかコンピュータ相手のコミュニケーション手段はありませんが、そのうちにもっと b/C の少ないインターフェイスができるのでしょうか。あー、でも108 個のキーを打つより効率のいい方法って思いつかない。カメラに向かって二次元的情報をダイレクトに送る…そのためにはコンピュータがもっと賢くないといかん… 夜遅くに難しいこと考えると知恵熱が出ませんか(誰に同意を)。

Book bk1とか行って「ハウルの動く城」で検索すると、はやくも書評が山ほどついてました。みんな異口同音に「ジブリ向きの元気な作品」って評価ばっかしですが。さいきん宮崎駿“ブランド”を盲信する風潮が一般のマスコミを中心に目につくのは、モデルグラフィックスに連載していた「雑想ノート」を毎月楽しみにしていたワタシにとって、あるいは「コナン」の絵コンテをむさぼるように読んだことのあるワタシにとっては、嫉妬のようなものなのでしょうか。ああ。今回の話でも“ジブリ向き”までは認めますがそれはイコール宮崎駿でなきゃなんないって意味ではない、はず。近藤喜文さんご存命であれば。
原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズはトールキンに師事していた、とかいう情報も。

Book こないだようやく(前回同様ミステリ読みの同僚に借りた)サイコロジカル(上/兎吊木垓輔の戯言殺し・下/曳かれ者の小唄)を読みましたよ。うーんうーん何書いてもネタバレになりそうな気がするけどネタバレしたところで困らないような気もする(笑)。結局いーちゃんが戯れ言を繰って赤い人が最後に締めて終わり。あ、でもいーちゃん多少は成長、というより変化したかな。んで今日なんとなく2ちゃんの西尾維新スレからリンク辿ってたら、をー、西尾維新が講談社で変なことしてる。何の予備知識もなしでこのページ見たら何事かと思うよ、ほんま。誰が零崎双識ですか(笑)。いや速攻ダウンロードしてますが。

SF 見逃してた。贔屓のライターこばやしゆたかさんによる「Promet」レポート。例によってデモシーンのムービーとかふんだんにつかった濃ゆいレポートです。

2002.12.17

林檎 Apple、1月からの Mac OS X 全面移行を撤回!(「九死に一生を得た Mac OS 9」→CNET Japan、「OS 9ブートできるMacを来年6月まで提供へ」→ZDNat)。とりあえず6月まで。アメリカの発表ですけど日本もそれに倣ってくれる、はず。

SF H2A 四号機打ち上げ成功の報道(→読売新聞毎日新聞朝日新聞)。朝日はイイ写真を撮ってますな。←縦長にトリミングして朝刊の一面トップを飾ってました。今回は環境観測技術衛星 ADEOES-2 はもちろん、データ中継技術衛星はじめとした四つのピギーパック衛星もすべて軌道に投入。あら探しの好きな日本のマスコミも今回ばかりは賞賛の記事しか書きようがなかったみたいです(と意地悪なことを言う)。

SF 例の「まいど1号」を計画しているプロジェクトが東大阪宇宙開発協同組合として16日に発足(毎日の報道)、愛称は「アストロテクノロジー そーら」。わははははは。元気のない日本にもっとかけ声かけてやってくれ(笑)。

なんでも 光当てれば色自在(→朝日新聞)。これは面白い。“当てた光の色に応じて色を変える材料”だそうです。“書き換え可能なカラーコピー紙や新たな電子ペーパーの誕生に繋がる”。紫外線を当てたら元に戻るそうだから仮にこれに印刷しても寿命は長くないでしょうが、一般的なプレゼン用途にはそれで十分でしょう。いろいろ関連商品も考えられますし、実用化されたときが楽しみです。

しかしDTP屋にとっては、こういう新素材はコワイの一言。そんな不安定なもんカラーカンプどころか試し刷りにも使えないって。ひととき再生紙がもてはやされてそこらじゅうに「この○○は再生紙を使用しています」なんて書いてあったけど、あれ廃れた理由は「コストが高い」くせに「発色が悪すぎ」て印刷屋さんが嫌ったから。印刷/出版業界は保守的、ていうのはワタシもたびたびここで言及しますけど、保守的でないとやってけないところもたしかにあるのです。つねに同じ品質を保つためには、保守的に(手段が確立してる方法で)やるのがいちばんコスト減になりますからね。←その保守的な印刷業界で堅実な手法として確立していた写真植字のシステムを、5年もかからずにDTP化の波が一気に押し流してしまったは何故か? それはDTPってもんが「いままでの実績を潰しても十分ツリが来るくらい」ドラスティックなコストダウンになったからです。しかしコストダウンの影で、いままでの名人芸的なノウハウの殆ども一緒に流されてしまいました。もうこのへんで安定してほしいってのが本音。

なんでも キノコ栽培の話(→朝日)。ショウロやキヌガサダケを人工栽培する試み。ショウロって、なんかワタシ、現物もみたことないのに固有名詞をしってるばかりか漢字まで解るんですけど(松露と書きます)。昔読んだ本かなぁ。ドリトル先生か何かでブタのガブガブか誰かが土の中から松露を掘り返すシーンがあったような気が。あれ、トリュフを松露と翻訳してたのかな。うーん何かだんだんそんな気がしてきた(笑)。

メモロボットベンチャー「ZMP」に聞く。開発だけでなく、ビジネスの側面からロボットに取り組むベンチャー企業。「PINO」や「morph 3」のとこ。

メモ:わー、ダニエルくんずいぶん大人びた顔になったなぁ。でもまだ13歳なんだよなぁ。ほんで今回の来日ではエマ嬢は一緒じゃないんで?(←結局それかい)

メモ:ついにアクセス数が 30,000 人の大台に乗りました。2年で三万。地方在住の中途半端にSF者なDTP屋の戯れ文を、毎日読みに来てくださる方々(どうやら過半数が常連さんらしい)に感謝。

2002.12.15

web 800×600 のディスプレイでご覧になる方の比率も少なくないと気がつきました。一昔前のノートなどそのくらいの表示がアタリマエなんですよね。先代の iBook もそうだし。限りなく広くてでかいディスプレイを求め続けるのがワタシらDTP屋の宿命、会社にある窓のキカイも幅1024以上ばかりだったので感覚が麻痺してみたいです。ということでレイアウトを強制変更。無闇に大きいタイトル画を適正サイズにまで縮小(実際には個別に倍率とレイアウトを変えてるので単純な縮小ではない)、ついでに蝶の羽を持つ妖精の絵を追加しました。これは描きためていた習作を加工して流用。全体のレイアウトも再構成していますが、やっぱりブラウザの幅は広めにしていただかないと読みづらいところがあるかもしれません。

SF うわーんすっかり忘れてた。今日(12月14日土曜日)って H2A 4号機の打ち上げだったんだー。中継見逃しましたーってどうせ今日も仕事でしたけど。それでも打ち上げの瞬間だけでもライブで見たかったなぁ、と。2号機の打ち上げの時にも3分遅れで見逃してるし。
詳報:宇宙作家クラブ・ニュース掲示板。打ち上げ前後の書き込みがほぼリアルタイム中継状態です。

林檎 トランスウェア、Mac OS に対応した『Opera6 for Mac』日本語版Beta3のライセンスを発売(→ ASCII 24 のニュース)。販売って書いてあるけどいままでと同じく無料で落とせます。では試しに、とダウンロードしに行ったのに何故かうまくいかない。なんか設定まちがってるのかな。

web Yahoo! が「2002年検索キーワードランキング」発表(→ ASCII 24)。さらにアメリカ AOL でも「今年最も検索された人名とニュース」を発表→(HotWIRED
それにしても日本の検索ワードのトップが「2ちゃんねる」ってのはどう解釈すべきなんでしょう。ワタシなど URL ジカ打ちしますが。さらに5位に「goo」が、6位に「google」が入ってる摩訶不思議。検索サイトで検索サイトを検索する人の心理…想像できないのはワタシがネットずれしてるせいよね?

SF 欧州宇宙機関がSF小説コンテストを主催(→ Hot WIRED)。 クラーク&ブラッドベリ国際SF小説コンテスト“The Clarke - Bradbury Science Fiction Competition”。題材は宇宙旅行や宇宙探査、宇宙への移住をテーマにした短編小説だそうです。
欧州宇宙機関(ESA)がこんなものを主催する理由は、フィクションから生まれたアイディアが実現可能かどうか、徹底的に調べ上げるため。現在までのSF作品を詳細に検討して250以上のアイディアをかき集めたのが去年の話で、今年はさらにそれを補完するために「SF小説コンテスト」で新しいガジェットを募集するのですな。
あつまった項目をまとめた PDF がダウンロードできるので見てみましたが、一覧の項目中にはワープ航法とかもあって、どこまで本気で実現可能だと思っているのか不思議。
科学者は結局ロマンチストなんだわ。一生研究して実現するかどうか、ひょっとしたら生きてるうちに実現しないかもしれないことに情熱をかけられるのは科学者の特権。ビジネスの世界ではありえない話。ただしその特権を享受できるのはごくごく一握りの科学者だけ。
今なんとなく考えついたけど、ビジネス抜きでカネを使えるのは科学研究と政治くらいなんぢゃなかろうか。即時実現不可能で、ビジネスとしては到底成立しえないことに一生をかけるって。

メモ:宮さんがまた映画撮るって。「ハウルの動く城」。重たいテーマがどうとかいわない、何も考えんと単純に楽しい作品希望(いやここで希望しても)。

2002.12.14

web Infoseek アクセス解析なるサービスがこの12月10日から始まってるみたいで、試しにちょいと入れてみました。なにせタダだしねっ。もともと当“椎葉戯文堂”でも夏頃まではフリーのアクセス解析サービスを組み込んでたんですけど、有料化されたのを機に辞めてしまってたのでした。けどやっぱし気になるものは気になる。検索サイトから迷い込んでくる人はなに探してるんだろ、って(笑)。
ただこの Infoseek のヤツには少々融通の利かないところがありまして。バナーがかならず左上の角に表示されるうえ、いちばんうえに(ワタシの環境だと)1行分の空白が出来て、ワタシの意図するデザインを少々ぶちこわし気味なんがちょっと不満←タダのもんに文句言っちゃあきまへん。

web すべてのモノに ID 割り当てるプロジェクト(→毎日新聞)。坂村健・東京大教授が「ユビキタス ID センター」を来春にも設立すると発表したそうです。世の中に流通するすべてのものに IC チップを埋め込んで固有の ID を記録し、電脳界と物質界の差を埋める試み。この構想が行く先は、ケータイやパソコンは言うに及ばず、身につけてる時計や着てる服まで全て微小な IC チップを内蔵して、ワイヤレスネットワークでぜんぶ繋がってる世界(坂村先生の意図してるものとは違いますけど)。つまり電脳仮想空間というものを想定したとき、物質界にあるもの全てに ID が割り当ててあればそれが全て仮想空間でも見えるのです。
でも遠い将来の話ではないでしょう。128ビットの記録量を持つ1mm以下の IC チップの話もあるし(まだ研究室レベルだけど)、こういうのが知らないうちにそこらじゅうに蔓延って、我々は電脳界から丸見えにされるのかも。
先日の日記(→12月4日付)に書いた、プロアクティブ・コンピューティング構想(Intel)や Center for Embedded Networked Sensing(UCLA)と微妙にかみ合い、また微妙に対立する概念なのが面白い。
関連:TRONは“100年OS”を目指す 坂村健東大教授(→ ZDNet の報道)。坂村先生、相変わらずケレン味のあるコメントですわ(笑)。
参考:www.tron.org

なんでも ホンダ、人間の姿勢や動作を認識する新型『アシモ』を発表。(→ Hot WIRED)。「移動体抽出」「ポスチャ・ジェスチャ認識」「環境認識」「音源識別」「顔認識」といった物質界とのインターフェイスを実装した他、ネットワーク接続も可能になったそうです。日本のニュースサイトでは先週のうちに報道されてるネタをなんで今頃、と言われるかも知れませんが、じっさいワタシも今日知ったのです。HotWIRED の場合は日本での報道を英訳してそれをさらに逆輸入することで生じる時差でしょうけどね。ホンダが発表したニュースリリースは12月5日付。(→いまさら参考リンク: PC Watch:12/05ZDNet:12/05・それから12/11日付の PC Watch にも報道陣相手のデモの模様が)。
しかしなんで同じ時期にロボット関係の発表が連続するんでしょう。去年も産総研が HRP-2 を発表したまさに同じ日に SONY が SDR-4X の発表やったし。でもこちらはそのおかげで両者を比較することができて楽しいから文句なんか言ったらバチあたりますよ。ええ。
参考リンク:森山和道さんの日記

SF 宇宙戦艦ファランクス。いま解体中のエキスポタワー、その隣に直立してる絵を作ってる人がいたのでリンクしてみたり。
直立させた宇宙戦艦 ふうむ。この構造を地上で建てられないと宇宙空間でも1G加速はできないと野尻先生みずからが仰っております
真空で無重力の宇宙を飛ぶなら船体の形など自由だとワタシも無意識に思ってましたが(←軽率)、ISS みたいな華奢な構造体は衛星軌道に乗ってるだけだ(加速度が一切かからない)から可能なのだとあらためて気付きました。1G加速する宇宙船ってのはちょいと小理屈を扱うSFなら頻繁に出てくるガジェットですけど、じゃそれを船首を上に向けて地上に建てたらどうなるか、と。もちろん重心位置も重要。少なくとも何かを後ろに噴射して推進する宇宙船は、噴射口で接地する形で地面に建てたときにキレイに真上を向いて静止できなければならないってことですね。噴射口が複数あっても基本的なリクツは同じ。こんな感じ(→右図)。
噴射口がきちんと重心位置になさそうなヤツって結構多いもんです。

メモ: HotWIRED より、先日の日記でちょっとだけ触れた“完全 DVD コピーツール”についての記事。情報ソースは同じみたい。

2002.12.13

movie いえーい。ウォレスとグルミットの新作“ウォレスとグルミットのおすすめ生活”7年振りに登場!(→オフィシャルサイト:最新情報)。チキンランもいいけど、やっぱニック・パークの本命はこっちよねー。完成を記念して、渋谷ユーロスペースほか各地の映画館で、他の英国アニメーション作家の作品とあわせてイベント上映されるそうな。
さてこの新作、作品としては2分程度の短編を繋ぐオムニバスなものらしくて、今回上映するのはその中の6編くらいだそうです。てことはざっと12分〜15分てとこか。本来これが何編あるのか知りませんけれども。
でも上映予定でいちばん近いのは心斎橋シネマ・ドゥ。ちょっとヨイショの要る距離ですわ。
→本家の公式サイト

ゴミ 大阪府東大阪市の中小企業グループが計画している人工衛星1号機の愛称は「まいど1号」(→ asahi.com)。
以下、「もうかりまっか2号」「ぼちぼちでんな3号」「あんさんとこはどないだ4号」「わてとこもぼちぼちだ5号」と続く。というネタは既に手遅れなうえ奇妙愛博士に「あきまへんなぁ、鼻血も出ませんわ5号」という大技をかけられて一本負け。さらに黒書刊行会さんには「ようやく現実が『定吉七号』シリーズに追いついてきた」っていう関節技をキメられ。うう、さだきちセブンできたかー。これには勝てんわー。いや勝負にもなんにもなってませんけど。


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