バックナンバー58

過去の日記

2003.09.13 

林檎 あやまっちゃうぐらい、静かです(→PCUPdate
さいきん Mac ねたの少なかったこばやしゆたかさんによる G5 速攻レビュー。とにかく静からしい。通常の室内が 30db で、G5 起動後が 35db。うわ。いまのウチの G4/867 Quicksilver は推定70dbくらいあるのに(根拠なし)。
ほんでとにかくパフォーマンスの限界値がアホみたいに高いらしい。1200×1200の画像に複雑なフィルタを50回かけたくらいでは負荷が小さすぎて速度差が出ないくらい。
『64ビットの威力を発揮させるには、もっとデータサイズが大きくないと、というのだ。ちなみに話をうかがった技術者によれば、パフォーマンス比較のデモなどでは9000×12000ピクセルのポスターサイズのデータを使っているそうである』。
ひええ。ワタシが通常さわってる画像サイズの5倍だよ、それ。データサイズだと25倍。

林檎 デジタル時代、出版業界が生き残る方策は?(→HotWIRED

……。技術的には印刷物に載っている情報をデジタルに移行すること自体はそんなに難しくない。問題はカネ。現在の書籍/雑誌流通では実際にモノが動いているから対価としてのカネの流れも解りやすい、ではこれがデジタルになったときカネをどうやって回収するか? 本当の問題点はここんとこの仕組み(インフラと言っていいかな)を作れるかどうか。業界を巻き込んだインフラ構築となると中小企業では到底手が出せない世界になってしまう。出版物全体のパイが縮小傾向にあるのは間違いないし、20年先には大手しか生き残れないような業界になるんではなかろうか。いまの玩具/模型業界のように。

2003.09.11 

ゴミ とりあえずシュラバ終わり。しんどかった。今回は若いもんに任せててきとうにやらせてて少々のツクリの甘さは容認するつもりだったけど、最終最後にデータチェックしてたら大変な目に遭いました。見た目のキレイさと裏腹にデータの作り方は素人同然、細かいところのツメがメチャクチャ甘い。リテーク山ほど出しましたよ。なんとかカッコはついたから普通の読者はどうにか騙せると思うけど、ちょっと目の肥えた人間にはつくりの粗さを見破られる。まして同業の人間が見たら指さして笑うにちがいない。

ゴミ 今回妙に増えたもの:
自分で広告を作りたがるクライアント。営業が熱意に負けたとかナントカ言いながら受けてくるのでおそるおそるデータを貰うのですが、だいたいは印刷のことなんか知らないから問題だらけ。中には制作環境からしてウチとほとんど合ってなくて共通点は Illustrator だけ(しかも Windows 版の、さらにバージョン違い)というところもあるし、別のところは Photoshop 持ってないからって web サイトで使ってる gif 画像(むろん RGB)そのまま埋め込んでたりするし。そのくせ後で色刷り見せたら『色が悪い』とか仰る。当たり前です。インデックスカラーの gif 画像が印刷に耐えられるわけないでしょー。『そこはそれおたくはプロなんだからなんとかキレイにできませんかぁ』それを言うのはちゃんとした素材を寄越してからにして。イワシとアジでフレンチのフルコースはつくれません。

プロが要求する写真データは、まず CMYK であり(←この時点でコンシューマ用フォトレタッチソフトでは扱えなくなる) EPS もしくは TIFF であり(←プロ用フォーマットなんで理屈を知らないと扱いにくい)出力解像度 350dpi が確保できるもの(←ハッキリ言ってバカみたいなデータサイズになる)。

ゴミ 今回妙に増えたもの:その2
デジタル画像の割合がムチャクチャ上がったこと。
我々自身がちょっとした写真なら自前のデジカメ(プロ用に非ず)で撮ってくるし、プロカメラマンに依頼した写真すら CD-R のデータで受けるようになったし。ポジやらプリントやらのアナログデータをスキャナにかける比率は昨年に比べると1割くらいになってしまいました。

我々がふだん使ってるのは民生用デジカメにすぎないわけですが(出版業とは言ってもプロカメラマン並の腕をもった人間ばっかじゃありませんから)、これを印刷用のデータとして捉えると実はひどく画質がうすっぺらなんですな。専門外の人にうまいこと説明するのはムリかもしれませんが、ちょっと補正すると途端にトーンジャンプがおこったり。構図が合わないからと拡大したらすぐに解像度割れてブロックノイズが出はじめたり。もとを JPEG で記録してるからちょっとした加工で極端に画質が落ちるのです。
さいきんはデジカメにしろプリンタにしろ『写真画質』がどーとか言うようになって、印刷インクでは太刀打ちできないような彩度の高い絵を作るのもちょっと困った。偽色、といいますが、本来の発色を無理に鮮やかにしたような絵づくりをデジカメが勝手にやっちゃうのです。それが補正の必要ないくらいきれいに撮れてる絵なら問題ないんですけどね。きちんと勉強したカメラマンが撮るわけじゃないから暗い/明るいのゆらぎはしょっちゅうだし、ライティングの拙さはレタッチではどうにもならんし。
一見キレイに見えるデジカメ画像が印刷に使いにくいという理由。ワタシの私見ですが。

あーもう。素人が印刷用のデータに手を出すもんじゃないのう。

2003.09.10 

SF 月と火星、ランデブー(→毎日
こんなに近かったのか。うあーまた惜しいものをみのがしたっ。そうなることは先月から知っていたし、ここんとこ半徹夜状態の深夜に休憩がてら夜空を見上げるのを習慣にしていたのに、ちょうどこの日に限って曇ってるんだもん。ここでの報道では『北日本を除き全国的に晴れた所が』多かったそうなんで、たまたまそのときだけ曇ってたんだろうか。うう、かえすがえすも残念でならんのう。

なんでも こばやしゆたかさんの『っぽいかもしれない』、こんどは「±0」っていう新ブランドについて。トレンドリーダーとしてはいまや独走態勢のタカラと、ビジネス系出版社のダイヤモンド社、プロダクトデザイナーの深澤直人氏による共同プロジェクト。
雑貨、にちかいテイストの、いちおう情報家電?に分類されるんであろうものたち。ちょっと『見た目の』あるいは『カタチの』デザインに偏り過ぎてるかな、という気はします。なかでこばやしさんも書かれてますが、人間とのインターフェイス部分がやや弱いかと。エルゴノミクスとかそんなんじゃなくて、『ダイヤルを右に回したら時計の早回し』とかいった、感性でぽんぽんといじれるようなインターフェイスの部分が練り込まれればもっと面白いものになったかも。

2003.09.08 

なんでも 『ふたつのスピカ』アニメ化(→NHK)、11月1日(土)9:00〜9:25。さすがにアニメ用に絵が(動かしやすそうに)変わってるなー。原作はこんなん(→COMIC-FLAPPER.com)。
しかしたいへん。同じ土曜日にプラネテスの放送も始まるのに(10月4日・8:05〜)。どうせなら時間も続けてくれれば留守録が楽なんだけどなっ。

RPG トーキョー N◎VA The Detonation F.E.A.R./エンターブレイン3,800円(→bk1)。

こんどはトーキョー N◎VA 大爆発。Revolution(第三版)すらロクに読んでないのに第四版が。なんだかんだ言って10年もサポートの続いてる RPG。あ、ワタシが RPG と言うときは『紙とエンピツ』RPGの意味でしか使いませんので。念のため。
それにしても10年前には毎月のように新作がリリースされていた RPG、ブームに乗って濫造されたゲームの中できちんと生き残っていまだに続いてるっていうのがスゴイ。ルールの理解に膨大な知識とバックボーンを必要とするぶんライトゲーマーにとっての敷居の高さは並大抵ではないと思いますが、逆にいうとそのへんを愉しめるヘビーユーザに支持され続けた結果がこの第四版、でしょうか。
でも N◎VA はオンラインに向かないからなぁ。買うとは思うけどプレイの機会はないだろうなぁ。

2003.09.07 

RPG 本日も土曜日でセッション予定日なり〜。でもなんかシュラバが終わりませんよ。いま 22:00 過ぎてますがまだ職場で、周りを見渡しても誰ひとり帰ろうとしませんよ。土曜日だってのに。帰るに帰れない状態になってしまっているので(みんな残ってる=ワタシの仕事も際限なく湧いてくる)今日のセッションも残念ながら不参加ですよ。さっき ANDY のケータイにかけて事情を説明しました。今回も順延なり。

でも少々遅くまで残っていたってワタシの仕事は終わらない。あしたも休日出勤。たぶんワタシのこっちゃから、朝 7:30 にきちんと目が醒めたとしてもアバレと555見たあと再び昼まで寝こけるであろうことは間違いない。昼過ぎからもそもそ出ていってまた夜おそくまでやることになると思うな。
もっとも、きちんと朝から出ていっても結局帰宅は深夜になるんだろうから、こんくらいでバランスとらないと身が持ちましぇん。

ゴミ そういや鳥人間コンテスト見逃したなぁ。留守録のセットすら忘れていた。せっかくなかやまきんに君の操縦によるうどん丼形人力ヘリコプターが墜落する(1.31秒では飛ぶとは言えまい)シーンを楽しみにしていたのに
でも去年もたしかこの時期にシュラバっててテレビどころではなかったような記憶が。してみるとワタシ、いったい何年ごしで見逃しつづけてるんだろう。

2003.09.06 

SF ずんだらだんだーんだだだずんだらだんだーんだだだ♪ カクジツに007のBGMが流れる水陸両用のクルマ(→goo news人民網日文版毎日)。
実際、TVのニュースバラエティなどでは100%この音とともに水上を駆けていたそうです。水上走行は最高 50km/h だそうで、いやテムズ河ってかなり混雑してると思ったけど、その速度は危険でないのですかい?
そしてこちらが公式サイト。うおーかっこえー。ちなみにおねだんは150,000ポンド、日本円で約2700万円ですって。

草の根エンスー日記の KAZ さんに曰く『水上を走るってことは飛沫もかぶることになるはずなのに敢えてオープンにしてる感性がいかにもイギリス的』だそうな。KAZ さんの考察では『あれだけ雨の多い英国でこれだけ防水に気を遣わないのは、ひょっとして英国人は水に濡れるのをなんとも思ってないからではないか』。たーしかーに。英国製ライトウェイトスポーツと呼ばれるクルマって何故かオープン仕様ばっかだし。『その証拠に英国生まれのサッカーもラグビーもゴルフも、雨ごときでは中止にならない』。おおー。言われてみればそうだ。89へぇ。こんなところにも意外なトリビアが。

Book どれだけ忙しくても最低限の新刊はチェックする。第六大陸 2。(→ bk1es! books)。2巻完結。寸暇を惜しんで読破いたしましたよ。

月面に『民間の』半永久施設をつくるプロジェクト、工期10年、予算わずか1,500億円。施工主は日本最大の遊園地を経営する企業の会長とその孫娘、施工業者は世界に類を見ない特殊土木建築に特化しヒマラヤから深海まで実績を持つ企業、後鳥羽総合建設。ロケットの打ち上げすら民間企業、天竜ギャラクシートランス社。むろん実現の可能性はまだまだSFの範疇ですが、『ひょっとしたら』むこう20年くらいの間にできてしまうかも、と思わせる説得力に満ちています。

そして2巻ではさらにスケール大きく話が展開していきます。1巻でこれから予想されるであろう障害の数々を示唆して、2巻はそれをどのように解決するか+αくらいと思っていたのに、大きく足を掬われました。いや最後にそうくるとは思わなかった、そこまで風呂敷ひろげるとは思いませなんだ。日本でほぼ唯一『土木SF』などというおよそ聞いたことのないジャンルの小説を書く小川一水、第六大陸の最後は単純な土木SFなんかではなかったのでした。

2003.09.05 

SF 帰宅時間が連日のように午前様なもんですからかなりストレスが溜まってるみたいで、帰宅途中で衝動的にコンビニに寄って散財するのがここ2週間ばかりの習慣と化しています。散財の対象は、こないだからやっと無事に流通しはじめた(発売当初は生産が追いつかなくてあっというまに品切れになったそうな)黒ヱビス 350ml と、これもタイミング外すと買えなくなる可能性の高い王立科学博物館。黒ヱビスと食玩2個買って1000円弱。散財ったってちっちゃいちっちゃい。それでも家の者の曰く『朝起きるたびに食玩の箱が少しずつ増えてビールの空き缶が転がってるから、よっぽどストレス溜まってるんだろうと思ってた』んだそうな。
ちなみに王立科学博物館をいっぺんに2箱しか買わないのは、付属の冊子(むしろ本誌と呼びたい)の情報量が多すぎて体力のあるときでないと読めないから(笑)。字も小さいし、半徹夜状態の中途半端な状態で読むとカクジツにアタマを壊します(←我ながらとんでもない表現だと思う)。

本日(既に日付は9月5日)時点での『王立科学博物館』戦果は、
02「月世界」本日2つ目をゲット、
03「この10年以内に」×1、
04「赤いロボット」先行して入手したぶんとあわせて2つ、
05「ロケットの夏」×2、
06「人類月に立つ」本日3個目をゲット、
08「サイエンスフィクション」×2、
シークレットアイテム:09「フォンブラウンの夢」×2。

01「スプートニク・ショック」は少ないらしいので出ないのもわかる、けど07「ザ・ライトスタッフ」がひとつも出ないのは何故だ(笑)。やはり少ないと噂の02や公式に存在しないはずの09が2つづつ出てるのも謎。ウチのラインナップは偏ってます。

メモ:日立、“指の静脈”を使った個人認証システム(→ZDNet)。

2003.09.04 

ゴミ さいきん人と話をしていたりテレビを見ていたりして感心するようなことがあるたび脊髄反射のように平手で机をぱんぱん叩いて「へぇ〜へぇ〜」などとほざいているタワケものはワタシを含めおそらく全世界に5億人はおるはずですが、なんだか今度はバンダイがこんなもんを出すそうですぜ兄弟。パーティグッズ以外に使い途のあるでなし、そもそも我らの場合は日常会話そのものがトリビアまみれ、カバンの中に常時これをしのばせておかないといざというとき使えないじゃないですか。

2003.09.02 

SF 先のSF大会で行われたというSFセンター試験の web 版が公開されていました。
制限時間20分。ページを開くとカウンタが20:00からカウントダウンを始めるので集中しないとならない。ゆえに会社で昼休みなんかにやるもんじゃありません。ええぃ今いそがしいから後で後でっ。オレに仕事のことで話しかけてくるなっ。というか昼休みくらいおまえも休めっ。

100問というのは予想外に時間がかかるもので、後半はどんどん読み飛ばしていくように。のこり2分のところで全問答え終わったと思ってふとみたらマークシートが一問ずつズレてるのに気付いて大慌てしたり(ありがち)。さらに問題と解答のソースをローカルに保存して(←あとで問題だけ見に行こうと思ってももっぺん受けるしかないカラクリになってるので)答え合わせしてみたら、あんがいミスクリックが多いことが発覚。答えは解ってるのに違う番号を押してるのが妙に多い。逆にまぐれ当たりもあるんですが。いやしかしミスも含めて実力のうち、いさぎよく自らの不注意を呪うにとどめて後悔はしないことにしよう。ちょっとやせ我慢。

番号:0083
名前:戲文堂
得点:44
順位:33 (/55)
時間:19:46

結果はごらんの通り。順位が低いね。100点満点で44点というのは如何か。SF大会の参加者平均が40点くらいだったとかいうことなので、とりあえずワタシも平均ということで安心しておきましょう。上位の方々はサスガです。というかこんなんSFじゃねぇよってもんも混じってるのに。トリビアの泥沼とでも名付けたくなるような、SFにかぎらない雑学問題。たのしいからワタシとしてはオッケーですが。

ちなみに20分カウンタは単についてるだけらしく、時間オーバーしてもなんのペナルティもないらしいことが後に発覚。なんと(笑)。

movie 映画『クジラの島の少女』(→公式サイト)。原題の Whale Rider のほうに惹かれました。Whale Rider! クジラ遣いの少女! なんだかすてきな妄想が脳内で驀進中。いやもちろんそんな話の映画ではないのですが。ただこれもまた(TBS が冠についてる割には)上映館少ないなぁ。田舎には来そうもありません。

2003.08.31 

RPG 昨日(30日)のセッションは、ワタシはなんとか都合つけて参戦したものの、メンバーの一人が決算前の残業大会に巻き込まれたみたいで不参加、やはり順延と相成り申した。やはり先週を逃したのが悔やまれまする。

ゴミ カ月/か月/ヶ月/ヵ月。

とにかくシュラバっているのは年に一度の増刊のせいなワケですが、そのなかでワタシが書いた文章にアカが入ってたんです。『ヶ月』のところに『カ月』と。
おいこらワタシゃもう10年ちかくモノ書きやってるんだぞなんで今頃こんなどうでもいい朱入れがあるんだ?『表記はカ月で統一することになってます』。なってますってのはなんだ誰が決めたそんなもんワタシが知らないっていうのはどういうことだ。しかもこの校了間際のタイミングでわざわざ1ヶ所だけアカ入れたのがこれか? もっぺんカラー出力やりなおすことになるんだぞ時間とコストがムダになってるんだぞ費用対効果を考えなさい。杓子定規というか融通が効かんというか。

まそれはともかく。
コトバの成り立ちとしては、
『ヶ月』ってのは、まず『箇月』の簡体字として『个月』という表記があり、この『个』が徐々にくずれて『ケ』になったもの。
『カ月』っていうのは単なる表音文字として『カ』の字を充ててるだけで、言うなれば『バク進』『憂ウツ』『島ショ部』みたいな難しい漢字をカタカナで書き下した表記方法。

だもんでワタシは単なるカタカナの『カ』を使うのには抵抗があるのです。

ちなみにワタシが使っている ATOK では第一候補で『ヶ月』と変換します。
辞書ファイルの中身は(ごそごそ)。うむ、ヶ月/カ月/か月の三種であります。ヵ月(←カが小さいカタカナになってるもの)は普通の変換候補に出ないようになってますな。ウチは今なんどか変換してたら学習してしまいました。ウッカリ混在させないようにしないと。…滅多に使わないんだし、登録単語を削除しとくか。

ここまでやったらもう理性の暴走に歯止めがかからなくなってしまって、ふと気がつくと google でそれぞれを検索していました(←修羅場の最中じゃないんかい←いやまあ逃避のひとつもしたくなるじゃありませんか)。

結果。
『ヵ月』322,000 件
『か月』416,000 件
『カ月』860,000 件
『ヶ月』2,580,000 件。

世間一般では『ヶ月』だけが桁違いに多い、という結果が出ました。

もしやと思ってもうひとつ、検索窓に『カ月 ヶ月 ヵ月』と放り込んでみたら 5,480 件もヒットしました。つまりひとつのドキュメント(厳密にはひとつの HTML ファイル)の中にこれらが混在してるってこと。編集者として許せん、とは思うけれども、別にどっちでもええやん、と囁く声が聞こえるのも事実。どれを使おうが意味は通じるし。

さらに、日本語を日常的にあやつって日々大量のコンテンツをジェネレートしている各大手新聞社のサイトでこれを実行してみました。

毎日新聞
『ヵ月』3,500 件、『か月』1,120 件、『カ月』41,900 件、『ヶ月』1,600 件。
朝日新聞
『ヵ月』120 件、『か月』201 件、『カ月』5,520 件、『ヶ月』335 件。
読売新聞
『ヵ月』273 件、『か月』7,900 件、『カ月』229 件、『ヶ月』3,650 件。
産経新聞
『ヵ月』85 件、『か月』89 件、『カ月』3,660 件、『ヶ月』145 件。

毎日は87%、朝日は89%、産経は92%が『カ月』。意味の正しさとかいった理屈はさておき、見たときに普通に読めるかどうかを基準にこうしてるんでしょう。
…しかし、そうすると謎なのが読売だけ『ヶ月』が強いってことなんだよなぁ。

2003.08.29 

SF カレル・チャペックの像に花束を捧げる ASIMO。ASIMO がポーランドを表敬訪問したという話は聞いてましたが、この絵面にはうっかりこみあげてくるモノが。
この絵を見て泣ける人ってのは、あるいは無意識のうちに、ロボットとして生まれた子どもが親孝行している図、というふうに認識してるんでは、と思います。いずれアトムに類する自律ロボットが誕生したとき、きっと手塚治虫の銅像に花束など捧げる演出があったりして、同じように『親孝行』の図式を読みとって涙するにちがいない。生みの親といったって直接の関連は非常に希薄で、チャペックがやったことはおおまかなコンセプトの定義にすぎず、手塚治虫がやったことは理想的な運用案の提示にすぎないにもかかわらず。
ちなみにワタシもその人種。仏教的というか、儒教的な孝行息子の逸話に弱い。

ゴミ マジンガーZの格納庫(→前田建設 ファンタジー事業部

わははは。本職のゼネコンが大真面目にこんなことを。しょっぱなから声優ネタでぶっとばすあたり、ツカミもばっちし。ワタシも弓博士が八奈見乗児だなんて忘れてたぞ。
冗談企画かと一瞬いぶかしんでしまいましたが(いや冗談企画なんですけど)、ちゃんと社内の専門家を何人も引っ張りこんで多角的かつ現実的な検証を繰り広げます。『誰もがプールだと思っていたアレは●●だった』とか『あのプールは研究所のバリアの外側にある』とか、大真面目に検討している段階で意外なトリビアがボロボロ出てくるのもいとをかし。これでファイル1と書いてあるからには10月から始まると言う第二弾にも期待してしまいますわい。

なんでも あのSegway HTが車イスに! 荒地走行や階段昇降まで自由自在(→MYCOM PCweb

ひらたくいえば電動車椅子なわけですが、Segway の技術を使ってるというあたりが面白い。インテリジェンスに走行を制御するので、平地での通常走行ではまさしく Segway のようにパラレル二輪で走るそうですし、段差などものともせずえっちらよじのぼるそうな。ある意味で出るべくして出た製品と言うべきか、形ばかりのバリアフリーを云々してるような社会にシビレをきらして車椅子のほうが進化してきたっていう図式。人間が社会生活をするところは二足歩行しか考慮されてないところばっかりです。
…あ、いまふと二足歩行の優位性とかいうフレーズが脳裏をよぎった。ややこしくなりそうだし本質からも大きくずれるからあんまり突っ込んでは書かないけど。

2003.08.27 

Book このへんで鞭毛の立体視の話をしてたら、BBSにちなっちゃんから情報をいただきましたよ。ズバリ立体視の本。タイトルは『任意の点P』(→Amazonbk1)。
任意の点を『P』と呼ぶのは言うまでもなく数学(幾何)のコトバでありますな。

BBSにもレスつけましたが面白い本なのでこっちでも。
だんご三兄弟とかテトペッテンソンとか、いちいちワタシの琴線に触れるものを作る佐藤雅彦さんがつくったビジュアルbookであります。立体視の本なのに線画中心、付属のメガネを使えば立体視の苦手な人でも大丈夫。
ネットでざらざらっと検索してみたらいろんなとこで紹介されてましたよ。現実にある三次元物体を二次元に落としこんだものではなく作者がイメージした立体視が元になっている、とか。付属のメガネでも見えるけど立体視のできる人はメガネなしで見たほうがよい、とか。
いとへん(編集工学研究所)の書評にもとりあげられてました

ゴミ さいきん出鱈目なレイアウトのwebサイトを見ることは少なくなったとは思ってましたが、まだ結構とんでもないところがありますなぁ。どんな作り方したらこんなんなるんや、と思ってソースを見たら、たいがい
“<META name="GENERATOR" content="IBM WebSphere Homepage Builder Version 6.0.2.1 for Windows">”
などと書いてありますなぁ。
前みたところは本文のフォントサイズが 80pt くらいあったし、今日みたところでは本文なしでバナーしか表示されてなかった。いちおう名のある団体のトップページが、ですよ。どうせ自分の環境で見えたら安心してしまって、Mac で見てるワタシのような少数派を無視してるに違いない。でも Mac 版 IE で見えないんではよっぽどひどいソース書いてるはず。言うまでもなく Mac 版 IE は少々デタラメな HTML でも表示しようとしますからね。OPERA なんかで見たら表示もされないぞ、きっと。

そういったページに共通するのはだいたい公共性を前面に打ち出す非営利団体とか、商工会議所とか、責任の所在が曖昧そうなとこが多いようです。みんな手弁当で活動してるから外部に発注などできない、でも自分たちの活動を世界(笑)に発信したい。それじゃキシダ君あとはまかせた、そんな会長わたしにそんなヒマありませんよ、なにキシダ君イマドキはホームページを作るソフトくらいいくらでもあるだろう買ってきたまえ、ムリですよ会長かんべんしてくださいよ、なにキミさいきんのソフトはワープロができればホームページくらいつくれるっていうじゃないかじゃ頼んだよ、どうなっても知りませんよ素人なんですから。
そーんなぬるそうな会話してるんじゃないだろうなぁ。

2003.08.26 

ゴミ 日本うどん学会が発足、ブームに拍車(→四国新聞社)。

ちなみにこっちが日本うどん学会公式サイト。公式っていうのも何か違うような気もせんではないけど。
それにしても Japan Academy of Udon ってあーた、その呼称はワザとつけてますね。日本以外にうどん学会があるわけもなし、日本うどん学会ということは世界うどん学会でも構わんわけで。まあ仮に世界のどっかにうどん文化があったとしても、間違っても学会など名乗らないでしょうな。

しかしそろそろうどんブームもワタシには辛いもんがあります。ワタシがうどん喰いに讃岐に戻るのは、どっちかというと学生時代を過ごした香川県のノスタルジックな風情に浸りたいからであって、完全に観光地化した超有名うどん店に並ぶのは正直もうしんどい。今度行くときは近所の人に紛れていけるような、町なかのセルフでひっそりと楽しみたいもんです。

2003.08.25 

RPG あっ。なんということだ。時間軸のゆがみとズレに巻き込まれて深夜まで仕事をしていたら、23日はセッションの日だったんではないか。椎葉戯文堂BBSもロクに見ず、ケータイの電源切れにも気付かないくらい忙殺されていてすっかり忘れていた。
冗談めかして書いてる場合ではない。皆いそがしいのは同じこと、我々の年齢くらいになると土曜深夜の3、4時間を捻出するのも並大抵の苦労ではなく、ともすれば一週間のスケジュールを土曜22時を基準に組み立てなければならないくらい大変な努力を要するものであるのに、それをワタシの不注意でフイにしてしまったとあっては平身低頭、地に頭を擦りつけて詫びても足りぬ。さよう二度とこのようなことのないよう、30日は万難を排して参戦する所存にて、皆様にはご寛恕いただきたく切に願うものであります。

それにしてもワタシがセッションすっぽかすなんて初めてのことだ。しかもワタシ以外の全員が揃っていたというなら、それはなんと惜しいチャンスをムダにしたものか。あー勿体ない。

2003.08.21(9/15) 

web シュラバの長い長いトンネルを抜けるとそこは秋空だった。

…更新再開の狼煙にそういう文句を用意していたのに、なんだこの暑さは。
はっ。web に於けるワタシの時間は8月20日から事実上停止していたのだが、ひょっとして季節の巡りまで一緒に停止していたのか? ワタシだけが時間軸から外れているのだと思っていたが、あんがい普遍的に時空の歪みが生じているようだ。そうか、なんとなく世界は9月15日だと思っているが、ワタシを含む一部の時空はまだ8月21日あたりなのか。なるほど、では今から頑張って通常の時間軸に乗れるように、ワタシの web 内時間にもマキを入れることにしよう。
いっそこのまま時間軸からズレた日記を書き続けるというのも一興だが、3週間も実時間軸と web 時間軸を錯誤したまま延々続けていくのも苦しい――新しいネタを仕入れても web 時間で公開するのが3週間後になってしまうし。ここはワタシの『複数の時間軸を同時に認識できる』という特殊な技能をもって、せめて読者が混乱をきたさないように web 時間に沿った話を展開するにとどめよう。
あ、既に混乱してますか。むしろ錯乱。

なんでも アーベル賞に関して書き殴りっぱなし投げっぱなしで話だけRosso さんに(名指しで)振ってたんですが、きちんと本職なりの感想を書いてくれてました(→数学的昨日今日・8月5日。『良く分かりません』っていうくだりじゃなくてその後ろ)。すげぇ昔の話で今更なにを蒸し返してんだ、ってなもんですが。
で、文中にあった京都賞ですが、このくらいならワタシも聞いたことありますよ。稲森財団(京セラ)がやってるヤツで、『世界の科学、文明の発展、精神的な深化・高揚の面で著しい貢献をされた人、あるいはグループ』を顕彰するという理念の許に与えられる賞ですね。これは数学に限らず各方面から受賞者を選考するから、科学分野だけじゃなく産業界や芸術分野からも多数の受賞者を輩出していますよね。
たしか京都賞、今年もそろそろ発表ではありませんでしたかな。


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