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過去の日記

2003.10.22 

林檎 予想外の新製品が Apple から。iBook G4。10月25日発売。
(→アップル - iBook G4ASCII 24PCUPdate
10月25日って、Mac OS X 10.3“Panther”と同時発売ですね。もちろん Panther プリインストールモデルとして販売されます。
CPU は G4 プロセッサの 800MHz、933MHz、1GHz、内臓 HD は 30GB、40GB、60GB。メモリは標準 256MB で最大値が 640MB (これは512MB+128MBって計算? なぜ 512MB ×2じゃないんだろう)。
そして価格は128,000円から! Apple 製のノートブックがここまで安くなるというのも隔世の感がありますな。なにせ最初期の PowerBook G3 は80万円くらいしてたんですし。
ディスプレイが狭いこと(1024×768)と拡張性を省略してることを除けば、必要にして充分なスペック。PowerBook G4 にくらべれば明らかに下位モデルになるけど、コストパフォーマンスの高さが最大の強みである iBook にとっては問題なく及第点をつけられる性能でしょう。

あわせて eMac もアップデートされます。こちらは G4/1GHz で SuperDrive 搭載モデルが124,800円、コンボドライブ搭載モデルが 94,800円。これもまた安いッ。
(→ASCII 24

movie うーんやられたなー。
マトリックス・レボリューションズ(→公式サイト)のCMでさんざん『11月5日、全世界同時公開』なんつってるのは、どうも全世界同日同時刻公開ってことらしい。今日映画館の人と話していて知りました。近在の映画館から貰ってる上映予定のことごとくが『6日公開』にしてるからオカシイとは思ってたんだわー。
で、その『同時刻』ってのはNY時間の午前9時。ロスで午前6時、ニッポンは午後11時(笑)。なめとんか(笑)。情報もらってる映画館の中で『全世界同時公開』に参加してるところは駅前の一館だけ、他はのきなみ翌日公開ですわ。あたりまえぢゃ(笑)。
参考→ eiga.com :[ニュース&噂]

さらに吹替版の公開は22日土曜日から、っていうのも決まったそうで。つまり本当に公開前には関係者にすら見せない、っていう姿勢を貫くようです。全世界同時という背景には、イベント性・話題性もさることながら、海賊版の防止というのも大きな要因として存在しますから、可能な限り事前に流出する可能性のありそうなことを排除している、ってことですね。

メモ:宇宙へのパスポート 2。出てます。(→bk1

メモ:アクセスカウンタ49000突破。推定、21日の夜。だらだらやってる間にそろそろ50000ヒットが見えてきましたなぁ。

2003.10.21 

Book あなたの知っている友人は本当に昔のままの友人なのでしょうか?
例えば小学校の同級生と10年ぶりに会ったとき、それが本当に同じ小学校に通った友人であるとする証拠はあるのでしょうか? 個人を特定するための記号、符号、そしてそれを認識する『自分自身の意識』が彼もしくは彼女をそう認識しているだけでないと言い切れますか? 共通の記憶、それすらも実は曖昧なものです。人間は記憶を改変します。主観と客観。しかし、記録されている“客観的”であるはずの情報ですら正しいという保証はありません。

林譲治『記憶汚染』ハヤカワ文庫720円(→bk1・)読了。
早川の本としては J コレクション『ウロボロスの波動』がありますが、文庫としては初の作品。買って帰ってぱらぱらと読み始めたら終わらなくなってしまって、ほとんど一気読みしました。

登場人物の感情描写が乏しいとかいう問題はあるのですが(それが林譲治さんの作風ですから)、そんなものは『物語』の前には小さなこと。この本をきたるべき未来社会の姿として読むときには登場人物の役割は単なる『物語』の推進役になってしまうのですから。ここで提示される世界が理想論と言われればそこまでなんですが、個人認証とユビキタスネットワークから発展する将来の情報社会を推理していくと、こういう日本の姿が当然実現するものとして描かれています。
ただ、現在の延長としての近未来社会を描いたSF、と思って読んでいると途中で足下を掬われます。もしやそんなネタを絡めてくるとはなぁ、という驚き。やはりこれはハードSFです。

林檎 マックスパコン『ビッグ・マック』、予備テストで世界第2位の性能を記録(→HotWIRED

Mac G5 を 1100台連ねた『テラスケール・クラスター』、通称ビッグマック。理論値では 17.6 TFLOPS って、なんかもうわけわかんない数字です。ちなみに世界第一位は日本の地球シミュレータですって。そりゃアホみたいにカネと手間と人材をつぎ込んでるんだから1位は当然でしょう。前に調べたときには地球シミュレータ、40 TFLOPS(理論値)って書いてます。

メモ:今の世界第二位は ASCI Q 、ロスアラモス国立研究所、Alpha プロセッサ×8000個、13.8 TFLOPS。
世界第三位はローレンス・リバモア国立研究所の『ジーオン』プロセッサー2300個から成るクラスター、7.6 TFLOPS。

メモ:日本宇宙予算は600億円近く削減、長期間アメリカに依存へ(→Nikkei BP
「やらない理由」たり得ず、日本の有人宇宙飛行論議をしばる先入観(→Nikkei BP
いずれも松浦晋也さんによる、日本の有人宇宙開発の直面している状況について。

メモPCUPdate:iTunes for Windows日本語版、公開延期
あれま残念。なんか細かいとこで不具合が出てたみたいだし、たんなるバグフィックスと想像しますが。

2003.10.20 

movie アシモフの『ファウンデーション』映画化の報を聞き(正確には風野春樹さんの読冊日記で読み)、情報元の allcinema ONLINE に当たってみたところが、更にあの伝説の怪SF、ダグラス・アダムスの 『銀河ヒッチハイク・ガイド』も映画化されるとの情報が! (→allcinema ONLINE 03/10/06)
『ある日突然、地球は消滅した。誰も知らないうちに銀河バイパスの用地に指定されて立ち退き命令まで出ていたというのだ…』から始まるバカSF。シリーズが三作も出てますが日本語版は既に入手困難、これを機に復刊されることを切に願います。
原作の紹介はこのあたりかな。→古本屋 HoneyBeeBrand復刊ドットコム

林檎  iTunes と言えばこばやしゆたかさん。ということで ZDNet より↓
iPod 新機能と iTunes for Windows の詳細はどうなってる?――日本法人説明会レポート
ほかのニュース記事。
「絶賛」から「不満」まで――賛否さまざまのWindows版iTunes(→ZDNet
アップル、ウィンドウズ向け『iTunes』を発表(→HotWIRED
そのほか、ASCII 24 CNET JapanPC watchの記事。

なんでも 「授業中はヒマだからゲーム」──「情報」必修化と“教室内デジタルデバイド”(→ZDNet
浮き彫りになった問題は結局あたりまえのことばかり。何か予想外の問題点でも出たかと期待したんだけど。高校生が『情報』必修ったって、要するに『得意な人間はそんなもん無視して突っ走り、苦手な人間はますます遠ざかる』だけ。なんら問題解決にはなっていない。
わかってないなぁ、と思うのは、授業でやる『情報』が面白いわけがないってこと。情報はコミュニケーション手段(あるいは媒体)にすぎず、それで何ができるか/何をやるか/何が面白いか、のほうが大事なのに、それをすっ飛ばして理論おしえてもついてこないでしょ。だいいちパソコンの使い方など知らずともケータイはすらすら使いこなしてみたりするもんだし。

なによりワタシが気にくわないのは試験内容に Word や Excel の実技が入ってるってことです。ワタシは自慢じゃないけど Word も Excel もろくに使い方を知らないし、いまんとこ必要がないから使おうとも思わない。故にワタシはパソコン検定試験「4級ベーシック」に合格できない訳ですが、それで本当にワタシの知識や技能を測ったことになるんですか?

2003.10.19 

林檎  Adobe Creative Suiteは単体では100%ではない――Adobeインタビュー(→PCUPdate
Adobe CS の詳報。
やはり『各アプリケーション間の連携&資産共用』が今回の CS の本質のよう。ソフトウェアのソース部分もかなりの部分で共用化され、PDF エンジン、タイプエンジンなどは同じコマンドセットを使うようになってるそう。つまりInDesignだろうがGoLiveだろうが、例えば文字入力に関するコマンドは同じモノを使うということ。 InDesign についてる『プリントプレビュー機能』が Illustrator にも移植された、とかいうのも、つまり同じライブラリにアクセスして同じコマンドを使うことに相違なく、移植というより『Illustrator が必要なときに InDesign の機能を借用する』ようなもんでしょう。
あとは複数ユーザで単一サーバに置いてるファイルを共用する場合の連携強化、とか。

各アプリでの機能強化は(予想通り)現状維持に毛が生えたぐらいのもんでした。Illustrator に至っては『実質的な機能強化はほとんどない』と言われるくらい。
そんな中で目を引いたのは『ついに Photoshop が 16bit で画像編集できるようになった』くらいかな。Photoshop はかなり初期の頃から(ワタシの知るかぎり Photoshop 3.0 の頃には既に) 16bit モードを持っていたにも関わらず、レベル補正以外はまともな加工はできなかったのでした。

そしてワタシが楽観的に考えていたこの CS シリーズの日本語版ですが、どうも一筋縄ではいきそうにありませんね。というのも、CS シリーズでは中核に InDesign を据えてるように読めるからです。InDesign 日本語版は組版エンジンをはじめとした多くの部分を大きくカスタマイズして、単なる英語版ローカライズでは済まない『別物』になってます。英語版と日本語版で大きく違う部分をコアにするんだったら当然日本語版の開発には時間がかかる、というコト。日本語版、いずれリリースされるにしても少々時期をずらしてくるんじゃないかしら。そして細かい仕様が英語版とずいぶん違ってくるんだないかしら、と予想します。

イトコの数学者 rosso さんの『酔歩伝』(数学的昨日今日・03年10月16日)で『美味しんぼ』にたいするツッコミやってますが、これは数学者ならずとも苦笑の一言。一般人の認識なんざそんなもの(笑)。
というより、原作者の雁谷哲の作劇方法が初期の頃からまったく変わってないのが可笑しかったり。昔から『美味しんぼ』はあらゆる問題を食べ物で解決するパターンってのがストーリーの中心にどんと据えてあって、あとは手を変え品を変え、バリエーションの多様化のみに血道を上げてるようなもんですからね。『美味しんぼ』的になんでも問題解決できてしまえばこの世はバラ色です。
つまり、
警察も探偵も匙を投げた迷宮入り寸前の殺人事件を山岡士郎が秘伝のレシピで解決する。
対立を続ける某国の政府とゲリラの紛争を山岡士郎が秘伝のレシピで解決する。
膨脹する宇宙を説明するために「宇宙項」を導入すべきかどうかアインシュタインが悩んでいるのを(略)
悪の秘密結社が日本転覆を謀っているのを(略)。
スマートブレインが(略)。

なんぼでもできる。
しかしあれの連載ももう20年ちかいんだよなぁ。

2003.10.18 

ゴミ うをを。アホかワタシは。職場で思い出した。ああッ痛恨。
何を悔しがっているかとゆーとプラネテスの留守録をすっかり忘れていて気がついたら10時過ぎとったんであります。いま発売中のモーニングにプラネテスが載ってるのも読んだのに(木星往還船内のハチマキの話)。土曜の朝8:05はプラネテス、と昨日までは覚えてたのに。昨今マンガとかアニメとかからすっかり遠ざかっていたところに(一般人よりは近いと思うがヲタクさんほど萌えも燃えもしない)久々にずっぽりハマれそうな番組だと思っていた矢先。前日シゴトが遅かったし日記も遅れ気味で日付と曜日の感覚も曖昧だったし。ああこの過ち二度と繰り返すまじ。しっかり書いておこう。土曜日の朝はプラネテス土曜日の朝はプラネテス土曜日の朝はプラネテス。

しかしいくら書いたところで忘れるときは忘れる。

web 巨大数研究室
とにかくデカイ数を扱ってるサイト。2ちゃんねるの数学板から派生したもんだそうです。
物理的に意味を持つ最大の数= 136×2256(≒1.575×1079) 。
全宇宙の陽子の正確な数で、エディントン数とゆうそうな。陽子の数ってのはエディントンさんが20世紀前半の人だからで、今だったら素粒子レベルまで下位で考えられるからこれの数倍から数十倍ってとこでしょか。しかもこの時代の天文学はせいぜい我々の銀河系程度の範囲しか認識されてなかったらしいから(外宇宙に銀河系がゴロゴロして銀河団とか言ってるのはいまや常識ですが)、いまだったらこれの軽く1010倍以上のオーダーになってるはず。しかしここまできたら10桁や20桁増えたってもうなんともありませんなぁ。
しかし無量大数(1068)やGoogol(10100)あたりならまだしも、スキューズ数やらグラハム数やらになるともう理解も説明もできまへん。

『想像もできない大きな数を天文学的な数字と言うことがあるが、それを超越するような大きな数は数学的な数字と言う』。至言。

2003.10.17 

林檎  Apple「iTunes for Windows」を正式発表(→PCUPdate

日本のアップルでも『Mac と Windows で再生スタート』の文句も誇らしく、iTunes 4.1 がダウンできるようになるそうです。林檎版は Mac OS X 10.1.5 以降で既に公開中、窓版は2000 と XP で 21 日公開予定。
聞けば Apple のこの四半期の収益向上には iPod の好調な売り上げが大きく貢献してるという話だし、iPod ユーザのうち約半数は Windows ユーザだという話だし。たしかに巷で溢れている MP3 プレイヤーに比べてはるかに洗練されたインターフェイスは特筆すべきモノがあります。ウィザードもヘルプも必要ないこの操作性! Win ユーザもこの機に iPod と iTnes をお試しあれ。

Book ぼんやり書店内を散歩していたら(←なんか違う)、たまたま『探偵玄居煉太郎からくり座』山田章博/幻冬舎コミックス1,400円(bk1es!Books)などという本に遭遇。
なぁんか、表紙がムチャクチャ固いうえにページ数すくないんですけど。豪華な装丁。紙質は普通より上等だけど、すべてフルカラーの中面はごく普通のオフセット印刷。困ったなぁ。ワタシももちろん買ったのですが、この内容に見合った値段かというと、1400円はがめついんでないかい幻冬社。山田画伯のファンは買うでしょーが、なんか足元見られた商売のような。

SF 太陽系外の惑星、日本で初めて発見 国立天文台(→朝日
関連→今週のAERA ぶくぶく巨星で初ヒット プラネットハンティング(なんちゅうタイトルだ)
知的生命は地球型惑星にのみ存在するとは限らない、というのが最近ではSFネタとしてホットなのですが。木星型惑星でも知的生命は存在しうるのではないか? と。

2003.10.16 

SF 中国の新舟5号は無事帰還。大成功。中国はお祭り騒ぎ。
毎日読売朝日

Book  bk1 からのメールマガジンによると、かの『ハリーポッターと賢者の石』に新書サイズの携帯版が出版されるのだそうです。10月22日発売予定、950円。ハードカバーのジャスト半値。豆ふくろう通信つき(笑)だって。

ゴミ 大量のヤスデ幼虫が列車止める 兵庫県のJR播但線(→毎日
ヤスデつったらほらあれでしょ、天狗が持ってる団扇みたいな大きな葉っぱのついてる木。そりゃヤツデだ。
ああ、じゃあの足が100本くらいあって森や草むらの中にいて、人を刺すぶん。それはムカデ。

ヤスデはムカデと違って人を刺したりしない無害な虫です。森の中でばくばくと大量の落葉を喰って土に還らせる、非常に重要な役割を果たしています。普段は土の中にいるのですが、数年に一度の割合で繁殖のために地上に現れ、そこらじゅうがヤスデだらけになるんだそうで。

ということで、この↑記事中にもある森林総合研究所多摩森林科学園のサイトにキシャヤスデの詳しい生態が。→研究の“森”から No.52

さらにキシャヤスデで検索したらこんなもんが→キシャヤスデ観察会
モジャモジャだろーがヌメヌメだろーがワタシはたいがいの生物は平気ですけど、ちょっとこれにはたじろいた。苦手な人はぜったいに見ないこと。いいですね。RPG でこういうマスタリングやるときは『見ろ』っていう意味なんですが、こればかりは本当に見ないでくださいよ。警告しましたからね。これで見て気持ち悪くなってもワタシは知りませんよ。

メモ一行知識の部屋

2003.10.15 

SF 上がりました。神舟5号。えらいッ。めでたいッ。よくやったッ。

2003年10月15日は人類史に残る記念すべき日となりました。初の有人宇宙機が上がった1961年4月12日(ボストーク1号)ほどじゃないにしろ、控えめに言っても初のスペースシャトルが上がった1981年4月12日(スペースシャトル・STS-1)には匹敵します。

以下ニュースサイト羅列。

中国、有人宇宙船「神舟5号」打ち上げに成功(毎日
中国初の有人宇宙船「神舟5号」打ち上げ成功(朝日
第一声は「感覚良好」 中国宇宙船飛行士は空軍エリート(朝日
自力で高めた技術、人材・資金を集中投入 神舟5号(asahi.com : サイエンス

有人宇宙船「神舟5号」 打ち上げ成功(人民網日文版)。写真は楊利偉(ヤン・リーウェイ)宇宙飛行士。
本家の人民网にいくと神舟打ち上げのポップアップバナーがべろーんとディスプレイ中央に出てきて笑ってしまった(当日だけだったみたい。いま見に行っても何も出ませんでした)。

“神舟”五号載人飛船発射升空(新華網・中文)ローンチの瞬間。
“神舟”五号発射升空精彩瞬間(新華網・中文)ローンチ後の写真8点。

アメリカでも日本でもロケットが上がるときってのはだいたいものすごい白煙に包まれるんだけど、この長征ロケットでは土煙しか上がってませんねぇ。4本の補助ロケットも全て液体燃料でほとんど白煙を噴いてないし。日本の H2A もスペースシャトルも補助ブースターは個体ロケットで、これがどばーっと煙を噴くんですが。中国のマスコミ的にもすこし物足りないのか(ホンマか)、白煙の上にロケットがあるような合成写真がありますな。

SF 迫る中国初の有人打ち上げ、単なる技術導入でも模倣でもないオリジナル技術搭載(→日経 Biz Tech
既に打ち上がった後でリンクするのも気が引けますが、前にも話題にした『われらの有人宇宙船』の著者、松浦晋也さんによる詳細な神舟の解説。ベースにこそソユーズの技術を使っているが、それは本当に基本コンセプトの部分に過ぎず、実際にはかなりの部分を中国独自で開発してるんだ、という話。

なんでも いっぽうパリではエアショーが開催され、これまたウチでネタにした SpaseShipOne についての講演があったそうです(→日経 BizTech)。
弾道飛行を一人たったの2万ドルで! 高度100km あたりでは軌道とこそ言えませんが立派に宇宙の入口、それが2万ドルならコストパフォーマンスとしては上出来では。
って、あら、この記事も松浦晋也さんだわ。

メモ:同じくエアショー絡みのネタ。アリアンが南米で「ソユーズ」打ち上げ、有人も検討中
メモ:アントノフの新型短距離離着陸機、An-74。輸送機。主翼上にメインエンジンを2基配置、コアンダ効果で短距離離着陸を実現。うわ。このカッコ、まんま飛鳥じゃん。

2003.10.14 

なんでも 昨日の風雨、関東方面では風でクレーンが倒れたりして悲惨なことになったようで(→毎日朝日)。
瞬間的に 60m/s の風が吹き付けたら数百トンのガントリークレーンも走る。ダウンバーストとかマイクロバーストとか、そんなんじゃないかとニュースステーションに出てた気象予報士の方が仰っておられました。

SF 中国有人宇宙船「神舟5号」、打ち上げ準備進む (→朝日
公式発表では15日〜17日、だそうです。やっと宇宙に人を送る第三の国が。これ、人類にとって非常に重要な歴史の1頁と認識すべきこと。 政治とかナショナリズムとかそういうの抜き。人間が狭い輪ッかの中で争ってどうする、中国もアメリカも関係なく我々は地球人なり。

なんでも 朱鷺が絶滅しました。

すくなくとも日本で生まれた朱鷺は絶滅しました。
コウノトリ目トキ科トキ属トキ、Nipponia nippon。学名から判るように近似種のない一属一種の鳥です。近似種のない生物は遺伝的な袋小路に入ってしまうので環境の変化に弱く絶滅しやすい、という話をだいぶん前に聞いたことがあります。トキ亜科まで含めれば13種が入るそうですが、それはネコとトラよりまだ薄い親戚関係。
人間はどうですか? 哺乳網霊長目ヒト科ヒト属ヒト、Homo sapiens sapiens。近似種の絶滅した単一種。ヒト科に入る生物すら、現在の地球には存在しません。SFでは西暦1万年を超える未来史を物語ることもありますが、本当にそれまで連続した歴史は紡がれるのでしょうか。

2003.10.13 

シカバネ。外はびゅーびゅー雨風ふいてるし、祝日だというのにどこにも行かずにいちんちじゅうゴロゴロ。

Book 折角だから本読んでました。だいぶ前に買ったままにしていた新城カズマの『イスベルの戦賦』1&2。6月/7月と2冊連続リリースだったのですが、1巻を買ったときには、どうせ来月には2巻が出るからそのときにまとめ読みしよーと思い、2巻が出た時には買うだけ買って後で読もーと思い。ほんで今日ようやく読んだのですが。
さすが名だたるトールキンおたくと言われるだけあって、文体の小難しさまで指輪なみ(←ホメ言葉)。よくライトノベル系のファミ通文庫なんかで出したな、ってくらい。しかも2巻まででまだどっちに話が転ぶかわからない。重要な伏線は2巻で既に解明されつつあるのであと1冊あればまとまりそうな気もするけど、10巻くらいまで引っ張れそうな話にも思えます。…や、それにしちゃ登場人物すくないからやっぱあと2巻くらい。

どうでもいい話:
天の踵、って言われると何故かモンティパイソンを連想してしまうんですが。同志を探して検索してみたら速水螺旋人さんが6月23日付の日記にこのネタを書いてるのを発見(→日記:6/23)。ははぁ、以前コレを読んだのがサブリミナルに記憶されててあの巨大な裸足が降ってくる絵を連想してるんだな。
あと冬樹蛉さんが書いた冗談のせいでテッド・チャンの『あなたの人生の物語』(→bk1)を呼んでるあいだじゅう『てっどちゃーん、てっどちゃーん、好き好き〜♪』と水森亜土が脳裏で歌い続けてしまうのもサブリミナルな刷り込みでしょうか(違うと思います)。

2003.10.12 

ゴミ いつも散髪は行きつけの床屋というのがありまして(正しくは理容室とゆーんでしょうがワタシの認識は床屋)。で、2〜3カ月に1回(←このへんのアバウトさはものぐさ故)顔剃りからシャンプーブローまでひっくるめてレギュラーカット4,000円也に行くのが常なのですが。ここんとこ面倒くさがりに拍車がかかってるもんですから、つい会社帰りに1000円ポッキリの10分カットなる店に行ったのですよ。伸びた分だけ適当に3〜4センチ切って下さい、て。結果、うんこれなら充分。ブローやセッティングもありませんが、そんなもんは家に帰ってやりなおしゃいいだけですし。まあ1000円分ですしね。
ただ髪を切ったことに家の者がちーとも反応しない。そりゃもともと『伸びすぎ』だった髪が『ちょい伸び』になっただけとはいえ、ちーとは見た目も変わったでしょうに。うむむ。

ゴミ 麺通団公式サイト
へぇ。東京麺通団なる店が新宿西口にできたとは聞いとったけど、なんばパークスにも店だしとったんか。
それにしても工事中の多いサイトですこと。まあ田尾さんのやるこっちゃからなぁ。いつまで工事中のまま放っとかれるかわからん。

人工衛星のご注文は東大阪へ。東大阪宇宙開発協同組合 SOHRA 公式サイト

2003.10.11 

SF 何はさておきこばやしゆたかさんの『っぽいかもしれない』は外せない。今回は『やってみないとわかんない〜「MIXED FANTASY〜MRテクノロジーEXPO2003」(→ZDNet)』というネタ。
Mixed Reality テクノロジー EXPO、現実と virtual の境界線を曖昧にするテクノロジの最新の成果を発表する展示会のようなもの。毎年の展示で少しずつ進歩するものもあれば新たに発表されるものもあり。『これどっかで見たなー』ってのも少なくないのですが。実は ZDNet 自体の紹介記事も前日に載ってるんですが(→“複合現実感”を楽しめる「MR-EXPO」)、映像つきで紹介してあると圧倒的な説得力を持ちます。
惹かれたのは Textured Shadow 。高度なセンサ群を駆使してコントロールしてるんではなく、むしろローテクの粋。これは素敵。
それから『光学迷彩』を実際にやってみてるところも! とは言っても、いまの技術で研究室単独のレベルではこんくらい、という程度の出来。攻殻のアレにはまだ遠く及ばないけど、やろうとしてる姿勢が素晴らしい。
あと、マジックカップはちょっといじってみたいなぁ。

林檎 レビュー:Apple の Bluetooth 対応 Wireless Mouse と Keyboard を、じっくり試してみた
(→ZDNet : PCUPdate Mac
同じくこばやしゆたかさんによる Apple の新型ワイヤレスマウス&新型ワイヤレスキーボードのテストレポート。モノはいい。使い勝手もいいみたい。でもやっぱりワタシは『電池』ってのがイヤ。ここのレビューでも、電源入れっぱなしで持続時間は2週間(推測)?とか書いてるし、業務用と考えると2週間にいっぺん電池換えないとならんマウス&キーボードなぞ面倒なだけ。これが SOHO レベルの2・3台ならまだしも(それだって面倒だけど)、たとえば50台どーんとまとめて導入するような大手だと、毎月つまらない消耗品が大量に発生することになるんだもん。再考を求めるよじょぶっさん。

ゴミ 文字サイズが13倍 ユニバーサルデザインの木製キーボード(→ ZDNet

13倍ということはキーひとつが普通は 19mm だから約25センチか。108キーぜんぶ並べると5メートルは下らない(←そういう13倍ではないです)。

2003.10.10 

なんでも 「,」か「.」か、小数点記号論争にピリオド? (→朝日
SI 単位系に従うなら小数点はピリオド、と思いたいのですが、『 ISO(国際標準化機構)や IEC(国際電気標準会議)の規格では、記述言語によらず小数点にコンマを使う』って決まってるんだそうな。いやぁ国際ったって実際はヤード/ポンド法がいまだにまかり通っているほぼ唯一の超大国の組織ですからね。
しかしワタシもなにげなしに、欧米での位取りは三桁ずつ『 , 』で区切るのが一般的だと思いこんでましたが、言われてみればスペースを挟む表記もあるなぁ。

ピリオド系表記→ 1,234,567.89
カンマ系表記 → 1 234 567,89

ん? そういや Mac の JIS キーボードではテンキーにカンマとピリオドがあるけど、ASCII キーボードではピリオドしかないな。このへんは何故だろ?

なんでも 2003プラモデル・ラジコンショー開幕(→Impress Game Watch
プラモデル・ラジコンショーのレポートと銘打っておきつつ、実際はコンバットデジQとトミックス(トミーテック)のNゲージ車載ビデオカムの話題。

しかしNゲージにビデオカメラ積むなんて話は実は大昔からあって、いわゆる『ハンディサイズ』のビデオカメラが小型 CCD を使うようになった頃には既にカメラ積んで走らせる記事が雑誌に掲載されたりしています。今回のシステムも、言っちゃなんだけどべつに目新しい技術のあるでなし。取材記者はレールを使って信号伝達するってのに驚いてるけど、そんな驚くようなことかなぁ? 鉄道模型は(自走できるような大型のものはともかく)レールから給電するのがアタリマエだし、レールを正負二本の回路だと思えば不思議はないでしょう。リアルタイムの動画を無線で飛ばすよりはよっぽど堅実。
むしろワタシとしては、これがメーカーの製品として発表されたことのほうがびっくりです。それなりの需要が見込めると踏んだんでしょうけどねぇ。

ちなみに ZDNet G-TOY'S のほうはいかにもな読者を想定したレポート

メモ「あのときIntelにしておけば……」――ジョン・スカリー元Apple CEOが述懐(→ZDNet
ういー。アンタがそれ言っちゃおしめぇよ(^_^)。

メモ:坂村教授の講演は「ユビキタス」よりまずは「反論」(→ZDNet
もー坂村先生、相変わらずでステキですわ(^_^)。

2003.10.09 

林檎 “Panther”、10月25日発売(→ZDNet
「“Panther”はOSの基準となった」――新機能満載のOS X新版が10月24日、発売(→ZDNet
アメリカでは10月24日午後8時に発売ですって。

林檎 “Panther”についてのアップルのプレスリリース

いろいろ強化された新機能。
フォント管理アプリケーション『Font Book』、でもまだ管理するほど OTF フォント持ってないんで(泣)いまのワタシには無用の長物かも。
画期的なウィンドウ表示システム『Expose』。
ホームディレクトリの中身を128ビットAES暗号化して保護する機能『FileVault』。
ファイル検索の劇的な向上、そしてラベルの復活。
iDisk との統合。『ユーザがオフラインで行なった仕事を、インターネットに再接続すると同時に.Mac ストレージに自動的に同期させることにより生産性を高める。これにより、ユーザはローカルではハードディスクドライブのスピードでファイルを編集し、後から自分のiDiskに自動的に同期させることができます』。 ワタシのように iDisk との同期を頻繁にやってるユーザには有用。

『大幅に機能を向上させた世界最速の PDF リーダー、プレビュー。超高速の文字検索機能は PDF の検索結果を瞬時に生成するほか、文字の選択、コピー機能も備えています。また、URL のサポートに加え、PDF 1.4 フォーマットもサポートしています』。

OS X で見る PDF はジツに軽快、サクっと開くんでストレスなくて好き。でも、あれ? PDF 1.4 っちゃ古いフォーマットではないですか? 新型 Acrobat 6 のフォーマットは PDF 1.5 ですよ。最新の Acrobat 書類が見たかったら Adobe Reader を使え、と。いちおう棲み分けを考えてるんでしょーか。…当面は PDF 1.5 の機能を使うような高度なドキュメントは出てこないとワタシは踏んでますけど(つまりOS X のプレビューで充分)。

メモ:10月9日、アクセスカウンタ48000を通過。

2003.10.08 

ゴミ 今日みたスゴイもの:
『A4のチラシを筆まめで組んだデータ』。

年賀状印刷ソフトで DTP やるなッ!!(笑)

広告に使う写真をこのデータからとってくれ、って。ムリですできません
いやしかしこんなデータ初めて見ましたよ。たしかに開発元のクレオのサイトでは『筆まめ』をコアに画像処理/編集/住所録機能が使えるような製品の展開図が載ってますが、ほんまにやっとる人がおろうとは。マサカこのチラシデータをどっかの印刷所に持ち込んでそのまま印刷させようとしたんじゃないだろうなっ。
もちろんウチでも対処しようがないので、使えるデータ寄越せとばかり、もっぺん営業さんに走ってもらいましたが。

なんでも 米英2氏にノーベル医学・生理学賞 MRI開発の基礎作る(→朝日
米イリノイ大のポール・ラウターバー教授(74)、英ノッティンガム大のピーター・マンスフィールド名誉教授(69)。
MRI 、磁気共鳴断層撮影装置。大きな病院には必ずあって既にこれなしで高度医療はありえないほど普及してるものだから説明も楽。具体的な理屈なんかしらなくてもみんな人体の輪切り画像はみたことあるはずだもんね。

なんでも ノーベル物理学賞は米ロの3氏に 超伝導・超流動の研究(→朝日
米アルゴンヌ国立研究所のアレクセイ・A・アブリコソフ博士(75)、ロシア・レベデフ物理学研究所のビタリー・L・ギンツブルク博士(87)、米イリノイ大学のアンソニー・J・レゲット博士(65)。「超伝導と超流動の理論に関する先駆的貢献」により三氏の共同受賞となったもの。
レゲット博士は超流動の人。超流動の多様な性質を明らかにして、のちに超伝導にも当てはまることがわかった、のだそうな。

超伝導は既に技術としてすっかり一般化してると思うけど、超流動のほうはいまいちかな。極低温に冷やした液体ヘリウムなんかが粘性を失ってビーカーの壁をよじ上ったりする現象。
SF ネタとしては冥王星のような極低温の惑星上で『液体ヘリウムの水たまり』が超流動によって岩場を駈け上ったりしてあたかも生物のようにふるまう、なんてものがありますな。光が当たった瞬間に温度が上がって視界から消えてしまうんで正確な観測ができなくて、新種の生命体発見かと色めき立つ、みたいな話。

ゴミ そして一方ではまたイグ・ノーベル賞の授賞式が。(→HotWIRED・科学に楽しさを:2003年『イグ・ノーベル賞』授賞式)
去年イグノーベル賞を受賞したタカラのひと(記事中には関係者としか書かれてないんだけど誰だろう)が受賞者にバウリンガルを配ったそうな。

2003.10.07 

web 「goo」gleで日本最強のWeb検索サービスを目指す(→ZDNet
goo がバックエンドの検索エンジンに google を採用。平成15年12月1日から。
(→goo のプレスリリース)。
『汎用的な単語を並べた検索では、2時間かけても求めている解にたどり着けないことがある。しかし、友人に電話をすれば、5分で知りたい情報を得ることが可能だ。検索エンジンはこのレベルまで到達しなければならない 』
まさに先日の『クックマン・キャロット』みたいなんがそれ。知ってる人に訊けばたぶん一瞬で教えてもらえる。そういえば小学校の頃に読んだストーリーの粗筋すらうろ覚えのSFを断片的に話しただけで『それはヒューゴー・ガーンズバックのラルフ124C41+だよ』と即答してくれた人とかもいましたなぁ(→過去戯れ文18)。検索エンジンがそのレベルに達するのはいつの日か。

しかしこの業界、勢力地図の描き変わりの激しいこと。インフォシーク(楽天傘下)も Google と提携してるしYahoo! は昨年末に買収した Inktomi の技術を評価中だそうで、(明言はしてないけど)google との提携解消も視野に入れてるみたいだし。

なんでも 日立、紙文書の流通経路を特定する電子透かし技術開発(→日経 BizTech
日経新聞の紙面によると(という書き出しで /.J に出てました)、『紙に印刷されたフォントの「トメ」「ハネ」などの形を微妙に変化させて 1 文字辺り 3bit 程度の情報を埋め込み、紙をスキャナーで読み取ることによって情報を読み出すそうです』
ほほう。なんだか楽しそう。
いちおう日立のプレスリリースにもリンク。

メモ:東芝が手のひらサイズの小型燃料電池を開発(→日本工業新聞

メモ:パプアニューギニアで旧日本軍の金塊発見騒ぎ 現地報道(→ goo news

メモ企画書の書き方。ビジネス用途に限らず応用が効く Tips も有。ウロオボエ・なしくずしのことを綺麗にまとめてあって便利。

メモ脅迫状作成スクリプト。新聞の題字切り抜きで作られる古式ゆかしい脅迫状がワンクリックで作成できます。何に使うかはさておいて。

2003.10.06 

Book BookForget-me-not 1』 鶴田謙二/講談社857円
こんな私は、はたして探偵と言えるのでしょうか?(伊万里マリエルさん談)
マリエルさん、資質はすごいらしい。なんだかどうしようもない事情で貧乏かつ無気力かつ怠惰な日常を送り中。水の都ベネチア。怪盗(ベッキオ)と名探偵(マリエル?)が対決したり、しなかったり。

遠所の書店で1冊だけ残ってたのをやっと買ってきました。うーん久しぶりの鶴田謙二。マリエルさんのよく解らない性格がカワイイんだか憎たらしいんだか(笑)。たんのーしました。
些末事→マリエルさんが事務所に置いてるノートが PowerBook G3 だったり。さらに SCSI ケーブルでなんか外付機器と繋いであったり。時代を感じると思ったら、連載初回は97年ですって。うーん鶴田謙二的には『こないだ』だけどコンピュータ業界的には大昔であることよのう。

なんでも いまさらながら @nifty のデイリーポータルがケッタイなことに気付きました(→特集記事いちらん:10月)。
ロマンの木曜日みたいに多摩川をまたいで75メートル糸電話を実際にやったり、フェティッシュの月曜日みたいに街じゅうの音を聴診器でひろいまくって記事にしちゃう。『鉄郎、この星は機械でできているのよ』街にはキカイが溢れている。いいなぁこんなシュミ全開のコンテンツでカネが貰えるとは(←いやそうでなく)。

一方でちしきの金曜日(9/19)では『さいきんの子供の名前』てのもあって、なんか信じたくないものを見たような気分になってしまった。いまの日本の名前くらい野放しな歯止めの効いてない命名はないと思ってましたが、まさかこれほどとは。背徳的とさえ言えるかもしれん。宗教も道徳も論理も倫理も全て踏みつけにしたように見える。子供が強く生きることを願うよ。他人事だけど。

あっ、件の借力でバカ世界地図なんかが始まってる(←なんだかんだ言ってて楽しいらしい)。


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