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過去の日記

2008.01.24〔thu.〕 :悲劇

TV program 『シゴフミ』 #03 トモダチ
またしても突き放した話。理由もなく屋上から飛んだ『トモダチ』から手紙が届く。何故きみは死んだ? でも答えは、明確な回答はどこにもない。錯乱する父、『大輝が自殺などするはずがない』。
でも理由なんかないんだ。飛べただけなんだ。
無邪気な子供の心を引きずって少しずつ大人の世界に踏み込んで、そのギャップに軽い絶望感を感じたモラトリアム高校生が自主制作映画を撮ったらこんな話になるんじゃないの、というような、メインのプロットだけ見ると落第点間違いなしの脚本。フミカは狂言回しですらない、ただの脇役。物語に満ちた緊迫感はカタルシスのないまま消滅し、スッキリした解決を見ずに幕を引く。
と思わせておいて、最後にそういう引きを持ってくるのか!
MIKAWA KIRAMEKI。
やっぱり大河内一楼は人が悪い。

前回も思ったけど、松岡由貴(杖w)の声が浮いてる気がする。ちょっとは静かにしろ、喋るならずっと喋ってろ。セリフのあるところは声優の鏡のようなハイテンションで喋りたおすのに、フミカの台詞にかぶらないようにちゃんと黙る。不自然。あれだけ賑やかな『人格』だったら、周囲がどうあれ常に喋ってるもんじゃないの?(笑)などと思うんだけど、それはまあ言っちゃいけないんだろうなあ。

林檎 マニラ封筒w MacBook Air 用ハンドメイドフェルトケース(→buzz-house design. )。
ちゃんとボタンを紐でくくって綴じるようになってて、マニラ封筒のカタチを模しております。素晴らしい(笑)。

とか思ってたら更にこんなもんが→ 「AirMail
マニラ封筒そのものぢゃん(笑)。
内側はフリース張りで、普通に使う分には問題ないそーですが、いやしかし。

なんでも ウェールズでジェダイの教会設立計画が進められている(→ GIGAZINE
ジェダイはイギリスの国勢調査によると39万人の信者がいるほどなので、教会の1つや2つあってもおかしくはありません。 国勢調査って。どんな調べ方してるんやろ。

2008.01.21〔mon.〕 :サイバーアイ

SF 回路とLED搭載コンタクトレンズ、ウサギで実験(→ WIRED VISION
『サイバーパンク』だなー。
国内のメディアにはなかった写真付き。かなり面白い絵です。ただしある意味グロ画像かもしれないから新聞には載せられないと判断されたかな。

国土変遷アーカイブ 空中写真閲覧システム(http://archive.gsi.go.jp/airphoto/
ずっと暫定だったのが、いつのまにか正式公開になってました(←2007年3月27日と書いてあります)。
でもwebサービスとしてはキッパリ劣化しています。試験公開の時は 400dpi の高解像度で、鉄道線路の一本まで辿れたのに。google earth なんかメじゃなかった。
それがなんか、検索性も相変わらず不便なまま、操作感も良くないのに、半分以下の解像度になってて、高解像度の写真がほしくば有料でわけてやるぞ、みたいなスタンスで。
つまらん。

2008.01.20〔sun.〕 :土日の行動

その他 土曜日は田を耕す。日曜日は雨と聞いていたから今日しておかねば二月が来るw。
日曜日は親戚の法事で一日つぶれ。近所ではあるし這ってでも帰れる距離なので遠慮なく酒を呑んだつもりだったけど、ビールばかりだと酔うより先にハラがたっぽんたっぽんになってオモシロクナイ。ご陽気にはなったけど酔うには程遠い、帰ってまたバーボンなど呑み直したりw

で何も積極的にする気が起きないので録画していた番組をいくつか見て自堕落な休日は暮れてゆく。

TV program まずは電王。(東映公式
『良太郎、お前の望みを言え』
『必殺、俺の必殺技 ファイナルバージョン』。
ドラマとしては泣けるほど盛り上がったけど、SFとしてはいささか喰い足りない終わり方でしたなあ。納得いったのはハナさんくらいか。イマジンどもの存在理由って結局何だったんだ? とか、結局オーナーって何者、とか。

TV program 『狼と香辛料』 #02 狼と遠い過去(→公式
放送が深夜 2 時すぎとかで普通でも翌日以降の視聴になるんだけど、一話の違和感がどうもぬぐえなくて先延ばしにしておりました。原作は勢いで読み切ったくせに。

などと先入観まるだしで見た第二話。おう、ホロとロレンスの掛け合い、思ってたほど悪くないですなw 小清水さんの声はやっぱりまだ軽い気がしますけど。
原作で書き込まれる『ト書き』と『行間』をどこまで再現できるかおっかなびっくりだったけど、文字でしか表現できないことはすっぱり落として、きちんと芝居で表現できることに巧く差し替えてあります。意味ありげにぱちんと手を叩くホロ。後半でもう一度ホロが手を叩く、実に巧い演出手法。なるほど。ノミごとき、ぱちんと手を叩いたくらいではすぐ逃げられてしまうハズで、なんでわざわざ(≒思わせぶりにもったいつけた演出をするのか)、という気はしてたんですがね。

一点、いささか気になったのですが、御者台で尻尾の毛繕いをするホロの手が逆撫でになってるのは何故ですか。毛先から根本に向けて撫でちゃいかんと思うのですが。一カットだけなら作画ミスかとも思うのですけど、そんなシーンが二度三度。はて。

TV program でもいちばん面白いと思って視てるのはあいかわらず『ちりとてちん』だったりw
BS2 で土曜午前中にやってる『今週のちりとてちん』を録画して一週間分まとめ見する、これが楽しいのですわ。

2008.01.18〔fri.〕 :音速の紙ヒコーキ

SF マッハ7の高速高温に耐える紙飛行機 東大で実験(→朝日
先日の『大気圏突入試験紙ヒコーキ』詳報。
宇宙ステーションから地球に飛ばす紙飛行機の検証試験が17日、東京大柏キャンパス(千葉県柏市)にある実験用超高速風洞であった。
同大と日本折り紙ヒコーキ協会(本部・広島県福山市)の共同研究。ガラス質の薬液で耐熱性、強度を高めた超越紙という紙でスペースシャトル形に折った長さ約 8 センチの紙飛行機を使った。風洞のマッハ 7(秒速1.2 キロ)の高速気流に 12 秒間耐えた。先端の温度は約 200 度に達した。実験の風圧と熱は実際に予想されるより厳しい条件という。(後略)
スバラシイ。200度ごときで紙は燃えないしね。ただ『12 秒耐えた』あと空力崩壊を起こした、とかいうオチでないことを願うよ。

CODE GEASS Figma.BP ルルーシュ・ランペルージ。(→ Figma 公式
わー。なんじゃこれw
ゼロマスク、銃、携帯電話、猫のアーサーつき(笑)、3/25 発売。うーん、第二期開始直前。いいタイミングだ。
トイ系をほとんどチェックしていないのでこんなものが出ることを知らなんだ。うーむしかし。
第一弾の長門有希くらいはいちおう、模型誌に宣伝も出てたから知ってたんだけど(そしてあの頭身のバランスは可動フィギュアには辛いと思っていたけど)、第二弾のルルーシュは悪くない。CLAMP のやたら細長いボディのバランスがじつに立体映えする。サシカエの手指の表情もルルーシュらしく見事で、これもまた立体向き。だけど顔が CLAMP でも木村貴宏でもない誰だこれになってるなあ…。

それにしても Figma とやら、アイテム選択の基準がよく判らない。…先の予定に柔王丸(原作板)とかあるし、これホンマにマーケティングしてます? 担当者のシュミちゃいます?

音楽 もはや平日7時のアニメなどに興味はなく、ネットでの評判も散々なので今更もう視てなどやるものかと思っていたヤッターマンだけど、ニコ動で『山本正之板』新 OP とかみつけてしまって。

なんだか俄然ゲンキが湧いてくる。
これは何か、子供心に刻みつけられた原体験とか、そんなものでは説明しきれないアドレナリンのたぎりを感じるね(言い過ぎ)。

2008.01.17〔thu.〕 :死後文

TV program 『シゴフミ』#02 ロケット (公式
ええと、仙台エリ演じるヒロインがロケットを飛ばす話(違)。ロケガじゃない。話もトーンも暗すぎる。
第一話で敷いた伏線の回収。今回はそんな予想外の展開ではなかった。もっと話を膨らませると思っていたけど。→というのはこの作品がオムニバス形式だと知らなかったから。メインキャストのフミカ(と杖)を狂言回しにして、単発の話が続くのか。
ホラーやサスペンスではない、と椎葉は思っていたけど、これはジャンルとしては何になるんだろう。悲劇か? ストーリーテリングとしては悪意に満ちているのに、怖くはなく、むしろ悲しい。
死後文。
誰もしあわせになれない話。
その後どうなったかを描かぬ、突き放した終局の余韻がたまらなく切ない。

あと ALI PROJECT の OP テーマはあいかわらず、五線譜をあざわらうかのような半音階の連続でせわしなく音程を乱高下し、聴くものの耳に強烈に残るいつものパターンでした。ギザギザに尖った鋸の歯みたいなうた。これまた歌いにくそうな旋律じゃわなあ。

SF 水星探査機 MESSENGER による、水星表面の写真。http://messenger.jhuapl.edu/gallery/sciencePhotos/
言われないと月面と区別がつきませんw 大気のない太陽系天体の表面など、月も水星もイトカワも、けっきょく似たような印象になるのね。

2008.01.16〔wed.〕 :There's something in the air.

林檎 MacBook Air。
高さ 4 〜19.4 mm、幅 325 mm、奥行き 227 mm、重さ1.36 kg。MacBook より薄く、軽い。
Intel Core 2 Duo 搭載、 80GB 4200rpm パラレル ATA HDD搭載。HDD はオプションの 64GB SSD(ソリッドステートドライブ)に交換可能。オプションでバスパワー駆動の MacBook Air SuperDrive あり。
お値段 229,800 円〜。SSD 搭載モデルだと 388,400 円。

MacBook Air 側面図 本のカドを人に向けないこと(←凶器になるから)、というのはダイホンヤ(とり・みき)かなんかのギャグだったと思うけど。
この薄さは本当に凶器だ。ナタみたいなエッジ。モデグラ流にいう薄々攻撃(いまどきw)。

薄さ・小ささとバッテリ稼働6時間を両立させるため、限られた内部スペースの半分以上をバッテリが占める。HDD も極小の 1.8 インチモデルだ。さらにマザーボードの小ささは目を見張る。いまの Mac ってこれで動作するのか、と思うくらい小さい。このために Core 2 Duo プロセッサも、新しい小さいヤツを intel に作らせたのだという。素晴らしすぎる。他のメーカーができないことを平然とやってのけるッ! そこに(略)

本体の厚み19.4mm 。この端数に意味はないのかしらん。最初は 3/4 インチかと思ったけどすこし計算が違う。3/4 インチは19.05mm、0.35mmくらいズレがある… 0.35mm ? 1ポイントか。もしやと思って 19.4 mm をポイント換算するとほぼ 55 pt になった。そういう数字か。

それにしても。オールインワンを前提に開発していた Mac 系ハードウェアの、今回は思いきった方向転換。ドライブを外付けオプションとしただけならまだしも、FireWire ポートや LAN ポートすらオプションにしてしまった。それなのにヘッドホン端子がある。ということはステレオスピーカも省略したってこと。起動音や警告音は『キーボードの隙間から鳴る』らしい。
でもフルピッチキーボードは譲らない。
ディスプレイの大きさも確保する。
iSight もマイクも載せる。
DVD ドライブがない? 他のキカイのドライブを借りられます。
内蔵ストレージが貧弱? 無線で繋がる外付 HDD 『 Time Capsule 』を用意しました。
とにかく『 iMac で普通にできることは全てできる』ようにしてある。もちろん iMac より使い勝手は劣るけど、外を走りまわるのがシゴトの人にはとても有意義なマシンだと思うな。MIT の石井裕先生なぞをテレビで見ると大概 MacBook 抱えて廊下と階段を走ってたりするんだけど、あーいう人にはとても似合いそう。

ビデオ:MacBook Air、マルチタッチUI(→ Engadget Japanese
アップルMacBook Air さらに詳細(→ Engadget Japanese
そのほか Engadjet Japanese の Apple カテゴリには現地直送の関連記事やまほど。

狼と香辛料 VI
支倉凍砂/メディアワークス599円(電撃文庫 / 319p)〔→ bk1

ここまで来たら読まない理由は何もない。12時前の帰宅をものともせず、今宵も読みましょう『狼と香辛料』。
眠気覚ましにスコッチ飲みながら読むので正しく読み解けているかは甚だ疑問ではあるがの。

互いの考えを整理し、終わる旅である前提を二人で確認しつつ、でも最後には笑って終わることが出来るように。
そこまでが五巻。
今回はそんな五巻の続きから。
これまでの旅はつねに北を目指して、目的地ヨイツを目指して、単純明快、そこに向かうことが目的なんだから単純に北への旅を続けて来たのだけれども。
果たして、順調に旅が進めば、どれだけ時間をかけても目的地には一ヶ月までかからない。旅の終わりを意識した二人は、旅を終わらせたくない無言の理由で回り道を選ぶ。
川船で海を目指した二人は、道中また新たな出会いにも恵まれ、ロレンスはホロの本心の一端を視る。

しかしこの本の最後、物語の最終章まで、この巻は何のために書かれたのかと疑問符が頭を離れなかった。事件らしい事件も起こらない、行きずりの少年トート・コルとの出会いが事件といえば事件だけど、過去なんども見られた商取引にまつわる丁々発止の駆け引きなどはなりを潜め、旅空の二人を描くだけの話なのか、と。
最後によもやそういう話になるとはの。これからは気楽な二人旅というわけにはいかなくなったのですな。

第138回芥川賞:川上未映子「乳と卵」 直木賞:桜庭一樹「私の男」

2008.01.15〔tue.〕 :微速度再突入

SF 宇宙→地球、飛べ紙ヒコーキ 愛好家と東大が検証試験(→ 朝日/.J

宇宙ステーションから地球に降りてこられる紙飛行機つくりに、日本折り紙ヒコーキ協会と東京大のグループが取り組んでいる。17日、同大の風洞を使って検証試験をする。
 実験には長さ 8 センチ、スペースシャトル形に折った紙飛行機に耐熱処理をしたものを使う。東京大柏キャンパス(千葉県柏市)にある実験用超高速風洞の、マッハ 7 の高速気流内で耐熱性や強度を調べる。
 スペースシャトルなどの宇宙船は帰還時にマッハ 20 ものスピードになり、空気との摩擦で高温になるため、表面に耐熱の特別な工夫がいる。紙飛行機は軽いので、空気の薄いところから減速し、低速で着陸できる。燃え尽きることなく帰って来られるかもしれないという。
鈴木真二東京大教授(航空宇宙工学)。
『世界のどこに着陸するかわからないが、拾った人に届けてもらえれば』ってのがなんとも。降りてこられるかどうかの検証なのに追跡はしないのかしら。うまくいけば誘導をつけて目的地に降ろすことも考えるんだろうね。てか、ニュースの中身は『そのための風洞実験をやってみる』ってだけで、そのあとどうするトカなんにも書いてないのに気の早いコメント吐くのはやめましょう<わし

追記:鈴木・土屋研究室って、100周年記念ライト・フライヤー号プロジェクトやったとこみたい(→ 資料)。

狼と香辛料 V
支倉凍砂/メディアワークス620円(電撃文庫 / 355p)〔→ bk1

ほんで今日も帰宅後の台所で遅い夕食を摂ったあとにまたしても『狼と香辛料』イッキ読み。ほんま、椎葉のこの中毒っぷりはどうかしておる。
五巻目になると最早、物語の経緯なんかはどうでもよくなっていて、ただひたすらロレンスとホロの掛け合い/じゃれあいを愛でるだけの話になってしまって。
ゲストキャラも何人も出てくるし、それぞれに陰謀や権謀やなども見え隠れするし、『人買い』についてまで言及があるのに、そのすべてが翳むかのごとく、ロレンスとホロの相思相愛ぶりが滲み出る話。もっともそれも、一廉の行商人たるロレンスと賢狼ホロのこと。ストレートに互いの気持ちを表してこれかよ、というくらい回りくどく、お前が好きだとヒトコト言うだけのために一巻使ってしまったような話でござんす。
これ、妻子持ちの自分にとってすらもう、ひたすらに顔から火が出るような話。作中時間で言ってまだ、ロレンスとホロが会って数ヶ月しか経ってないことを勘案するに、この二人の仲の緊密さたるや。独り者は言うに及ばず、コーコーセーなどには目の毒です。

なんでも アイルランド、来年から白熱電球の販売を禁止へ(→ テクノバーン
オーストラリアに次いで2ヶ国目。
『ゴームレイ環境相は白熱電球の利用を禁止し、蛍光灯型電球に切り替えることによってアイルランド全体では1億8000万ユーロの費用を節約すると同時に、80万トンの排出ガス削減につながるとの見方を示した。』

それにしても不思議。電球を悪者にしてどうするんでしょう。いまの世界でいちばんの悪者はクルマじゃないかと思ってますがね。反対する業界がないからスケープゴートには丁度いいんでしょうね。
それにしても電球型蛍光灯はいけません。発色の問題はともかくとしても、それ以外にもあんまりメリットを感じてないので積極的に買い換える気がしません。選択の余地として白熱電球も残しといて欲しいもんです。

SF 「宇宙で太陽発電、衛星からビームで送る」実験、パラオが関心(→ WIRED VISION
翻訳が巧くないのか、いまいちピンとこない。つか文章がわかりにくい。低軌道に打ち上げて云々っていう前半のパラオの話と、静止衛星に置くNASAの構想がごっちゃになりそ。

2008.01.14〔mon.〕 :Spice And Wolf

狼と香辛料 II
支倉凍砂/メディアワークス662円(電撃文庫 / 339p) 〔→ bk1

年末年始に大型書店の書棚から姿を消し、bk1はいったん年明けに入荷したものの速攻でまた『即日発送』でなくなってて、Amazon でも在庫切れらしい(1/13現在)と、今おそらく最大瞬間風速が出てるんじゃないかと思う『狼と香辛料』のシリーズ。
さすがによく売れている、と思いつつ先日とおりすがりの郊外型書店に立ち寄ったら全巻山積みになってた。田舎はこういうとき便利だ。いそいそと欠番になってる巻を補充。

さきに三巻を読んだので、ロレンスが二巻でも大損こいて苦境に立たされたのは判っていた。が、商売人の苦境というのは想像を絶する。自身、商売とまではいわずとも普通に社会人やってるつもりの人間にしてみると、社会的信用を失う覚悟で借金に走る姿など、恐ろしくて読めたもんじゃなかった。SFなら人類の破滅だろーが世界の終焉だろーが平気で読めるのに、商人ひとりの明日を案じてはらはら読み進めるなんざ、まるでコーコーセーのようじゃないか。
でもコーコーセー相手の本にしても、このシリーズにはアホが出てこないのでストレスがない。学園もののラノベでは高い確率でアホのロール(役割)を演じるキャストがいてギャグ要素を担ってたりする、そんなのは読み飽きてるから、徹底して大人の目線で書かれる話は、読んでいて安心ではある。どれだけホロの外見がケモノ娘でも中身が老獪な賢狼である以上、その会話のやりとりはかなり高等な化かし合い。

けっきょくロレンスは最後にホロを頼れるだけ、商売人の現実にはない幸運を持ってるわけだ。二巻もそんな話。ロレンスの思慮分別、交渉能力よりも、ホロの『実力』のほうが問題解決の大きな力になっている。このパターンも何度も使えばマンネリになる。けど、先に読んだ三巻は、問題のスケールこそミニマムだが(物語としての比重はともかく)、解決に『ホロを頼っていない』。ロレンスの才覚で事態を乗り切る姿を見せている。それが判っているから、二巻の時点でこの結果に落ち着くのも納得。
ところで、アニメ版では重要なキャストのように扱われている『羊飼い』ノーラの比重が意外なほど低い。物語はあくまでロレンスとホロを中心に巡るから、原作のノーラなどたんなる脇役にすぎないのだな。

狼と香辛料 IV
支倉凍砂/メディアワークス641円(電撃文庫 / 349p) 〔→ bk1

祝日の月曜日、寝起きにそのまま四巻を読み始めて、またしてもイッキ読み。ダメだ何かの術中に嵌ってる気がする。すこしまとまった時間があると無理してでも読んでしまう。

もうこのパターンしかないんだけど、行きずりの村で事件に巻き込まれて、自らの才覚とホロの神懸かりで解決する話。
教会とか蛇神様とか、読み慣れたファンタジーよりの要素がポロポロ入ってきた。賢狼ホロの素性を語れば土着神の信仰を語ることになり、唯一神を広めようとする教会との対立も物語として避けられない話。ただそれを商売人の見地で語ってみせるのが目新しい。
教会の陰謀は最初から『陰謀に決まってるやん』というスタンスで作中のキャラが動く。あわてふためきパニックを起こすのはモブの村人に任せて、名のあるゲストキャラはまだまだ平静を保ち、メインキャストは単なる巻き込まれなので損得勘定をしつつ冷徹に事態を値踏み。なんの得にもならん、と切り捨てるにはしかし、ホロの郷愁がちょっとばかり邪魔をした。商売人として冷たいだけでない、ロレンスの『お人好し』っぷりが、この話のミドコロかな。

林檎 Leopard でフォルダ名とかファイル名とかを変更しようとすると、必ずと言っていい確率で Finder が落ちます。
なんじゃこれ。そんなしょーもないバグがあるんかしらん、と思ってたけど、どうもリスト表示の状態でリネームすると悪いみたい。さらにいろいろ調べてみたら、どうも ATOK がワルサしてるらしいことが判明(→ ジャストシステム サポート FAQ )。
原因、『アップル社と協力し、両社にて調査中です』
対処法、『アイコン表示またはカラム表示に変更したあとで行ってください』

むー。FAQ としては役にたちません(笑)。

2008.01.13〔sun.〕 :滑走

なんでも ムスメとスケートに。
ムスメは去年も何度か行ってるけど、とーちゃんは本当に2年ぶり。皆がリンクをくるくる回っている、その流れについて行ける程度には滑れるのですけど、以前に会得したと思っていた停まり方をキレイさっぱり忘れていてびっくり。停まれないからいざというときは壁にゲキトツです。ああ。
あと、半ば歩くような足踏みするようなフォームでかしんかしん滑走しているムスメが、意外なほどスピードが速くて追いつくのがやっとだったり。うう、もうムスメの運動神経の良さについていけない。
そういえば昨年(小1のとき)、それまで乗ったことなどないはずの竹馬でいきなり歩けた、その日のうちに27歩まで記録を伸ばしたというあたりからして、運動神経のツクリが違うのは判っていたこと。んむ、もはや父を超えたな(とーちゃんがどんくさいだけ、とも言う)。

なんでも ワイアードが選ぶ『最もセクシーなオタク』コンテスト、投票結果(→ Wired Vision
『Wired Sexy Geek』。ここでの Geek はコンピュータ系の語だそうな。いわゆるヲタは nerd だって。
べつにどうということもない話題だけど、モデルよろしくカメラ目線で笑う美女の、小道具に持ってるノートパソコンがみんな MacBook でやんの。Apple ブランド強し。

2008.01.12〔sat.〕 :発色

その他 スタンドの電球が切れたので、つい魔が差して『電球型蛍光灯』などというもんを買ってきてしまい。

いま激しく後悔しています。スイッチ入れてから発光しはじめるまで2秒くらい時差があるうえ、豆電球のような弱々しさから始まってじわじわ明るくなるのに1分くらいかかりやんの。なにより気にくわないのはその発色。『電球色』とか書いてあるのに蛍光グリーンのスペクトルが混じっているようで、ほんらい白いはずの Apple キーボードが ほんのり緑色に光っておるのですよ。
さらに『60W電球相当』などと書いてあるわりに、40W 電球より暗く感じます。いやいやきっと気のせいだ、そんなはずあるめえ、と思いつつ、ためしに撮ってみた写真がこれ→。
左の黄色いほうが『60W タイプ電球型蛍光灯』、右の白い方が 40W 白熱電球。ホワイトバランスや露出を固定にして撮った結果だからほぼ間違いなし。やっぱり気のせいじゃありませなんだ。電球型蛍光灯、けっして電球の代替品にはなりません。つか、
コーナンの安物なんぞで比較するのが間違ってるな

ただ、ぜいたくを言いはじめるとフルスペクトル型 5500K のプロ用のものになってしまったりするので(ゆうに3〜5倍くらいします)、どこかで妥協しなきゃだわ。

林檎 アップル新製品に対するウワサと妄想(→ Ascii.jp 前編後編

文字通り妄想全開の勝手予想。だけど業界歴の長い人が書く文だから説得力はあるわ。大部分は牽強付会、というか詭弁だけど(笑)。

2008.01.11〔fri.〕 :新春の新番組その2

TV program 『狼と香辛料』#01 狼と一張羅(→公式
全12話。
絵づくりはキレイな部類。そよぐ小麦の穂波とかよく動かしてる。気分としては、中世っぽい農村風景をキレイに描けてると思う。個人的にはもっと、農村ってのは泥臭くて狭っ苦しいものだと思ってるけどね。
脚本もまあ原作付きとしてはキレイにまとまって。原作から改変されている点がこの先の伏線であろうことを期待しまする。つか客寄せで女性キャラ増やすんは作劇としても如何かと思うので(もとより原作はロレンスとホロの二人だけでじゅうぶん人気を保ってるんだし)、女性として登場させた意味を、きちんと今後の話の展開であきらかにして欲しい。
原作のヤレイから変更された、そのクロエという小娘。ロレンスの弟子のようでもあり、過去に因縁も持っていそうでもあり。原作通りならこの娘が最後に×××の役になるのか。商売人のような口もきいてるけど、村人に混じって麦の収穫をやってたりするのは少し説明不足な気がする。原作にない部分なので、もうすこし書き込んでもよかったんじゃないかと思った。
それにしてもロレンスの芝居、うろたえすぎだ(笑)。ホロに対してちっとも冷静でない。いちおう商売人なんだったら表面上だけでも堂々としててほしいものだ。福山潤はあの手の狼狽した声が若いな。…低くすると悪人声になるんだけど。
ロレンスはもっと自信家で自己愛に満ちた商人だと思ってたから少し不満。
いっぽうのホロも『かわいすぎる』。小清水亜美のうち、たぶんかなりカワイイほうの声なんだと思う。律子・キューベル・ケッテンクラートみたいな低音で、余人ちかよりがたし、みたいなドスのきいた声を少々期待していたんだけど。優しくしてくりゃれ? ってまるでナージャみたいな声で言われてもな。この声で『老獪な賢狼』の芝居をしたら、それはすごいことになろうけれども。
評価としては先日の『シゴフミ』に譲る。視聴は続けるけど、原作未読の人には勧めづらい。

CODE GEASS そして四月からの新番組『コードギアス R2 』、公式サイトについに情報が。
MBS・TBS 系列にて 2008 年 4 月より全国放送、日曜夕方 5 時から。…なんですと? 深夜枠から夕方枠になるとは聞いていたけど、土曜6時、OO の後番組と囁かれた噂を覆してきたか。

サイトに上がってる情報だけでも、いったん物語をリセットしたのが見て取れる。
スザクはものすごい勢いで出世してて、C.C. は黒の騎士団にいることになってて、でも紅蓮弐式の片腕が修理しきれていないってことは黒の騎士団はかなり疲弊/弱体化してて、それでも運用を続けるからにはカレンは黒の騎士団にいるのだろう。
で、ロロ・ランペルージって何だ。なんで何事もなくルルーシュは学園で暮らしているのだ。ナナリーはどうした。ルルーシュの行動原理がなくなっているなら、ゼロはルルーシュではないのか。合衆国日本は潰えたか。
まだ四人しかキャラ紹介でてないのにはやくも謎だらけ。谷口/大河内コンビのやることだから単純に続きから始めるハズがないと予想はしていたけれども。ずいぶんバッサリと仕切り直してきましたなあ。

2008.01.10〔thu.〕 :新春の新番組

TV program 新番組『シゴフミ』#01 コクハク (公式
前半はほのかな青春テイストで、ロケットづくりに燃える少年+しょっちゅうそこに来てる少女+廃ビル屋上の秘密の部屋、それを燦々と暖かい陽の光の下であかるくあかるく描くものだから、完全にそっち方面の話だと思っていたんだけど。
意外な展開を見せた。
しかしアレはなあ… あの演出では助かってないなあ。さすが、メインキャストを初っぱなから退場させることにかけては大河内一楼、人後に落ちぬ。
大河内一楼の人の悪さは『コードギアス』でもそこらじゅうに表出していたけど、こんどもかなり悪意に満ちたストーリー構成になってる。けどそれを単なるホラーやサスペンスにせず、強いインパクトを与えながらも後味の悪さを残さないのがおそるべき大河内テイスト。次回を期待して待つとしましょう。2008年1月スタートの作品群の中では間違いなくイチオシの注目作。

その他 『優しい図書館』 → project-451 公式サイト
なんでしょうかこれ。18禁企画だそうですが。
『中村博文 デビュー25周年企画』などと銘打ってあったり。おっさんもうプロを名乗って25年になるんか。しかも25年ってことはもしや『うだコネ』をデビュー作として計算してる?(笑)
さらに Wikipedia なんかにあたってみたら、あろうことか『優しい図書館』って20周年記念企画って書いてあるんだけど(笑)。らしいというかなんというか。

農 重い米袋も楽々、農作業ロボットスーツ開発…東京農工大(→読売
この見出しはちょっと違うなあ。農作業のうち重い荷物を運ぶのはたいして苦労じゃないし、それにかかる時間もほんのわずかだ。そりゃ30kg の米袋を何十となくトラックの荷台に放り上げるのはたしかに大変だけど。でも真の敵は『鍬で耕す、草を抜く、果実をもぐ、といった単純作業を何時間も続けなきゃならない』ことのほうなのだ。そしてそれらの単純作業はどんどん機械化されて、『人間が臨機応変に対処すべき複雑なこと』だけが今の農作業に残ってる。それを省力化する手段に(この見出し文句では)あんまりなりそうな気がしないんだな。
やっぱり新聞の見出しと着眼点がよくない印象を与えてると思う。記事の内容はきちんとしてるし、研究者の『農業全体を補助するスーツを実現したい』というコメントも載せてるんだし。

2008.01.09〔wed.〕 :林檎の新種とか

林檎 アップル、新しいMac Proを発表(→リリース
標準構成(349,800円):
3.2 GHz クアッドコア Intel Xeon プロセッサ×2
800 MHz DDR2 ECC 対応 FB-DIMM 2GB(最大32GB)
ATI Radeon HD 2600 XT(256MB GDDR3メモリ搭載)
320GB シリアルATA HDD(最大 1 TB×4)
DL 対応 16 倍速 SuperDrive
などなど。
BTO オプションでは下位プロセッサも選択可能。最低線はクアッドコア Intel Xeon プロセッサ 2.8 GHz ×1 から。

いずれにせよ、もうコンシューマには無用のハイスペックに突入しております。映像をいじる人にはまだこれでも不足かもしれませんが、地方のしがない DTP 屋には本当に無用な気が。そもそも iMac で十分満足してるしw

ゲーム バンダイナムコゲームス、「ガンダム無双」が PS2 に登場!(→ IMPRESS GAME Watch
PS2「ガンダム無双 Special」、2月28日発売。
ゲーム機の趨勢とかゲーム業界の動向とか、さいきんちっとも知らないから、このニュースがどういう意味なのかわからないのですけど。
ガンダム対ザク1000機、っていう豪快な映像は PS3 でないと不可能なんじゃなかったの? なんでいま PS2 版がリリースできるんでしょう。映像のクオリティ下げてでも PS2 版を出す理由。いまだ PS3 が普及していない理由、と言い換えてもよいんでないかしらん。

無理やり喩えると、OS X リリースから何年も経ってるのに、市場のシェアの低さを理由に造反したサードパーティが OS 9 対応のソフトを出し直してるようなもの。あるいは Vista リリースからまる1年が経過しているのに市場の評判の悪さを理由に造反したサードパーティが Vista 対応ソフトに及び腰になってるようなもの。ああッ後者は何の喩えにもなっとらん気がするッ。

2008.01.07〔mon.〕 :読書(マンガ含む)

赤髪の白雪姫 1
あきづき空太/白泉社410円〔→ bk1

かなり意外なハナシの運びかた。
ヒロインの行動原理は、度胸一発、みたいなところはあるけど納得できる。
絵はたいしたことない(失礼)、というと語弊あるか。いま風の洗練されたきれいな画風ではあるんだけど、キャラが増えると描き分けが大変そう(笑)って感じ。
ただそれを補ってあまりある白雪の魅力。自身の容貌が人と違うことを自覚したうえで敢えて気にせず、自分の立場が特殊であることを理解しているがゆえ、実力で居場所を勝ち取ろうとする。華奢に見えて芯の強さは誰にも負けない。
この白雪のキャラだけでコミックス一冊ぶん保たせていると言っていいよ
このマンガ家さんの作風は自身のサイト(→和らび)など見れば一目瞭然。なかなか意表をつくセンスです。

ちなみにリアル書店では速攻売り切れ、年末に2刷が出たけど既にネット書店にも在庫なし状態です。椎葉は運がよかった。見かけたら即買い推奨。

狼と香辛料 III
支倉凍砂/メディアワークス620円(電撃文庫 / 339p)〔→ bk1
夕食後にぱらぱら読み出したらまたしても止まらなくなって深夜の台所でイッキ読み。なんだこの魔力(笑)。
テンポよく進行する独特の文体、それが物語中の緊張感を適度に保ったままで、さらに商取引にあまりあかるくない椎葉にはかなりセンスオブワンダーな信用買い・信用売りなどの商業的ファクターが絡むから先の展開があんまり予想できず、気になってするする読んてしまうのではないかと分析。
まあごたくはさておき、背伸びするロレンスとそれをあしらうホロ、この二人の掛け合いが楽しいので続きが読みたくなるのであります。

II が bk1 で即納じゃなかったからいっことばして III にしたんだけど。読み切り連作のスタイルだから II がなくても大丈夫。というかさいきんのラノベってこれが普通なんだねw

2008.01.06〔sun.〕 :見た目の問題

林檎 さいしょ、見た目以外の基本的な挙動は変わらないな、とか思っていた Leopard だけど、使ってるうちに小さな変更点がイッパイあるのに気付く(新機能一覧)。
サイドバーに共有サーバがマウントされるとか、ファイル名を変更するときに拡張子は隠れるとか。
Spaces で複数のデスクトップを切り換えてる最中でも Expose が動作するのはとんでもないと思う。半年前の WWDC で紹介されていた、これが Core Animation の実力の一端か。

新 Finder のウリのひとつ、iTunes のような Cover flow と、ファイルを開かないで中身を見る Quick Look は、Adobe の書類ばっか使っている椎葉の環境では使い途がない気がして死蔵。けっきょく Adobe 書類をキレイにプレビュー付きでブラウズするには Adobe Bridge がベストなのかな。
しかし Tiger までは Finder でも(不完全ながら)プレビューを見せていたのに、 Leopard になった途端にまったく見せなくなるなんざ、まるで Adobe と Apple のチカラ加減を示唆しているよう。

林檎 つことで QuickLook のプラグインを検索。重点的に Adobe 関係。死蔵しておくのはもったいないので使えるものにするために。

illust.qlgenerator 1.0
(→hrmpf.com - Leopard Quick Look for Illustrator Files:フリーウェア)
.ai ファイル(Illustrator ネイティヴ)を表示。
フリーウェアだけあって手順が面倒。リンク先サイト参考。初心者にはぜったいオススメできません。
ダウンロードしたプラグインを prefarence > QuickLook フォルダにコピー、そののち Illustrator のパッケージの中にあるファイルを直接テキストエディタで書き直す、という力業。表示もそんな早くない。まあ所詮フリーウェア並の性能。

SneakPeek Pro 1.0
(→ SneakPeek Pro:シェアウェア $19.95)
Illustrator、InDesign、EPS 形式を表示。
やっぱり画面表示は早くない。Quick Look のプレビュ画像を作るためにファイル内をぜんぶ読んでるっぽい。ということはファイルサイズによるのか、と思ったけどあまり関係はなさそう。うう、けっきょく Adobe Bridge には勝てんか。

FLV Quick Look Plugin
(→http://homepage.mac.com/xdd/software/flv/
.flv ファイルを表示。QuickTime で flv を再生できないとならないようで Perian 必須。
参考:手書き説明書さん

メモ:もう国語事典も英和辞典も Safari を経由しない。 辞書。テキストを選択して『右クリック→辞書』で起動。おー便利。

2008.01.05〔sat.〕 :物理破壊。

コンピュータ LinkStation 内蔵移植の図。
ええと、まあ、説明の必要はないでしょう。途中まで経緯を書きかけたんですけど。この写真だけで解る人には解るし、そうでない人にはてきとうに。
職場のキカイなんだけど、新年一発目に電源いれたらいきなり動かなくなってたんだと。

2008.01.04〔fri.〕 :食肉目ネコ科 OS

年末年始にやったこと:
カミさんの実家に年始の挨拶
初詣

林檎 慎重で知られること『石橋を叩いてすら渡ることなし』と喩えられるほどの椎葉、ようやく iMac に Leopard インストール。
バックアップ用として購入してたにもかかわらず増えまくるムービーファイルに圧迫されていた外付 HDD の中身を整理しつつ DVD に待避、iMac の中身をいったん CCC でまるごとバックアップしたうえで、もっとも手間のかからないアップグレード・インストール。小一時間で無事終了です。

ちなみにデータ待避に使ったメディアは『DVD+R DL』。中途半端な 4.2GB などという DVD-R メディアの容量にやや不満だったところへ、年の暮れに職場ちかくのショップで『10 枚組パック 1,380 円』などという破格の製品を発見してしまって衝動買い。Toast はもちろん DVD+R DL 対応だし、通常の DVD プレイヤーとの互換性も高いし。8.5GB あればたいがいのフォルダは一枚に収まります。次世代 DVD 規格のドライヴとメディアがもっと安定するまでは DL で凌ぐことになりそー。
聞いたことのないメーカー品だからバルクも同然と覚悟しておりましたが、メディアエラーは1枚だけだったのでよしとしましょう。

2008.01.02〔wed.〕 :読書感想

MM9
山本弘/東京創元社1,680円 (285p)〔→ bk1

MM、モンスターマグニチュード。怪獣の規模を表す指数。
怪獣が自然災害として存在する日本、そこでは気象庁特異生物対策部、通称『気特対』が怪獣の規模と進路を予測し、『災害派遣』される自衛隊が駆除に当たっていた。主役は『気特対』。自らは怪獣退治の手段を持たず、収集した情報を基に、予報と注意報と警報を出して国民に知らせる役割。
肩の力の抜けた怪獣もの小説と思っていたら、第二章ではやくも本質を示唆し、後半はアクション映画のような展開になりつつ、とんでもないSFネタを仕込んで見せる。
キーワードは『多重人間原理』。
人類が『自分』という概念をもち『意識』を獲得したのは、せいぜい数千年前の話にすぎない、というのはSF的にどこかで聞いたことのある話。そこをとっかかりにして、『意識獲得以前』を神話宇宙、『以後』をビッグバン宇宙として区別してみせる。意識を獲得した人間が観測した『宇宙』は、人間が人間として存在できる『後付の理由=人間原理』によってビッグバン宇宙に固定されてしまった。観測する前の『宇宙』は正体不明の混沌としたもので、そこではビッグバン宇宙の物理法則、科学的常識はいっさい通用しない。怪獣は神話宇宙の生き残り。ビッグバン宇宙の物理法則を無視した存在。ただし『観測』してしまうとそれらはたちまちビッグバン宇宙に収斂してしまう。

かつて山本弘が『ソード・ワールド Q&A 』で、フォーセリア世界の魔法法則を論理的に説明しようとしていた、そんなことも連想した。むしろ山本弘自身が、自ら説明してみせた魔法世界の法則にちっとも満足していなかったのではないか。トンデモ本の数々を論破しつつ、しかし自身も論理の通用しない魔法世界/神話世界を説明するためのエレガントな解を出してみせたくて、そして考えついたのが『多重人間原理』なのだ。

それよりなによりこの話、ラスト数ページという最大のクライマックスシーンで、怪獣が低周波音で意味のあるコトバのようなものを発したときには、単純に、やられた、と思った。本編中にはっきりと明示はしていないけど、神話世界という設定にそこまで含みを持たせたか、と。

も、さすがは山本弘。20年前からこの人の作品を知ってる者にとっては、なるほどこんな話を書けるのは山本弘だけだ、と納得させられる、完璧な出来でございました。

林檎 「超薄型MacBook」の流出画像?(→ Engadget Japanese
時事ネタ。真実は MacWorld Conference & EXPO 2008 にて。現地時間 1 月 15 日(火)午前 9 時(日本時間 16 日午前 2 時)。

2007.12.30〔sun.〕 :覚えていますか

備忘:クワイ掘り。
沼と化した田の片隅でクワイを掘り返すも、泥の中に沈んでしまうクワイをどうやって掘り返そうか悩んだあげく途中で放棄。粒も小さいし。と、よく考えてみりゃ目の粗いザルかなんかで濾しとればよかったんでないの、と今ごろ気付いた。

SF マクロス FRONTIER(→公式
ヤック デカルチャ。これ劇場版クオリティじゃね?
いやいやとてもカルチャなものを見せていただきました。
ストーリーはいつもどおり(って酷い言い方だな)っていうか最初のシリーズとマクロス7とマクロスプラスと、ようするに過去やったことのイイトコドリな印象なんだけど、それがちっとも嫌味でなく、むしろ 『そうきたかッ』とニヤリ。巧みな演出のおかげで、ずいずい引き込まれるのです。映像と歌の絶妙なマッチング、背景にCGで描かれるマクロス船団と街の緻密さ、なにより飛び回るバルキリーの美しさ。VF-17 を凌ぐ敵、それを迎撃する VF-25、メカの描き方・演出がジツに『解ってる』。マクロスゼロの頃のバルキリーは、まぁ CG だとこんなものかな、という印象だったんだけど、こんどのは演出レベルが高い。確実に5レベルくらい上を行ってると思う(←数字の基準は何だ)。
そしてエンディングの歌には不覚にも涙が。いや、たいへんだわ。このクオリティでテレビシリーズやったらエラいことになるぞ。

ちなみに goo アニメの予告ページにある絵はウソです(笑)。あんなん何の参考にもなりません。止め絵じゃ伝わらないクオリティがある、というのを再認識。

2007.12.29〔sat.〕 :これは何のワナだ

ゲーム Wii 本体がタダで手に入ったのはいいとして、ソフトは購入しなければなりません。
また、想定される使い方として、Wii リモコンもあとひとつは買っておかなければなりません。
リモコンだけではできるゲームが限られます。ヌンチャクも必要です。
リモコンの宿命、電池も要ります。充電器はあるので電池だけですが、用立てせねばなりません。
ネットワークに繋ぐことを考えると LAN ケーブルも買ってこなければなりません。
TV のそば、HDD レコーダのとこまでは LAN ケーブルが来てるから、ここで分岐させましょう。ではハブが必要です。

なんかもう 15,000 円くらいになっとるんですけど。

物欲の女神さまがものすごい搦め手から罠をかけてきているぞ(笑)。

2007.12.28〔fri.〕 :ティーラ・ブラウン

その他 椎葉がビンゴゲームに毎度おそるべき強運を発揮する話は以前にもなんどか話題にしておりますが(昨年の忘年会とか→ 過去戯れ文108)、こんどは。
職場の忘年会で Wii 当ててしまいました

恒例、ビンゴの勝者はくじびき権を獲得するだけ、というパーティーシステム。おかげで昨年は『ビンゴはイチ抜けしたけどクジ運に負けた』のですが、今年はビンゴそのものは10番目くらいだったのにくじびきで特賞を引きました。いやッ。クジ運ここに極まったッ。近年なんだか妙に運勢がよい気がしてたけど、もしやこれも『ティーラ・ブラウンの幸運の遺伝子』みたいな才能の一種(笑)? あまり何度も連続すると本気でその可能性を疑いますぞ。

いやあ。とにかくその場でカミさんにメール。返事が『ムスメが目をまんまるにしとるよ』。
そらそうやろ。とーちゃんもまだ信じられん(笑)。ということで夜が明けたら早速トイザらスに GO だ。
たっけん、キノさん、にしざきくん。椎葉も仲間に入れてくれ(笑)。

さすが年末は新刊も多い。

社会科見学に行こう!
小島健一編/アスペクト1,575円(A6 / 143p)〔→ bk1
『内容説明:インフラ施設に、スーパー研究所に、ビックリ発電所。この世の中には不思議なものはすぐ近くにある! mixiコミュニティ『社会科見学に行こう!』の見学成果を貴重な現場写真満載で紹介。』

社会科見学に行こう!(→ http://kengaku.org/)。
著者・小島健一氏のサイト→http://pirori.org/

コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-3 SWORD
岩佐まもる著:大河内一楼・谷口悟朗ストーリー原案/角川書店560円(角川スニーカー文庫 / 303p)〔→ bk1
ええと、この前の巻もまだ読んでない気がする(笑)。
基本的に中学生向けノベライズだから食い足りないのは仕方ない。まあお布施だと思ってます。

“環境問題のウソ”のウソ
山本弘/楽工社1,260円(334p)〔→ bk1
またイッパツでわかる挑発的なタイトルで、誰かと思えば『と学会会長』山本弘だ(笑)。
『環境問題のウソ』はまあベストセラーでもあるし、母が買ってたので椎葉も読んでますけど、たしかに話の展開にツッコミどころが多かったのは確か。『ダイオキシンの毒性』は政治的言論操作によって過大評価されてて、じっさいにそんな毒性はない、げんにダイオキシンで死人は出てない、みたいな主張をしてたりします。そりゃ簡単に死ぬようなもんじゃありませんけど、生物濃縮したり体内半減期がムチャクチャ長かったり親が汚染されてたら胎児や乳児にも及んだり、あまり安全なものでもないはず。
…といった椎葉ですら小首を傾げるような記述を、山本弘が見逃すはずはないのでした(笑)。あの『容赦のない重箱の隅つつき』は苦手ですが、どっちを信用すると言われると軍配はこっちにあがっちゃうんですよねー。

Book 清水玲子「秘密 トップ・シークレット」2008年春連続TVアニメーション化決定!(→ 白泉社
悪いけどアレはアニメなんかにできない話だと思っています。まず『清水玲子の絵の美しさ』ありき、でしょう。
もっと具体的に言うと『ほんらいグロテスクなはずの内蔵を美しいものとして描く、その描線の取捨選択のセンス』。
カラーインクの独特の透明感とかね。ジャックもエレナも(←『秘密』の役名で読んでやれよ)アニメ塗りは似合わないでしょう。不安材料てんこもり。

2007.12.27〔thu.〕 :4桁の数字

その他 免許の更新で地元警察署に。
日頃の行いが善いので(朝と深夜の通勤くらいしかクルマ乗らんもんな)今回の更新で晴れて5年免許証です。
更新案内のハガキにも書いてありましたが、運転免許証も IC 化されるのです。タイミング的には2008年からなんですが(免許試験場みたいなとこでの手続きではそう)、警察署での手続きだと実作業が年をまたぐから、いまから先行して適用されることになってるらしく、手続きが少し変わっていまして。
こんどの手続きでは『暗証番号をふたつ』用意しておく必要があります。もとより無意味な数字の羅列が苦手な椎葉、語呂合わせのセンスも乏しくて、さて二つも設定した暗証番号を今後5年間憶えていられる自信がありませんぞw

2007.12.26〔wed.〕 :ロボコン

SF 年末恒例の『高専ロボコン全国大会』。
今年のテーマは『風林火山』、ロボット騎馬戦。
昨年までの『競技フィールド完全分離によるタイムトライアル』ではなく、ロボット同士のガチ勝負。本当にロボット同士ががっつんがっつんぶつかりながら相手の背中/頭上に挿してあるフラッグを引き抜く競技です。
2台のロボットが5本のフラッグを持ち、3分の時間内にたくさん引き抜いた方の勝ち。単純明快。みどころはフラッグを抜く戦術の、個々のロボット独自の個性的な手段。欠点は自動ロボットの出る幕がほとんどないこと。

騎馬戦という本来の言葉にこだわり(あるいはこだわりすぎて)、勝負そっちのけで騎馬武者を模したロボットを作ってきたサレジオ高専。馬と武者のふたつのロボットが合体するとか、機能ごとに細かいアイディアを詰め込んではいるけど、その大半が勝負に関係ないあたりが、ある意味いさぎよい。
そして詫間電波高専に容赦なくたたきのめされる(笑)。

その詫間電波高専も今回は苦戦。例年どおり『機能と手段の違う複数のロボット』を使い分ける戦略を採ったけど、残念ながら巧くは機能しなかったみたい。

しかし例年のように、というか去年とほとんどおんなじ、バラエティくずれの番組になっててつまらんなあ、スタジオの出演者も去年と同じなんでないかい、などと思っていたら。

なんか今年は『全国大会・全試合紹介版』なるものをやるみたい。
BS2 、12月29日(土) 23:30〜翌1:00。

さらに年末には『 ロボコン20年 完全記録』などという特番までやるんですって。
教育テレビ、12月30日(日)23:30〜翌2:30。
うをを。これは HDD の空きを確保しておかねばなりませんなあ。

参考→ NHKロボコン2007[高専ロボコン]トップ

メモ:『デイ・ウォッチ』(→ FOX
ナイトウォッチの続編。まだ日本語公式サイトはできてないみたいだけど、FOX のサイトによると 2008 年 2 月って予定に上がってます。

2007.12.24〔mon.〕 :トラブル

林檎 トラブルが起こると嬉しい、間違った Mac マニアなわたくし。
自宅の iMac ではじめてトラブルらしいトラブルに。ちっちゃなことですけど、8月に買って以来既に4ヶ月を超え、トラブルらしいトラブルはこれが初めてなり。
リビングに置きっぱなしで既に物置と化している WinPC に、ネットワーク経由で大容量のファイルをバックアップしつつ、iPhoto 経由でローマの写真を Web アルバムにアップロードし、同時に DVD も焼き、それらと同時進行で Excel のファイルを PDF に変換しようと Acrobat と Exclel を同時に起動したら、バックアップと DVD 焼き込みが止まった。
それだけ一緒に動かしても大丈夫だと思ってた椎葉も椎葉だけど。
でもジツにちっちぇえ。そんなん職場の Mac なら日常チャメシゴトでゴザルよ。

2007.12.23〔sun.〕 :雨が降ったらお休みで

農 年内には田を挽いておかねばならないのです。
しかし、秋からこっちロクに降りもせず給水制限がどうとか言ってた雨が、この土日をめがけてどかんと降りやがって、すっかり沼のよーです。溜息。

予定が潰れたので、母のお供で親戚のお宅を訪問。
母の妹弟にあたる人たちが集まるといい、 rosso さん(→酔歩伝)も赤ちゃん連れで遠出してくるとゆーので会いに行ったようなものだったのですが。あんまりお話はできませんでしたね。ウチのムスメも連れて行ってればまた違ったでしょうが、カミさんが先に遊びに行く予定を組んでしまってたので。

それよりもむしろ、定年後に写真マニアの趣味に拍車のかかった叔父と写真談義に花が咲き(Photoshop の補正がどうとか)。

その叔父が聴かせてくれた CD 、『カルミナ・ブラーナ』。
なんでも高校生の頃(昭和20年代)、行きつけのレコード店で聴かせてもらって大きな衝撃を受けたのだそう。数年前にとあるコンサートで数十年ぶりに全編を聴いて、CD など買い直したのだそうで。
いまでこそ TV CM で使われてたり番組内で BGM 的に使われたりして定番になっております『カルミナ・ブラーナ』。名前を知らなくても聴けばわかります(椎葉がそうだった)。たいがいのヒトが聴きおぼえがあるはず。

初演が 1937 年。ということは伯父が聴いたのは輸入盤の可能性がたかく、今でこそクラシック扱いですが当時は現代音楽だった訳で、その衝撃たるやいかばかりのものだったでしょう。

ということでいろいろ調べてみましたが。
Amazon で検索したらでてくるでてくる、ぜんぶで149件もヒットしましたよw
で、いちおう定番といわれてるのがこのオイゲン・ヨッフム指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団のカルミナ・ブラーナ、だそうです。

あ、iTunes Store にはフルサイズのものはなく、代表曲「おお、運命の女神よ」などが別のオムニバスアルバムに含まれるばかりでした。(→ 検索結果/要アカウント)

SF 中型ロケット「GX」計画、文科省が見直し検討(読売
日曜日の1面トップに載ってましたよ。ざまごらんあそばせ。実績と信頼の M-V ロケットを捨ててまで開発するほどのものか、とみんな言ってた新型ロケット。官民半々で開発を進めていたけど、官のほうが足を引っ張って『打ち上げが当初の予定より6年遅れていた』という。もうその段階でアキラカに破綻してるじゃないの。


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