72歳女性。毎年11月になると必ず「鼻血」が出て、その後は4月頃まで花粉症の症状が続くとのこと。主な症状としては、「鼻水」、「くしゃみ」、「目の痒み」、「目のゴロゴロとした異物感」、「涙」。さらに、ひどい時には「咽頭痛」、「咳」、「腹痛」を併発するとのことです。
まず、花粉症の前症状である「鼻血」に対処する為に足の太陽膀胱経・殷門穴を補い、申脉穴を瀉しました。脈状は沈脈で左側が“毛脈の実”を呈していますので、花粉症に対する取穴として手の太陰肺経・太淵穴(左側)を瀉し、両側の侠白穴、さらに足の陽明胃経・伏兎穴、足の三里穴を補。加えて、足の厥陰肝経・陰包穴を補いました。
| 【治療開始から14日目(11月上旬)・治療回数3回】 |
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11月になりましたが、鼻血は出ていませんし、花粉症の症状もありません。 |
| 【治療開始から91日目(1月中旬)・治療回数9回】 |
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花粉症の前症状である「鼻血」は出ることなく新年を迎えました。しかし、「少し鼻がグシュングシュンする」とのことでしたので今までの取穴に印堂穴の刺鍼を加えました。 |
| 【治療開始から98日目(1月下旬)・治療回数10回】 |
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前回訴えていた「鼻のグシュングシュン」も止まっています。前回と同様の治療を行い、様子を見て頂くことにしました。 |
花粉の飛散量は増えていますが、現在のところ症状は出ていないとのことです。体調や花粉の飛散量によっては症状が出る場合もあるかも知れませんが、経脈のバランスは概ね整っていますので今後は1〜2回の治療で症状は治まるはずです。 |