歌と詩の解釈、通奏低音のセミナー
概要および目的
バロック時代の声楽曲を中心にテーマを設定します。音楽大学などの専攻レッスンで学習する機会の少ない専門的な知識や演奏実技に関して、各講師がそれぞれの分野で講義をおこないます。

また、授業形態は受講者全員参加の公開レッスン形式ですが、より個人的な問題にも対応できるように募集人数を少数に限定します。募集対象者は音楽大学卒業程度としますが、内容に興味を持ちある程度の実力を有する方であれば、プロ、アマチュア、経験の有無、年齢は問いません。

当セミナーは、古い時代の音楽を演奏するための専門的な知識、技術などを教え、優れた演奏家を育てるためだけではなく、「これらの音楽に興味はあるが、どのように勉強したらよいかわからない」というような初歩的状況から適切に導き、専門的かつ理解しやすい内容をもって、広く一般に知らしめることを目的としています。
授業形態
声楽  受講者全員参加の公開レッスン形式ですが、一人一人の歌う時間を十分にとり、実技習得の完成度を高めます。発声法、発音などの基礎的な内容から専門的なテクニックに至るまで、細かい点にまでレッスン項目を設け、また講師と受講生、受講生同士のディスカッションなどの時間を作り多角的に授業を進めます。

通奏低音  声楽受講者による演奏を伴った上で、通奏低音受講者のレッスン時間を十分に取ります。特に旋律と歌詞に応じた右手の付け方、およびバス声部の歌い方を重点的に指導します。

理論  実技の時間と深い関連性を持たせ、特に詩の解釈などにおいては実技の課題曲を取り上げ理解度を高めます。そのほか時代的な様式、作曲家作品研究などの幅広いテーマで授業を進めますが、一方的な解説に留まることなく可能な限り「歌わせる、弾かせる」実践的授業をおこないます。
申し込み方法 2017年1月5日日更新
1 できるだけホームページの予約問い合わせフォームをご利用ください。
2 ご予約承りの電話、もしくはメールにて参加費、お振り込み先などをご連絡いたします。お振り込みは10日以内にお願いいたします。その期間が過ぎたときは、キャンセル扱いさせていただくことがあります。なお楽譜コピー代(受講生の方は送料も含めます)は当日実費にていただきます。
3 お振り込み確認後、資料、楽譜などを送付いたします。聴講生の方への楽譜配布は、原則として当日になります。
4 セミナー受講生になられた方は、次回講義の優先予約が可能となります。ただしその場合でも、正式なお申し込みは予約申込書、または予約問い合わせフォームをご利用ください。
5 定員オーバーの時は、キャンセル待ち、次回同じテーマの講義の優先予約となります。ご了承ください。

参加費(2017年1月5日現在)
受講生 受講料1日 12000円(設備費を含む) 楽譜コピー代および送料(メール便、または定形外郵便で発送します)は実費(当日払い)
聴講生 聴講料1日 6000円 楽譜コピー代は実費(当日払い)

納入方法 受講テーマ回数分 指定日までに一括納入にてゆうちょ銀行にお振り込み願います。セミナー当日は事務作業ができませんので、受講料、聴講料の現金でのお受け取り、および領収書の発行はできません。事前にお振り込みできるかどうか各自お確かめください。また、同行からと他の金融機関からとでは振り込み方法が異なりますのでご注意ください。ただし、楽譜コピー代の実費については当日精算です。

参加費振込先 予約申し込み後、メールにてお知らせいたします。または郵送の予約申込書をご覧ください。

その他

申し込みの締め切りについて--定員は声楽10名程度、チェンバロ5名程度とします。定員に達し次第締め切らせていただきます。

申し込み受付・優先順位--申し込み受付は先着順とします。この場合優先順位は電話予約の順番を優先します。口頭で次回以降のテーマへの参加希望を伝えた場合も、必ず事務局に予約問い合わせフォーム、メールもしくは電話予約をしてください。

キャンセル待ちについて--定員満席の場合は「キャンセル待ち」ができます。開講前にキャンセルが出た場合は、申し込み順で繰り上げます。

参加費などの返却について--申し込み後、振り込まれた受講料、聴講料については、当該テーマの開講日1週間前以降は返却できません。あらかじめご了承ください。

予約問い合わせフォームへ
会場
会場はいずれもスペース415です。
講義開始時間10分前には会場入りして下さい。なおホール内は飲食可です。
JR中野駅北口より徒歩12分、西武新宿線野方駅よりバスで5分。詳しいアクセスはスペース415ホームページを参考にしてください。
165-0026 東京都中野区新井2-48-12
Tel 03-5380-2430


第67期 講義テーマ
F. クープランのルソン・ド・テネブル
生誕350年を迎えるF. クープランの宗教声楽曲の代表作《ルソン・ド・テネブル》に焦点をあて、当時の演奏習慣を反映させた演奏をめざします。
最初にカトリック教会における聖週間の典礼と音楽について概観し、フランス古典期の宗教声楽曲において《ルソン・ド・テネブル》が多くの作曲家によって盛んに作曲された経緯と、テキストとして選ばれた旧約聖書「哀歌」の歌詞について学びます。
次に基盤となったグレゴリオ聖歌の《哀歌》の旋律を皆で歌い、宮廷歌謡の即興的装飾を歌詞に反映させて作曲したF. クープランの手法を研究し実践します。
レッスンでは、ソプラノソロ《聖水曜日の第1ルソン》から抜粋で指定する箇所と、ソプラノ2声《聖水曜日の第3ルソン》から同じく抜粋で指定する箇所を課題とします。また、ラテン語の発音はフランス式であることが望まれますが、イタリア式でもかまいません。(レッスンの中でフランス式発音を学ぶ時間を取れるようにしたいと思います。)

【課題曲】 "Leçon de Ténèbres à une et à deux voix pour le Mercredy" より
ソロ  'Première Leçon'の抜粋:冒頭より'Plorans'のセクションの'omnibus charis ejus'まで
    'Jerusalem'直前のレチタティーフ'Parvuli ejus'から最後まで。
デュオ 'Troisième Lećon' の抜粋:冒頭 'Jod' のみ
    'De excelso'の前の'Mem'から最後まで。
歌の方は全員ソロとデュオを練習してきてください。またデュオの際、上下どちらの声部を希望するか明記をお願いします。楽譜は1714年出版譜を使用いたします。Fuzeau のファクシミリ版やIMSLPからダウンロードしてご用意ください。IMSLPからのダウンロードリンクです。

通奏低音の方にはさらにF. クープランのクラブサン曲集(第1巻~第4巻)から1段鍵盤用の曲を2曲選んで来てください。また、受講生人数分(セミナー前日までにお知らせいたします)のコピーをお持ちください。

担当講師
<野々下 由香里>(声楽)
東京芸術大学声楽科、同大学院修了。第4回日仏声楽コンクール第1位入賞。1989年《フィガロの結婚》のケルビーノ役でフランスデビュー。帰国後「バッハ・コレギウム・ジャパン」のソプラノソリストとして、国内外の公演・録音に参加。バロックオペラやフランスオペラの日本初演、現代曲の世界初演で聴衆を魅了している。東京芸術大学古楽科教授。お茶の水女子大講師。

<岩淵 恵美子>(通奏低音)
上野学園大学音楽学部器楽学科チェンバロ専攻卒業。1983年ベルギーのモンス王立音学院に留学、プルミエ・プリを得て卒業。国立音楽大学音楽研究所に1994年より1999年まで勤務。第5回古楽コンクール・チェンバロ部門最高位入賞。沖縄県立芸術大学講師。

2018年3月16日(金)、17日(土)
11:00 - 12:00 13:10 -14:50 15:00 - 16:40
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  時間 11:00 - 12:00   13:10 - 14:50   15:00 - 16:40
16日 内容 講義 昼食 レッスン 休憩 レッスン
講師 野々下 野々下、岩淵 野々下、岩淵
17日 内容 講義 昼食 レッスン 休憩 レッスン
講師 岩淵 野々下、岩淵 野々下、岩淵








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