カンチ伝

 

 

1月22日誕生日を誰とも会わずにすごした。

深夜の3時ころ、電話がかかってきた。この時間にかかってくる電話は普通ならなにか不安の色をはらむ物。けれど私の場合はある友人からの電話と決まってしまっている。自分のことを彼女に「カンチ」と呼ばせる男ことカンチ君(仮名)がその人だ。カンチ君はだいたいこのくらいの時間に電話してくる。この時間は私は寝てることは少ないが、家に居るときは大体ネットに繋いでいるため、むしろかかりづらい時間帯なのだが…。何故かちょっと接続が切れると、カンチ君からの電話がかかってくる。今日も夜食を食べていて、ネットが切れた途端に電話のベルがなった。いや、正直な所、カンチ君からの電話が嫌なので、常にネットに繋いでいるのだ。繋ぎながら本を読んだりしていることも多い。今日も繋ぎながら買ってきた本を読んでいた。たまにチャット(ぜんぜん知らない人たちの)を覗いてみたりしていただけだった。それがちょっと気を抜いたらコレだ。とても偶然とは思えない。ずっとリダイヤルで繋がるのを待っているのか?用もないのに?まず100%やつはオレのストーカーをやっている!

カンチと出会ったのは高校のとき。同じ部活だったが、あいつはすぐに止めた。その後はめったに会わずに大学へ。そして奴と横浜で再会した。奴は立派な仮面浪人として明治学園に通っていた。それからは奴とよく行動を共にした、訳でもなかった。しかし、カンチは電話が好きだった。毎日のように電話がかかってきた。それも深夜に。深夜にかかってきて朝まで話していることも珍しくなかった。だからといって話しが弾んでいた訳ではない。俺の話しは充分楽しいものを提供していたが、奴のはなしは受験とSEXと自分の性器の話題を順番に繰り返すだけだった。多分、いや確実に奴は受験ノイローゼだった。そして私は自分から電話は切れないという癖があった。奴は受験のストレスを俺にぶつけてきた。話しの内容は書かないけれど、その内容は『実録!サイコさんからの電話』と言う感じで、そのまま別冊宝島になるくらい。それはそれは愉快であった。確かに毎日毎日、深夜から4、5時間はサイコさんと会話しなければならないのは、常人には耐えられない苦痛であるかもしれない。しかし私はわざわざ『精神病患者との接し方』という本を買って、わざと治療中にやってはイケナイコト、言ってはイケナイコトを実践していた。その本と私のカウンセラーとしての才能は、予想以上の効果を与えていった。既にカンチ君は俺なしでは暮らせないようになっていた。本人は気づいてはいなかったろうが。彼女には逃げられた。友達は俺一人になった。家から一歩も出なくなった。電話料金は10万を超えた。そして受験は失敗した…。

そんなカンチ君からの電話。今だに奴の話題は受験とSEXと性器と、あとにわか仕込みの政治情勢と合コンの話しを繰り返すだけだ。どうやらノイローゼでは無く天然のようだ。カンチ君には彼女が年末あたりから出来たらしく、自慢話を幾度となく聞かされていた。それは嬉しそうに自慢げに私に漏らしていた物である。その彼女から年賀状が来たそうな。こんな内容のが。

「あけましておめでとう。今年は2人ともhappyな年になると良いね。私は今年に入ってすぐに彼氏が出来たので、今とってもHAPPYです!このまま来年の初詣には二人で行きたいな!」

カンチ君、久しぶりに面白い話しを聞かせてくれました。付き合っていると思っていたんですね。しかたないよね。男ってそういうものだものね。君みたいな電波な人を相手にしてくれただけで満足しなくちゃね。

今回ばかりは同情を禁じ得ないよ。

 

1月23日

メールでも書こうかと思ったけど今日は土曜日じゃないか。それじゃみんな家にいる訳ないね。土曜日にメールなんか出して、「土曜日に一人だなんて友達いないの?」と思われるのも嫌だし。

昨日の続き。
それで、カンチ君は最近iMacを買ったんだ、モテると思ったらしく。生意気!
いまだにアプリケーションを開く事が出来ず、ワープロも出来ないんだって。電源を落すときはボタンをポチッ。以前はコンセントを引っこ抜いてたから格段の進歩です。
カンチ君はユーザーサポートを有効に利用する人なのでガンガン電話します。
「オレは慶応の法律に通っているんだけど(嘘)、CMではピザより安いって言ってるけど、ボーナス払いとかあるじゃん。聞いてねーよ、てめぇ、訴えるぞ!」
「iMacって意外とつかえねーよな、なんにもできねーじゃん。フロッピーないし。質問?あぁ、iMacってどこから印刷された紙が出てくるん?」
などとサポートに電話しています。そのうちパソコンサポートに来た変な苦情で、どっかの本に載ると思うけど。まず友達に聞くことを薦めておきました。
ショップの人との会話。
店員「メモリーは32Mと64Mどちらにしますか?」
「あぁ、なに、馬鹿にしてんの?32メガってプレステ並みじゃねーの。そんなの64メガに決まってんじゃん。ロクヨンだよ。ロクヨン!」

そんなカンチ君だけど、インターネットだけは出来るようです。絶対に人にやってもらったんだろうけど。メールとか出す相手イナイみたいだけど、俺は絶対にアドレス教えません。ここも秘密。
カンチ君は「ジャマールで知り合った女といい関係になった。」と言う、エロ雑誌の投稿みたいな経験を持っているので、ネットでもそれを当てにしているみたいです。
「やっぱメールで恋愛とかしてみたいジャン。」
「(オレ)ネット恋愛!?ぷっ、あははははは。ある。あるよ、それ。やっぱモテるもんネット恋愛!」
「ドラマとかでやったジャン。あれ、いいよね〜。俺もさ、見知らぬ女の子とメール交換とかしてさ、それでいい仲になって、SEXだよ!SEX。」
「あはははは、ウィズラブっすか!面白い!面白い事言うよお前。出来るよ、出来る。間違いなく。恋人募集の掲示板とかに書き込め!」
「俺って文才あるから。慶応生でバンドやってて、顔は黒夢の清晴じゃん。いまちょっと髭も伸びてるから竹ノ内でもいけるぜ!」
「どこが!?って、お前慶応じゃないだろ。かすりもしなかったじゃないか!」
「馬鹿、本当ならオレは今ごろ慶応生だろうが。」
「本当ならって、別に何の問題もなく受験して落ちたんじゃないか。」
「うるさい!模試でA判定とったことあるんだ!おれは!」
「それって、4月の模試で一教科だけだろ。第一落ちたのに違いないじゃないか!」
「いいんだよ、俺は慶応生なんだよ。慶応生のふりでカワイクておっぱいの大きな女の子と付き合うんだよ!」
「なに言ってんの?お前。」

あなたが見た恋人募集の掲示板で、慶応にかよう清晴(もしくは竹ノ内)似のバンドをやっていて、身長174p、自分で自分のことをカッコイイとか言っている、うすら馬鹿がいたら、それはカンチ君かも知れません。

 

2月1日

ついさっきまで友達と電話していました。友達と言うかなんと言うか、正確に言うと馬鹿と会話していました。馬鹿は馬鹿なりにプライドがあるんだなぁって事を感じました。

「おう、カンチだけど!!イエー!!(意味なくテンション高い)」
「なに、なんか用?(ウンザリ)」
「一つ聞きたいんだけどよ、ゲーセンのバイトって耳がおかしくならねー?」
「あぁ?まぁ、慣れだろ。(いきなり質問から入って来たのでムッとする。)」
「オレよー、こんどゲーセンでバイトするんだよ。」
「あー?おまえコンビニと家庭教師三つとテレアポのバイトはぁ?」
「家庭教師終ったし、他のバイトは辞めた。だって俺、埼玉に引っ越すもん。」
「もう埼玉でバイト見つけたの?」
「えっ、いや、なんで?」
「?だってゲーセンやるって…」
「あぁ、それは川崎。」
「??おまえ引っ越すんだろ?」
「おう、だから1ヶ月くらいな!」
「おいおい、そんなんでいいの?」
「いいんじゃねーの。そんなもんだろバイトってのは。いつでも辞められるのがバイトの醍醐味じゃん!」
「…(メチャクチャムカツイテイル)」

なんか攻撃モードのスイッチが入りました。俺の脳に。俺の脳の中の5人が力を合わせてボタンを押しました。

「おれさ、今度資格の学校にいくから!」
「何の資格よー」
「公認会計士の資格さぁ」
「それでいいのか?」
「はぁ〜?何が?いいジャン、資格取って俺のステータスをアップさせるんだよ!」
「それより先にやるべき事があるんじゃないの?」
「何言ってんの?」
「お前さぁ、会計士の資格より前にさ、人間として必要な資格が欠けてるじゃん?なんつーか、生きる資格ってーの?ないジャンお前。社会にとって必要無いじゃん。つーかむしろ排除の対象だろ?」
「なんだよ、おいっ!」
「ほら、お前嫌な奴だろ?嫌われ者だろ?友達から煙たがられてるだろ?皆から疎んじられているだろ!」
「そんなことないよー。みんながオレを頼ってくるって。」
「利用されているだけだって。もしくは相手をしてやってるだけだって。お前しつこいから。ほんとは皆お前のこと嫌ってるって。」
「違うね。友達と旅行とかいくしね!」
「旅行に行けば友達って訳じゃないだろ?グループの一員だからしかたなく誘ってるんだよ。相手の社交性を勘違いして、ずうずうしく友達ヅラするから嫌なんだよな、お前は。お前の相手をする時は、皆なにかに困ったような目をしているぞ!」
「お前が知らないだけでちゃんと友達いるっての!」
「それは友達じゃなくて『社交性のあるいい人』だよ。」
「て言うか、俺チンコ太いしね!!!」
「……。お前、都合が悪くなるといつもソレだな…。」
「まーな。本当に太いし!」
「そういう所が…。俺がマジメな話しをしてさぁ、どう答えるかと思えばチンコ太い…。お前を罵倒してもチンコ太い…。政治の話しでも結論はチンコ太いかおっぱいデケーって自分の読んでる本のグラビアの感想を言うかだもんな。嫌われてるって、絶対。」
「そんなことねーよ…」
「お前は嫌な奴なんだって。自覚しろよ。別にいいじゃん。嫌な奴でも。そんなお前でも向かえ入れてくれる人がいるんだから。お前、その人たちに感謝しろよ。ほんとにいい人達なんだからな…」
「いい奴が集まってくる所が、ほら、俺の魅力だよ。」
「ほんとだな…。嫌な人間なんてお前の周りにはいないだろ。つーか耐えられないだろう…普通は…。」
「まーな!って言うか俺が選んでるからな!いい奴を!おれと付き合うにはいい奴じゃないとダメだね。」
「…お前のそういう所が嫌なんだよ!今、感謝しろって言ったばっかりだろ?お前には謙虚さって物は無いの?その傲慢な態度は何の意味があるの?そんな風に友達語る奴がいい奴な訳ないだろ?嫌われてるんだよ!一部の人が哀れんでかまってやってるだけだよ!お前は誰にも必要とされ」
「ガチャッ!ツーツー・・・・・・」
「あっ!クソッ!切りやがった!」

と言う訳で友達を1人失いました。んー、でも以前こんな事言った後にもケロっとして電話かけてきたからなー。あの時は意味が分からなかったのかもしれないけどね!

あぁ、それと本当はもっと口汚なく罵ってます。
そして奴は文章では表わせないくらい馬鹿です。筆舌にし難いとはこの事です。奴のセリフは知的な方に修正されています。そうしないと「うおー」とか「おっぱいおっぱい」とか「おなにー」とかの感嘆詞ばかりで意味が分からないですから。それなのに、自分は頭がいい!慶応だ!ルックスもいい!黒夢だ!女にモテる!ちんこ太い!と思い込んでいます。病気なんです…

多分うつってます、私に。でもこれでやっと…

つーかムカツク!ムカツク!アイツを永久に黙らせたい!

 

2月11日

ここのマスターであるところのハトが憔悴しきってます。どうやら女に振られたみたいですね。宗教の勧誘は今がチャンスです。さぁ○○教の方、強大な教祖の出現ですよ!レッツラドン!

そんな訳で今日は私が日記を書きましょう。

今日はFF8の発売日ですね。秋葉で並んでいる人をテレビでみました。0時発売があるのでしょうね。別にコンビニでも5時頃には買えると思いますが。まぁ私はFFに興味はないのでどうでもいいんですけど。唯一興味ある事といえばファミ通にFF(ファイファイ、この呼び方も定着してきた。)って書いてあったけど、みんなファイファイって呼んでます?あの女…

ん〜そうだな。ゲームの話しを続けようか。それじゃ僕とエロゲーの出会いについて。こんど会ったら…
僕がパソコンを買ったのが2年くらい前かな。とりあえずゲームでもやろうと思って雑誌を買ったんだよね。その雑誌に付いていたCDが2枚組みで1枚が普通のゲーム(ソニックやバーチャの体験版)でもう1枚がアダルト(エロゲーやCDブックの体験版)だったんだよね。で、まずアダルトの方をやってみるわな、男として!
それがつまんなかったのよ。だって体験版だと肝心なシーンが「ここからは製品版でね。」なんですもの。それで30分でコースターに早変わり。その後はバーチャをロースペックのノーマルマシンで堪能していたんですけど、ある日、突如、飽きまして…。それで何気にアダルトをね。その時にインストールが必要なゲームを入れてみたんですよ。今までは恐いからインストールの要らないゲームだけしかやってなかったんですよね。そしたら、え、なに?画面狭しと、ポリゴン美少女が、動き回り、喘ぎまくっているではないですか!!!もーーーう僕はたまりません。ふふふ、これで
大爆笑これでおれの周りに女がいなくなった。
だってねぇ、二年前の完全に蝋人形なポリゴンキャラがですよ、ロボコンのような動きで、やってるんですよ!プーーーー!これで笑わないでなんで笑う?もうこんな世界要らない…
メチャクチャ感動してね(製品版は買わなかったけど)。もう家に来る客来る客全員にそれを披露したりしてね。それで変なウワサがたつようになって、僕はエロゲーマニアに仕立て上げられた訳です。弱りましたね〜あの時は。エロゲー知識を求められても僕知りませんしね。それで一生懸命勉強してね、本を読んだりしてね、エロゲー持ってないけどエロゲー博士になったのですよ。みんなの期待に答える形で。
そんな僕に近づいてきた男がいたんです。そう、本物のエロゲーマニアのT君です。一般人には尊敬されるほどの知識を有する僕も、彼から見ればペーペーもいい所。エロゲーに興味があるんだなレベルで認識していて、僕のニセ博士ぶりにも気づいていました。それを公表しなかったのは、それは僕を救うことになることと、確実に仲間に入るやつを逃す手はないとふんでいたからです。彼は言葉巧みに僕に近づいてきました。もう誰も俺を止める事はできないよ。
「俺、シムシティ持ってるんだけど、もうやらないからあげるよ。」
僕はその申し出に飛びつきました。シムシティは一番欲しかったゲームだったのです。シミュレーションマニアだったのです、本当は。
「他にも要らないゲームたくさんあるから、いくつかやるよ。って言うか、他のゲームも貰わないとシムシティもあげない。」
その時は意味が分かりませんでしたが、断る理由があるわけないです。貰えるものは貰います。そして彼はゲームを持って家にきました。シムシティとエロゲーを…。いや、ありがたく頂きました。べつに嬉しかったですし。ただポリゴンじゃ無かったのが残念で…。ポリゴンのは無いの?って聞いたら笑われたのを憶えています。
僕はさっそくシムシティをやろうとしたんですが、
「まずはこっちから。」
とエロゲーのほうを差し出してきました。一瞬いや〜な雰囲気が流れましたが、エロゲーのほうが会話も盛り上がるだろうと逆らわずにセットしました。あぁゲームはバーチャコールとか言うテレクラのゲームでした。僕は主人公の名前に嫌いな友達の名前を付けました。Y中寛Yと、(以下カンチ)。こいつに間抜けな行動をとらせる!女の子とは絶対に仲良くさせない!この目標を立てた時点で妙にゲームが面白くなってきました。僕が調子よく軽快にゲームを進めていると、いきなりT君に殴られました。
「なんで女の子のセリフを飛ばすんだ!」
僕はセリフを読み終わったらキャラが喋り終わるのを待たずにどんどん進めていたのですが、どうやらそれは邪道なようで。
「そんなことは二回目からだ!」
とT君。いろいろ作法があるようです。ついに蝕が訪れる。
ゲームのシステムはたまに3択のセリフが出てきて、女の子に気に入られるセリフを選べば好感度アップ。はっきり言って面白味は無いです。それでもとにかく駄目そうなセリフを選ぶんですが、これがすごかった…。
女の子「…あなたはなにか人に誇れるものがあるの?」
カンチ(三択)1「誇れるほどじゃないけど」2「それは一つくらい…」3「なんだと!フザケルナ。」

3を選ぶ。4人目のゴットハンドが

カンチ「なんだと!フザケルナ。俺のち○こはスゲーぞ!!おまえヒーヒー言わせてやるよ!」
女「なんなのよ!私はマジメな話しをしてるのよ!」

あああああぁぁ、カンチ君!まさしくカンチ君じゃないかぁ。僕の現実世界の友達のカンチ君に言動がそっくりだよぉ。僕が感動と爆笑に包まれるのを不思議そうにT君が見つめますが、僕はその後も嫌われるようなセリフを選びつづけます。(これがほとんどカンチ君が一度は言ったことのあるセリフばかり。カンチ君のおかげで僕はこのゲームを堪能できた。後日、カンチ君にこのゲームをやらせましたが、カンチ君はカワイソウナコなので、主人公のセリフを朗読します。大声で。さらに画面の女の子に話し掛けます。恐いです。画面の女の子に言葉を投げかけ、そして次の主人公のセリフを見ると、いまさっきカンチ君が女の子に語り掛けたセリフとまったくおなじセリフが!さすがに5回も連続でセリフがかぶるとカンチ君「このゲーム、なんか恐い」とゲームを止めてしまいましたとさ)あまりに僕の選択が不真面目なのでT君は
「真面目にやる気があるのかよ!(ある訳ないじゃん)」
怒って帰ってしまいました。まったく、ときメモを「女の子にいっさい会わない」というプレイスタイルで楽しんだ人間に無理な注文をするもんだ。

あっ、ときめきメモリアルで思い出したんだけど。むかしときメモにはまってる友達に
「全部のエンディングを見た後にセーブすると、しおりがピンクになってちょっとエッチなストーリーが楽しめるそうだよ!」
って嘘を教えたことが…。あ、いや、嘘はついてない。ゲームが違うだけ。しおりがピンクになるのは「かまいたちの夜」の話し。ちょっとエッチなストーリーも本当。
「え!本当?でも詩織がピンクになるってなに?髪がピンクになるの?」
「う、うん。紙がね。(本などに使う)しおりの紙がね…」
まだ嘘はついてないよ!

 

3月9日

グッド・ウィル・ハンティング〜旅立ち〜

 天才、天才と言うものはいつでも突然に現れます。そして凡庸なる先人にその才能を見せ付けるのです。本人はそれを自覚せずに。

 これは私の元に届いたメールです。


Re.アホへ

とどいたよ@
自称慶大生なのだ」」」
明日は、飲みかいなのだ

    オナニー光線ドピュ@


どうでしょう?この天才ぶり。このメールを受け取った時の私のショックは想像に難くないでしょう。初めて届いたメールの内容がコレです。否!!彼が生まれて初めて書いたメールがコレなのです。この短い文面の中に私達が喉から手が出るほど欲しがった「才能」と言う奴が詰まっているではありませんか!もちろん、このくらいは俺にも書けると言うウンコ野郎もいるでしょうが、よく聞いて下さい。彼はインターネットをやりません。もちろんウガニクもヘクサも知らないのです。私のページも見せていません。奴が見るとオレのページが汚れる。

彼はこのメールを書くのに30分かかったと言っていました。それは文章を練っていたのではありません。キーを打つのに30分かかったのです。黒夢が大好きなんです。コレでモテると思っているんです。

ちょっと落ち着いて彼の才能を論じてみましょう。

まずこのメールは、彼がどうしてもメールが受信できないという相談を私に持ち掛けたので、この私が実験的にメールを出してあげた物の返事です。彼には絶対にアドレスを教えないと誓ったのですが、まぁ可哀相なので。その内容はいったて平凡なものでした。第一、テストですから。そして返事がコレです。

とどいたよ@

 まず出だしがこうです。つーかコレだけで良かったのですが。この@は何でしょう?何故メール初心者が@なんかを使っているのでしょうか?どこで学んだのか?それともオリジナル?

自称慶大生なのだ」」」

 自覚させました。それにしても語尾が「なのだ」なのが気になります。なんでネットに触れた事の無い人間がこのような言葉使いをするのでしょうか?さいごの 」」」 ってのは初めて見ました。なんでしょう?やっぱり天才のやる事は凡人の理解を得ません。

明日は、飲みかいなのだ

 明日は、で読点が付いているが不気味な感じです。ここでもなのだを使っています。誰に向かってメールを書いているか分かっているんでしょうか?

    オナニー光線ドピュ@

 なんでこんな目に遭わなければならないのでしょう?これを誰の影響も受けずに書ける人間を天才と言うのでしょう。この脈絡の無いシモネタ落ち。これを天才と言わずして何と言えばいいのか!

 あぁ、私はどうしたら良いのでしょう。この差異能(私の辞書は何故に「さいのう」をこう変換するのでしょうか?こんな言葉あるのでしょうか?)を前に私はページを続ける勇気が持てません。

そうだ、これからは彼の事を書き記していこう。彼の偉業を漏らさず後世に残す事こそ我が天命と心得たり!

今までも彼については色々書いて来ましたが、いちいち彼の許可を得てから書いていたため、内容もかなり(本当に)修正してきました。そうしないとさすがに信じてもらえないと思っていたからですが。(それでも嘘だと思われていたとは。実に天才とは凡夫の想像の彼方を飛翔するものだ。)しかしこれからはありのままを。これまでは許可を得られなかったようなイタイ事柄も全て書き記そう。第一無許可でメールを転載するようなマネをしたからもう恐い物もない。

これからこの日記は「カンチ伝」になります。

まずはカンチ用に作ったアドレスを削除します!

これで日記猿人での目的は達成された。

 

3月19日

カンチ君がゲームを買いました。

「やっぱり女の子が家に来た時にゲームがあると便利じゃん!」

どうかな?でも君が喋るよりはゲームをやっていたほうがマシだね。

「んで、なにを買ったの?」

カンチ君は今までゲームに興味を示したことが無かったので、彼が素人判断で買ったソフトがちょっと気になります。きっとクソゲーを掴んでいるでしょう。

「あー?サターンよ!サターン!お前の好きなセガのだよ!」

「サ、サターン?なんでドリキャスも出たのに今頃サターン?普通ライトユーザーはプレステだろうが。」

「だってお前、湯川専務人気じゃん。」

「湯川専務はドリキャス!サターンはセガ田三四郎!」

「いいじゃん、中古で安かったんだよ、それにプレステは友達が持ってるし。」

「友達と同じハードでいいじゃん。まぁ安いかもしれないけどね、けどもうソフト出ないよ。」

「あぁ、いい、いい。俺中古でしか買わねーもん。」

「それならサターンか…。でソフトは何買ったの?」

「ん?センチメンタルグラフィティって奴。」

「セセセセングラっすか?」

「おっ、知ってるの?」

「知ってるも何も…、滅茶苦茶有名だって、まったく違った意味で。」

「なかなか面白いよ。」

「面白い??いや、えーと、セツナイですかー?」

「そう!そう!セツナイんだよー、これが!」

「うわぁお、せつないですか?セツナサ炸裂ですね。せつないせつない。んで、本当に面白いと思ってんの?」

「え?うん、まあまあかな…。」

「どの子が良かった?」

「えっとなぁ、なんかりゅんとか喋る女の子が…。」

「えみりゅんか!お前、よりにもよってえみるか!マジか?なんでそこまで完璧に…って、お前ワザトか?分かって言ってるのか?俺をからかっているのか?」

「な、なにが…」

「お前、セングラ買ってえみりゅんに言及するなんて素人さんの行動とは思えん!分かって言ってるだろうが!そうじゃなきゃえみるにはハマらないだろ!」

「なんだよ、えみりゅんダメなのかよー、いいじゃん。俺は不思議少女が好きなんだよ!いいじゃねーか!前の彼女に似てるし…」

「あ、あぁ、そう、そうだったな。似てるのかもしれないな。疑ったりして悪かったな。」

「なんなん?セングラってダメなん?」

「いや、いいよ、うん、お前にはあってるよ。でもお前、セングラじゃ女が家に来てもどうしようも無いだろ。それに普通初っ端からギャルゲー買うか?お前もしかして生まれて初めて買ったゲームがセングラ?」

「いや、ゲームボーイのサガを買ったことあるよー。」

「(質問の答えを無視して)なんでセングラなん?なんでセングラなん?なんでセングラなん?なんでなん?」

「中古で安かったし、パッケージの女の子が可愛かったからね。」

「ジャケ買い!?ギャルゲーのジャケ買い?うわーい、カッコイイ!ジャケ買いだよぉ。まるで常に新しい音楽を探しもとめるテクノキッズのようだね!ジャケ買いなんてオシャレな買い方をされたセングラは、恐らく世界でソレ一枚きりだね!」

「まぁな、俺は常にカッコイイ音楽とか探しているしね。黒夢とかインディーズ時代からチェックしていたしね。」

「(うわーい、微妙に会話がかみ合っていない)でもあれだろ、ゲームとジャケの絵が違うだろ?なんか下手なんだろゲームの方は。」

「いや、そんな事ないよ。まぁこんなもんじゃねーの。」

「そーなの?まぁ俺も見たこと無いから良くは知らないんだけどね。」

「なんだよ、散々言っといてやったことねーの?つーかお前もやってみろよ、絶対ハマルから。」

「ハマリますか!この俺が!刹那いですね!でも私はサターン持ってないので無理ですね。」

「なんだよ、お前サターン持ってなかったの?お前セガだろ?」

「セガだけど持ってないものは持ってないの。」

「なんだよ、せっかく良いゲーム教えてもらおうと思っていたのによ。」

「大丈夫。俺セガだから。良いゲーム教えるよ。どんなジャンルがいい?」

「女にモテルようなゲーム。」

「それはサターンを選んだ時点であきらめるんだね。それともヴァーチャルな意味合いで良いのかな?でもそれなら既に極めているけどね。」

「あぁ、別に面白ければなんでもいいよ。」

「そーなー、とりあえずオススメは『サッカークラブを作ろう』とかかな。あとは女にもてそうな所で『ぷよぷよ』とかあれば良いと思うよ。それと他人にオススメとか聞くと『サクラ大戦』とか言われるけどそれは無視しろ!」

「ぷよぷよってあれだろ、テトリスみたいな奴だろ?」

「そうだ、まずは女にモテるために『ぷよぷよ』だな。」

「ふーん。まぁいいんじゃねーの。」

「何が?」

翌日

「おい、俺ゲーム買ったよ!」

「そうか。それで何を買った?」

「ん、卒業とか言うやつ。」

「バカ?お前はバカなの?なんでまたギャルゲーなの?」

「安かったんだよ。いいじゃん。」

「ぷよぷよは〜?ねぇぷよぷよはどうしたの〜?」

「あぁ、パズル玉ととっかえ玉っての買ったよ。」

「そーれーはーぷーよーぷーよーじゃーなーいー。そーれーはーとーきーメーモー。」

「なかなか面白いよ。」

「そっすか。」

ノンフィクションなのでキレイなオチは無いです。

 

3月24日

 前日飲んだ酒のせいで、この日はいつまでもベットから出ることが出来ないでいた。惰眠を破るのは一本の電話。

「はい…」

「おうっ!おれおれ!」

「だーれー?」

「おれだっつってんだろ!」

「なに?」

「おう、おれ引っ越したからよ、来いよ!」

「どこに?」

「えっとな、東上線の上板橋ってところ。」

「東上線?それって前立腺より気持ちいい?」

「おう!もうガマン汁ダラダラだぜ!」

「そんじゃいくー。」

はっきりと目が覚めてから、自分の主体性の無さにうんざりしながらも、電車を乗り継いでいく。連日の雨で空気が湿気を帯び、肌に絡み付いてくるようだ。いっそこの日も雨なら、私は迷わず家から出ようとしなかった。渋谷を過ぎる新宿を過ぎる。この街を通りすぎるだけと言うのは、なんとも勿体無い。いっそココで降りようか?そんな事を考えているうちに目的地に着く。

「よう。」

「おう!一瞬判らなかったぜ。帽子なんか被って、ストリート系に転向か?さっきよー、お前に似たやる気の無さそーな奴が通ったから声かけそうになっちゃったよ。」

「やる気無さそーな奴ってなんだよ。」

「だってお前いつもやる気無さそーな感じじゃん。」

「そりゃあ男に会うときはテンション低いけどな。」

奴のマンションは(と言っても三階建ての小さな)古いが広い。開口も多く日当たりもいい。

「いい所見つけたな。」

「だろ?いいだろ?これなら女も呼べるだろ?」

「間取りはいいけど散らかりすぎ。お前人を呼んどいて片づけもしないのか?」

「これでも片づけたんだよ!仕様が無いじゃん引越したばっかりなんだから!」

「引越しの散らかり方じゃねーだろ。なんでエロ本が散乱してるんだよ。」

「いいだろ、森ひろこ!いいおっぱいだよなぁ。うおぅカワイイ!俺森ひろことヤレたら死ねるね!」

「死ね。」

奴がおもむろにギターを取り出して弾き始める。近隣の住民の不評を買うであろう音をつま弾く。

「うるせーよ。」

「上手いだろ。」

奴のプレイは昔ながらの見せるプレイだ。技術はもちろん素人だが、陶酔ぶりだけはプロ並みだ。身体を小刻みに揺らしながら曲弾きを繰り返す。ギターをたてる、頭の後ろにまわす、舌で弾く。

「スゲーだろ!」

「なにが?わかんねーよ。」

「わかんねーの?スゲーんだよ。これ見てみろ!」

「なにこのカワイイ便箋は?」

「ファンレターだよ!」

「なんでお前にファンレターが届くんだよ。」

「じゃマールの募集に出した返事だよ!」

「ファンレターじゃ無いじゃん。」

「ファンレターなんだよ!その娘にオレのデモテープ送ったんだけどさ、かなり誉めてるぜ!」

「なにが!社交辞令に決まってるだろ!」

「そんじゃ読んでみろよ!」

「えーと Dearバンドのお兄さんへ ってお前バンドなんてやってねーじゃん。」

「やってるんだよ!いいんだよ!」

曲さいこーにカッコイイです!CDが出ていてもおかしくないです。

「ほら!な?スゲーだろ!?」

「こいつ絶対にポケビとか野猿とか好きだろーな!」

「あぁ?どーゆー意味よ!」

歌詩も素敵です!とくに 「君だけを愛する」 とか ありがちなパクリ歌詞が とっても素敵だと思いました!

「おい!そんな事書いてないだろうが!!」

しかし(これは私の個人的な意見で聞き流してくれていいのですが)歌に入るときに音程が外れているような所が気になります。無理に歌えないキーを入れているようです。ってお前思いっきり批判されてるじゃん。」

「…あぁ、ああ。」

曲もこれだとテンションが下がりっぱなしです。歌の調子からだともっと…言い過ぎですね。ごめんなさい。ハハハハ、全否定じゃないですか!」

「…」

二曲目は英語バージョンですか?私は英語は出来ませんがカッコイイですね。あぁあの曲な、あれカッコイイよな!ネイティブが聞いたらこう言うね!「こいつドラッグをキメながら歌ってるのかい?こんだけイッてる歌は始めて聞いたぜ!ラリってるぜ!クールだ!」ってな。ロックだな!」

「英語は完璧だっての!オレの英語の偏差値いくつだと思ってるんだよ!」

「スコアじゃなくて偏差値な時点でもうだめだろ。」

「ばっか、慶応のA判定だぜ!」

そ〜れで〜はこ〜のへ〜んで〜、ライブと〜かや〜ると〜きはおしえ〜てく〜ださ〜〜い。凛華。リンカ?なんて名前だ…」

「なんだよ!その読み方は!」

「いや、きっとこんな喋り方だって。あっ!電話番号が書いてある!メモメモ。」

「まだ通じるぜ!その番号。」

「うそ!紹介しろ!てめぇ!この女子高生に会わせろ!バンドの仲間だろがーーー!」

「なんでお前がバンドの仲間なんだよ!」

「仲間っつーかプロデゥーサーじゃん!お前プロデゥース!」

「いつお前がプロデゥースしたんだよ!」

「ふははっははは!お前の知らぬ所で有名人じゃ!お前はオレがビッグにしたる!」

「はぁ、またお前なんか変なことしてるんじゃねーだろうな?」

「してる。まぁオレがプロデゥーサーだから、まずオレが会ってからな!オレが食ってから、お前にまわすから。」

「なんでそうなるんだよ!」

「プロデゥーサー権限だよ!」

馴れ合いの若者らしい会話を続ける。殺意を隠すために。

あとホームページを教えろと五月蝿かったので、某サイトを教えておく。

「ダル日記っていかにもお前らしいな!」

と言われたが、すぐに嘘だとバレた。結局教えなかった。

 

3月25日

 そんなこんなでどんなこんなだ!っというワケ。でセンチメンタルな気分もついぞ極まれりってな!セングラやってみました。センチメンタルグラフィティってサターンのギャルゲー(美少女が大量に出現するテレビゲームのこと((豆知識。美少女という言葉は辞書には載っていない。美少年はある。(((と思って辞書をひいてみたらあった。最近は美少女も載っているらしい。豆知識しぱい。))))))です。もしもセングラのことをよく知らない人がいたらこちらが適当かと思います。

「おい!サターンがあるんだったな!サターンやらせろよ!」

「そんじゃサッカーで勝負な!」

「うっせーセングラだよ!」

だもんでセングラ。兎にも角にもセット。呆然と見つめる私に問い掛ける声あり。

「早く始めろよ…」

「だまらっしゃい!暗黒太極拳を見ずにセングラを見たと言うなかれ。」

「何?暗黒?なんだよそれ。」

「おおお、始まったで〜」

画面一杯に少女の姿が浮かび上がる。黒バックで薄ぼけた絵だったが、このテレビの画面がホコリで黒ずんでいたためかと。ようけわからん。

「おい!画面がきたねーよ!見れない所があるじゃねーの。まず拭け!」

感想

暗黒太極拳などと揶揄されるセンチメンタルグラフィティのオープニングデモ。私はギャルが稚拙な技術で陳腐な踊りを珍奇に踊っている状景を評して「暗黒太極拳」などと言われていると思い込んでいたが、まさか本当に太極拳を繰り出していようとは思いもしなかった。太極拳の主な流派としては、楊式、陳式、呉式、孫式、武式などがあるが、安達妙子は楊式、遠藤晶は呉式などと見て取れる。が、一部分からない演武をする者もいる。永倉えみるなどは古武術にみる正中線を隠す半身の構えと双掌打から脇固めへの流れが見て取れる。どうやら諸々の(演武を擁する)武術の体得者を集めて、近年とみに発達したというモーションキャプチャーを用いてあの動きはトレースされたものなのだろう。そう考えると黒バックなのもナットクできようと言うもの。(途中で水中を泳ぐように足をばたつかせるシーンがあったが、以前同じような行動をアメリカの特殊警察部隊が訓練で行っているのを見たことがある。)

そしてゲーム本編であるが、やっていないのでレビュー等は無いのである。

「何だよ!やんねーのかよ!」

「オープニングが見たかっただけですもの。」

さて次ぎなるゲームは「卒業 2 ネオグラジュエーション」である。知らない人が圧倒的多数だと思うので、説明するとギャルゲーなのである。

「こっんどのオープニングはどっんなっかなー」

歌でした。こんなでした

       ・    

真面目になるか非行に走るか〜

それはあなたの心がけしだい〜

進学したいのヨロシク!

卒業したいのヨロシク!

結婚したいのヨロシク!

(途中で語り部分アリ。)

       

抜粋でございます。書いていない部分もメチャクチャ面白かったのですが忘れた。とにかく5人の女子高生を無事卒業させれば良いらしいのです。しかし高校の卒業ってそれほど大変なものなのでしょうか?もしかしてこの学校は退学率40%の某私立工業高校のことなのでしょうか?とにかく卒業は一大事業であるのは間違い無いようです。

「廊下はバイクで走らない!」

「先生が率先してお葬式ごっこ。」

「イッソップ死す。」

「生徒の一人が実は闇の戦士。」

「学級崩壊」

「なんの因果かマッポの手先…」

あぁどんな逆境がまっているのでしょうか?しかしオープニングが予想以上に面白かったので満足してしまいました。やりません。

その後、ときメモ、パズル玉、とっかえ玉の3連発オープニング巡り。全部同じ歌でした。

すっきとっか〜きらいとっか〜

あときゃんきゃんバニーとかいうのもあった。ぷよぷよは無かった。

 

3月29日

 テレクラ遊び

その1

もしもし?

あっ、こんにちはぁ、ユウコです。

オーケー!オレはヒロ!ヨロシク!

テンション高いですね。

まーな、全開バリバリよ!

ははっ。

今どこからかけてるの?家?

あ、家です。

ふ〜ん、なんでテレクラになんか電話したの。

えっと、なんか暇だったし。

へ〜暇なんだ。オレなんか最近忙しくてさぁ。

はぁ。

デートの予約がいっぱいでね!

嘘ばっかり。

あぁ!本当だって。てめぇ、オレは慶応だぜ。慶応!

はぁ?

慶応知ってるだろ。俺慶応の一年なんだ。

あぁ、そうなんですか。頭いいんですね。

まぁ慶応くらい普通じゃない?

はぁ

やっぱり早稲田より今は慶応だよね。東大はダセーしね。

はぁ、私は学歴とかあんまり気にしないし。

あぁ、慶応よ?合コンとかも船上パーティとかでやるんだぜ?

合コンとか興味ないですし。

お前だって慶応好きだろ?あぁ?慶応のチンポしゃぶりてーだろ!

何言ってるんですか?慶応だから何だって言うんですか?慶応だって言えば女がついてくると思ってるの?

あぁ?お前馬鹿だろ?大学どこよ。

なっ!なんの関係が…

オレは慶応だぜ。

私は短大ですよ。

あぁ、短大もいいよね。やっぱ社会に早く出れるからね。まぁオレはあと3年も学生だけど。

なんなんですか?一体なにが言いたいの!あなたが慶応だからって何なの?第一あなたみたいな人が慶応の学生とは思えないわ。本当に慶応なの?

あぁ、何?疑ってんの?ばっか、オレはチンコ太いぞ!

なんなのよ!いい加減にして!

なんだよその態度は!オレは金だしてるんだぞ!客は神様だろ?

関係無いわよ! ガシャン

あ!切りやがった!てめぇ訴えるぞ!慶応の法律なめるな!

「ってことがあってさぁ、スゲーむかついたぜ。あの女はよぉ!やっぱりテレクラに電話するような女は馬鹿ばっかりだよ!」

「そうだね…」

 

4月12日

プルプル…ガチャ

「おれおれー!」

「だれぇ?」

「俺さぁ茶道部に入ったよ!」

「はぁ??」

「やっぱお茶ってうまいじゃん!」

「うまいか?いや、つっか、なんで?」

「お菓子とかでるじゃん?」

「うん出るね。オレも「お嬢ちゃんお菓子食べない」って誘われたらついていくもん。」

「だろ?」

「だけどお前、先月アナウンサー研究会に入ったて言ってたじゃん。」

「女の子がさぁ、可愛いんだよ!」

「そんな事は言われなくっても解るって。女目当てだって事は。でもお前、アナ研(アスホール研究所)の時もおんなじ事言ってたし。早!早すぎ!いくらなんでもいい加減すぎるんじゃない?」

「大丈夫だよ。ちゃんと辞めるって言ってきたから。」

「ずいぶんアメリカナイズされた考えかたしてるな。」

「まぁオレ英語の偏差値70いくしね!」

「だから偏差値じゃ自慢にならないの!ってそう言えばお前さぁ、英語研究会にも入ってなかった?女が多いって理由で。あと美術サークルにも入ってたよな。いい女がいるって。あとボランティア…」

ピリリリ

「あっと携帯だ!じゃ!」 

・・・

 みなさんこんばんは。彼は11時前に電話をかけるという技を覚えたようです。さて今日は何を語りましょうか…。そうですねぇ「僕がホームページを作った理由」なんて行ってみましょうか?本当は他サイトの掲示板に書こうと思った内容なのですけど、あちらさんがあまりにマジなので控えました。別に茶化そうとは思ってはいませんが、私のはカッコイイものでもないのでねぇ。日記の最初に書いてあるけど、あれって…嘘…ですよね。だから私の本当の気持ちを書き残したくなった今日このごろ。そうそう、その他掲示板での書き込みに

 この電子掲示板では,弱さを認める強さ,と騒がれている。自分には何の事か誰が言った事なのか分からないがコメントしたい。弱さと認める強さとは諦めであり,物事に妥協してしまう姿勢であると思う。弱さを認める強さ,にはなんら向上的性格がなく輝きがない。ラ・フォンテーヌの言葉を援用してみよう。忍耐はすべての扉を開く,とか開かないとか。高校で3年間忍耐強く勉強するということは大学の門を開くことにつながるのである。その例から考えると弱さを認める強さ,というのはその字面が示す表面的な機知に富んだ面白さを言うがために,意味の薄弱さを物語っている。現代の文章を書き述べる者は事物の本質を探求しようとする形而上的段階を無視し,機知に富んだ言葉を書き示せばウケがいいという事を前提に書いているわけである。以上。結論はこのコメントから自ずとみつかるであろう。

と書き込みがありました。理系人間(理屈馬鹿とも言う)の私にはをもって当たるこの人の言っている事が(立派そうではあるが)さっぱり理解できないのですが、具体例で反論してみましょうか?

弱さを認める事の出来ない弱い人間=カンチ君。

きみ、ヤバイよ。あと例えもヤバイよ、大学の門を開く事に価値を見出していると物笑いの種だよ。「結論はこのコメントから自ずとみつかつであろう。」結論を放棄されてしまいました。カンチ指数が高いですね。言っている事とやっている事が一貫していないです。まぁこの手のタイプは相手にするとめんどうなので、書き込みなどはしないのですよ。卑怯?卑怯かね?フハハハ!それが弱さを認める強さと言うものだよ!お若いの!フハハハ!

プルルルル

「チッ!」

 

4月26日

テレクラ遊び

その

「もしもし。」

「もしもし〜」

「あ、どうも。オレ、タカシって言います。よろしく。」

「よろしく〜」

「えっと、君の名前は?」

「レイちゃんでーす。」(レイちゃん?レイちゃんって!)

「レイちゃんはどこから電話してるの?」

「自分の部屋からだよぉ。」(オレの部屋じゃん!アハハハ)

「そうなんだ。一人暮らし?」

「うん。一人暮らしだよぉ。」

「今、どんな格好で電話してるの?」

「え〜〜。パジャマ…かな。」(下着姿だとかサービスしちぇえ)

かなって何、かなって?」

「パジャマだよぉう。」

「どんなパジャマなのかな?」(アハハ!コイツ何聞いてんの?)

「えっと、クマさんのパジャマ。」(え!?クマ?)

「へ〜カワイイね。」(あぁ?何言ってんの?コイツ?)

「え〜〜」(パジャマの事が?パジャマがカワイイって?アハハハ!)

「レイちゃん、声カワイイよね。よく言われる?」

「え〜そうかなぁ。」(おい!カワイイってよ!カワイイってよ!)

「ほんと、カワイイよ。たぶん本人もカワイイんだろうな。」

「そんなぁ。」(ぐはは、ぶひゃひゃは〜)

「レイちゃんは芸能人で言ったら誰に似てるの?」

「えーと、友達からは菅野美穂に似ているってよく言われるよぉ。」(菅野?何故にオマエ、よりによって菅野?)

「えー!カワイイじゃん。モテるでしょ。」(信じんなよ。)

「ん〜そんなこと無いかな。」

「彼氏とかイナイの?」

「ちょっと前に別れちゃった。」(そうなんだ別れちゃったんだ、あははは。)

「それで寂しくなってテレクラに電話したの?」

「そういうわけじゃないけど〜。」

「暇な時はどうしてるの?オナニーとか?(笑い)」(笑い)

「え〜レイちゃんオナニーなんてしないもん。」

「ほんと〜?」

「したことないもん。」(うっせ、バカ)

「それじゃあどんなことしてるの?」

「ん〜お散歩とか…」(散歩?)

「さんぽ?」

「一歩、二歩、三歩。」(ぶはははははははははははははあははは)

「アハハハハ…」(乾いた笑いだよ!乾いてるよ!)

「レイちゃんはどんな男がタイプ?」

「えっと黒夢の清春かな。」

「あ!オレ清春に似てるよ!」

「ほんとぉ?」(こいつも言うね!)

「ほんと、ほんと。」

「えータカシさんは何をやっている人なんですかぁ?」

「外資系の会社に勤めているんだけど。」(ちょっと飽きてきた。)

「社会人なんですねぇ。」

「レイちゃんはさ、学生さん?」

「そうだよぉ。レイちゃんは慶応の学生さんなんだよぉ。」(おまえまた…)

「え!慶応なんだ。頭いいんだね。」(信じられないよな!嘘だし。)

「ん〜そうでもないよぉ。レイちゃん頭わるいし〜。」(本当だよ。頭わるいよ。)

「あぁ、オレねMITに行ってたんだ。」(うわ、自慢だよ!しかも嘘っぽい)

「MITってぇ?大学の名前?」

「あれ?知らないの?」(知らないのかよ!)

「えっ、有名?頭いいの?」

「まぁ有名かな。」

「ふーん。レイちゃん慶応と早稲田しか受験しなかったから知らないよぉ。」(キッチリ落ちたよな。)

「へー、慶応と早稲田受けたんだ。」

「そう。」

「慶応の何学部?」

「政経だよぉ。」

「○○教授って知ってる?慶応で有名な人だけど…。」(ウザ!試してるよ。)

「え、えーと、私、一年生だからわかんないしぃ。」(お、なかなか上手い切り替えしですな!)

「ほんとは慶応の学生じゃ無いんじゃないの?」(おっ鋭い。笑)

「そんなことないよぉ」

「とてもそんな風には聞こえないなぁ。」

「レイちゃん慶応だもん!うそじゃ無いもん!」

「あー、うそなんだろ?別に慶応なんて…」

「うるせぇ馬鹿!てめぇ慶応舐めるな!死ね!」(イエー!慶応じゃないけどー!)

ガチャン

(私)「おぉぉぉ!スゲェ!ハクシュ、ハクシュゥゥゥ!マジ女声上手すぎー」

「つーか男って馬鹿だよな!」

(私)「えぇ!? 男って言うか…おまえも…。なんか突っ込む所多すぎて何から…」

「それでMITって何?」

(私)「マサチューセッツ工科大学」

「なんだよ、工科大学?だっせ。」

「・・・・・・」

 

4月27日

トゥルル、トゥルル、カチャ

もしもし?

「あっ!オレ、オレ!」

おぉ!どうしたん?珍しいじゃんオマエから電話かけてくるなんて。

「あぁ、まあな。ちょとアレやってくれよ!アレ!」

アレ?アレって何?

「レイちゃんやってよ!レイちゃん!」

レイちゃんだよぉ☆レイちゃんはね、ゼリーが好きなの☆

「あぁちょっと、ちょっとまって、替わるから。」

はぁ?

「こんばんは、志穂です。」

え、あ、こんばんは。って誰ですか?

「あの、レイちゃんやってもらえますか?」

へ?あの?

「志穂さん!もっとお願いして!お願い!」

「あの私もレイちゃん聞きたいんです。」

え、いいですけど…

「お願いしま〜す。」

こんばんは、レイちゃんで〜す。レイちゃんは女子大生なの〜

「アハハハ、本当だぁ、女の子みたい〜。」

うまいでしょ?うまいでしょオレの女声!

「アハハハ、ね、ね、本当でしょ。ね、じゃ交代。」

「もしもし、はじめまして〜、亜希子です。私もレイちゃん聞きたいです〜。」

え?えっと…レイちゃんはねぇ、ネコさんが好きなのぉ。今日も近所のネコさんと遊んじゃったぁ。

「アハハ、本当だぁ。おもしろーい。」

「アハハハハハハハハハ。」

なに?なんなの?おい!なんなんだよ!

「もしもし?」

おい!イキナリ何?今の女の子たちは誰?

「あぁ友達、友達。いや、ありがとう。笑えた。そんじゃ。」

え?つっか何…

ツーツーツー

いったい何だよ!

 

5月13日観察日記

 ダミーサイトを作りました。私の友人がホームページを見せろと五月蝿いので、そいつに見せる用のダミーです。素直に見せる訳ねーっつの。つーかお前だけには見せねー!

 ようは、その友人は私のサイトで自分がどんな扱いを受けているのか知りたくなったようです。私は一言

「ボロクソ。」

と言ってあげているのですが、納得してないようです。

それで奴は家に泊りに来やがりました。お土産にビデオを二本持ってきました。明らかに嫌がらせですが。

来てイキナリ、「シャワーでも浴びるか!」と言い放ち勝手にシャワーなんぞ浴びていますが、コイツは一体何様なんでしょう。

「タオルねーの?」

おかあさんかオレは?

さっぱりしたご様子で鏡の前に立ち

「オレ、カッコイイよな〜。」

 人の家に来ておいて、鏡をマジマジと見つめながらこんな事をのたまってます。大体、いつも家に来ると必ず鏡を見て、

「オレ、カッコイイ!なぁカッコヨクね?」

とか言ってる。いつもいつも同じ事言ってる。で、いつも同じ返事をする。

「うるさい!ブサイク!」

「なんだと、オレこの前ミッチーに似ているって言われたぞ!」

この「誰に似ている」と言う部分は日によって、黒夢だったり反町だったりする。

「どこがミッチーだよ。光代のほうだろ。」

「目元とか似てね?」

「そんな細部でいいんだったら、私の眼球は広末にそっくりだ!」

「サークルの女の子に言われたんだよ。似てるって。あとナンチャンにも似てるって言われたけど。」

「あぁ、似てるかも…」

「えー、どこが?」

「アゴのラインとか。」

こいつの相手も疲れるので、適当にゲームを与えて大人しくさせる。

寝る。次ぎの日早いし。

起きたらカップメンとシュークリームを3個食われてた。

 

パーティー

「友達がさ、船上パーティーを企画してさ。」

船上パーティーが催されると。そんな話しを聞かされた青年(24)は、冷静なそぶりを懸命に保ちつつ聞きます。

「それは、それは、良いお話です。そのパーティーには貞操観念と言う物に対して、激しく抵抗感を抱いているであろう、ハイソサエティーな階級意識の産物である、お嬢様と言うものが多数参加なさるのですか?」

実際のセリフは

「ヤリコン?」

「もちろん!」

しかし、なんと言うことでしょう。彼(24)にはそのようなパーティーに着て行くような服がありません。

「スーツとか着て行けよ!船上パーティーなんだからな!持ってるだろ?入学式とか成人式とかのでいいからさ!」

「…わ、わかった。」

青年は大学の入学式にも成人式にも出席していません。しかたないので改めて新調しなければなりません。

デパートでの彼は、それはそれは優雅な振る舞いを見せました。

「ス、スーツ下さい。」

「パーティ、パーティーなんですよ。それも船上パーティなんです。」

「一万円以下で…、あ、あぁ、そうですか、そうですか…。じゃあその3万円ので、えぇ、そのセールと書いてある奴で。」

靴を買って新調したスーツを着込んで街を闊歩してみます。いつもなら世間に対してすまなそうにしている彼が、今日は威風堂々と、胸をはって街を歩いています。通し糸がついたままですが。

「あぁ、どんなめくるめく世界が船上に展開するのだろう。そして私はどんな出会いを経て、どんなラブロマンスを演じなければいけないのでしょうか? それが私の人生を変える出会いなのか、それとも一夜限りの夏の夜の夢となるのか…。」

彼女に対してとっておきのジョークを披露している、そんな船上での自分の立ち居振舞いを夢想しては、一人胸を高鳴らせる日々が過ぎます。。

「そうだ!ワインに詳しくならなくちゃ!」

なにが「そうだ!」なのかは分かりませんが、彼の中でワインの知識を得ることが、パーティーの成功の鍵になると考えられてしまったのだからしょうがありません。

努力の甲斐有って「川島直美の血はワインでは無い。」程度の知識は得られたようです。これでパーティーの主役は彼のもの。

「船上パーティーさ、中止になったよ。」

「え、あ、そう。そうなんだ。」

「ワリーな。」

「ん、いや、別に、うん、いいよ、別に。それで振り込んだ参加費一万円は?」

「それが、どうしても連絡がつかなくってさ。電話も通じないし。」

「え? でも、それって友達なんでしょ?」

「友達だけどさ、会ったことはないんだよね。電話で話しただけでさ!」

 

五月某日

○○学院と言う所が神奈川県の山中にあります。今日はそこで学院祭があるとのこと。友達が一緒に行かないか?とお誘いしてくれました。私とその学院とはまったく関係が無いし、行ったら行ったでメンドクサイ事になるのは目に見えていたので、私は心底行きたくありませんでし。でも、まぁ、行ったのは、それが私の主体性の無さの象徴です。

○○学院は山を切り開いて作った山の上の人里離れた施設で、そこに通う人は隔離し管理されていると大自然の中で健全な精神を養っていると言う訳です。今日はそこでお祭りと言う訳ですね。行きたくないですね。

登山を堪能しつつ、50回目の「帰ろうよ〜」を発したときに目指す建物が見えました。○○学院はどっかの教会が作ったとこなので、チャペルが目印のオシャレでハイソな存在です。緑溢れたチャペルのある丘で、心優しい人達の、今日は年に一度のフェステバル。それはそれ、オシャレに敏感な横浜の若者がこぞって訪れないはずが無かろうか?

ガキばっかりです。小学生ばっかりです。ココは小学校ですかぁ?若い娘さんなんていやしません。いや、若い娘さんは沢山いるんですけど、若すぎるっちゃね。なーんで小学生がこない沢山おるっちゃね。

この学院が地域の小学校との交流があると言うのか!それは子供たちの情操教育に良いとでも!馬鹿な!ココにいるおっきなお兄さんとお友達か?精神年齢は一緒か、それ以下だけど…。だからか。

早くもうんざりもんざりして着たっす。つまんねーっす。なんか面白いものないのーー!

ありました。通りの真ん中に外人さんがたむろってます。口々に、

「クレイジー!クレイジーボーイ!HAHAHAHA!」

と、なんとも陽気で楽しそうな外人さん。君もクレイジーなんて言われて笑っているんじゃ無い!馬鹿にされているんだゾ!分かってる?って言うだけ無駄ですね。

ボーっとしていたらいろいろ暴利な物を売りつけられそう。(ここらへんはどこの祭りでも一緒だ。ただ買い手より売り手が多いと言う状況は、私たちにとって危険極まりない。)それでなくとも、目の前で小学生数十人によるダンスが始まってしまっているので、出来ればこの場を離れたい。その前はオバサンのフラダンスを十分近く食らわされているのですよ。でもロリな人には天国だろうと思う。あられもない姿で少女(幼女)が舞台で一生懸命踊っているのですよ。他にも体育館では「子ども運動会」なる催しが!これはもう、学長の趣味だね。

そこらでどこぞのバンドの演奏など聞きつつ、祭りアンケートに答えたり。となりでツレも書き込んでいますが、覗いてみると

「今日は誰と来ましたか?」の項目に

  恋人

と書いていたのが心底不快です。がそこはそれ、まんざらでもない風を装うのがオトナの処世術でしょうか。でも私はその項目にしっかりと

  キチガイ

と記していましたよ。

うろうろしながらイベントをやっていそうな棟に。

「車椅子体験コーナー」ボランティアお手伝いのオバサンの暖かい呼び掛けを、丁重に無視。車椅子に乗ってドリフトかます趣味はナッシン。でもバリアフリーは大切ですよ、皆さん。そう言えば福祉住環境コーディネーターって資格が出来ましたね。スッゴイ欲しいのですけど、役に立つのかどうか…。詳しい人は情報を。

有閑マダムの暇つぶしのボランテアなどをかまっては沽券に関りますので、全力で逃げます。途中で、車椅子に手と足を括り付けられて身動きを完全に封じられた少女にぶつかりましたが、気にしてはいけません。…今、改めて書いてみると物凄い状況です。他にも目隠しをされた少女、椅子ごと御輿のごとく運ばれていく少女など多数取り揃えていたようですが、来年は児童ポルノ買春禁止法に引っ掛って行われないとおもいます。ロリコン猟奇鬼畜趣味の人、残念でしたね。

逃げて逃げて、また逃げて、若いネーチャンがいたのでそこに入ります。もちろん若いネーチャンにつられたのではなく、そこの展示の「環境が食品に与える影響!」と言うのに興味があったからです。ダイオキシンとか…ダイオキシンとか、ダイオキシンとか!

そこでは有機農法やら無農薬野菜やらを推奨しているようです。私はどんな健康食品を売りつけられるかドキドキです。でも様子が変です。こいつら環境問題についての知識がゼンゼンありません。ただひたすら「カップラーメンは危ない。」「コンビニの弁当は危ない。」と、誰でも知っているような事を延々と…。で展示の最後はこんな感じ。

安全な生活を送るには!

1.添加物の入っている食品はなるべく取らない。

2.肉、野菜などもなるべく安全な物を。

3.ヒミツ

ヒミツて…。前の二つもどーしょーも無いし。

「ヒミツって何ですかぁ?」

「あぁ、それはちょっとした実験をするから、こっちで座って。有機材料で作ってお菓子とかありますので。」

「あ、頂きます!」

「えっと、飲み物はオレンジジュースでいい?」

「良いですけど、それってキリリですよね?添加物とか入っていると思いますけど。」

「ん〜入って、る、かな?」

「…(それでいいの?)これプリングルスですけど、これは…」

「これは違うの。これからこのポテトチップを使って実験します。」

「あぁ、そうなんですか。そうですよね。さすがにプリングルスは…。」

「今、気を送りますからね。」

「は?今なんと?」

「じゃあこっちが何もしないほう。こっちが気を送ったほう。食べ比べてみて。」

「はぁ。」

「どう?味違うでしょ?」

「いえ。一緒です。」

「え、そ、そうかなぁ。」

「一緒です。」

「ん〜、ちょっと出にくいのかな。これは。カラムーチョなら…。」

「なんなんですか?この実験は?」

「これはね、身体の中のエネルギーが食物の(以下略)。それで手をかざす事で健康にいいの。」

「それって、手かざしってやつじゃあ。」

「ううん、アレとは違うの!」

「どこか調子の悪いトコロはないですかぁ?」

「え、あ、あの(イキナリ後ろから女の人に肩をもまれている。なんか色々ヤバイ状況か?でも、あぁ…。)」

「けっこうこってますねぇ。」

「あぁすいません。で何やってるんですか?」

「こうやって患部に手をかざす事で健康になるんですよ!どうですか?気持ちよくなってきません。」

「あ、気持ち良いですぅ♪」

「でしょ♪」

「です。」

「お菓子も食べて下さい。」

「頂きます。で、その手かざしは誰でも出来るものなのかなー?」

「誰でもって言うか、ネックレスがあれば…」

「ネ、ネックレス…(ますますヤバイじゃないか)。それがあれば誰でも?」

「このネックレスは誰にでもってわけじゃ、あっ、ダメ、見せないの。ヒミツ。」

「え〜見せてよ〜」

「ダメ。ヒミツなの〜」

「こいつぅ、あはははは…」

あれです、もし私が健康食品とか気のネックレスとか売ろうとしても、決して買わないで下さい。そして止めて下さい。でもは買って。

 

生まれて始めてのフリーマーケットです。

本当はいちいち、どこの誰とも分からない、家無き子ギリギリの風体の人々が、地べたに手前の使い古しのアイテムを無造作に並べてお店感覚を味わうという、お店屋さんごっこを見物になど行きたくないのですが、行きました。それが私の主体性の無さの象徴です。

行ってみて分かったことは、こいつらの使い古しに欲しい物など無いと言う事。フリーマーケットって家の要らないものを持ちよるってイメージがあるけど、まぁそうな。いらねーもん。

それはまだいいほう。

ヒドイ所もありまして、つーか半分くらいの店が、本業で商店やってて、その売れ残りを売っています。しゃもじ500本とか。どういう仕入れをしているんだ!おまえは!な店が沢山です。古書とか出ていますが、全てが適正価格です。つーかここの古本屋はプロです。別に要らない本を並べているんじゃありません。だって1万円以上する本もざらですもの。どーにもならないです。

それでも私はお宝を探して東奔西走。その時点でトモダチとはぐれていますが、好都合です。あいつウザイし。

しかしどの店も必ずと言っていいほどビデオを売っています。フツーのテープ。爪も折れていないような。タイトルはターミネーターから淫乱淑女まで幅広いですが、映画のダビングと裏ビデオの比率は1:3くらいで裏が多いです。裏がほしけりゃフリマへゴー!

そんで私が見つけたのが、パーティーマニアと言う雑誌です。つーか同人誌と言うやつでしょうか。製本ではなくホチキスでハンドメイドな作りですが、内容は凄いよ。精神に異常をきたした、もしくは薬がバッチリ決まっている人たちの会報誌です。スゲースゲー!スキャナが手に入れば見せますよ。完璧にイッてます。とにかくパーティーの研究が会の基本らしいんですけど、この会の会員の条件が良い感じでダメ人間です。

1.パーティーが好きである。
2.セックスする事が適当に好きである。(大好きも可)
3.人と付き合うのが好きである。又は、人と付き合うのは苦手だが、ついつい付き合っちゃう人。
4.人類皆兄弟だと思っていない。人類皆他人だと思う。
5.もの事、あまり深く考えない。くだらない事なら深く考える。又は、いつも考えているがそれがあまり生かされていない。
6.基本的にシャイだけど、たまに大胆。(反対も可)
7.他人を見る時、外観と内面との間にある薄い皮のような所を見る。
8.たいして意味の無い事をよくする。又は、意味はあるがそれを他人に正確に伝えられない。
9.特にこれと言ってする事の無い人。何もしていないと思っている。又は、何かしていてもそれはそれで、どうでもいいと思っている。
10.自然が大好きな人。又は、自然を恐れて、あまり近づかないようにしている。
11.向上心がない。又は、あってもうまく工場していかない人。
12.人に物事を強制しない。
13.いつでもカラッポになれる。又は、しかたなくカラッポになってしまっても不安にならない。
14.何か、くり返しくり返し続けている事がある。
15.ボーっとしている人。又は、いつでもそれを願っている人。
16.孤独は嫌いじゃない。又は、自分は孤独じゃないと思っている。
17.ニヤニヤできる人。ヘラヘラできる人。ダラダラできる人。ワクワクできる人。
18.人から嫌われるような事をしている。しかし、それが好きと思ってくれている人がいる事。
19.天気に左右されやすい。
20.よく人からバカだと言われている。でも自分ではその時、そう思っていない事。
21.何もわかっちゃいないと思っている。

この条件の中で10個以上自分に当てはまると思う者は、真のパーティマニアである。全部当てはまる人がいれば、その人はパーティマニアの英雄であり、王であり、神かもしれない。ただ、ものすごい凡人であることは間違いない。

んでそのあと男の全裸写真が続きます。はははバッカでぇ。

そこの人と話しましたが、多摩川の河原で夜な夜なパーティを開いているんだって!誘われたよ!恐いね!

後日談。検索したらヒットしました。

さぁて、私は一人で本をさらっていたんです。30年くらい前のエロ雑誌。30年前ですから、もちろんエロ目的ではありません。文化的な意味と、時代の徒花とも言えるこういった雑誌の味わいを楽しんでいたのですよ。それをココのオヤジときたら、

「兄ちゃん!そんなのよりこっちにもっといいのがあるよ!ホラ!」

そんな生写真を自慢げに見せられても困ります。私にそんな素人ハメ撮り生写真を買えと!買うか!ボケ!カーーー!

エロ雑誌が買えなかったのが返す返すも悔やまれる。

うろうろしてたらトモダチを発見。

「何やってんの?」

「このベース買おうと思ってさ。いくらですか?」

「ん〜けっこう良い品でね。さっきも楽器屋さんが買い付けに来たんだよ。でもフリマで本職に売る訳には行かないって追い払ったんだけどねぇ。そうだな、3万。」

「高いよ!」以下値切り合戦。省略。

「じゃあ、二万で、このアンプも付けよう!」

「よし、買った!」

「よく買うなぁ」

「あ、俺一万しかない。」

「じゃダメだ。」

「な、貸して。」

「えぇ。」

「な、いいじゃん!」

「そうだよお兄さん。今日しかないんだから!」

「(このオヤジは…)ん〜そうだなぁ、それじゃあ俺にもおまけとかつけて欲しいなぁ。(と言いつつビデオの束をチラチラと…)」

「え、それは理屈が合わないでしょう。」

「べつにオレはベースに興味ないし〜(と言いつつビデオをチラリ。)」

「…分かった、ホラ!持っていけ!」

「良いのかい?それも二本も!おっちゃん太っ腹!やったー!」

嬉々として裸のビデオテープを抱えて帰宅。電車では周りの視線が痛かったのですが、それすらも男の勲章でしょう。

と言うわけで、ウチには裏テープが一本ございます。もう一本は

「おっぱい…」

とトモダチが一言いって持って帰りました。

フリマ初体験はこんな感じで、やっぱり都会は恐いなぁと、それが感想です。

留守番電話

1件

「ピー…あ、オレオレ! カンチ! オレさ、彼女できたから! じゃ、そゆことでヨロシク!」

月曜日午後10時45分デス

2件

「ピー…つーかタイヘンだよ…マジで、死んだほうが良いね、俺。」

火曜日午前1時10分デス

3件

「ピー…はちみつプレイって知ってる? オレ最近ハマッててさぁ、はちみつプレイってさ、はちみつを体に塗って舐めさせるんだけどさ、気持ちいいね。彼女も甘いほうがいいって言うしね。何もつけないと苦いらしいからさ。オレ、いつも口に出すんだけど、すぐに洗面所に駆け込むんだよね。それとピー。」

火曜日午前2時3分デス

4件

「ピー…ゴメンゴメン! 途中で切れた! そんでさ、俺ははちみつだけじゃなくて、生クリームとかチョコとかやりたいんだよねー、そんだけ。」

火曜日午前2時5分デス





その後…