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WAP2.0

モバイル機器向けXHTML仕様

モバイル機器向けのXHTMLとして、現在その仕様が公開されているものには、

  1. W3Cによる「XHTML Basic 1.0」
  2. WAPフォーラムによる「XHTML Mobile Profile 1.0」

の2つが挙げられます。いずれも、元の言語は、XHTML 1.0です。XHTML 1.0は、HTML4を再仕様化したものですので、含められている要素や属性は、よく知られているものです。

EZwebのWAP2.0端末には、Opnewave XHTML拡張属性を加えた「XHTML Mobile Profile 1.0」に、さらにEZweb独自の拡張要素を認識するブラウザが搭載されています。

現在のEZweb環境では、

ので、ほとんど従来のHTML文書を作成するような手軽さでWAP2.0対応機用コンテンツを作成することができます。XHTMLの文法に沿わない記述をしても、ある程度、ブラウザ側(か、あるいはゲートウェイ側)で補正をしてくれます。ですから、EZweb用WAP2.0対応機向けのみのコンテンツ開発をするのであれば、XHTMLの文法に厳密に従わなければならない必要はほとんどありません。

しかし、いずれは異なるユーザーエージェント(例えば、PCとEZweb、またはEZwebとiモード)で、ひとつのXHTMLファイルを閲覧させるようになっていくことが考えられます。そのような時、これらの各仕様について知っていれば、必要なルールや、最低限サポートされるべき要素/属性がわかります。

とりあえず、EZwebで表示できるXHTMLファイルをすぐにでも作成してみたい−という方は、ここを読むのは後にしても結構です。


  1. XHTML Basic 1.0
    1. XHTML Basic の標準仕様
    2. XHTML Basic 文書であるための適合基準
    3. XHTML Basic 文書の構成
    4. XHTML Basicの要素WAP2.0要素一覧もご覧下さい)
  2. XHTML Mobile Profile 1.0
    1. XHTML Mobile Profileの標準仕様
    2. XHTML Mobile Profile文書であるための適合基準
    3. XHTML Mobile Profile文書の構成
    4. XHTML Mobile Profileの要素WAP2.0要素一覧もご覧下さい)
    5. Openwave XHTML拡張属性

1.XHTML Basic 1.0

1-1.XHTML Basic の標準仕様

携帯電話、PHS、PDA、ゲーム機等のモバイル機器用に、XHTML のサブセットとしてW3Cにおいて仕様化されたものが、「XHTML Basic」です。
XHTML Basic の標準仕様は、W3Cから勧告「XHTML Basic recommendation 19 December 2000」として公表されています。この仕様は、以下のURLから入手することができます。

http://www.w3.org/TR/2000/REC-xhtml-basic-20001219

1-2.XHTML Basic 文書であるための適合基準

W3C では、XHTML Basic文書は、以下の適合基準のすべてを満たすドキュメントであるとしています。

  1. XHTML Basic文書は、W3C XHTML Basic 1.0勧告の文書型定義(DTD)で示されている文書型に適合していなければならない。
  2. XHTML Basic文書では、ルート要素はhtmlでなければならない。
  3. ルート要素の名前空間名は、"http://www.w3.org/1999/xhtml"でなければならない。
  4. ルート要素よりも前に、次の文書型宣言を行わなければならない。
    <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml-basic/xhtml-basic10.dtd">
  5. XHTML Basicの文書型定義で定義されているパラメータ実体を上書きしてはならない。

1-3.XHTML Basic 文書の構成

【XHTML Basic文書の基本構成】

<!--XML宣言-->
<?xml version="1.0"?>
<!--文書型宣言-->
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml-basic/xhtml-basic10.dtd">
<!--名前空間-->
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
 <head>
  <title>XHTML Basic文書の構成</title>
 </head>
 <body>
  ...
 </body>
</html>

1-4.XHTML Basicの要素

モジュール 要素
構造 body, head, html, title
テキスト abbr, acronym, address,
blockquote, br,
cite, code, dfn, div, em,
h1, h2, h3, h4, h5, h6,
kbd, p, pre, q,
samp, span, strong, var
ハイパーテキスト a
リスト dl, dt, dd, ol, ul, li
基本フォーム form, input, label, select,
option, textarea
基本テーブル caption, table, td, th, tr
画像 img
オブジェクト object, param
メタ情報 meta
リンク link
ベース base
※「WAP2.0要素一覧」もご参照下さい。

2.XHTML Mobile Profile 1.0

2-1.XHTML Mobile Profileの標準仕様

W3C勧告「XHTML Basic」に、プレゼンテーションスタイル要素(<b>,<hr>,<small>等)、style要素などの拡張要素/属性を加え、主に携帯電話向けに、XHTMLのサブセットとしてWAPフォーラムで仕様化されたものが、「XHTML Mobile Profile」です。「XHTML Mobile Profile Version 29-Oct-2001」として公表されています。この仕様は、以下のURLから入手することができます。

http://www.wapforum.org/what/technical.htm(閲覧にユーザー名とパスワードが必要)
http://www.openmobilealliance.org/tech/affiliates/wap/wap-277-xhtmlmp-20011029-a.pdf
(XHTML Mobile Profile Specification WAP-277-XHTMLMP-20011029-a)

「XHTML Mobile Profile」については、Openwave社からも、日本語のドキュメントが配布されています。以下のURLで入手可能です。

http://developer.openwave.com/ja/tools_and_sdk/documentation/ue11/xhtml-mp-referenceJ/index.html

2-2.XHTML Mobile Profile文書であるための適合基準

上記、「XHTML Basic 文書であるための適合基準」に準じます。

2-3.XHTML Mobile Profile文書の構成

【XHTML Mobile Profile文書の基本構成】

<!--XML宣言-->
<?xml version="1.0"?>
<!--文書型宣言-->
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//WAPFORUM//DTD XHTML Mobile 1.0//EN"
 "http://www.wapforum.org/DTD/xhtml-mobile10.dtd" >
<!--名前空間-->
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
 <head><title>XHTML Mobile Profile文書の構成</title>
 </head>
 <body>
  ...
 </body>
</html>

2-4.XHTML Mobile Profileの要素

上記、「XHTML Basicの要素」に加え、以下の要素/属性がサポートされます。

要素/属性
fieldset, optgroup
ol要素におけるstart属性,
li要素におけるvalue属性
b, big, hr, i, small
style要素
style属性
※「WAP2.0要素一覧」もご参照下さい。

2-5.Openwave XHTML拡張属性

Openwave Universal Edition 1.0では、上記、「XHTML Mobile Profileの要素」に加え、さらに以下の属性がサポートされます。
(以下は公式にアナウンスされているもので、この他にも多くの属性がサポートされている模様です。)

Openwave XHTML 拡張属性 サンプル
input要素におけるformat属性 <input emptyok="false" format="MM*" />
img要素におけるlocalsrc属性 <img src="" localsrc="heart" />

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最終更新日:2008年10月03日
© Kimura