「正しいアンテナ」としてのForce 12式アンテナ

 ”プロが作って金取って売る「正しいアンテナ」”はHF+50メガまでは使ったことがない、 JA2RM/JA4HL/JA4TEオールイン1氷室です。鶴田さんの質問も一筋縄というわけにゃー答えにくぬくい。

二つ以上の問題が、絡まってる見たい。私は氷屋で、電気屋じゃないって事もあるし。

 一つ; フォース12ってえのは、10年くらい前、日本のCQコマーシャルマガジンの表紙にも写真が出た事がある、エレメント棒の途中に長えー棒が、ほぼ並行に行って帰って又行ってすることで、電気長を「かせぐ」、反射望遠鏡で云うたら「稼ぐ連」式みたいな奴でしょう?要するに見かけ上、短縮コンデンサもローデイングコイルも入れないで、分布容量だけでイムピーダンスを作り出すチュウ?でもこれは、「プロが作って、ゼゼコ取って売っている」のだから、れっきとした「正しいアンテナ」の範疇でしょうよ。私の管轄を離れています。ゴメン候らえ!

2竜; ♪ ビーバーノンノンじゃないビバレージ、それお倍繋いで菱形にしたロンビック、これらは、一寸、「甘茶で闊掘れ」と言うわけには行かず、電気工事店が金取って「なんぼ」でしょう?さすれば、これも「正しいアンテナ」と言うことでしょう?たーだここで逃げ切れば、「男が立たぬ」とばかり一言。

これらは、給電点の対向点に200-400Ωの終端抵抗に無誘導抵抗を入れて先端を第一種以上の最良接地にしなければならないようです。どうしても良い接地がえられぬ時は、1λスクエアー以上の銅線金網を地中2-3メエトルの深さに座布団のように広く敷き詰めて「アースマット」としなければならないようで、「闊掘れアマチュア」の出る幕は無さそうです。こうすることにより、これらのアンテナは終端抵抗の効果と相まって、「進行波アンテナ」として機能を発揮するのだそうです。

一般の定在波アンテナと異なることは、1λ以上の導体上に、高周波共振が起こるのではなくて、一方方向の高周波電流を、接地点に向かって流し込むのが原理のようです、この為の無誘導抵抗には、昔は、映写機用や、大電流用には、照空灯のアーク用の炭素棒を使ったらしい。今はせいぜい単1乾電池の陽極炭素棒しかなくて、身も細る重い棚!((思いだな!))

 当然給電点のインピーダンスは、固定50-75オームなんて、同軸に御都合主義ではなくなって、200-6000オーム位を、常時変化できる電気長の、レッヘル線フィーダーとなります。カップラーが又大変です、進行波型ですから、一般の送受信兼用のカップラーでは、一寸問題です。高周波電流の流れる向きが違うのですから!私の好きな、ダブル・パイマッチでも、送信の最適点と受信感度の極大点では、LもCもウントコサ違った値になってしまって、結局送受同時アンテナではないというのが結論でした。

3つ:私が使って面白くて目茶飛んだバカデカアンテナは、矢張り「両端接地のダブレット」・・・CQコマーシャルマガジンには故AC4TF(戦前チベットでQRVした数少ないオペの一人、当時、上海特務機関の通信長)/JA1ATF田母上御大の紹介で掲載(1978年3月号)されましたが、御大の命名では、「イメージループアンテナ」です。詳しくはCQ誌のバックナンバーをご覧下さい。ダブルパイマッチ、いや、この時のは、トリプルパイマッチのアンテナマッチング回路図も載っていますよ。

田母ガミ御大が、もっとも感心されたことは、この原稿を書いて送った時点で、先生の頭にあった、両端接地だから、終端抵抗を入れたらどうなるか?と言う疑問を私が既に実験して、終端抵抗は不要でしかも2オーム以下の最良接地が必要と実験結果をレポートしていたことでした。(確か、同誌同号、213-215ページご参照下さい)

「プロが作って銭取って売っている」とはほど遠い給電点地上高23メートル其処までの梯子フィーダー21メエトル両ウイングエレメントそれぞれ30メートル行って懸垂にexponentialに下がって地上高それぞれ10m其処から地面の中に8本の放射状分配線先にはそれぞれ、接地用炭素棒計16本。つまり3.5メガで1波長の先端べんとダブレットのべんとの両端を完全接地したものでした。打ち上げ角が目茶低く3.5メガでは、JA6の局と朝10時頃までは、10W SSBでラグチュウが可能でローカルの連中のアンテナに6エリアの電波は掠っても居らず、「氷室さん何メガとクロスでやってるの?」と訊ねられましたし、朝7メガで国内QSOやってると、DUのタカログ語がちゃらちゃら五月蠅いので、BKして、QSYして貰ったことも2-3度。朝9時頃までDUが入感してました。1972年の、オールアジアテスト6月、(当時は、6月がフォーン)当時は日本時間0時開始/終了でヨウロッパ局などは、0時過ぎてもいっこうに止めない。雨の降りつずいた夜で、アースは絶好調ヨーロッパはブンブン唸りを上げて入ってました。10wSSBでおそるおそる、BKして、「お時間ですよ」と言ったら、「JAの局でなければ信用しない!」と言うのでJA2RM送ったら59+が帰ってきたので、ブレークが掛かったことが解りましたね。

 CQ誌の筆者の所、JA2RM/1になってますが、アンテナ作ったところは、元JA2RM設置場所JCC#2009津島市の、今は、市か県の文化財になってる神社社家でした。(文化3年の棟札が貼ってあった由)

 長くなりましたが、そう言うことです、エレメントにどの位近ずくとボデー・エフェクトで調整が不正確になることは、毎度のことで、大体解っています、大地や夏の大木の枝でもλ/8以上、冬絶縁のいい状態での人体でもλ/10以上、離れて行う必要があります、出来ますか?「正しいアンテナ」で?

30種以上の「正しいアンテナ」でないアンテナ作ったり壊したりしました、海外14回、国内13回、荷物まとめて引っ越ししたんだもの。夜逃げもあるかモネ!73 ハイチャイ!

 PS:そうそう言い忘れましたフォース12だかのエレメント途中の平行棒は、空間的にも投影的にもフォールデット大ポールを形成した理ループを形成しないよう、立体配置に工夫が凝らされています。

「正しいアンテナ」経緯を。

 つい1ヶ月ほど前、このメール広場に登場したのが、「正しいアンテナ」の定義、「「文科系」」の荒川さん@佐倉が、腹を抱えてひっくり返った、と言う名定義だった由。

 4-5年前の話、私、JA2RM/1でJCC#1018田無市の時津洋の額より狭い庭のない家ウサギ小屋に、10.5mのパイプの先にキャパシテイハットとトップローデイングコイルを入れて3.5 (λ/4) から、50メガ (3λ/2) まで乗せて、出ており、このアンテナを、「上杉・武田」アンテナと名付けて、可愛がっておりました。何で「上杉・武田」か?って?・・・・

 ところが、デス。40mSSBでJE8の何タラ、((特に名を秘す))とQSO中にこのアンテナの説明して、ダブルパイマッチのカップラーで、3.5から50メガまで、HF全バンドを乗せ分けていると説明したら、「正しいアンテナ使って上げて下さい!」と言う答えが返ってきたのでした、「ン?」そこですぐさまショートブレークして、「「正しいアンテナ」ってナニャネー?」と聞いたら、間、髪を入れぬ返す答えで、「正しいアンテナとは、プロが作って金取って売っているアンテナ、講習会で習うでしょうガに・・」ですと。・・・悲しいかな、アタシャ昭和29年2月期の、第一次は、中野無線で第2次は、神田錦町の電機大学で、国家試験は受けたが、講習会ってえものには、行っておりませんもので、これは知りませんで・・・と鄭重に謝っておきました。「正しいアンテナを使って上げないと、リグにも電波にも失礼でショウガに・・」と言われてしまいましてネー!

 「正しいアンテナ」と云う、キイワードは、そおゆう意味なのでありまして、残念ながら私奴の発明造語では、ありません。謎の赤座布団たら、ピカチュウたらは、これでは来ないでしょうネー?竹原さん?いつぞや「1枚!」って云われたけれどNASAの情けなさで返してしまって、お目にかかれず。尤もうちには、ピカチュウたら云う名のポケット・モンキーは飼っておりません!ですから、何も座らせるものがないのです。悪しからず。


(C) Copyright 2000-2004 JA2RM and JA9IFF All right reserved.