JIM HALL Maniacs

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2006年2月、JHを見にBN Osakaに行ってみた。

 2006年2月8日に大阪ブルーノートへ、Jim Hall & Geoffrey KeezerのDuoを見に行って来ました。 昨年の1月にも、2人のDuoで来日してからほぼ1年と一寸、昨年の6月録音で11月初めにリリースされた 「Free Association」を引っ下げて、3年連続の来日です。それまで、5年ほど来日がなかったのですが 、今回はBBSにもLive Repoのカキコも少なく、2年連続同一メンバーということもあって いまいち盛り上がりに欠けたのかなぁと勝手に妄想しています。

 2月8日は水曜日と平日の為、万難を排して、昼からの半休を取りました。 4時から席取りに並びました。昨年は、土曜日ということもあって、席取りの行列が長く店の外まで 並んでましたが、今回は短く店の外までの行列にはなりませんでした。案の定、客の入りは 昨年がフルハウス状態だったのに比べ、3〜4割の入りで、小生の座った左サイドのカジュアルシート はパラパラと3名が陣取っただけでした。お陰で、集中して視聴覚できました。席取りの際に 若手ギタリストの竹ちゃんと遭遇、2Setの自由席ということなので、左サイドの前の方が ベストポジションであるとお勧めしておきました。

 席取りも終わり、時間つぶしに東梅田の「ジャズの専門店 ミムラ」の立ち寄り、ご主人と 歓談、そういえば、昨年のJH-GK Duoの開演前にも立ち寄ったのでした。 同じく東梅田の「インタープレイ8」に立ち寄りコーヒーを所望、久しぶりに中村マスターと 接見、随分と痩せてましたね。採算が合わない、潰れる潰れると言いながら、しぶとく 営業を続けている姿には頭が下がります。う〜ん、頑張れ!

 時間潰しも終わり、軽く食事をして、いざ大阪ブルーノートへ出陣、客の入りは先程も書いたけれど 、う〜ん芳しくない。平日の6時前に、こんなところに入るのは、金のある有閑人ばかりではないとしても 万障繰り合わせて参集するJHMな方が少なくて、なんか寂しいもんである。6時30分の開演前に、 会場で、あと数年で古希を迎える、往年のプロギタリストF氏と遭遇する。 F氏は、JHの初来日(ハービーマンのグループで1967年来日)から1971年のケニーバレル、バニーケッセル との「Guitar Festival」での来日、を初めとして外タレで、JHを一番多くチェックして仰るほど JHMな方なのです。1990年代からのハーモナイザー等のエフェクターの使用については どうもあまり好みではなく、10年ぶりぐらいのJH Liveだったようです。え〜と、ばらしてしまいますが 今回はタダ券でありました。あ、Fさん、ばらしてスイマセン。ご勘弁、ご容赦の程を!

 1Setが始まりました。1曲目は、12小節ブルース形式の「Bent Blue」、昨年の来日しょっぱなの演奏は、 リハが出来ずに、時差ボケ等もあったのか、又、サドウスキーのコンデションも後日の裏情報では 悪かったとの事で、しょっぱい演奏であったとレポートしてますが、今回は初めからいい感じ。 2曲目「All the things you are」、弦を張り替えたばかりなのか、多少チューニングに 気を取られてたようだが、まあ、さほど気にするほどではなく、手垢のついた曲をワルツで 快調に飛ばす。JH-GK Duoのコラボのレベル、緊密度はこの2年の間のGigやレコーディングで 確実に進化しているようだ。特にGKの決してフルスロットルのオーバードライブにならない抑制の中で、 アグレッシブでリスキーな事に果敢に挑戦している姿が、大変好感が持てました。 GKは「名脇役」であるJHの脇役に徹している「名脇々役」じゃわいと思考してしまいました。

 3曲目は、GKのオリジナル、タイトルは聞き取れませんでした。やや、ポップチューン的な軽い 8ビート系の乗りで、JHはペンタトニック・フレーズを多用してライトなアドリブをしてましたね。 4曲目は「My Funny Valantine」、会場から、「オ〜ッ」と声が飛ぶ。客は少ないが、本当に JHが好きで参集している輩達であるなと、何だか、嬉しくなっちゃいましたね。ハハハ…。 5曲目は坂本龍一の「美貌の青空」、6曲目は「Blackwell's Message」JHはハーモナイザーを多用。 7曲目は「Skylark」、1コーラスの半分がJHのソロで始まるのですが、ハーモニックスや 独特なリハーモナイズ、ややダークな音創りで、小音量でのパフォーマンスに会場 固唾を呑んで見守る、静寂に包まれる、いや〜ぁ、美しい。このワンアンドオンリーな 語り口は、国宝級の天下一品でありますね。ハイ。

 8曲目は、「St.Thomas」、定番の「鉄道唱歌」本歌取り、定番の「A」への転調。アンコールは、 「平和」Improvisation、荘厳な鐘の音みたいな効果から始まり、音数少なく、ミニマル、 ブライアン・イーノの「環境音楽」を想起させるような曲調、う〜ん、これはもはや、 Jazzという枠を超えているぞ!昨年チェックした際は、1Set目は、6曲+アンコール、 2Set目は8曲、そしてアンコール。今回は、1Setが8曲+アンコールですから、まあ、 最初から中身が濃いかったと言う事であります

 演奏が終了、今回は、CDを持って行ってまして、サインを貰うのは 接見する為の口実で、一番目に陣取りました。JH翁が出てきました。いやぁ〜、大柄じゃわい。 「Nice to Meet again!」「Do you remenber me?」と言うと「???…」、「Jim Hall Maniacs Site Maneger」 と言うと「Oh!」と想い出して頂いたみたいでした。その後、JH翁が「……NY……Satoshi……」などと 話しかけていただいたのですが、チンプンカンプンで会話が途切れちゃいました。面目ない、ハハハ…。 右上の写真が、CDにサイン中のJH翁。 この角度から生JHを見ると、頭がでかい事、でかい事。加齢によって、皮膚が伸びたのか、 目の前の人物は、JHの着ぐるみを着た大男ではないのか?などと妄想が沸いてきた。遺憾、遺憾。 多分、来年もこの時期に、BlueNoteのクラブ・サーキットで来日してくれそうな予感がしています。 予感が、当たりますように。ハイ!

(2006.02.19)