海外特別篇 アメリカ鉄道おたく旅 漂流旅記


 
・アメリカ到着
今回の旅は久しぶりの海外篇。
場所はアメリカ合衆国。
思いかえすと、4年前にやっぱりアメリカに来たとき以来である。
今回は珍しく同行者がいる。羅須地人鉄道協会のT本技師長である。
さて、成田から我々を乗せたUA852便は無事サンフランシスコ国際空港に到着した。普通であればそのままサンフランシスコ観光に出かけるところであるが、もちろん我々にはそんなものには興味は無い。そのままUA1746便のデンバー行きに乗り継ぐ。
午後3時前、予定通りデンバー空港に着いた我々は、レンタカーカウンターに直行。今回の足を確保する。
という訳で我々の足となったのが、金色マスタング、しかも幌は白下品ですね〜。でもココはアメリカ。そんなこと気にするやつはいない。我々はさっそく最初の目的地に向けて車を走らせるのであった。


下品なマスタング
横に写ってるのはT本技師長

そしてチャマ
目指すはニューメキシコ州の北の外れ「チャマ」という町である。
聞いたことが無い? あたりまえである。端から端まで2〜300メートル程度しかないこの小さな町にはあるひとつのものを除き全く特色というものは無い。それが無ければ今ごろ町の形態すら保てなかったであろう。
そのものというのが「カンバース&トルテック観光鉄道(Cumbres & Toltec Scenic Railrad)」なのである。
このカンバース&トルテック観光鉄道は全盛期の米国狭軌鉄道をもっともカッコ良く残している鉄道であり、実は前回もここを訪問しているのである。
大きな木造の給炭装置や多くの蒸気機関車が生き残っており、我々から見ると堪えられない世界が展開されているのである。
しかも、ここの良いところは駅構内立ち入り自由。すぐ近くにある(といっても車で3〜4時間かかるが)にあるデュランゴ・シルバートン観光鉄道は、一切の立ち入りを禁じているのと好対照である。
我々はカメラやビデオを担いで駅構内で思い思いに撮影に興じることが出来るのである。
と、程なく一日一往復の列車の出発である。事前の情報では毎週日曜日は重連で運行されるとのことであったが、なんと今日は土曜日であるにもかかわらず重連であった。嬉しい誤算である。
我々は金色のマスタングをオープンにして列車の追っかけを開始する。列車の速度は平均15マイル程度なので車で追いかければ一本の列車でも多くの撮影をすることが出来るのである。


迫力の重連走行

夜は夜とて
一日走りまわり、絶好の撮影ポイントに姿を現す我々は金色のマスタングとも相俟って列車の乗客たちからも目立つ存在であったらしい。撮影途中では多くの乗客が我々に向かい手を振ってくれ(もちろん我々も振りかえしたが)、列車がチャマ駅に戻ると多くの人々から「どこからきたのだ、そうかおれも日本に住んでいた」とか「ドキュメンタリーフィルムでも撮影してたのか」とか「おまえら列車で大人気だったぜ」とか言われながらの握手攻撃に晒されたのであった。

で、夜。
駅前のレストランでクアーズ2本でステーキを流し込み、そのまま良い調子で機関庫へ足を向ける。
な、な、なんと、い〜ムードじゃありませんか。さっそく夜間撮影会開始。
T本氏は「夜撮(夜間撮影)なんて久しぶりだよな」などといいつつバルブ撮影にいそしむ。もちろんわたしもあちこちにカメラを向ける。
「ん〜、最高!」

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漂流旅記
2000.09.16 (c)おりじゃ
at Chama,NM