焼き〆の器を思う存分つくることのできる土地を探していました
当初はまったくの山林だった南アルプス 甲斐駒ケ岳の麓
木を切り倒し
生茂る草を刈り
ごろごろ土中から出てくる岩を運び出し
土地を均し
2003年にようやくここに工房を建て穴窯を築くことができました

思うようにはかどらないことばかりで
仮の窯屋根はいつ崩れ落ちるかわからないし
穴窯も実はまだ作り途中
熟成を進めるためにもっと土にも手を入れたいし
薪割りの設備もしっかり構えたい

でもなにより
窯焚きが楽しくて

穴窯に火をいれるときのはじめの木の香りが
この上なく好きだなと感じます

すっきりしていて 使いやすい
健康な 美しい器を作りたい

この数年の間に息子が二人 誕生しました
楽しみながら
丁寧な器作りを 続けてゆきたいと思っています

大橋 睦

1971年 うまれ
1995年 中央大学法学部卒
1996年 増穂登り窯勤務
2003年 山梨県北杜市武川町に
      穴窯築窯、工房を構え
      主に焼き〆を手がけ現在に至る

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(おおはし むつみ)