パイロット買物 & 改造メモ


部品購入の巻

PalmPilot Personal(512KB)を2MBメモリに増設しようと考え、 Steveさんの改造ページ で紹介されているメモリ屋さんから東芝の疑似SRAMの素子を購入することにした。

はじめに、彼らのweb pageに書かれているように、オーダー前に現在の最新の価格を問い合わせた。

Date: Fri, 11 Jul 1997 17:12:44 -0700
Subject: price of Toshiba's SRAM for pilot

Dear Sir,

I would like to get some Toshiba's SRAM chips for pilot
PDA. So please let me know how much is the current price
for the following items.

- Three Toshiba TC518512AFT-80V 512k SRAM
- One Toshiba TC7S08F-TE85L

Best regards,

すぐに返信が返ってきた。
どうやら無線モデムかモトローラのページャーでメールを受信しているよう。ヘッダがちょっとそれっぽかった。

Date: Fri, 11 Jul 1997 20:39:10 -0500
Subject: Re: price of Toshiba's SRAM for pilot

$30 each x 3 + $2 + $15 fedex fee = $107 total by signed fax order.
Thanks George

2〜3日の間、ちょっと忙しかったので何もしないでいたら、彼らのほうからフォローしてきた。

Date: Wed, 16 Jul 1997 05:22:53 -0500
Subject: Re: price of Toshiba's SRAM for pilot

Hi are you still interested? Thanks George

それで、以下のように返事をした。

Date: Tue, 15 Jul 1997 16:43:44 -0700
Subject: Re: price of Toshiba's SRAM for pilot

Hi,

Yes, I'll send a fax to you soon.
Thank you.

そして、オーダーのファックスを送った。このファックスには、e-mailアドレス、送付先の住所、連絡用に電話番号を書いておいた。また、サインを書いてね、という話だったので、いちおう署名もしておいた。それから、支払いをpersonal checkで行いたい旨も書いておいた。

その日の夕方、Georgeから電話がかかってきた...。
曰く、personal checkでの支払いだと有効かどうかの調査に銀行が一週間かかると言っている、クレジットカードで支払えば明日にでも発行できるんだけど、どうする?と言う(言っているような気がする...)。 私はクレジットカードでなるべく支払いしたくなかったので、一週間待つけどpersonal checkで支払いたい、ということにしてもらった。あと、personal checkの送り先住所をe-mailで送ってもらうことにした。 (しかし、彼は町中でセルラーで電話していたのか、子供の泣き声とかが後ろにかぶさってしまってとても聞きづらかった....)

Date: Thu, 17 Jul 1997 19:06:28 -0500
Subject: My address

Hi,
Thank you for the phone conversation. Please send your personal check for
$92 + $6 fedex = $98 (I did not know you are in the USA so Fedex is
cheaper then $15 for overseas) to:

INTERWEB Computer Solutions
1503 S. Fairview Ave
Park Ridge IL 60068-5211

Thank you. Regards, George

翌日、オーダーに関するレターと、チェックを同封して、普通郵便で送付した。

一週間ほどして以下のメールが届いた。郵便が向こうに届くまでの日数を考えると、ずいぶん早い手続きと思う。

Subject: Re: price of Toshiba's SRAM for pilot
Date: Thu, 24 Jul 1997 14:30:18 -0700 (PDT)

Hi there I shipped out zour chips todaz. thanks

このメールの翌日、FedExでレターサイズの封筒が届いた(FedExは荷物のトレースができるので良いですね。このメモリ屋さんは送付時にFedExのトラッキング番号を送ってくれるので自分でトレースできる)。 アパートだと受け取りが面倒だと思って会社宛てに送ってもらうことにしておいて良かった。なぜってこのサイズじゃ、アパートの郵便受けに入らないのが確実。
内容物は、送り状と、メモリ3個 & ANDゲート1個。素子はダンボールにテープ止めしたものを、導電エアキャップで巻いた状態で届いた。疑似SRAMはアルミに巻かなくても平気なの?(ふつう、DRAMは巻くよなあ...あれ?SRAMだけだったかな)


512kB→1MB改造の巻

数日後、とりあえず1MBへの改造をした。
用意した道具類:

0.3ピッチの208ピンQFPまでは仕事でつけたことがあるけど、自費でフラットパッケージをつけるのはやったことないのでちょっと緊張。(だいたいそういう狭いピッチのは付け方が違うしね) (*4)

まず小手調べにゼロオーム抵抗を移動 (*5)。これは例によって簡単。本当は基板のはんだを全部とってから、新品のをつけたほうが楽なんだけど、古いのをそのまま使うので仕方ない。

次にメモリ素子をつける (*6)。セオリーどおり、パターン上のはんだを吸い取り線で除去 (*7)。このとき取り残しが少しあり、あとで吸い取り直しした。メモリを位置決めし、角の4つを軽くこてで暖めて固定 (*8)、続いて、端から順にはんだを流し込む (*9)。一通り終わって目視チェック。この時点でちゃんと流れていない端子がいくつかあった。腕前にちょっと不安...

組み込んで電源投入。ハードリセットの仕方を把握してなくて、少し手間取る (*10)。リセットするも、ぜんぜん起動しない。メモリボードをはずして目視で再チェック。一部やばそうな足があったので、はんだをちょっとだけ足してみる。再び組み込み。今度は一発で起動した。(ラッキィ〜♪ :-)

補足メモ:

*1 : 本当はもっと小さいワット数のが良かったんだけど、手持ちの一番小さいのはこれだった。せめても、と思って、120Vのコンセントに直にさすのはやめて、トランス経由にした。もともと日本仕様の半田ごてなので、もし120Vを食わせると、30*1.2*1.2=43.2Wになってしまうので。

*2 : 吸取り線に最初からたくさんペーストが付いていればいいんだけど、たまに不足気味になることがあるので足したりした。なくても平気かもだけど、あれば安心。

*3 : なくてもいいんだけど、あったほうが作業効率が良いだけ。

*4 : 非常に狭いピッチのQFPとかの石を貼る場合はこんな手順でやったりします。(1) 基板に半田メッキ (2) メッキした半田を殆どなくなるまでできる限り吸い取る (3) 位置あわせ (4) 対角の角付近を8個所軽く暖めて止める (5) 向かい合った2辺の全部の足の上に半田をだらだら流して全部ベタで繋ぐ(但し流しすぎて足の後ろ側に流れたらアウト) (6) 残りの2辺も同様にする (7) 吸取り線を使って余分な半田をすべて取る (8) もう一度ざっと全部の足を暖める(注:Pilotのメモリ(TSOP)は、この付け方は実質出来ません。地道に一つづつ付けるべし)

*5 : ゼロオーム抵抗に限らず、チップ抵抗類は指で扱うにはちょっと小さい。半田付けをうまくやるにはピンセットがあったほうが良い。でないと、多少のやけどは覚悟しないと。それに半田ごての先に半田の表面張力で部品がくっついてしまったりとか。

*6 : メモリ素子の足が全て同一平面状にあるかどうか確認。どれかがまがっていたりすると付けるのが非常に面倒になる。もしまがっているのを発見したなら、きわめて慎重にピンセットなどの入手可能な範囲でできるだけ使いやすい道具を使って直すこと。たまたま近くにあった適当な道具とかで始めると、取り返しが付かなくなることあり。

*7 : 良く取ること。十分取れていないと、足を乗せるべきパターンの上に半田がカマボコ型に残ってしまい、位置決めがとても難しくなる。

*8 : 位置決めしたら必ず確認。はみ出している足はないか、パターンに対してオフセットされていたりしないか、そもそも1番ピンの位置はあっているか、など。位置決めのための半田ごては、暖めるだけで半田は流さない。微妙にパターン上に残っている半田だけで固定できる。

*9 : 当たり前だが半田はピンの上から流しても意味が無い。足とパターンの隙間に流すこと。良く流れないときはペーストを付けてみる。

*10 : ちなみにハードリセットは、緑色の電源ボタンを押しながら、裏面のリセットスイッチを押すことで行える。電源ボタンを離すと、上ボタンを押すと全データ消去するがいい?、と聞いてくるので、上ボタンを押す。

[番外] Wrap3購入の巻

今度はWrap3 を通販で買うことにした。

U.K.のINNOVATIONS TO INDUSTRY社 のweb pageの申し込みフォームは、ぜんぜんセキュリティがかかっていなかったので、クレジットカード番号をオンラインで送るのはやめにして、ハードコピーをファックスすることにした。必要事項を記入したフォームをプリントし、それを7月24日にファックスした。

7月29日にRoyalMailとやらで、U.K.からパケットが届いた。税関とかを通っている割には、これまたずいぶん早かった。まあ、クレジットカード決済ですから、決済には時間がぜんぜんかからないはずですけどね。


1MB→2MB改造の巻

前回の続きで2MBへの改造をした。メモリは買ってあるので付けるだけのはず。

前回と同じやりかたでPSRAMを2個と1-gate ANDを付ける。さすがに前回よりは上手にできた?かも。目視チェックOK。電源投入OK。今回は一発だ。
これでめでたく2MB化成功だけど、またすぐ足りなくなってくるんだろうなあ。


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TERADA, Koichi <kterada@yokohama.kanagawa.to>
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