達がこの連休に孫を連れて遊びに来た。この娘婿が大の酒好きなのだ、 と言っても、ビールとワイン以外はあまり好まない。 そういった訳でワインとチーズをお土産に 持ってきた。持参したのが、Chateau Beychevelle 。

のワインには 面白いエピソードがある。 このワインのエチケット(ラベルのことをエチケットという)には帆船の絵がデザインされている。  サン・ジュリアンで最も伝統あるシャトーの一つ、グラン・クリュー・クラッセの名門であるこのシャトーは それにふさわしいエピソードを持っている。 シャトーを訪れ、ジロンド河を望む庭に回るとエチケットのデザインにも使われているあの帆船に出会う。 実は、この帆船に、 このシャトーの由来がある。

世以来ジロンド河は大きな船が行き交う交通の大動脈で、ここBeychevelleには大きな港があった。 16世紀後半このシャトーの持ち主になったデ・ペルノン公爵は港のシャトーの Owner に 相応しくフランス海軍の提督を務めていた。 ジロンド河を往来する船はシャトーが見えると帆を下げて彼に敬意を表したと言う。 "Baisse Vaile" とはこの地方の方言で、 『帆を下げよ』と言う号令なのだそうだ。

後、持ち主が替わってもこのエピソードはシャトーの名前とともに残っている。 しかし、このシャトー、伝統を誇りつつもあたらしい技術を取り入れているところが魅力の一つ。フランスでも比較的若いワインの愛好家に人気がある。繊細で優雅というサン・ジュリアンの特徴を持ちつつ、明るく華やかなイメージが気難しいボルドーワインの中でも一際好感を持たれているのかも知れない。

んなことを思い浮かべつつ実に至福の時を持った、孫も可愛い、お酒の飲める婿と上等なワインを酌み交わすのは もっと良い。 今年の連休は終わったが、つくづく幸せを味わった。 


とーるくん