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ピーターパンの冒険  ストーリー詳細

第1話 早く来て!みんなの憧れピーターパン
 1900年の冬、ロンドンの住宅街にウェンディという名の少女がお父さんのダーリングとお母さんのエリザベス、そして弟のジョンマイケルと一緒に暮らしていました。ある夜の事、ウェンディは海賊に襲われたところをピーターパンに助けられた夢を見たのです。ウェンディが夢から覚めた時、不思議な事に部屋に置いてあった木馬は揺れており、おまけにジョンやマイケルまでまったく同じ夢を見ていたのでした。
 翌日ウェンディとジョンはピーターパンの事が気になり、ピーターパンの事を調べて回ります。するとお母さんや町の子供たちもピーターパンの事を知っており、ウェンディたちはピーターパンが本当にいるに違いないと思うのでした。その夜ウェンディたちはピーターパンが再びやって来ると考え、寝ないで待っていると、どこからともなくピーターパンの影が現れ、木馬に乗って遊び始めたのです。すぐに飼犬のナナが気付き、吠えたてたのでピーターパンは慌てて逃げ去りましたが、ピーターパンは自分の影を部屋に忘れたまま逃げてしまうのでした。
 翌日ウェンディたちは影を忘れたピーターパンが必ず取り戻しにやって来ると考えました。その夜、お父さんとお母さんはパーティーで留守にしており、さらにナナもお父さんのタキシードを破った罰として庭につながれてしまい、家に残っているのは子供たちだけでした。
第2話 ネバーランドへGO!GO!GO!
 そして時計の針が12時を差した頃、妖精のティンカーベルと一緒にピーターパンがやって来たのです。ピーターパンは部屋の中で自分の影を捜し回り、ようやく見つける事ができました。しかしピーターパンは自分の影を自分にくっつける事ができません。ピーターパンはティンカーベルが見つけてきた石鹸で自分の影をくっつけようとしますが、影はくっつかずとうとう泣き出してしまいました。
 そんな様子をベッドで寝たふりをして見ていたウェンディはピーターパンに影をくっつけてあげようと名乗り出たのです。ピーターパンとウェンディはすぐに仲良しになりました。ウェンディは針と糸で影を縫い、ピーターパンは元どおり影をくっつける事ができるのでした。ピーターパンはお礼にウェンディにドングリの首飾りをプレゼントします。ウェンディはそのお礼にピーターパンにキスをすると、ヤキモチを妬いたティンカーベルは怒りだしてしまうのでした。
 ピーターパンはウェンディやジョンをネバーランドに行こうと誘います。しかしウェンディたちは空を飛ぶ事ができないので、一緒にネバーランドに行く事ができません。そこでピーターパンはウェンディたちに空の飛び方を教え、努力のかいあって空を飛べるようになったウェンディたちはピーターパンと一緒にネバーランドへ向かって旅立つのでした。
第3話 海賊が出た!夢と冒険の国ネバーランド
 朝まで空を飛び続けたウェンディたちは、洞窟を通り滝を突き抜け湖から飛び出し、ようやくネバーランドに到着しました。到着した直後にウェンディたちは海賊に襲われ、ピーターパンが海賊をひきつけている間にウェンディたちはばらばらに逃げ出しましたが、ティンカーベルに悪魔の鳥が来たとそそのかされたトートルズは弓矢でウェンディを撃ってしまい、矢はウェンディの胸に刺さってウェンディは落ちてしまいました。ピーターパンたちはウェンディがてっきり死んだものと思っていましたが、矢はピーターパンがあげたドングリの首飾りに突き刺さっており、ウェンディは一命を取り留めます。
 ピーターパンはカーリー、トートルズ、スライトリーの3人の仲間と一緒に暮らしており、ウェンディは木の上にある彼らの家に案内されます。彼らにはお母さんというものを知らずにこの家で暮らしてきたので、食事のマナーというものをまったく知らなかったので、ウェンディはそこで彼らのお母さん代わりをつとめる事になりました。夜になってウェンディがシンデレラ姫のお話を聞かせていると海賊たちが襲ってきたのです。ピーターパンはどこかに出かけていましたが、ウェンディたちは力を合わせて海賊たちを撃退し、無事に朝を迎えるのでした。
第4話 登場!時計ワニはフック船長の友だち?
 それからウェンディは食事を作ったり子供たちの世話をしたりと、子供たちのお母さん代わりとして働きました。ピーターパンは退屈しのぎに海賊を船ごと連れて来る事にしましたが、それまでの間、子供たちは人魚の泉に遊びに行く事にしました。ところがティンカーベルはウェンディがピーターパンを独り占めしていると思い込み、ウェンディにヤキモチを妬いて人魚たちにウェンディに意地悪するようにそそのかします。そんなことは知らないウェンディたちは人魚の泉に引きずり込まれ、命からがら逃げ出して来るのでした。
 カーリーとスライトリー、そしてジョンの3人はピーターパンが連れて来るという海賊を早く見たくて海賊を探しに出かけました。ところがピーターパンは途中で眠くなって戻ってきていたのです。そうとは知らないジョンたちは海賊につかまってしまいました。ピーターパンが助けに来てくれましたが、カーリーとスライトリーが人質として捕まっている為、ピーターパンは思うように戦う事ができません。しかし海賊船のフック船長は時計の音が聞こえてくると急に脅えだし、戦いを放棄して逃げ隠れてしまうのでした。時計の音の正体は時計ワニで、時計ワニは昔、フック船長の右腕を食べており、味をしめた時計ワニはそれ以来、フック船長を食べてしまおうと狙っていたのです。その様子を見ていたジョンやピーターパンは大笑いするのでした。
第5話 フック船長はミシンの音が大嫌い!
 ある日の事、ウェンディは子供たちの為にベッドカバーを作ろうと考えました。しかしミシンがないので上手に作る事ができません。そんなウェンディの為にスライトリーはミシンを作ってあげようと考えましたが、ミシンを見た事のないスライトリーにはミシンをどうやって作ればいいのかまったくわかりません。そこでティンカーベルにミシンは海賊の水夫長をしているスミーが持っていると聞いたスライトリーとカーリーは海賊船までミシンを見に行く事にしました。
 海賊船ではフック船長がミシンの音を嫌ってスミーに海賊船の外でミシンを使わせており、スライトリーとカーリーは親切なスミーにミシンを見せてもらい大満足です。しかしスライトリーとカーリーはフック船長に見つかってしまい、手下どもに捕まってしまいそうなところをピーターパンに助けられ無事に戻ってくるのでした。本物のミシンを見たスライトリーは見よう見真似でミシンを作り、布を縫う事はできませんが、音だけは本物そっくりなミシンを作りウェンディも大満足するのでした。
第6話 ジョンの初恋?おてんば娘現れる!
 ウェンディがネバーランドにやってきてからというもの、ウェンディのお母さんぶりは見事なまでになりました。トートルズやスライトリー、カーリーは新しくできたお母さんに大満足でウェンディの言う事をよく聞いていましたが、ピーターパンをウェンディに取られたと思いこんでいるティンカーベルはウェンディにいつも意地悪します。そんなある日の事、掃除を命じられたジョンはネバーランドに掃除をしに来たのではないと言って怒ってどこかに行ってしまいます。
 ティンカーベルにそそのかされたジョンは海賊になろうと決心しフック船長に会いに行く途中、森の中でタイガーリリーという名の少女に出会いました。タイガーリリーに案内されジョンはフック船長に会う事ができましたが、ジョンはいきなりフック船長に海賊船の掃除を命じられ、落ち込むばかりです。そんな時、フック船長に恨みをいだくタイガーリリーはフック船長の命を奪おうとしましたが、逆に捕まってしまいます。何も知らないジョンまでタイガーリリーと一緒に蟻地獄の刑に処されるところをピーターパンに助けられ、無事に戻ってくるのでした。
第7話 ウェンディ頑張る!卵は誰にも渡さない
 ピーターパンは夜中にこっそりとウェンディを誘い出し、虹の根元まで一緒に出かける事にしました。ところが子供たちは朝起きてみるとウェンディがいなくなっていたので大騒ぎです。ウェンディたちは虹の根元に到着し、ピーターパンはそこでウェンディに3年に一度しか卵を生まないと言われるネバーバードの卵をプレゼントしました。しかしウェンディは卵を取りあげられたネバーバードを見ていると可哀想になり、卵を返してあげるように言います。せっかくのプレゼントを受け取ってもらえなかったピーターパンは気分を害してどこかに行ってしまうのでした。
 ネバーバードの卵を狙っているのはピーターパンだけではありませんでした。ネバーバードの卵を食べると100年は長生きできると言われる為、フック船長やタイガーリリーも狙っていたのです。タイガーリリーはネバーバードの卵を奪い取ろうとしますが、卵はウェンディが隠してしまいどこにもありません。そこへ海賊たちがやって来たので2人はタイガーリリーの案内で隠れる事にしました。ウェンディはタイガーリリーが本当は優しい女の子だという事に気付き、ネバーバードの卵のありかを教える事にしました。それはウェンディの胸で温められていたのです。ネバーランドに住む人々はネバーバードの卵は孵らないと思っていましたが、ウェンディだけは卵が孵るような気がしていたのです。
 再び海賊たちに襲われそうになったところをピーターパンに助けられ、それ以来ウェンディとタイガーリリーは大の仲良しとなりました。そしてネバーバードの卵も無事に孵り、ネバーバードの赤ちゃんが生まれて一番最初に見たピーターパンを親だと思い込んでしまうのでした。
第8話 作戦開始!時計ワニを笑わせろ!
 ある日の事、カーリーとスライトリーは帰りが遅くなってウェンディはカンカンです。しかし、いくら叱ろうとしてもカーリーたちは聞く耳を持ちません。時計がないから帰りが遅くなるのだと思ったウェンディは、どうにかして自分たちの家に時計を置こうと考えました。しかしネバーランドで時計を持っているのは、あのフック船長の右腕を食べた時計ワニしかいないのです。そこでピーターパンは入浴中のフック船長から衣服を奪い、服にナフラスガスと呼ばれる笑いガスを染み込ませてきました。ピーターパンは時計ワニに服を食べさせ、時計ワニが笑い転げて時計を吐き出させようと考えたのです。しかし時計ワニがフック船長と思い込んだわら人形を食べようとした瞬間にタイガーリリーに邪魔されてしまい、時計ワニに服を食べさせる事ができませんでした。
 計画を知ったタイガーリリーは時計ワニが毎朝大きな口を開けている場所を知っており、その時にナフラスガスを時計ワニの口の中に入れようと考えました。計画は無事に成功しましたが、それを知ったフック船長は時計ワニが時計の音をさせないで近づいて来た時の事を考えると恐ろしくなり、フック船長の亡き母親の形見の時計をあたかもワニが吐き出したように見せかけてピーターパンたちに渡してしまうのでした。
 時計を手に入れたウェンディは、それからというもの6時に起床、7時に朝食、12時に昼食、6時に夕食、9時に就寝と規則正しい生活をしようと考えますが、子供たちは時計の針が突然6時をさしたら困るからと言って一晩中起きていたり、7時になっても朝ご飯ができていないと文句を言ったりで、時計が来た事でウェンディの方が困ってしまいました。そんな時、時計をふと見るとその時計はフック船長の母親がフック船長にプレゼントしたものだとわかり、ピーターパンはフック船長に時計を返すのでした。
第9話 ネバーランドの法律?毎日が誕生日だ!
 今日はマイケルの誕生日です。でもネバーランドの子供たちは自分の誕生日を知りませんでした。そこでピーターパンの提案でカーリー、トートルズ、スライトリー、そしてピーターパン、さらには本当の誕生日があるジョンまでもが今日を誕生日にしようという事になりました。それを聞いたみんなは大喜びでしたが、ウェンディはマイケル1人分のケーキを作るのにも苦労したのに5人分のケーキを作らなければならないのでおかんむりです。それでもウェンディはみんなの喜ぶ顔が見たくて5人分のケーキを一生懸命作りあげました。ところが森にケーキに添える木の実を取りに行ったはずのピーターパンは、木の実の事などすっかり忘れて帰って来てしまい、ウェンディは怒って部屋に閉じこもってしまいました。以来、子供たちはウェンディとピーターパンを仲直りさせようとしますが、逆に仲はこじれるばかりで、とうとうウェンディはロンドンに帰ると泣きながら夜の森へ飛び出してしまいました。
 ウェンディに帰ってきてもらう為、子供たちは筏にピーターパンを縛りつけてウェンディに助けを求めようとしました。ウェンディもマイケルからその事を聞いており、筏で川を流れていくピーターパンを無視していましたが、ピーターパンは人喰い魚に襲われ本当に困っていたので、ウェンディはピーターパンを助けようと筏に飛び移りました。しかしウェンディは何の役にも立たずに筏は滝から落ちてしまい、2人は滝の途中の岩に引っかかって助かりました。そしてピーターパンとウェンディは無事に仲直りを果たすのでした。
第10話 怪しげな行動!ジョンを尾行しろ
 ここしばらくジョンは1人でどこかに出かけていたのでウェンディはカーリーとスライトリーにジョンの後を追跡してもらう事にしました。カーリーの報告ではジョンは丸木橋の上でもじもじしているとの事。みんなはジョンが丸木橋を好きになったのだと考えましたが、ジョンは本当はタイガーリリーに逢いに行っていたのです。タイガーリリーはジョンの事など気にもとめない様子でしたが、ジョンはタイガーリリーに明日タイガーリリーに家に遊びに行く約束を取りつけました。
 ジョンは大喜びでその事をみんなに報告しましたが子供たちはジョンをとめました。なぜならタイガーリリーのお父さんは悪魔で、タイガーリリーの家に遊びに行って帰って来た人は誰もいなかったからです。ジョンは悩みましたがピーターパンから行くか行かないか自分で決めるように言われ、行く事にしました。タイガーリリーの家は断崖絶壁の上にあり、垂直に切り立った岩山を登り、ようやくタイガーリリーの家に着きました。タイガーリリーのお父さんはちょっと恐そうな人でジョンは震えが止まりませんでしたが、本当はとても優しいお父さんで、ジョンの事をすっかりと気に入ってしまい、夜になってジョンは心配するウェンディのもとへ上機嫌で帰って来るのでした。
第11話 新兵器!水陸両用シンデレラの馬車?
 子供たちはウェンディの話すシンデレラ姫のお話しを毎晩のように聞いていました。しかしネバーランドにはおばあさんがいないので、子供たちはどうしても妖精のおばあさんを想像する事ができません。それを知ったピーターパンは海賊船に潜り込みフック船長のお母さんの絵を失敬して子供たちに見せました。ところが絵を盗まれたフック船長は手下どもを使って絵を取り返しに来たのです。ピーターパンは絵を人質に手下どもから武器を取りあげ絵も返さずに立ち去ってしまいますが、そのまま帰ってはフック船長に処刑されてしまうので手下どもはマイケルを人質にして絵を取り返す事にしました。さらにウェンディまで人質に取られ、助けに行ったピーターパンまで捕まってしまいました。ところがカーリーとスライトリーはウェンディから聞いたシンデレラの馬車を想像で作っており、それを使って無事にウェンディやピーターパンを助けだし、そして今夜も子供たちはウェンディにシンデレラ姫のお話をしてもらうのでした。
第12話 海賊も逃げる?マイケルの怖い話
 その日は朝から雨が降り続いていました。子供たちは表に出る事もできず、退屈しのぎに恐い話をして時間を潰す事にしました。恐い話を続けて最後まで悲鳴をあげなかった者がプリンを食べられるというルールで勝負が始まりました。その頃、海賊の手下のアルフスターキーもピーターパンの家を探り当て、部屋の中まで忍び込んでいたのですが、あまりの恐ろしい話に2人は悲鳴をあげながら二度とこの家には近づかないと誓って退散してしまいます。そして勝負は一番小さなマイケルが勝ち、プリンを手中に納めるのでした。
第13話 救出作戦開始!ピーターパンを助けろ
 フック船長は海賊船に罠を仕掛け、見事にピーターパンを捕らえる事に成功しました。フック船長は長年の夢がかなって大喜びです。フック船長はピーターパンを時計ワニに食べさせようと考えますが、時計ワニはなかなか現れません。ピーターパンが捕まった事を知ったティンカーベルは子供たちに知らせますが誰も信じようとはせず、怒ったティンカーベルは1人で海賊船まで助けに行きますが、ティンカーベルまで捕まってしまいます。
 事の真相をタイガーリリーに聞いて知った子供たちはピーターパン救出作戦を開始しました。まずカーリーが偽者の時計ワニに化けてピーターパンを助けようとしますが、あと一息というところで見破られ、あえなく退散。夜になってフック船長みずからがピーターパンを処刑しようとしている時にウェンディはフック船長のお母さんに化け、見事にフック船長はウェンディをお母さんと思い込み、その間にタイガーリリーや子供たちがピーターパンとティンカーベルを助け出すのでした。
第14話 スノルム山の悪魔とマイケルの勇気
 ある日の事、ウェンディは病気になってしまいました。子供たちは心配しますがネバーランドには薬がないばかりか、頭を冷やす為の氷もありません。スノルム山になら雪があるかもしれないとティンカーベルから聞いたマイケルは1人でスノルム山に雪を取りに出かけました。その頃、海賊船でもフック船長が病気になり、アルフとスターキーがスノルム山へ雪を取りに行く事になったのです。ピーターパンはタイガーリリーのお父さんに薬を貰おうとしました。お父さんは機嫌が悪くて薬をくれませんでしたが、タイガーリリーはピーターパンに熱冷ましの薬草を煎じて飲むようにと言って渡してくれました。しかしピーターパンはその言葉をよく聞いておらず、薬草を地面に植え、1000日待てば実がなるからそれを飲ませればよいと勝手に思い込んでしまうのでした。
 マイケルはウェンディに雪を持って帰る為に吹雪の中を果敢にも歩き続けました。途中で力尽きて倒れたりもしましたが、マイケルはやっとの思いで雪を手に入れ、ウェンディに持って帰る途中、アルフとスターキーに雪を奪われてしまったのです。しかしそれを知ったピーターパンは海賊たちから雪を奪い返してウェンディに与え、様子を見に来たタイガーリリーに薬草をちゃんと煎じてもらったおかげでウェンディは元気になるのでした。
第15話 フックを裏切れ!海賊をやめたチェッコ
 フック船長の手下のチェッコは失敗続きの為、フック船長の命令で蟻地獄の刑により処刑されそうになるところをピーターパンに助けられました。チェッコはもうフック船長の手下として働くのが嫌になり、ピーターパンの仲間に入れてもらいたくて、ピーターパンを頼って家までやって来たのです。ジョンは罠だと思っていましたが、ピーターパンはチェッコを仲間に入れる事にしました。
 それからというものチェッコは心を入れ替えたように子供たちと仲良くなりましたが、やはりそれはジョンの睨んだ通りチェッコはフック船長が送りこんだスパイで、こっそりと家の様子を偵察していたのです。チェッコは夜中にこそこそと調べているところをジョンに見つかってしまい、スパイだとバレて逃げ出してしまいました。しかし逃げ出す事も計画のうちで、シンデレラの馬車もどきに乗って追いかけた子供たちは落とし穴にはまって海賊たちに捕まってしまいます。ちょうどその頃ピーターパンとティンカーベルが海賊船の中を物色しており、子供たちはピーターパンとティンカーベルに助けられ無事逃げ帰るのでした。
第16話 ウェンディ怒る!ピーターパンて大嫌い
 今夜もウェンディは子供たちに白雪姫の物語を話していました。ウェンディはどうしても白雪姫のような真っ白なドレスが着てみたくなり、明日はみんなでドレスの材料の雪見草を取りに行く事にしました。ところが翌日、ピーターパンは雪見草の事などすっかり忘れて、みんなでトカゲを見に行ってしまい、1人残されたウェンディは怒りながらも1人で雪見草を探しに出かけ、ウェンディは海賊の手下のアルフとスターキーに捕まってしまいました。海賊たちとウェンディはボートで海賊船に向かう途中、ウェンディはアルフとスターキーに白雪姫のお話を聞かせているうちに、滝に飲み込まれそうになってしまい、命からがら助かりました。
 スターキーは白雪姫のお話をしてもらったお礼にウェンディに木の実をあげましたが、それは眠りの木の実で、一口食べた途端にウェンディは眠ってしまいました。そこへピーターパンとティンカーベルが助けに来ましたが、ウェンディを起こす為には夜明けまでに目覚めの木の葉にたまる朝露を飲ませなければなりません。ピーターパンは大急ぎで朝露を取りに行き、日の出間際に朝露を飲ませ、無事にウェンディは目覚めるのでした。
第17話 ジョンが眠れない!眠りの精を捕まえろ
 ジョンはこのところ眠れなくなってしまいました。羊を34932匹、山羊を22551匹数えても眠れないのです。それを知ったピーターパンはフック船長が眠りの精を捕まえていた事を思い出し、眠りの精を助けに行く事にしました。しかし眠りの精とはフック船長の奏でるハープシコードの事だったのです。フック船長はピーターパンを倒すまで2度とハープシコードを弾かないと誓っていたので、簡単には弾いてくれません。しかしピーターパンはフック船長を脅して無理やりハープシコードを弾かせ、その音を聞いたジョンは4日ぶりに眠りにつく事ができたのでした。
第18話 勇気を示せトートルズ!海賊の旗を奪え
 トートルズはドジで失敗続きで、とうとうみんなから仲間外れにされてしまいました。みんなはトートルズを残して人魚の泉に出かけてしまい、トートルズはウェンディと一緒に留守番です。そんな時、ティンカーベルがやってきて海賊船のドクロの旗を取ってくれば、みんなはトートルズの勇気を認めて仲直りしてくれるとそそのかし、トートルズはウェンディと一緒に海賊船のドクロの旗を取りに行く事にしました。
 そんな時、フック船長の手下のスミーはドクロの旗を洗濯中にあやまって破ってしまい、スミーはフック船長に見つからないように旗を持ちだしてボートに乗り、岸辺でミシンを使って旗を縫いました。そこへトートルズとウェンディが旗を奪いにやって来たのですが、スミーは旗を破った事がフック船長にバレると処刑されてしまうので、旗を盗まれた事にしようと考え、旗を惜しげもなくトートルズに渡してしまうのでした。
 トートルズは海賊船のドクロの旗を貰って上機嫌で帰ろうとしましたが、戻る途中で他の手下どもに捕まってしまい、ウェンディと一緒に海賊船の船倉に閉じ込められてしまいます。ウェンディはフック船長に逆らった為に処刑されそうになりますが、ピーターパンが助けに来てくれ、トートルズの協力もあって無事にドクロの旗を持って逃げ出す事に成功しました。以来トートルズは海賊船のドクロの旗を持ち帰った勇気ある者として、みんなと一緒に冒険に出かけるようになるのでした。
第19話 フックの決意!消えた海賊船の謎?
 フック船長の1番尊敬する人はフック船長の母上。そして2番目に尊敬する人はチャールズ2世でした。ところがフック船長がお城と呼んでいる岩山の洞窟に隠してあったはずの大切なチャールズ2世のマントをピーターパンに盗まれてしまったのです。フック船長は烈火の如く怒りだし手下どもにピーターパンの家を総攻撃するように命じました。マントで遊び終えたピーターパンはマントを返しに行きましたが、海賊船の姿は見当たらず返す事ができません。その頃ピーターパンの家では海賊たちが大砲や爆弾で攻撃し、子供たちも果敢に戦いましたが家は完全に制圧され、子供たちは捕まってしまいました。しかしいつものようにピーターパンが助けにやって来て、海賊たちは追い返されてしまうのでした。
 助けてくれた事に気を良くしたウェンディはピーターパンにキスのお礼をします。ところがそれを見ていたティンカーベルはヤキモチを妬き、怒って飛び出してしまいました。ウェンディが来るまではピーターパンは自分一人のものだったのに、ウェンディが来てからはすっかりとピーターパンはウェンディと仲良くなっているのです。そんな時、ティンカーベルは海賊たちに捕まり、ティンカーベルを解放する代わりにウェンディを誘き寄せて来いと言われます。ティンカーベルはウェンディの事が邪魔に思っていたので、その交換条件に素直に応じる事にしたのです。
第20話 絶体絶命!ウェンディが霧の谷に消えた
 ティンカーベルはピーターパンが海賊に捕まったと嘘をついてウェンディを霧の谷へ誘い出し、ウェンディは海賊たちに捕まってしまいました。そしてウェンディを助けようとしたタイガーリリーも銃で撃たれてしまい、2人は誤って霧の谷に落ちてしまったのです。海賊たちはウェンディを生け捕りにするのが目的だったので、ウェンディたちが落ちた霧の谷へウェンディを探して降りていきました。ウェンディたちは滝に落ちる途中の木に引っかかり辛うじて助かり、そのまま逃げ出しました。
 ウェンディが海賊たちに捕まった事を知ったピーターパンは怒りだし、フック船長のお城へ乗り込みました。お城は罠がたくさん仕掛けてありピーターパンは命からがらお城を進んでいきましたが、とうとう罠に引っかかってしまい絶体絶命です。そしてフック船長はお城からチャールズ砲を持ち出してピーターパンの家に向かって砲撃を始めたのです。砲弾の落下地点は徐々に家に近づいていき、ウェンディと合流した子供たちは家の中で恐怖に脅えていました。何度かの砲撃の後、大砲は床が崩れて谷底へと落ちていきましたが、最後に放った砲弾がピーターパンの家を直撃してしまったのです。子供たちは何とか助かりましたが、家はバラバラになって炎上し始めました。そして炎上する家を呆然と見つめる子供たちの目の前でウェンディが再び海賊たちにさらわれてしまったのです。
第21話 ウェンディを救え!命をかけたティンク
 ティンカーベルは仲間を裏切って一時的に海賊たちの仲間になりましたが、フック船長がピーターパンの家まで壊してしまったのを知ると怒りだし、再び海賊たちに捕まってしまいました。ティンカーベルも海賊たちに騙されていたのです。ティンカーベルは何とか自力で逃げ出しお城の中をさまよっていました。そんな時、ウェンディがお城に連れてこられたのです。海賊たちはウェンディがティンカーベルに騙されて捕まったのだと言いましたがウェンディは「ティンクを悪く言わないで。あんたたちがティンクを騙したんでしょ。そうに決まってるわ。そんなに悪い子じゃないもの」と言ってティンカーベルをかばいます。それを陰で隠れて聞いていたティンカーベルは心を動かされるのでした。
 家を壊され食べる物すらなくなった子供たちは泣き続けていました。しかしタイガーリリーだけはウェンディを助けに行くと言いだし、子供たちもそれにならってお城へウェンディを助けに行く事にしたのです。ピーターパンは罠にかかってしまい、あと少しでギロチンにかけられそうな状態でした。そこへティンカーベルが助けにやって来たのです。ティンカーベルの力では罠を外す事ができず、ティンカーベルは全精力を使って罠を外しました。しかし力を使い切ったティンカーベルは「私の事、怒ってない? 嫌な子だったけど私の事、忘れないでね」と言ってピーターパンの掌の中で倒れてしまうのでした。
第22話 秘密兵器始動!フック船長最後の切札
 お城に攻め込んで来たタイガーリリーにティンカーベルを任せたピーターパンはフック船長に戦いを挑みます。フック船長にはお城に隠されている財宝を守る為の秘密兵器であるロボットを使い、おまけにウェンディを人質にとってピーターパンに戦いを挑みました。フック船長はロボットにウェンディを握らせ、少しでもピーターパンが近づくとウェンディを握っているロボットの手を締めつけるのでピーターパンは満足に戦えません。そしてウェンディを谷に落とす素振りをしながらピーターパンにひざまずいて永遠に自分のしもべになると誓えと言うのです。その時、トートルズが気球に乗ってウェンディを助けようとしましたが、それを見たフック船長はウェンディを谷に落としてしまったのです。それを見たピーターパンは慌てて谷に落ちていくウェンディに追いつき、無事にウェンディを助け出すのでした。
 ロボットはぼろぼろになり、子供たちは壊れかかったロボットに乗ってお城の頂上まで行きました。頂上は花が咲き乱れ、子供たちは大喜びでしたが、そこにフック船長たちがロボットを壊された仕返しにやって来たのです。
第23話 謎が深まる!ティンクの故郷を探せ
 子供たちが脅えていた時、ピーターパンが助けにやって来ました。そしてフック船長はピーターパンが飛ばない事を条件に1対1の勝負を挑んだのです。フック船長は卑怯な武器を次々に繰り出し、ピーターパンを窮地に陥れましたが、最後にはピーターパンが勝利し、フック船長は時計ワニに追われ、お城の岩山は跡形もなく崩れさってしまうのでした。
 子供たちが壊れた家に戻って来た時、タイガーリリーがやって来ました。そしてタイガーリリーはティンカーベルがいなくなったと言うのです。ティンカーベルは様子がおかしく、自分を嫌な妖精だと思い込んでおり、タイガーリリーのお父さんは恥を知ったティンカーベルがもう2度と帰って来ないと言うのです。ティンカーベルは心を癒す為に故郷に帰ってしまったのでした。
 ピーターパンたちはティンカーベルを迎えにティンカーベルの故郷へ迎えに行こうとしましたが、ティンカーベルの故郷を知っているのは雨の巨人の頭の上に住んでいるメモリーバードしか知らないのです。雨の巨人は誰も見た者がなく、雨が3日以上降り続かないと現れないと言い伝えられていました。しかも雨が降りやまぬうちに雨の巨人の頭から降りて来ないと2度と帰って来られないのです。
 それからというものネバーランドに雨が降り続き、とうとう3日間、雨が降り続きました。ウェンディはティンカーベルの事が心配で、1人でこっそりと雨の巨人を探しに出かけたのです。しかしウェンディは雨の巨人に捕まってしまい、ピーターパンはウェンディを助けようとしましたが雨の巨人におおわれている雨雲の中では空を飛ぶ事ができず、ウェンディとピーターパンは気がつくと雨の巨人の頭の上にいました。
 ウェンディとピーターパンはメモリーバードに逢い、ティンカーベルの故郷を尋ねました。しかしメモリーバードはティンカーベルの生まれ故郷である妖精の谷が黒い魔術師に支配されようとしており、ダークネスの城に黒い鏡が蘇った時、ネバーランドは死の世界と化してしまうと言うのです。それでもピーターパンはメモリーバードから妖精の谷の場所を聞き出し、雨がやむ直前に雨の巨人の頭から脱出して再び子供たちのもとに帰って来るのでした。
第24話 恐ろしい黒マントの集団と謎の美少女!
 あれだけ美しかったネバーランドの景色もだんだんと荒れ果てた大地となり、ネバーバードの言った通りダークネスの城の黒い魔術師がネバーランドを支配しようとしている事がうかがえました。妖精の谷に出発するにあたり、スライトリーは壊れた家の代わりにシンデレラ2世号と名付けた移動式の水陸両用の家、というより船を造りました。子供たちは大喜びで船に乗って道を進みます。旅の途中には数々の難関が待ち構えていましたが、ピーターパンに助けられて無事に切り抜けました。しかしこれからはそのピーターパンでさえ知らない場所に行くのです。子供たちはみんなで力を合わせてピーターパンを助けようと誓うのでした。
 旅の途中、子供たちが野宿をしていた時、タイガーリリーに似た少女が黒マントの男たちの追いかけられているのを目撃しました。ピーターパンは少女を助け、男たちを追い払いましたが、少女の名前はルナといって、この先のダークネスの城から逃げてきたお姫様、すなわち黒い魔術師の孫だったのです。しかしルナは悪人には見えず、子供たちはルナと仲良しになりました。本当はルナはネバーランドを支配しようとする黒い魔術師に反対し、黒い鏡の鍵を持ちだして来ていたのです。ルナは鬼ごっこをしている時、マイケルのポシェットに、こっそりと黒い鏡の鍵を隠しました。そしてルナはみんなに迷惑がかかる事を恐れ、1人で旅立っていくのでした。
 逆風でシンデレラ2世号が立ち往生した時、ダークネスの手下たちが襲いかかってきました。あいにくピーターパンは出払っており、ダークネスの手下はルナが鍵を預けたはずだと言ってシンデレラ2世号を荒らし始め、鍵が見つからないのでとうとうマイケルを人質にとって鍵を出すように要求します。しかし子供たちは本当に鍵の事など知らず、何もできないでいた時、ピーターパンがやって来て鍵を預かったと言って手下どもを誘い出し、鍵を谷へ投げてしまうのでした。しかしそれも偽物の鍵で、ピーターパンも本当の鍵がどこにあるのかは知りません。そんな時、マイケルは自分のポシェットに何か変なものが入っているのに気付きましたが、それが黒い鏡の鍵だとはわかりませんでした。
第25話 お帰りティンク!妖精の国は不思議な国
 スライトリーは浮き石があればシンデレラ2世号も空を飛ぶ事ができるようになると考え、カーリーと一緒にこっそりと浮き石を探しに出かけました。気味の悪い森を通り、洞窟を抜けると、そこには浮き石がたくさんあったのです。スライトリーとカーリーは大喜びでしたが、誰かのしわざで洞穴に閉じ込められてしまいました。ところがちょうどその時、ティンカーベルがスライトリーとカーリーを見つけたのです。ティンカーベルはスライトリーたちに気付かれないように、こっそりと助けて道案内しました。やがでスライトリーたちもティンカーベルの存在に気付き、合流しました。スライトリーたちはティンカーベルを迎えに来たのだと言いますが、ティンカーベルはあんなにひどい事をしたのだから、もう戻れないと考え、スライトリーたちに浮き石のありかを教えると1人でどこかに行ってしまうのでした。
 ピーターパンたちはスライトリーたちが戻って来ないので、みんなで探しに出かける事にしました。ところがその時、黒マントの男たちが再び襲ってきたのです。シンデレラ2世号はピンチに陥りましたが、ちょうどそこへ浮き石を持ったスライトリーたちが戻って来て、ピーターパンの活躍もあって黒マントの男たちは撃退されました。スライトリーは持ち帰った浮き石をシンデレラ2世号に積むと、何とシンデレラ2世号は浮き上がったのです。子供たちは大喜びでした。
 子供たちはスライトリーが浮き石のありかをティンカーベルに教えてもらった事を知ると、みんなで声を張り上げでティンカーベルに戻って来るように言いました。それを陰からティンカーベルも聞いていたのです。そしてティンカーベルは再びみんなの仲間となる事ができました。自分はあれだけみんなに意地悪したのに、どうしてみんなはこんなにも優しいのだろう? そう思うとティンカーベルは思わず泣き出してしまうのでした。
 ウェンディはマイケルが不思議な鍵を持っている事を知り、黒マントの男たちが探しているのはこの鍵だという事を悟りました。
第26話 復活フック船長!空飛ぶ海賊船建造計画
 子供たちがシンデレラ2世号を留守にしていた時、ルナがシンデレラ2世号を物色していたのです。それを子供たちが見つけルナを捕まえてしまいました。しかしウェンディはルナを解放し、ルナに黒い鏡の鍵を返そうとしました。ところがその時フック船長の手下どもが鍵を奪って逃げ去ってしまったのです。ウェンディとルナは鍵を取り返そうと手下どもを追いかけました。ルナの活躍で鍵は取り返しましたが、手下どもの反撃にあいルナは腕をケガしてしまいました。
 ウェンディはルナを助ける為、安全な場所に身を隠しました。そこでウェンディはルナから重大な事を聞き出したのです。それはルナのおばあさんであるダークネスが黒い鏡の力を使って子供たちから夢を奪おうとしていると言うのです。ルナはおばあさんに何度もやめるように言いましたが聞き入れてもらえず、残された手段はただ一つ、ルナが魔法を覚えて黒い鏡の鍵を良い事に使う事でした。それでルナはダークネスから黒い鏡の鍵を奪ったのでした。
 そこへ再び海賊の手下どもがやってきました。手下どもは再び鍵を取りあげますが、そこへピーターパンもやって来てウェンディたちを助けます。そして海賊たちはピーターパンの命令で黒い鏡の鍵を底なしの谷へ投げ棄ててしまったのです。ルナはもちろんの事、それを見ていた黒マントの男たちにとってもショックでした。ところがそれはウェンディの計略で、捨てたのは偽物の鍵だったのです。それを知ったルナはウェンディに抱きついて喜び、それ以来ルナとウェンディは大の仲良しになるのでした。
第27話 ジョンの憧れ!木馬に乗った騎士
 子供たちがシンデレラ2世号で旅を続けていた時、突然トン・チホーテと名乗る木馬に乗ったナイトが現れました。しかしチホーテはフック船長と決闘して倒したと言ったり、これまで999人と戦って負けたのは母親だけだったと言ったりしたので、胡散臭くて子供たちは信じようとはしませんでした。しかしジョンだけはチホーテに憧れ、翌日からチホーテに弟子入りしてナイトとしての修行に励む事にしたのです。
 その頃、フック船長は自分を倒したという噂を耳にして、ホラ吹きを退治する為に手下どもを向かわせました。海賊の手下どもはチホーテを見つけ出して戦いを挑みますが、チホーテは口だけが達者で、まったく弱く、手下どもにこてんぱんにされてしまいます。そこへフック船長もやって来てチホーテを追い回し、崖の上に追い詰めたところでチホーテの投げたナイフがフック船長の足にあたり、フック船長は崖から湖に落ちてしまいました。
 案の定、湖には時計ワニが待ち構えており、フック船長は逃げ惑っていると、何とチホーテまでもがフック船長を助ける為に湖に飛び込み、時計ワニと決闘を始めたのです。フック船長は逃げ延びましたがチホーテは時計ワニと決闘を続け、チホーテは時計ワニに右腕を噛みつかれてしまいました。しかしチホーテは時計ワニを睨みつけると時計ワニはチホーテに恐れをなして手袋を咥えたままスゴスゴと逃げ帰ってしまうのでした。その後チホーテは姿を消しましたが、チホーテは次に訪れた場所で時計ワニに襲われているピーターパンを助け時計ワニを倒したと、相変わらずホラを吹き続けるのでした。
第28話 悪魔になったウェンディ
 ある日の事、ウェンディとルナは気分を変えようと服を交換する事にしました。それを見た子供たちはすっかりだまされ、驚くばかりです。そんな時、ダークネスはルナを取り戻そうと悪魔のブレスレットを作りました。悪魔のブレスレットをはめた者は心を悪魔に支配されてしまうのです。黒マントの男たちは悪魔のブレスレットをルナの腕にはめようとやって来ましたが、ウェンディとルナが服を交換していたことに気付かず、間違ってウェンディの腕に悪魔のブレスレットをはめてしまったのです。
 ウェンディの腕にはめられたのが悪魔のブレスレットだと知ると、トートルズはのこぎりでブレスレットを切断しようとしましたが、刃がたちません。やがでウェンディは悪魔に心を支配され、夜中にむっくり起き出すと、ダークネス城目指して夢遊病者のように歩き始めたのです。翌日の朝からウェンディの性格は一変し、悪魔になってしまいました。
 ルナは昔、母親からブレスレットの外し方を聞いたような気がしましたが、どうしても想い出せません。しかしルナはウェンディの姿を見ていると、いても立ってもいられなくなり、とうとう想い出したのです。それはシャボン玉の泉に腕をひたす事でした。ピーターパンはさっそくシャボン玉の泉を探しに出かけ、泉の水を持ち帰ります。心を完全に悪魔に支配されたウェンディは悪魔の城に帰ろうとするのを邪魔するピーターパンに向かって剣で戦いを挑みますが、ピーターパンの持ってきたシャボン玉の泉の水で悪魔のブレスレットは見事に外れ、ウェンディは悪魔ではなく子供たちのお母さんに戻るのでした。
第29話 妖精プシケ!勇気を出して飛び立て
 ピーターパンが角笛を吹いて1人でのんびりしていた時の事、小さな子供の妖精プシケがピーターパンをママと呼んで甘えて来るのです。ピーターパンはプシケを相手にしていられず、さっさと逃げ出してしまいました。しかしプシケも一緒にみんなの所について来てしまいます。プシケはフローラの子供で、フローラはそろそろ北の国に帰る時期なので、ティンカーベルの案内でプシケを仲間の所に返しに行く事にしました。ところがフローラの仲間はプシケをここに残していく事にしたと言うのです。プシケの母親はダークネスに捕まってしまい、それ以来プシケはショックで飛べなくなってしまい、北の国に帰る事ができないのです。しかもフローラは定期的に故郷の花のエキスを取らないと死んでしまうので、ここに残る事はプシケにとって死を意味していました。
 それを聞いたピーターパンは何とかしてプシケを飛べるようにしようと猛特訓を始めました。しかし残された時間はあとわずかな為、ピーターパンの指導はスパルタ的に厳しく、プシケはすっかりとピーターパンを嫌いになってしまいます。それでもピーターパンはプシケが飛べるように猛特訓を続けましたが、いくらやってもプシケは飛べるようにはなりませんでした。
 ところが崖の上で寝ていたピーターパンが、崖から落ちて岩の下敷きとなった時、プシケはピーターパンが心配のあまり、崖を飛んで下りたのです。プシケはピーターパンの指導の甲斐あって見事に飛べるようになりました。こうしてプシケは無事に仲間とともに北の国に帰る事ができるようになったのです。プシケはピーターパンとの別れを悲しみましたがピーターパンは「いつかダークネスをやっつけてプシケの本当のママを助けてやるよ」と言ってプシケと別れるのでした。
第30話 浮上開始!フックの空飛ぶ海賊船
 ある夜の事、ジョンが夜中に目覚めるとシンデレラ2世号は見知らぬ無人島に来ていました。錨を下ろすのを忘れていた為に夜中の間に流されてしまったのです。ピーターパンが偵察に出かけると海の中から突然炎の攻撃を受け、ピーターパンは腕に火傷を負ってしまいました。それを見ていたティンカーベルは自分たちが魔界に来てしまった事を知り泣き出してしまいます。というのは魔界の黒い海を生きて渡る事はできないと言われていたので、もう2度と無人島から出る事はできないと思われたからです。
 しかしトートルズはシンデレラ2世号は無事に無人島までたどり着いたのだから、その間、化け物は眠っていたのではないかと言い、その日の夜中にそれは証明されたのです。シンデレラ2世号は夜中にこっそりと海を渡り始めました。そしてもう少しで渡り終わるというその時、向こう岸から見慣れぬ船が空中に浮かんでやって来たのです。それは紛れもなくフック船長の海賊船でした。
 海賊船は大砲で砲撃してきた為、シンデレラ2世号はあきらめて無人島へUターンします。大砲の砲弾がもう少しでシンデレラ2世号に命中するというその時、怪物が起きだし、炎で大砲の砲弾を焼き払ってしまい、シンデレラ2世号は無事に無人島に戻るのでした。
 フック船長は無人島には食料がないので、次の日の夜中にでも再びピーターパンたちは黒い海を渡ると考え、その時に攻撃しようと考えました。事実、ピーターパンたちには食料はほとんど残っておらず、ひもじい思いをしました。しかしピーターパンの提案で、化け物を誘き寄せている間に、こっそりと黒い海を渡ろうと考えたのです。見事に化け物はおとりに引っかかりましたが途中で追いつかれ、もう少しで化け物に飲み込まれてしまうところで命からがら脱出する事ができました。そしてフック船長の海賊船は化け物に襲われ、海賊船は炎に焼かれ、フック船長は黒こげになってしまうのでした。
第31話 夢がない!飛べなくなったピーターパン
 冒険を続けていたある日、奇妙な森に遭遇しました。そこはダークネスの黒い鏡の力で荒れ果てた気味の悪い森で、ピーターパンは森に入る前に調査する必要があると考えました。ところがジョンも1人でこっそりと森に冒険に出かけたのです。ジョンは森の中でおいしそうな木の実を見つけ、それを食べました。ところがそれからというもの、ジョンの態度は急に大きくなりだし、別人のようになってしまったのです。ピーターパンもジョンが持ち帰った木の実を食べたところ、急に弱気になって空を飛べなくなってしまいました。
 そこへルナがやってきて2人が食べた木の実が森のルビーだと言います。真っ赤な色をした森のルビーは、いらいらした時に食べると心が落ち着くと言われますが、ジョンやピーターパンの食べたような色の変わった森のルビーを食べると夢を奪われ自分勝手で孤独を好み、最後には生きる希望を失ってしまうと言うのです。しかしルナにもどうすれば元に戻るのかわかりませんでした。ただ1つ、ルナが知っていた事は、森のルビーの色を変えたのはダークネスの仕業という事だけだったのです。
 ルナとウェンディはジョンとピーターパンを探しに森へ出かけました。すぐに見つかったジョンの回収をルナに任せてウェンディはピーターパンを探しに森をさまよい、ようやく見つけますが、ピーターパンは相変わらず弱気なままです。そんな時、ウェンディは真っ赤な色をした森のルビーを食べさせたら治るのではないかと考え、ピーターパンに食べさせたところ、いつもの元気なピーターパンに戻り、ウェンディは一安心するのでした。
第32話 海賊と一緒に探せ、白い鏡の謎
 シンデレラ2世号が気味の悪い森を抜けると滝に遭遇しました。その滝の周辺はとても美しく、まだダークネスの力の及んでいない場所だったのです。ピーターパンたちはダークネスの黒い鏡の力によって荒れ果てた土地が元に戻らないものかと考えました。するとルナは白い鏡を使えば元の美しいネバーランドに戻す事ができると言うのです。しかしルナでさえ白い鏡がどこにあるのか知りませんでした。その時ピーターパンたちは海賊の手下が自分たちを偵察に来ているのを見つけたのです。ピーターパンは手下に気付いていないフリをして、これから宝物の白い鏡を探しに出かけると大声で話し、海賊に白い鏡を探させようとしました。
 作戦は見事に成功し、さっそくフック船長は白い鏡を探しに出かけました。ピーターパンは白い鏡が迷宮殿にあると情報を流し、こっそり後をつけてフック船長に迷宮殿の場所を案内させようと考えました。ところがフック船長もピーターパンの罠に気付き、別の宮殿に行ってそこでピーターパンを待ち構えていたのです。ピーターパンとウェンディ、ティンカーベルは宮殿の一室に閉じ込められてしまい、子供たちも海賊に捕まってしまいました。しかしそこに時計ワニが現れた為、形勢は逆転。フック船長は間違ってピーターパンたちを解放してしまい、時計ワニに追いかけられ続けるのでした。
第33話 ルナの涙!私はダークネスの魔女?
 ピーターパンはフック船長が迷宮殿を知らないという事を知り、自分たちで迷宮殿を探す事にしました。しかし探すあてもなく悩んでいた時、ルナはダークネスの城に戻って迷宮殿の場所を聞いて来ると言いだします。ちょうどその頃、黒マントの男たちがルナを連れ戻す為にウェンディを人質に取っており、ルナは自らダークネスの城に戻る事にしました。
 ルナはダークネスの前に連れ出されました。ダークネスはルナから黒い鏡の鍵を取り戻そうとしますが、ルナは当然持っていません。そこでダークネスはルナの心の中を読み取って鍵のありかを調べたのです。ダークネスの透視術によると鍵は小さな動物が持っていると出ました。それはあらいぐまのラスカルだったのです。しかしダークネスはそのまま倒れてしまいました。ダークネスの命は魔法を使いすぎた為それほど長くはなく、ダークネスはルナに自分の後を継いでダークネス城を守れと言うのです。それを聞いたルナは複雑な心境でした。
 翌日、黒マントの男たちはラスカルを誘拐しようとしましたが、ピーターパンに邪魔されて失敗してしまいました。ピーターパンたちは黒マントの男がラスカルを狙った事に不審をいだき、その日の夜中にラスカルの人形を用意して待ち構えました。案の定、夜中に黒マントの男たちはやってきて、ラスカルの人形を袋につめて持ち帰ろうとします。ピーターパンはラスカルを狙う理由を探ろうと黒マントの男たちを追いかけますが、その行く手に海賊船が現れたのです。
 フック船長は黒マントの男たちが手にしている袋の中に白い鏡があるものだと思い込んでおり、黒マントの男から袋を奪い取り、黒マントの男たちは一目散に逃げ出してしまい、ピーターパンの作戦は失敗してしまいます。ところが、なおもピーターパンが黒マントの男を追いかけ続けていると、ルナがやって来てピーターパンを攻撃し始めたのです。ルナは「ダークネス家に生まれた者はダークネス家を守るしか仕方がないんだ。これが私の正体よ。私はダークネス家を守る運命にあるのよ。さようなら、ピーターパン」そう言って泣きながらピーターパンを攻撃しました。しかしピーターパンは「僕はさよならしないよ。君は僕を撃ったりしないよ」と言ってルナに近づいていくのです。ルナはそんなピーターパンを見ていると自分の行いが恥ずかしくなり、泣きながら心の苦しさに耐えるのでした。
第34話 汽笛が聞こえる?幽霊機関車を探せ!
 黒マントの男たちはルナを捕まえるのが手に負えなくなり、とうとうフック船長と手を組んでルナを捕まえる事にしました。ところがフック船長は黒マントの男たちを捕まえてしまったのです。その頃、ルナはウェンディたちに生まれ故郷であるロンドンの町の様子について聞いていました。ウェンディの語るロンドンの様子でルナが気になった物は汽車でした。何百人も人を乗せて走ると言われ、ルナはまるでそれが動くお城のように思えてしまい、一度でいいから見てみたいと心から思うのでした。
 その夜、マイケルは夜中に汽車の音を聞きました。ジョンやウェンディも汽車の音を聞き、翌朝に汽車を見に行く事にしました。ところが汽車が走っていたはずの森の中には汽車がないばかりか、レールすらないのです。次の日の夜にも汽車の音が聞こえてきたのでピーターパンは汽車を捕まえに行きましたが、汽車はあまりにもスピードが早くて見失ってしまうのでした。その頃、フック船長も汽車の音を聞いており、海賊の手下どもが汽車を捕まえ、汽車をおとりにピーターパンを捕まえようと考えていたのです。
 翌日、汽車の走っていたあたりを捜索に出かけたジョンとルナは汽車をとうとう発見しました。ところがそれは汽車ではなく、スチームバードという汽車そっくりの鳥だったのです。スチームバードはロープで縛られており、待ち構えていた海賊の手下にルナは捕らえられ、海賊船に連れて行かれてしまいました。フック船長は黒マントの男たちにルナを引き渡そうと考えていましたが、フック船長はルナから黒い鏡の鍵の話を聞くと、たちまちのうちに態度を豹変させ、白い鏡のありかを知っているからと嘘ぶいて、黒い鏡があるというダークネスの城までルナに案内してもらう事にしました。
第35話 強敵!手を組んだフックとダークネス
 ピーターパンたちはさらわれたルナを取り戻す為、フック船長の海賊船を追いかけました。途中、妖精の森でフック船長はピーターパンを待ち伏せしますが、海賊船はティンカーベルの先導する妖精たちに撃退されてしまいます。海賊船はダークネス城に通じる黒雲谷に入り、ルナを脅して秘密の抜け道を通り抜けました。しかしピーターパンたちは黒雲谷の抜け道を知らず、ピーターパンやティンカーベルが捜索しますが抜け道は見つかりそうにありません。ピーターパンたちの苦労を案じたルナはウェンディからもらったハンカチに抜け道を記して、それを魔法で鳥に変えてピーターパンのもとへ送り届けようとしますが、魔法が途中で解けてしまい、ハンカチはピーターパンの手元に届く事はありませんでした。
 黒雲谷を抜けダークネス城に到着したフック船長は脅しでダークネス城に大砲を撃ちますが、弾はダークネスの魔法で跳ね返され海賊船に命中してしまいます。それでもフック船長はルナを人質に取ってダークネスを脅し、ルナを解放して黒い鏡の鍵を持っているというラスカルを連れてくる代わりに妖精を追い払う松明を貰うのでした。
 その頃ピーターパンたちは妖精の森で休憩していました。妖精の森にいればティンカーベルがいる限り海賊たちに襲われる心配がなかったのです。ところがフック船長はダークネスから貰った松明をともして妖精の森に入って来たのです。妖精たちは苦しみティンカーベルも倒れてしまいました。海賊の手下どもはラスカルを奪う為、シンデレラ2世号に襲いかかり、ピーターパンの活躍もむなしくラスカルはフック船長に奪い去られてしまうのでした。
 フック船長はラスカルのどこを調べても黒い鏡の鍵など持っていないので、ラスカルをダークネス城まで連れて行きました。そしてフック船長はダークネスを脅してラスカルのどこに黒い鏡の鍵があるのか聞き出そうとしますが、逆に魔法で時計ワニを出され、フック船長は逃げ帰ってしまうのでした。
第36話 冒険中止!みんなの胸がドキドキ痛い
 ダークネスはラスカルの心の中を読み取り、黒い鏡の鍵がシンデレラ2世号のベッドの下にある事を知りました。それを陰からこっそりと聞いていた海賊の手下のメイソンは、すぐにそれをフック船長に知らせようと戻る途中、ダークネスに気付かれてしまいます。しかしダークネスは追いかけようとしません。なぜならダークネスは海賊たちに黒い鏡の鍵を取り戻させ、持ってきたところを奪い取った方が懸命だと考えていたのです。
 ピーターパンとウェンディはルナとラスカルを連れ戻す為、再びダークネス城へ行こうとしますが、どうしても黒雲谷を抜ける事ができません。しかしウェンディが谷底に落ちそうになったのをピーターパンが助けようとして、偶然にもダークネス城に通じる抜け道を見つける事ができたのです。ピーターパンたちが喜んだその時、フック船長の海賊船が襲ってきました。ピーターパン1人なら互角に戦えますが、ウェンディと一緒では思うように戦う事ができず、ウェンディは谷底に落ちてしまうのでした。
 その頃、シンデレラ2世号ではピーターパンとウェンディが帰って来ないのでカーリーとトートルズ、スライトリーの3人は黒雲谷に探しに行きますが、シンデレラ2世号で留守番していたジョンとマイケル、ティンカーベルに海賊の手下どもが襲って来たのです。海賊の手下どもはベッドの下を捜し回りましたが黒い鏡の鍵は見つからず、ジョンを脅して黒い鏡を奪い取り、おまけにティンカーベルまで連れ去られてしまうのでした。
 カーリーたちが戻ってきた時、ジョンが黒い鏡の鍵を海賊たちに渡したと聞いたカーリーはジョンが弱虫だと言って、カーリーとジョンは喧嘩を始めてしまいました。そこへピーターパンも戻ってきましたが、ウェンディを見つける事ができないまま戻ってきたのです。
 ウェンディは海賊に襲われて谷底に落ちた時、メモリーバードに助けられました。ウェンディが気付くとメモリーバードの背中に乗っており、メモリーバードは無言のままウェンディを巨大な顔の像の前に降ろすと再びどこかに飛んで行ってしまいます。1人残されたウェンディは像の中に入って行くと、奇妙な石がウェンディに「光差す時、迷宮への道」と繰り返し言うのを聞きました。ウェンディにはそれが何の事なのかその時にはまったくわかりませんでした。
 ルナとラスカル、そしてティンカーベルまでさらわれ、そしてウェンディまで戻って来ないので子供たちは心配し、とうとうジョンとトートルズは冒険をやめようと言い出しました。みんなウェンディが帰って来なかったらと思うと、胸がドキドキしてしまうと言うのです。 その頃、ピーターパンはメモリーバードにウェンディのもとに案内してもらい、無事にウェンディを助け出しました。シンデレラ2世号に戻ったピーターパンとウェンディは子供たちから大歓迎されますが、ピーターパンが「新しい冒険に向かって出発だ」と言った途端、みんなは顔を見合わせ黙り込んでしまいます。ジョンはみんなで相談して冒険をやめる事にしたと言うと、ピーターパンは1人で白い鏡を探すと言って飛び出してしまいました。
 ウェンディは「自分を心配して胸をドキドキさせるなら、海賊に捕まっているルナやティンカーベルを心配してあげて」と言います。「ウェンディ母さんは恐くないの」というトートルズの問いに、ウェンディは「恐いわ。だけど、引き返す方がもっと恐いわ。これからずっと何年も、ティンクやルナを助けなかった事を後悔して胸が痛くなるからよ」と言い、子供たちは再び白い鏡を求めて冒険に出発するのでした。
第37話 史上最大の迷路!ダークネス城への道
 ピーターパンたちは黒雲谷を抜けようとしてあてずっぽうに走り回りますが、ダークネス城への抜け道を見つける事はできず、谷を落ち続けて巨大な建物に着きました。ピーターパンがその建物の頂上の部分に行くと、そこはウェンディがメモリーバードに助けられた時に降ろされた巨大な顔の像だったのです。
 夜中にウェンディは奇妙な石が言っていた「光差す時、迷宮への道」という言葉を思い出しました。もしかしたら日の出に何か起きるかもしれない… そう思ったウェンディは頂上の巨大な顔の像までピーターパンに連れて行ってもらって日の出を待ちます。すると巨大な顔の像に光が当たると同時に太陽の光が地面の1点に集められ、そこから巨大な迷宮が地面からムクムクとわいて来たのです。これにはピーターパンたちもビックリでした。
 ウェンディは、ここが白い鏡のある迷宮殿ではないかと考え喜びますが、迷宮に閉じ込められてしまい出る事すらできません。ピーターパンはとうとうしびれを切らし、奇妙な石にしゃべらせようとして、とうとう壊してしまいます。すると迷宮自体も崩れ始め、シンデレラ2世号は濁流に流されてしまいました。その時ウェンディは奇妙な石が「白い鏡は黒い鏡」と言うのを聞いたような気がするのでした。
 シンデレラ2世号が流された濁流の先には滝がありました。スライトリーは浮き石で何とかシンデレラ2世号を浮かせようとしますが、どうしても浮かび上がらせる事はできず、滝から落ちるところをピーターパンが支えている間にスライトリーが何とか修理して滝から落ちるのをまのがれるのでした。
 ピーターパンたちは再び黒雲谷に入り、抜け道を探していた時、巨大な時計を見つけました。その時計の針をピーターパンが適当にましていると地面が崩れてきたのです。あわてて逃げようとしたジョンは1枚のハンカチを見つけました。それはウェンディがルナにあげたハンカチでした。そのハンカチにはダークネス城までの抜け道、そして時計の針の合わせ方が記されていました。時計の針をルナの書き記した通りに合わせればダークネス城への道が通じると知ったピーターパンは、ハンカチに書いてある通りに時計の針を合わせようとしますが、文字が汚れていて所々よく見えず、トートルズの直感で時計の針を合わせて、とうとうダークネス城への抜け道の扉が開かれるのでした。
第38話 黒い鏡始動!ネバーランドが大ピンチ
 フック船長はジョンから奪い取った黒い鏡の鍵を素直にダークネスには渡さず、ダークネスに戦いを挑みました。しかしダークネスの魔術によりダークネス城は視界から消え、海賊船から撃った大砲もすべて自分たちのもとに帰ってきて海賊船はボロボロになり、海賊の手下どもも鳥やネズミやワニに姿を変えられ戦いにはなりません。しかしダークネスは魔法を使いすぎて苦しみ始め、ダークネス城に戻ってしまうのでした。
 フック船長はダークネスの手下を人質にとり、黒い鏡の鍵もろとも吹き飛ばされたくなければダークネス城を明け渡すようにとダークネスに要求しました。しかしその時、ピーターパンがやって来て黒い鏡の鍵を奪い取ると、そのままダークネスと一緒にいるルナを助けに来たのです。ダークネスはルナを人質にとってピーターパンに黒い鏡の鍵を渡すように要求し、ピーターパンはルナと引き換えにダークネスに黒い鏡の鍵を渡してしまいました。しかしダークネスは一度はルナを解放したものの、魔法を使ってルナを取り戻し、おまけにダークネスは魔法でピーターパンを地の底まで吹き飛ばしてしまうのでした。
 フック船長とその手下どもは懲りもせずに再びダークネス城に乗り込み、黒い鏡の鍵を奪って黒い鏡の力を見届けようとしますが、再びダークネスの魔法で追い払われてしまいます。そしてとうとう鍵を得た黒い鏡はその力を発揮し始め、ネバーランドを暗黒の世界に変え始めるのでした。
第39話 フックの野望!ダークネス城を乗っ取れ
 魔法を使いすぎ、もう命が長くないと悟ったダークネスは黒い鏡の力を孫のルナに受け継がせようと考え、ルナの心を支配して暗黒の力をルナに受け継がせ、ダークネスは滅んでしまいました。意識を取り戻したピーターパンが再びダークネス城に行くと、何と黒い鏡の中から暗黒魔術師と姿を変えたルナが現れたのです。ピーターパンはルナを説得して連れて帰ろうとしますが、ルナは心まで支配されピーターパンの事を覚えていないばかりか、ピーターパンを魔法で攻撃して追い払ってしまうのでした。
 フック船長はダークネス城の様子がおかしくなった事に不審をいだき、大砲で攻撃しながら乗り込んできました。そしてダークネスの力をルナが受け継いだ事を知ると、ルナにひざまずきルナの手下のなると申し出たのです。ピーターパンはルナを助けようとしますが、逆にルナの魔法によって捕らえられてしまい、フック船長に魔法の杖を渡して処刑を命じます。フック船長はルナから人を動物に変える事のできる杖を受け取りますが、杖の効果を確かめる為に、自分の手下に杖を振るったところ、ピーターパンがワニと念じた為、手下どもはみんな時計ワニに姿を変えてしまい、フック船長は逃げ出してしまうのでした。
 ピーターパンはラスカルに縄をほどいてもらい、フック船長の海賊船を奪ってラスカルを連れて子供たちの所に帰ってきました。子供たちは海賊船が襲って来たと思い込み、大慌てで逃げ出しますが、ピーターパンが乗っていると知って大喜びします。しかしウェンディはルナが悪魔になったと聞いてショックを受けてしまうのでした。
第40話 最後の決戦!ピーターパン対フック船長
 ウェンディは何とかルナを説得しようとしましたが、ルナのそばにはフック船長がいつも一緒にいるので近づけそうにありません。そこで子供たちは海賊船とシンデレラ2世号でダークネス城まで行き、海賊船の大砲でダークネス城を攻撃してフック船長たちの目をそらしているうちにピーターパンとウェンディとティンカーベルはダークネス城に乗り込みました。ピーターパンが見張りの海賊たちを引きつけているうちにウェンディとティンカーベルはルナを説得しますが、ルナはウェンディの事などすっかりと忘れてしまっており、逆にルナはウェンディを魔法で攻撃するのでした。
 フック船長は黒い鏡の力を見せてもらいたいとルナをたぶらかし、ルナは黒い鏡の力を使って再びネバーランドを暗黒の世界に変え始めました。その力はダークネスの力を上回るものであり、このままではあっという間にネバーランドは暗黒の世界に変わってしまいそうな勢いでした。ピーターパンはルナをとめる為に再びダークネス城に乗り込み、今度はフック船長にルナの力が強大すぎる為、ダークネス城自体が崩れようとしていると説得したのです。さすがのフック船長も事態の大きさに気付いたらしく、フック船長はルナに反旗を翻しました。
 ルナは魔法で暗黒の騎士を呼び出し、ピーターパンの相手をさせました。暗黒の騎士はとても強くピーターパンは苦戦をしいられます。その頃、子供たちもダークネス城に乗り込み、スライトリーは黒い鏡の鍵を取ろうとし、ウェンディはルナの説得、そしてフック船長は大砲の狙いをルナにあわせたその時、海賊の手下のチェッコがルナの魔法の杖を奪い取ってしまったのです。それを見届けたフック船長はルナにとどめをさそうと大砲を発射し、爆風でルナとウェンディは黒い鏡の中に吸い込まれてしまうのでした。
第41話 さようならピーターパン!夢と冒険の国
 ルナが消えた事でピーターパンを苦しめていた暗黒の騎士は崩れ去りました。ルナとウェンディが黒い鏡の中に吸い込まれたのを見たピーターパンは、自分も黒い鏡の中に入ろうとしますが入る事はできません。しかし魔法の杖を手に入れたフック船長は魔法の書を読みながら即席で魔法を覚え、スライトリーを豚に変えてしまいます。しかし魔法はすぐに解けてしまい、ピーターパンにバカにされて怒ったフック船長は暗黒の騎士を復活させ、巨大なドラゴンに変身させたつもりが、人間と同じくらいの大きさの鳥、そしてもっと小さな鳥しかできずに子供たちにタコ殴りにされてしまいます。それでもフック船長は魔法の書を読み続け、とうとう巨大なドラゴンを魔法で作り出しました。そしてお城の中で戦ってはお城が壊れてしまうので、ピーターパンとの勝負を外でつける事にしたのです。
 その頃、黒い鏡の中でウェンディが意識を取り戻しました。鏡の中は崩れた宮殿のようでした。ウェンディはそこに1人の少女を見つけたのです。その少女は何年か前のルナのようでした。するとそこにダークネスに魂を奪われたルナが現れ、この黒い鏡の世界から出たければ、その少女を刺せと言って剣を渡したのです。その少女は美しい心を持ったルナそのものであり、悪魔となったルナには必要のないものだったのです。もちろんウェンディにはそんな事ができるはずもなく拒否すると、悪魔のルナはその剣でウェンディを刺してしまうのでした。
 少女のルナは倒れたウェンディを見て怒りに燃え、少女からウェンディたちの知っているルナに姿を変えると、ウェンディを刺した剣を取りあげて悪魔のルナに突き刺したのです。悪魔のルナは悲鳴とともに滅び、黒い鏡は木っ端微塵に割れ、そこから白い光が差し込みました。白い光は暗黒に染まりつつあったネバーランドを元の美しいネバーランドに変え、ダークネス城も白い美しいお城へと姿を変えました。
 フック船長の乗ったドラゴンは魔法の効力を失ってダークネス城に不時着して消え、魔法の杖も消えてしまいました。それでもフック船長はピーターパンに戦いを挑みますが、子供たちはダークネス城に時計ワニを持ち込み、脅えたフック船長は手下や時計ワニもろともダークネス城から落ちてしまうのでした。ピーターパンが白い鏡に触れると、そこからウェンディが飛び出してきました。さらに真っ白なドレスを着たルナも、まばゆい光を放ちながら出てきたのです。こうしてネバーランドの美しさは取り戻され、シンデレラ2世号はダークネス城を後にするのでした。
 ウェンディはそろそろ冒険を終わりにしてロンドンへ帰ろうと言い出します。カーリーやスライトリー、トートルズ、そしてティンカーベルはウェンディがネバーランドを去る事に反対しましたが、ピーターパンはネバーランドに平和が戻った事で楽しい冒険がなくなったので、ロンドンに出かけてくればいいと言って賛成してくれます。「今度もすごい冒険を用意して迎えに行くからな、ウェンディ」「ええ、なるべく早く迎えに来てね」「さようなら、ネバーランド」 こうしてウェンディたちはネバーランドを後にしてロンドンへ帰って行きました。
 それから1週間たっても1月たっても、ピーターパンは現れませんでした。最初は心待ちにしていたウェンディたちも1年たち2年たつうちに、だんだんピーターパンの事を忘れてしまいました。それはウェンディたちが大人になったからかも知れません。そんなある日、ピーターパンとティンカーベルがロンドンまでウェンディを迎えにやって来ました。しかしそこでピーターパンたちが見たものは小さくなったウェンディでした。しかもティンカーベルを覚えていないのです。それはウェンディの子供のジェーンだったのです。ウェンディたちのネバーランドでの冒険から20年ほどの年月が流れていましたが、ピーターパンたちは当時の姿のままでした。
 ジェーンはお母さんのウェンディからいつもピーターパンの事を聞かされていた為、ピーターパンの事をよく知っていました。そしてピーターパンはジェーンを連れてネバーランドへと出発したのです。そこにはカーリーやスライトリー、トートルズもシンデレラ2世号で迎えに来ていました。
 それからまた何年も何年もたってしまいました。大人にならないピーターパンはまたどこかでネバーランドに招待する新しい子供を探しているに違いありません。夜中に子供部屋の窓がコトっとなったら、それはピーターパンかもしれません。窓を開けるのが恐かったら心の窓だけでもそっと開けて下さい。ピーターパンはあなたに素晴らしい夢を届けてくれるはずです。
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