/☆Go Back☆/

Non-series
シリーズ外の小説








そして 二人 だけになった
Until Death Do Us Part

99年6月18日に新潮社より発行され、現在第6刷です。
2001年11月5日に講談社ノベルスになりました。(現在第4刷)
2002年12月に新潮文庫になりました。(現在第10刷) 解説:藤田香織
 これはシリーズ外の単発ものです。とある建造物の中に作られた特殊な環境(?)の中へ、6人の科学者たちが閉じ込められます。そして、一人ずつ殺され、二人だけになります。一人は盲目の天才科学者(意外と若い)。もう一人はそのアシスタントの女性。しかし、二人とも実は・・。死体が握らされているボールはいつも二つ。しかも、その材質は、ばらばら。出入りが絶対にできない密室。誤動作するコンピュータ。ああ・・、ここまで書いたら、もう結果はわかっちゃいましたね!




ちていく たち
Falling Ropewalkers

2001年6月に集英社より発行され、現在第1刷です。
2003年4月に集英社よりノベルス版発行。(現在第1刷)
2004年5月に集英社文庫になりました。(現在第2刷) 解説: 佐藤江梨子
 集英社の小説すばるに掲載された5短編を取りまとめました。これは、ジャンルは何でしょうね・・。少なくとも本格ミステリィではありません。単行本と文庫は、表紙が金子國義氏。ノベルス版は森博嗣が昔描いた絵(笑)。落差が激しいですね。




奥様 ネットワーカ
Wife at Network

2002年7月にメディアファクトリーより発行され、現在第2刷です。
2005年1月に講談社ノベルスになりました。(現在第1刷)
2007年4月にメディアファクトリーより文庫版発行。(現在第1刷) 解説:コジマケン
 雑誌『ダ・ヴィンチ』に2年間連載したものに、最後の書下ろし部分をつけてまとめました。イラストはコジマケン氏。カラーのイラストが沢山あります。ちょっとフーガなポエティカル・ミステリィ・・ってことですが、よくわかりませんね。




探偵伯爵
His name is Earl

2004年4月に講談社より発行され、現在第3刷です。
2007年11月に講談社ノベルスになりました。(現在第1刷)
2008年11月に講談社文庫になりました。(現在第6刷) 解説:田中卓志  
 講談社の宇山氏が企画されたミステリーランドのシリーズに参加した作品です。一見子供向けを装った大人の本、といったコンセプトかと。カバーイラストおよび挿絵は山田章博氏。
 ノベルス版では、山田章博氏のイラストが増えました。




ェノメ
A phenomenon among students

2005年4月に角川書店より発行され、現在第1刷です。
2006年10月に角川書店よりノベルス版発行。(現在第1刷)
2008年4月に角川文庫になりました。(現在第3刷) 解説:多部未華子
 角川書店から発行する最初の本になりました。雑誌『野性時代』に1年半の間連載した長編小説で、連載開始時には、「森博嗣初の恋愛小説」と書かれましたが、本人は特に意識はしていません。ミステリィの場合でも、「さあ、ミステリィを書くぞ」とは考えませんし、書いているうちに、だんだんわかってくるのです。
 ノベルス版は、表紙のイラストがささきすばる氏。





An Automaton in Long Sleep

2006年8月にメディアファクトリーより発行され、現在第3刷です。
2008年7月に講談社ノベルスになりました。(現在第1刷)
2009年8月にメディアファクトリーより文庫版発行。(現在第4刷) 解説:栗山千明 
 コカ・コーラ120周年の企画の一環として依頼され、書下ろした作品です。最初からTVドラマ化が決まっていたので、映像になりやすい設定にしましたが、結果的には、原作とドラマはかなり異なったものになりました。特徴としては、非常に「さわやか」な物語になったと思います。
 ノベルス版は、表紙のイラストが山田章博氏。




わった あります
Eccentric persons are in stock

2006年8月に文芸春秋より発行され、現在第1刷です。
2007年11月に文芸春秋よりノベルス版発行。(現在第1刷)
2009年6月に文春文庫になりました。(現在第3刷)解説:中江有里  
 「別册文芸春秋」に連載した小説です。短い話に分かれていますが、短編集ではなく、一連の物語。今まで書いたもののなかでは、一番文学っぽい感じかもしれません。この方面には、今後もチャレンジしたいと思います。
 ノベルス版は、表紙のイラストが西島大介氏。




ゾラ 一撃 さようなら
Zola with a blow and goodbye

2007年8月に集英社より発行され、現在第1刷です。
2009年2月に講談社ノベルスになりました。(現在第1刷)
2010年8月に集英社文庫になりました。(現在第2刷)解説:杏 
 いつかはハードボイルドを書いてみたいという気持ちがあって、ようやくそれが書けた、というのがこの作品です。日本を舞台にしたハードボイルドは無理だと思っていましたが、そろそろ書けそうなくらい日本が豊かになった気がします。
 ノベルス版は、表紙のイラストがわたせせいぞう氏。




暗闇 キッス それだけで
Only the Darkness or Her Kiss

2015年1月に集英社より発行され、現在第1刷です。
 7年半もあいてしまいましたが、ようやく第2作が書けました。日本も豊かになったので、ハードボイルドが書けるようになった、と前作で思いましたが、やはりまだ少し足りないかも、と感じて、主要な登場人物を外国人にしました。これだけで、ずいぶん書きやすくなりました。第3作は、なるべく早く書くつもりです。




もえ
Incombustibles

2007年12月に角川書店より発行され、現在第1刷です。
2008年12月に角川書店よりノベルス版発行。(現在第1刷)
2010年12月に角川文庫になりました。(現在第1刷)解説:春日武彦
 「野性時代」に連載した長編小説です。連載の場合、短編のように分かれているものが多いのですが、長編で連載というのは、「どきどきフェノメノン」に続き、2作めですね(何故かいずれも「野性時代」)。そうですね、わりと、珍しくサスペンスものかも。
 ノベルス版は、表紙のイラストがささきすばる氏。





銀河不動産 超越
Transcendence of Ginga Estate Agency

2008年5月に文藝春秋より発行され、現在第1刷です。
2009年9月に講談社ノベルスになりました。(現在第1刷)
2011年11月に講談社文庫になりました。(現在第3刷)解説:遠山涼音
 「別册文芸春秋」に連載した小説です。連載したので、短い話に分かれていますが、短編集ではなく、長編です。
 ノベルス版は、表紙のイラストが山田章博氏。




トーマ 心臓
Lost heart for Thoma
原作/萩尾望都 

2009年7月にメディアファクトリーより発行され、現在第3刷です。
2010年10月に講談社ノベルスになりました。(現在第1刷)
2012年4月にメディアファクトリーより文庫版発行。(現在第1刷)解説:萩尾望都
 萩尾望都先生の名作の小説化です。この企画は、講談社文三の部長だった宇山氏から提案されたものでした。萩尾先生の許可をいただいて執筆し、また、書き上げたあとも、先生に読んでいただいたうえで、出版するかどうかを決めました。大変光栄な仕事だったと思います。原作の美しさを損なわず、いかに小説作品として成り立たせるか、という難しい課題でした。カバーや各章のトビラのために、萩尾先生から描き下ろしのイラストをいただいています。
 ノベルス版では、カバーおよびトビラのイラストを新たに萩尾先生に描き下ろしていただきました。
 文庫版では、萩尾先生への感謝を込めて、珍しく「あとがき」を書かせていただきました。





喜嶋先生 静かな世界
The Silent World of Dr. Kishima

2010年10月に講談社より発行され、現在第1刷です。
2013年10月に講談社文庫になりました。(現在第9刷)解説:養老孟司
 講談社創業100周年記念出版として執筆を依頼されたものです。「まどろみ消去」や「僕は秋子に借りがある」にも収録されている短編「キシマ先生の静かな生活」を長編として書き直したものです。書籍の発売と同時に、iPad版が発売されます。また、旧作の同短編の方もiPad版が発売されます(電子出版は、短編1作でも発売できる点がメリットの1つといえます。「四季」愛蔵版の購入者に配布された豆本もありますので、短編だけの出版は初めてではありませんが)。




相田家 グッドバイ
Running in the Blood

2012年2月に幻冬舎より発行され、現在第1刷です。
2014年12月に幻冬舎文庫になりました。(現在第1刷)解説:里見清一
 6年ほどまえに企画された本で、ずっと予定されていましたが、ようやく執筆できました。編集者が、「家族小説」というジャンル名をつけました。そういう小説があるとは知りませんでした。たぶん、家族小説ではないと思います。わかりやすい部分でいつもと変わっているところといえば、会話文がほとんどないことでしょうか。




実験 経験
Experimental experience

2012年5月に講談社より発行され、現在第1刷です。
2014年7月に講談社文庫になりました。(現在第4刷)解説:筒井康隆
 2011年4月から2012年1月まで『小説現代』に連載した超短編集です。連載時に扉のために撮影した写真も単行本に収録されています。珍しく、ブックデザインにかなり関与しました。コンテンツにフィットしたメディアデザインになったと思います。「小説ですか? エッセィですか?」と問われることがありますが、何故どちらかと決める必要があるのでしょうか?




神様 してくれる
Dieu aime Lion

2013年6月に幻冬舎より発行され、現在第1刷です。
2016年4月に幻冬舎文庫になりました。(現在第2刷)解説:萩尾望都 文庫最新刊
 これは、2013年の2月の前半に書いた作品です。SFを書くつもりだったのですが、急にミステリィになりました。シリーズではない作品というのは、自由に設定ができるので、書き始めは面倒ですが、書いている途中どんな発想があっても取り入れることができて、その点では面白いものになりやすいと感じています。ストーリィ・テリングに徹した、海外翻訳っぽい作品になりました。






イデア
The shadow of Ideas

2015年11月に中央公論新社より発行され、現在第1刷です。 最新刊
 谷崎潤一郎のメモリアルとして企画された本です。内容としては、幻想小説といえると思います。ただ、どの作品の「リスペクト」というわけではありません。そもそも、谷崎の影響を受けているといっても、谷崎のようには書かない、という方向性もあるわけです。これもリスペクトなのですが、文芸界で使われている「リスペクト」とは意味が違いますね。


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