MORI Hiroshi's Floating Factory
全然 ミステリィ じゃない日々
update:2018/12/31




久し振りのご挨拶

☆毎年大晦日には、近況報告の更新をしています。1年に1回なのに、「近況」とはかなりアバウトですね。このページは、毎日数回更新していた、いわばブログ(そしてツイッタ)の「はしり」だったのですが、2008年の引退発表以来、このような廃墟同然の場所となってしまいました。さて、今年2018年は、予想以上に相変わらずの日々でした。もはや森博嗣の「引退」を皆さんはお忘れのことでしょう。毎日平均40分ほどですが、内職のつもりで作家の仕事を細々と続けています。でも、外職があるわけではありません。24時間のうち8時間は睡眠。残りの16時間は、ぼうっとすることなく、工作、工作、庭仕事、犬の世話などに費やし、思いのほか健康で、どういうわけか、死ぬ気がしません。いろいろな感覚が麻痺しているのでしょうね、きっと。

☆今年も沢山本を出してしまいました。関係者の方々には、ご迷惑をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます。書店もつぎつぎと消えていくなか、悪あがきのように本を作っているのですが、電子書籍が順調に伸び続けていますから、書店とスマホを避けることで、森博嗣に出会わずに済むのではないか、と差し出がましく助言させていただきます。自著の累計は1600万部を突破しました。もうここまで来たら、1610万部を目指すことにしても、よろしいのではないか、と思っております。

☆昨年7月から、講談社で「じぶん書店・森博嗣堂浮遊書店」を始めました(僕が読んで面白かった電子書籍を販売しています。読んでも面白くなかったものは、挙げておりません)。その一環として、ブログ「店主の雑駁」(毎日更新)を新たにスタートさせたわけですが、なんとこれが、半年ごとに書籍として発行されることになってしまいました。既に最初の1冊が発行されていて、来年も続けて出ることになっています。いつまで続くかというと、たぶん来年まででしょう、と正直な気持ちを書いておきます。ブログが30冊もの書籍になった珍しい作家です。

☆何度も繰り返し書いていることですが、現在は読者からのメールにリプラィを一切していません。お送りいただく分にはかまいません(今も、新刊が出るたびに感想メールを多数いただいています)。ただ、森博嗣がそのすべてを読んでいるかどうかは、お約束できません。読むべきメールか、そうでないものかは、秘書氏が仕分けをしています。

☆このHP「浮遊工作室」は、秘書氏が更新しています。新刊が出るごとに情報を加えています。毎月、新刊情報、ニュース、気まぐれドアなどが更新されています。まだしばらくは、運営される見込みです。森博嗣の著作に関する情報は、どのサイトよりも正確で早いはずです(ファン倶楽部の方が詳細ではありますが)。ツイッタなどで発信をしていませんので、興味のある方は自主的に、気になったときだけご参照下さい。





☆さて、毎年書いているのは、小説のシリーズ作品の刊行に関する見通しです。昨年Xシリーズが完結し、今年はWシリーズが完結しました。残すはGシリーズのみとなりましたが、残念ながら、そうは問屋が卸さない結果となりそうです。

 1)Gシリーズは全12作です。第11作までが既刊。最終作「ω(オメガ)の悲劇」は、2020年以降の予定です。時期は未定。少なくとも、来年(2019年)には出ません。
 2)新シリーズが、講談社タイガで来年からスタートします。シリーズ名は未定。2019年は6、10月に出ます(既に2作とも脱稿済み)。さきのことは、はっきりとはわかりませんが、全10作かな、とぼんやりと考えています。

☆来年に発行される書下ろしの小説は、上記の2作のみです。いよいよ、執筆を減らしているのだな、とご理解いただければ幸いです。



☆小説以外、すなわちエッセィは、1年に2作がレギュラでしたが、これらは来年も出ます。1つは、「MORI Magazine」シリーズで、3作めを作る予定で、これから考えます(まだ書いていません)。また、毎年年末に出ている「クリーム」シリーズは、濃縮マンネリ技法を極めるつもりで来年は8作めが予定されています(これもまだ書いていません。いずれも新鮮さを出すため、ぎりぎりの半年まえに書く予定)。



新書が、またも何冊か出ます。来年1月には、「悲観する力(仮題)」が幻冬舎新書から、このほか、9月と11月にも、新書が出る予定です。さらに、3月には、単行本で「なにものにもこだわらない」が、PHP研究所から発行されます。エッセィとしては、上記レギュラ2冊を含め、6冊が書下ろしとなります。来年はエッセィの年かもしれません。

☆それ以外に、ブログを本にした「森遊びの日々」が2月に発行(今年の1月〜6月分を収録)、さらに、その次(今年7月〜12月分を収録、タイトル未定)も8月頃に発行となる見込みです。

☆さらに、来年2019年には、文庫化が3冊あります。

☆まとめると、小説書下ろしが2冊、新書書下ろしが3冊、エッセィ書下ろしが3冊、ブログ本が2冊、文庫化が3冊で、合計13冊の発行となる見込みです。今年が合計15冊でしたので、僅か2冊ですが減らすことができました。今後は、順次減らしていく、という基本方針に変更はありません。



☆1年の出版スケジュールは、毎年1月1日に更新される予定表で発表しています(つまり明日です。タイトルが未定・未発表のものあり)。この予定表は、頻繁に更新していますので、森博嗣の著作にご興味のある方は、お見逃しなく。

☆だいぶ減ってはきましたが、まだお問合わせ・ご要望をいただくのが、講演です。今後、予定はありません。TVに出たり、公開の場へ出ていくこともありません。残念ながら、もう生で森博嗣は見られません。心が折れた方には、ブログやエッセィが慰み種となりましょう。またこの話をしているか、と呆れて微笑ましく感じていただければご自身の心が温まるかもしれません。

☆作家の仕事は、どんどん削っています。執筆のご依頼も大半はお断りしているのが現状です。天下の隠遁者を目指して修行中。死去にさきがけ完全引退が理想と考えます。


ミステリィ制作部新刊案内作品の紹介出版年表予定表



 おしらせ 

出版関係のスケジュールは、こちらの予定表に整理されています。
 (1年間の発行予定を表示し、変更があった場合には随時更新しています)

★新刊の作品はこちらをどうぞ。
★既刊の作品はこちら(シリーズ別一覧)こちら(年代別一覧) に紹介があります。


ファン倶楽部があります。
 森ミステリィ・パーフェクト読者の会(森ぱふぇ)は1998/4/1に結成。インターネット上で活動中
 一度覗いてみてください。入会金や会費はありません。現在、会員数約16,500人。
 多くの情報を優先的にここへ流しています。基本的に森作品に好意的な方は入会をおすすめします。
 2015年から会員限定のページで公開されていたブログ「MORIpagos」(現在は終了)を読むことができます。





★このイラストはコジマケン氏から頂いたものです。



古い日記について
☆2005年10月から2008年12月まで公開されていたブログ「MORI LOG ACADEMY」は、メディアファクトリーより出版されています(全13巻が文庫化、最終巻は2009年3月発行)
このコンテンツはすべてファン倶楽部「森ぱふぇ」に寄贈されました。会員になればネット上で読むことができます。



☆1996年8月から2001年12月まで近況報告として公開されていた古い日記は、以下のとおり幻冬舎より出版されています。
これらも、ファン倶楽部「森ぱふぇ」に寄贈されました。入会して会員になればネット上で読むことができます。(ファン倶楽部入会には個人の住所などの登録が必要です。日記は当方のプライベートな情報を含んでいるため、それを読む方にも、ある程度の情報公開をお願いしてるわけです。抵抗のある方は本をご入手下さい。出版されたものは、写真などがかなり少なくなっています)

 『毎日は笑わない工学博士たち』(1996-1997年分)2000年7月発行
  漫画/山本直樹、オマケ/自作漫画、森試験  2002年8月文庫化  2014年12月電子化

 『すべてがEになる』(1998年分)2000年1月発行
  漫画/山下和美、オマケ/自作漫画、森ドリル  2001年12月文庫化  2014年12月電子化

 『封印サイトは詩的私的手記』(1999年分)2001年6月発行
  漫画/古屋兎丸、オマケ/自作漫画、トーマ日報  2003年8月文庫化  2014年12月電子化

 『ウェブ日記レプリカの使途』(2000年分)2003年2月発行
  漫画/スズキユカ、オマケ/百年美術館公式ガイドブック  2004年2月文庫化  2014年12月電子化

 『数奇にして有限の良い終末を』(2001年分)2004年4月発行
  表紙絵/萩尾望都  2006年2月文庫化  2014年12月電子化







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