MORI Hiroshi's Floating Factory
全然 ミステリィ じゃない日々
update:2016/12/31




久し振りのご挨拶

☆毎年恒例となりました大晦日の近況報告の更新です(年に1度になって今回が4回めです)。2016年を振り返ると、ほぼいつもと同じ長さだったように思います(閏年でしたけれど、まあ、誤差範囲)。「引退したはずじゃないのか」や「まだ、新刊が出ているのか」などの温かい声をいただきながら、毎日毎日1時間以内ですが仕事をしつつ、そのほかの時間は遊びつつ、8時間一括睡眠しつつ、滞りなく過ごしております。

☆今でもときどき、「ベストセラ作家」などと呼ばれることがあるのですが、もちろん、これまでにそんな良い思いをしたことは一度もありません。Amazonで新刊が出て、「ベストセラ!」みたいになっていることがあっても、よく見ると「マ行の作家」というジャンルだったりします。けっこう、マ行は強豪揃いなのですが、タイミングですね。せいぜい1週間のベストセラなのです。

☆読者の方から励ましのメールもいただいていますけれど、現在はリプラィを一切していません。お送りいただく分にはかまいません。ただ、森博嗣がすべてを読んでいるかどうかは、お約束できません。メールはすべて秘書氏が仕分けをしています。

「赤目姫の潮解」スズキユカ氏によって漫画化されました。現在月刊コミック「バーズ」にて連載中です。これが、今年のトップニュースだったでしょう。

☆このHP「浮遊工作室」も、相当時代遅れとなりましたが(なにしろ大部分は20年もまえに作られています)、レトロなムードがむしろ好ましい、とのメールもいただきます。好意的に受け取って下さると、きっと良いことがあるでしょう。皆さん、うすうす気づいているとは思いますが、HPは、秘書氏が更新しています。新刊が出るごとに情報を加えています。まだしばらくは、運営される見込みです。森博嗣の著作に関する情報は、どのサイトよりも正確で早いはずです(ファン倶楽部の方が詳細ではありますが)。Wikipediaなどを信用しないように……。

☆さて、毎回書いていますシリーズ作品の刊行に関する見通しは、だいたい以下のとおりです。作者がそのつもりでいても、出版社が急に「もうこのシリーズは売れませんから、新しいシリーズを優先して下さい」と言ってくるかもしれません。そんな場合には、出版社の意見を尊重してスケジュールを簡単に組み直します。作者には、そもそも「これがどうしても書きたい」という強い意志がないからです。

 1)Gシリーズは全12作です。第11作は「ψ(プサイ)の悲劇」というタイトルで2018年以降の予定です。
 2)Xシリーズは全6作。最後の第6作「ダマシ×ダマシ」が来年2017年5月に発行されます(既に脱稿済み)。
 3)Wシリーズは、1年に3冊のペースで2017年は、2、6、10月に出ます(既に3作とも脱稿済み)。

☆Wシリーズは、来年で7作になりますが、その後も続き、2018年には10作になります。ここでシリーズ終了か、と思わせて、さらに続く、みたいな展開になったら良いですね。

エッセィは、1年に2作がレギュラになり、来年も出ます。「100の講義」シリーズは、新しいスタイルで作るつもりで、これから考えます(まだ書いていません)。また、年末に出ている「クリーム」シリーズは、装いも新たにせず、マンネリを極めるつもりで第6作めが出る予定です(これもまだ書いていません)。

新書が、久し振りに出ます。来年1月に、「夢の叶え方を知っていますか?」という、ちょっとありえない普通のタイトルの本が朝日新書から発行予定(新書では珍しく、タイトルは自作です)。

☆ネットで連載中の「道なき未知」が、来年には書籍にまとまります(全部をウェブ公開とせず、一部は本でお楽しみ下さい、という常套手段を予定しています)。

☆このほか2017年には、文庫化が6冊あります。

☆ということで、来年2017年は、合計14冊の発行となります。やや多すぎますね。こんなことになったのは、「女王の百年密室」と「迷宮百年の睡魔」の2冊が、講談社から再発行になるためです(前者は幻冬舎文庫も出ていたので、3社めになります)。

☆1年の出版予定は、毎年1月1日に更新される予定表で発表されます(もったいぶって、タイトルは出しませんが)。この予定表は、頻繁に更新していますので、お見逃しなく。

☆沢山の方からお問い合わせをいただきますが、今後は、講演の予定はありません。心が折れた方は、エッセィをお読み下さい。だいたい、いつも話していることは、同じような内容です。

☆作家の仕事は、どんどん削っていて、現在は平均すると1日40分となりました。無類の超暇人です。やはり、生前引退に限ります。


ミステリィ制作部新刊案内作品の紹介出版年表予定表



 おしらせ 

●講談社運営「じぶん書店・森博嗣堂浮遊書店」内でブログ「店主の雑駁」が始まりました。

出版関係のスケジュールは、こちらの予定表に整理されています。
  (1年間の発行予定を表示し、変更があった場合には随時更新しています)

★新刊の作品はこちらをどうぞ。
★既刊の作品はこちら(シリーズ別一覧)こちら(年代別一覧) に紹介があります。


ファン倶楽部があります。
 森ミステリィ・パーフェクト読者の会(森ぱふぇ)は1998/4/1に結成。インターネット上で活動中
 一度覗いてみてください。入会金や会費はありません。現在、会員数約15,900人。
 多くの情報を優先的にここへ流しています。基本的に森作品に好意的な方は入会をおすすめします。
 2015年から、会員限定のページで毎日ブログを公開しています。





★このイラストはコジマケン氏から頂いたものです。



古い日記について
☆2005年10月から2008年12月まで公開されていたブログ「MORI LOG ACADEMY」は、メディアファクトリーより出版されています(全13巻が文庫化、最終巻は2009年3月発行)
このコンテンツはすべてファン倶楽部「森ぱふぇ」に寄贈されました。会員になればネット上で読むことができます。



☆1996年8月から2001年12月まで近況報告として公開されていた古い日記は、以下のとおり幻冬舎より出版されています。
これらも、ファン倶楽部「森ぱふぇ」に寄贈されました。入会して会員になればネット上で読むことができます。(ファン倶楽部入会には個人の住所などの登録が必要です。日記は当方のプライベートな情報を含んでいるため、それを読む方にも、ある程度の情報公開をお願いしてるわけです。抵抗のある方は本をご入手下さい。出版されたものは、写真などがかなり少なくなっています)

 『毎日は笑わない工学博士たち』(1996-1997年分)2000年7月発行
  漫画/山本直樹、オマケ/自作漫画、森試験  2002年8月文庫化  2014年12月電子化

 『すべてがEになる』(1998年分)2000年1月発行
  漫画/山下和美、オマケ/自作漫画、森ドリル  2001年12月文庫化  2014年12月電子化

 『封印サイトは詩的私的手記』(1999年分)2001年6月発行
  漫画/古屋兎丸、オマケ/自作漫画、トーマ日報  2003年8月文庫化  2014年12月電子化

 『ウェブ日記レプリカの使途』(2000年分)2003年2月発行
  漫画/スズキユカ、オマケ/百年美術館公式ガイドブック  2004年2月文庫化  2014年12月電子化

 『数奇にして有限の良い終末を』(2001年分)2004年4月発行
  表紙絵/萩尾望都  2006年2月文庫化  2014年12月電子化







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