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唾液腺導管癌の組織像と免疫染色所見


図1

図2

導管系上皮細胞のみからなる腫瘍で,乳腺の乳管癌に類似します.篩状構造や胞巣中心性の靤皰状壊死が 特徴の一つです.



図3

図4

図3,4のように,嚢胞状に拡張した腺腔の辺縁部に低乳頭状に増殖する像もしばしば認められます.



図5(GCDFP-15)

図6(Androgen receptor)

免疫染色では,GCDFP-15やandrogen receptor,HER-2が陽性を示すのも特徴です.

なお唾液腺導管癌の組織発生としては,もちろんde novoのものもありますが, 多形腺腫由来癌の癌成分として出現することもまれでないので(症例5161), 逆にこの組織像を見たら,多形腺腫やその痕跡としての球状の瘢痕組織の有無を探しておく必要があります.


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