pansy channel BOOKMEMO♪読書感想文って得意でしたか?大人になって書くとなんて薄っぺらだ!と思ってしまう悲しいボキャブラリィですが、思ったことを少しずつ。あらすじふまえて、忘れないようにMEMOしてみました。軽いネタバレありますので、ご注意ください。

BOOK MEMO

 

<持っている本・・・読んでいない本・・・いっぱい・・・(^o^)//>
軽いネタバレもあります。まだ読んでいない方は、ご注意ください。

★★★★★★★★

 

【14f 症候群壁井ユカコ
ピチピチの素肌。膝上20センチのスカートからスラリと伸びた脚。女子中学生は無敵だ。しかし、突然の微熱と関節痛から目覚めると、その朝少女たちは――。こんなにもリアルで、こんなにも危うい。14歳の日常はまるでカミソリの刃の上のダンス。ちょっと目を離せば、一瞬で変態してしまう少女たちの羽化前夜のきらめきをダーク&スイートに描く著者渾身の意欲作!

<ひとこと> 2008.06/28
短編で、人物関係だけ繋がっています。14歳の少女のあまりにも危なっかしくて、ある意味リアルな心情が表されています。
「14f 症候群」そういう意味だったんですね。…と2話めからわかります。ハーレクイーンロマンスか、少女恋愛マンガのようなノリですが、ちょっと危なっかしくて切ない恋物語や、暗くてオタクな青年と軽くて軽薄な少女のやっぱり危なっかしい綱渡り・・・とか、少女たちの思い込みは別の形で真相を見つけるちょっとブラックなお話など・・・段々変な方向に・・・エッ?
しかし、今の中学生ってこんなものなのでしょうかね〜。自分の時は部活に一生懸命で、恋愛なんて全く興味がなかった・・・(といえば嘘かもですが)・・・ので、中坊でこんななのか?と思ってしまうわけです。

 

【あかんべえ 上下宮部 みゆき
江戸・深川の料理屋「ふね屋」には五人の亡者が迷っていた。あかんべえする少女、美男の若侍、婀娜っぽい姐さん、按摩のじいさん、宴席で暴れたおどろ髪の男。亡者と心を通わせていくうちに、おりんは、ふね屋の怪異が三十年前にここで起きた忌わしい事件に関っていることに気づく。幾重もの因縁の糸はほどかれ、亡者は成仏できるだろうか?ファンタジーとミステリと人情味が絶妙に溶け込んだ感動の時代長篇。

<ひとこと> 2007.4/19
おばけさんのお話でした。捕り物帖と思って買いました。おばけさんが怖い私ははじめの頃は、「まずい、最後まで読めないかも」とまで思いました。でも、そんなお話でもありませんでした。なかなか楽しく読みました。やっぱり、こんな感じの小説が好きみたいです。ここのところ、図書館で借りた(自分では買わない本)ものを連続して読んでいましたので、なんだかホッとした感じです。しばらくは、自前の本に没頭します(苦笑)

 

  悪の教典 上下 貴志 祐介
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。高校を襲う、血塗られた恐怖の一夜。極限状態での生への渇望が魂を貪りつくしていく。風雲急をつげる超弩級のエンタテインメント。

<ひとこと> 2011.07/24
上巻は学園ものです。生徒や教師の気持ちをつかみ、一生懸命生きている教師の姿を描いています。最後の方で、「あれ?おかしいぞ」という疑問を投げかけて終わり。そして下巻は「ああ、そうです。ホラー作家でした」という展開になります。さ〜っと読める作品です。・・・私的には、少し前に見た「告白」と同じく、心スッキリしな〜い作品はちょっぴり苦手ですが、思うところはあります。
蓮実に対して「こいつはもう、次のゲームをはじめている」という刑事の言葉に、時を同じくして裁判が行われている、「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件」の市川被告を思い浮かべてしまいました。「事実は小説より奇なり」と言われますが、女性を家に連れ込み、殺害し、逃げて、顔を整形・・・なのに、ちゃんと生きて、町や会社の人にはそれなりに受け入れられ、うまく逃げきれそうだったが、捕まり、認め、告白本を出版し、土下座して謝り・・・正に、人生ゲームを楽しんでいるとしか思えないのです。この真実がこの『悪の教典』を読んで、ますますゾッとするほど怖いです。

 

明日の記憶荻原 浩 著
「まずお歳を聞かせて下さい」「ここはどこですか」「次の三つの言葉を覚えて下さい。いいですか、あさがお、飛行機、いぬ」「今日は何曜日ですか」「さっきの三つの言葉を思い出して、言ってみてください」人ごとだと思っていたことが、我が身に起きてしまった。知っているはずの言葉がとっさに出てこない。物忘れ、頭痛、不眠、目眩――告げられた病名は若年性アルツハイマー。どんなにメモでポケットを膨らませても確実に失われていく記憶。佐伯には、記憶を全てなくす前に果たさねばならない約束があった…。そして悲しくもほのかな光が見える感動の結末。

<ひとこと> 2006.06/25
映画化された作品の原作です。先に映画を見ましたので、主人公は渡辺謙さん、奥さんは樋口可南子さんです(苦笑)映画のコーナーにも書きましたが、映画ではなんだか、自分に起こったことのように感じ、ほとんどはじめからず〜っと泣いていたのですが、原作はことのほか淡々と過ぎて、「ああ、たいへんだなぁ」と人事のように感じるだけでした。奥さんもあんなに強い人ではなかったです。文章で書くとただの説明になってしまうところを、演技で見ると、何も言わないで目だけで解ってしまう猜疑心とか・・・と思うと、謙さんの演技力ってすごいですよね。

 

 

ICO(イコ)宮部 みゆき 著
霧の城が呼んでいる。時は満ちた、生贄を捧げよと。
何十年かに1人生まれる、小さな角の生えた子。頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし」。13歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。それこそが「生贄(ニエ)の刻(とき)」。なぜ霧の城は、角の生えた子を求めるのか。
・・・「ぼくが君を守る。だから手を離さないで」頭に角の生えた生贄の少年。鋼鉄の檻で眠る囚われの少女。2人が運命を変えることを、「霧の城」は許さない。
構想3年。同名コンピュータゲームに触発されて、宮部みゆきがすべての情熱を注ぎ込んだ、渾身のエンタテインメント!

<ひとこと> 2006.07/10
情景描写が細かくて、さすがにゲームの世界という感じですね。アニメとかで見られて、行動と感情だけを辿れば、1/4ぐらいのページ数で終わってしまいまそうです。はじめはイコから見た現状説明で、間に王女から見た過去の出来事を挟み、両方の気持ちをあわせて最後の戦いへ導かれます。闇の女王が言った言葉が本当なのか、よく解らなかったのですが、人の心なんて「闇で覆わなくても簡単に堕ちていってしまう」ものですよね。確かに、現実でもきっかけがあれば、集団で不の方向に進むことなんて容易いものですから。真実と、自分が本当にしたいことを見極めるのが大切ですよね。・・・ウン。児童書の感想っぽい、良いものができました(苦笑)

 

 

【愛しの座敷わらし】 荻原 浩 著
生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。東京から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻してゆく、ささやかな希望と再生の物語。朝日新聞好評連載、待望の単行本化!

<ひとこと> 2008.09/27
5人それぞれの視点で話が進んでいます。最近こんな捕らえ方って多くなってきましたよね。家族だって、話さなきゃわからないことがたくさんあるのに、他人に気持ちが通じるはずがないですよね。「座敷わらし」は確かに家族の絆を修復する大切な鍵なのでしょうが、たぶんきっかけに過ぎないのでしょうね。ごく普通の家族のなかでも、いろいろな悩み事をかかえ、自分の中ではいっぱいいっぱいで生活している姿とか、どこかで、自分とダブったり、「頑張れ!」とか「違うよ〜」とか声をかけてあげたくなったりするのですよね。ストーリーは予想通りの展開である意味裏切らないものになっています。彼の作品を全て読んでいるわけではないので、断定的には言えませんが、だいたいこんな“本当は・・・”という感情の細かさが表されていて共感を得ます。

 

【維納オルゴールの謎】太田 忠司 著
ホテルでウイーン菓子を味わいながらモーツァルトを楽しむショーの最中、不可解な殺人が発生した。密室でピアニスト倉坂杏が絞殺され、現場では『美しき青きドナウ』の旋律が流れていたのだ。杏がうィーンで買い求めた愛用のオルゴールだったが、同時に入手した二台が紛失していることも判明した。犯人が死体の横でオルゴールを鳴らした目的は?残る二台の行方と事件の関係とは?真相究明に走る作家探偵霞田志郎の許に第二の殺人の急報が・・・。人気本格推理シリーズ第4弾!


<ひとこと> 2006.02/09
おなじみの志郎兄さんの推理ショーです。今回のキーワードはオルゴール。アンチックなオルゴールいいですね〜。ン十万するんですよね〜死ぬまでに一台は・・・でも、ディスクもいるし・・・話が逸れてる?

 

 

【失われた町三崎 亜記 著
30年に一度起こる町の「消滅」。忽然と「失われる」住民たち。喪失を抱えて「日常」を生きる残された人々の悲しみ、そして願いとは。大切な誰かを失った者。帰るべき場所を失った者。「消滅」によって人生を狂わされた人々が、運命に導かれるように「失われた町」月ケ瀬に集う。消滅を食い止めることはできるのか?悲しみを乗り越えることはできるのか?時を超えた人と人のつながりを描く、最新長編900枚。

<ひとこと> 2007.04/04
みごとにSFです。はじめから、難しくてクラクラします。(苦笑)読めない漢字がいっぱい出てきます。でも漢字ですから、読めなくても意味は解ります(オイ;・・・つまり、難しく考える人は面白くないと言い、現実主義の方は受け付けないと思います。きっと、「すごく面白かった」と言う方と「何だコレ」と言う方に別れる作品だと思います。そして私の感想は・・・かなりの上出来です。久々のHIT作です。構成の仕方も、エピソードの切ないお話も、何気に繋がっていく人々も見事に描いています。

 

【海に沈んだ町三崎 亜記 著
数千人の人々を乗せて海を漂う“団地船”、永遠に朝が訪れない町、“生態保存”された最後のニュータウン…喪失、絶望、再生―もう一人の“私”が紡いでゆく、滑稽で哀しくて、少しだけ切ない九つの物語。『失われた町』『刻まれない明日』に連なる“町”を、気鋭の写真家との奇跡的なコラボレーションで描く連作短篇集。

●遊園地の幽霊 ●海に沈んだ町 ●団地船 ●四時八分 ●彼の影 ●ペア ●橋 ●巣箱 ●ニュータウン

<ひとこと> 2011.03/14
町をテーマに、ほんのり恋の物語?ですね。

三崎センセの感覚に入り込めれば、そこにひろがるやさしい心が心地よい物語のはじまりです。

 

【英雄の書 上宮部 みゆき

「あれ」が獄を破った。戦いが始まる。邪悪は、何と巧みに人の心に付けいるのだろうか。
「ひとつ踏み誤れば、あなたも<英雄>に囚われ、呑み込まれてしまうことでしょう。<英雄>は強大です。比類なき力を擁する完全な物語でございます」
森崎友理子は小学五年生。ある日、中学二年生の兄・大樹がクラスメートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事件が起きた。事件から十日ほど経った時、友理子は兄の部屋で不思議な声を聞く。「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」本棚の奥の見慣れぬ書物が、友理子にささやいているのだった。書物に導かれ、兄を救い出す旅へ出る友理子。すべての物語が生まれ、
回帰してゆく<無名の地>と呼ばれる場所で、友理子は、世界の根源というべき、おそるべき光景を目にする――

<ひとこと> 2009.07/22
序章という感じです。「英雄」の定義が難しく、小5の夕理子より理解が出来ていないかも知れない^-^;・・・大人は頭で考えちゃうからな。だから「無名の地」には行けないんだね。夕理子にとって絶対的な兄が抱えていた問題は思いもよらないことだった。強くたって、今が無ければとか思っちゃうことはあるよね。頭でわかっていても真っ直ぐ進めない時に、手を差し伸べられたら、掴みますよね。「人はそんなに強くない」でも「自分ってこんなに強いんだ」と感じる時もあることも確かです。そんな裏と表が『英雄』なのでしょうか?

物語は夕理子の周りで進んでいる。兄の事件、失踪、いじめ、という現実的な生活から、異次元の世界へ・・・
「ブレイブストーリー」に似た展開です。ただし、コチラのほうが今のところ難しいです。主役は子供ですが、大人向けファンタジーですね。

 

英雄の書 下宮部 みゆき
備えよ。暗黒の世が訪れる。私たちの闇と光を、圧倒的なイマジネーションで描き出す、宮部ワールドの最高峰!『そこには善きもの、正しきものもある。負の力に拮抗しようとする正の力が。ならば、闇雲に闇を恐れてはいけない。闇の中から光を見出すのだ』・・・<英雄>は兄・大樹を「器」として、刻々と力を取り戻しつつある。“狼”と呼ばれる者たちとともに、<英雄>の追跡を続ける友理子。なぜ兄は<英雄>に囚われてしまったのか。<英雄>が解き放たれると、何が起こるのか? 憎悪と恐怖の支配する世界で、友理子はおどろくべき真実を知る。物語はいま――圧巻の最終章へ!
●第八章 灰の男 ●第九章 憎悪と恐怖の国 ●第十章 手がかりを追って ●第十一章 告白 ●第十二章 大迷宮 ●第十三章 再開 ●第十四章 真実 ●エピローグ

<ひとこと> 2009.12/09
こうきましたか!という終わり方です。下巻も半分以上読んだのに、まだ序章の域を超えない気がして、この話はどういう終結を迎えるのでしょう?と思っていたわけです。なるほど。終わりのはじまり・・・というよくあるパターンで終わってしまいました。サスペンス仕立てなので、書いちゃまずいですよね?ハイ。

簡単に言えば、少女がほんのちょっぴり大人になったお話です。そして大人はまだまだ立ち直るのに時間がかかっています。

『地下で何が起こっても、それは君とお嬢ちゃんと兄さんの罪じゃない。誰が悪いわけでもない。誰のせいでもない。運命なんだ。だから、泣いてもいいけれど、絶望しちゃいけないよ。」・・・モーガン
『時の矢は真っ直ぐ進むだけで、決して後戻りすることはない。起きてしまった出来事は、誰も翻すことはできない。取り返しはつかないんだ。』 『人びとが<英雄>を仰ぎ<黄衣の王>に魅入られる諍いのなかにあっても、決して声を失うな。何が正しく、何があるべきものなのか、見極める瞳を閉じるな。』・・・アッシュ


どれも、子供には重い言葉です。大人にはもっと重い言葉です。
自分ではどうしようもないことで悩んだり、悲しんだりしても先には進めないし、解決もしない。でも、人って(私はかな?)そんなに強くないから、落ち込んだりしますよね。よく言われるんです、こんな言葉。「泣いてもいいけど・・・」って。そして忘れないように、記していると、同じような言葉ばかり残っているような・・・まあ、“まだまだ”だってことです。

『朝に一人の子供が子供を殺す世界は、夕べに万の軍勢が殺戮に走る世界と等しい』
『朝に一人の幼子が剣を収める道を知れば、夕べには数多の軍勢の進軍が止む』
一にして万、万にして一

む、むつかしい・・・^-^;。
次回作に期待します。えっ?

 

【小倉写真館宮部 みゆき

もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。ようこそ、小暮写眞館へ。3年ぶり現代エンターテインメント。
●第一話 小倉写真館 ●第二話 世界の縁側 ●第三話 カモメの名前 ●第四話 鉄路の春

<ひとこと> 2010.07/00
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