BOOK MEMO
<持っている本・・・読んでいない本・・・いっぱい・・・(^o^)//>
軽いネタバレもあります。まだ読んでいない方は、ご注意ください。
★★★★★★★★
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【ゲド戦記T=影との戦い】 ル・グウィン著 ゲドは、自分にふしぎな力がそなわっているのを感じ、真の魔法を学ぼうと、魔法使いの学校に入る。進歩は早かった。得意になった彼は、禁じられた呪文を唱え、死の国の影を呼びだしてしまう。 【ゲド戦記U=こわれた腕環 】 ル・グウィン著 魔法使いのゲドが影と戦ってから数年後、ここアースシーの世界では、島々の間に争いが絶えない。ゲドは世の中を平和にする力をもつという腕環を求めてアチュアンの墓所へゆき、大巫女アルハと会う。 |
【ゲド戦記V=さいはての島へ】 ル・グウィン著
魔法の館の長としてアースシーを治める大賢人ゲドのもとに、ひとりの青年が知らせをもってきた。彼の国では魔法の力が衰えて人々は無気力になり、まるで死を待っているようだと。いったい何者のしわざか?
【ゲド戦記W=帰還】 ル・グウィン著
平和と秩序を回復するために全力をだしきった大賢人ゲド。久々に故郷の島に帰った彼は、心身ともに衰えた一人の初老の男になっていた。彼が受け継いだ太古の魔法はどうなるのか。ゲドのその後は…….
【ゲド戦記X=アースシーの風】 ル・グウィン著
故郷の島でひっそりと余生を送るゲドのもとへハンノキというまじない師が訪れ、物語は再開する。最近また竜が暴れ出し、緊張が高まるアースシー世界。顔に大やけどを負う少女テハヌーは、王宮に呼び出され、重要な使命を与えられる。
<ひとこと> 2006.12/11
やっと読めました。頑張りました。ホント。・・・読んだことのある方は「頑張った」という意味がわかるかと思います。(わからない?・・・そんなあなたは、すばらしい!)とにかく、読みづらい本です。以前も書いたかも知れませんが、翻訳ものは苦手なんです。読みづらいので。やはり、翻訳者の文章力の問題なのでしょうか?とにかく、1巻と3巻、4巻、5巻を、同時平行読みして2巻を最後に読んでいる私ってどう?^-^;
感想も付け加えますと、「ゲド戦記」主役は誰?(苦笑)でも、まあ、最後まで読みますとそれなりに、前を読み返してもいいか。という気持ちになります。ちゃんと話は繋がっていますので。(当たり前か?)それに、「読みづらい=面白くない」と言うことではないです。一巻ずつのストーリーの面白さはあります。おすすめはします。ハイ。
【ゲド戦記 外伝】 アーシュラ・K. ル・グウィン 著
アースシーを鮮やかに照らしだす五つの物語「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」「トンボ」と、詳細な解説を収める番外編。ル=グウィンの構想した世界の全貌が見えてくる一冊。
<ひとこと> 2007.1/7
シリーズ一番の読みづらさでした。頑張った!(エッ?
もう少し関わりがわかりやすいと、読みやすかったのですが、どうでしょう?しかし、全編とおして、変な名前ばっかりでした(苦笑)
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【獣の奏者T(闘蛇編)】 上橋 菜穂子 著 けっして人に馴れず、また馴らしてもいけない獣とともに生きる、宿命の少女・エリン。 母が指笛を吹き鳴らしたとたん、奇跡が起こった。だが、その奇跡を、母は「大罪」と呼んだ……。 獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが、そのことが、やがて、王国の運命を左右する立場にエリンを立たせることに……。 |
<ひとこと> 2008.11/19
まもなくアニメ化されるそうですので、急いで借りてみました。聡明で好奇心旺盛な少女は不幸な生い立ちにも負けず獣医師を目指す。自分の出生を受け止め、全てのものを愛そうとする健気な姿が児童書らしくてよいですね。『闘蛇編』はエピローグという感じで、少女の頑張りがメインです。真王と大公との上層社会の成り立ちや、王獣と繋がりそうな出来事も描かれていますが、さて次はどうなりますか・・・この巻を読んだ方はほとんどが次も読むでしょう。といった話途中で終わっています。
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【獣の奏者U(王獣編)】 上橋 菜穂子 著 王国の陰謀に果敢に立ち向かう少女・エリン。獣を操る技を身につけた彼女が選んだ未来とは? 「王獣は、けっして人に馴れることはない。甘い幻想を抱いて近づきすぎれば、爪で引き裂かれて死ぬことになる」師匠にそう言われても、エリンは、王獣を恐怖で支配することを拒む。・・・はたして人と獣がともに生きる道はあるのか? 傷ついた王獣の子、リランを救いたい一心で、王獣を操る術を見つけてしまったエリンに、学舎の人々は驚愕する。しかし、王獣は「けっして馴らしてはいけない獣」であった。その理由を、エリンはやがて、身をもって知ることになる……。王国の命運をかけた争いに巻きこまれていくエリン。・・・人と獣との間にかけられた橋が導く、絶望と希望とは? |
<第5章>
運命の曲がり角 = @竪琴の響き
A運命の曲がり角 B教導師たちの決定
C最後の便り D傷
<第7章>
飛翔 = @不安の胎動 A飛翔
Bアーリョの大罪 C野生の雄 D二頭の飛翔
<第8章>
襲撃 = @真王の行幸 Aダミヤの誘惑
B襲撃 C治療 D闘蛇の印 E決意
<第9章>
風雲 = @求婚 A獣の血Bダミヤの命令
C魔がさした子(アクン・メ・チャイ) D露見
E逃亡者 F風の夜 G王祖の来し方
H虚しさの天地
<終 章>
獣の奏者 = @払暁 A弦の調べ
<ひとこと> 2010.03/07
今更、マイブームです。本は2008年末に読んでいますので、自分的には『今更』なのです。
ブームの火付けはアニメですが、もともと図書館で借りて読んだものですから、じっくり読んだわけではなかったので、アニメを見て、こんな風だったかな?と思い、文庫版を購入して読み直したわけです。よく出来ている話で、夢中で一気に読んだ記憶があったのですが、読み直しても一気読みでした(苦笑)
ちなみにアニメになっていますので、子供向けと思われますが、児童書じゃないそうです。
アニメはNHKらしく?架空の人物が少し結構重要ポジションにいたりしますが、子供にもわかりやすく説明するために必要なキャラなんでしょうね。そして、このアニメの終盤はセリフ一つ一つを忠実に作られています。原作がシナリオ本のように。
・・・ともあれ、私が気に入っているのは【王獣編】の後半、エリンが政治に巻き込まれて行く姿とそれを支える人たちの心の葛藤みたいなものです。本当に上手にできています。王獣規範の根源とこの世の過去の過ちについては、エリン自身はかなり早い段階でわかっていたにもかかわらず、私たち読者には教えてくれない。真王ハルミヤの襲撃の秘密やそれを手引きしている人も、彼らには『わかっている』のに、読者には教えてくれない。ずっと、想像をめぐらし読んでいくわけです。よくあるサスペンスドラマとは違い、すごく捻ったものではありませんが、自分で『こういうことじゃないか?』と思いながら読ませる作風は『さすが!』と思います。エリンとイアルの出会いと切ない生きざまを絡めて、じれったいほどの真面目さがいいですね。そして、ラストもとてもきれいに終わっています。ココで終わるのがいい。という感じです。
余談ですが、リランは「エラゴン」のサフィラ、イアルは「図書館戦争」の堂上篤ってイメージです。(エッ?
・・・加えてリランの顔は『こぱんち』に似ています♪
((完全に親バカだぁ^-^;))
<ひとこと> 2008.12/17
エリンの学園生活は、結構恵まれたものだと思います。でも、彼女の心意気がなければ話になりませんが。さて、王獣と心を通わせてしまったエリンは運命に引きずられて政治の渦に飲まれていってしまいます。それでも、彼女の純粋な心が世界を変えることができるのでしょうか?というところでしょうか。はじめの頃は、子供向けっぽい感じがしましたが、半ば政治に巻き込まれていく頃から、目が離せなくなります。よくある話ですが、ひょっとしたら、誰もがよき方向にと願って行動していたのかも知れませんね。・・・いや、王を殺しちゃさすがにまずいですが・・・
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【獣の奏者V(探求編)】 上橋 菜穂子 著 あの“降臨の野”での奇跡から11年後―。ある闘蛇村で突然“牙”の大量死が起こる。大公にその原因を探るよう命じられたエリンは、“牙”の死の真相を探るうちに、歴史の闇に埋もれていた、驚くべき事実に行きあたる。最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた、遠き民の血筋。王祖ジエと闘蛇との思いがけぬつながり。そして、母ソヨンの死に秘められていた思い。自らも母となったエリンは、すべてを知ったとき、母とは別の道を歩みはじめる…。 |
<第1章>過去からの声
= @<牙>の岩屋 A羽虫の秘密
Bチムルの家 Cエサルの不安 D腑分け
E過去からの便り
<第2章>
セィミヤの日々 = @耳の奥でささやく声
A春の宴
<第3章>
末裔たち = @ウハンへの道
A“トガミロ” B闇を裂く矢 Cアスマル領主
Dヨハルの子どもたち Eクリウ Fヨハルの秘密
G二人の源 H『残った人々(カレンタ・ロウ)の記』
<第4章>
父と息子 = @湯屋 A路地の襲撃
Bリランの影で C硬い胡桃 D逃亡 E檻
F夜明けの鳥 Gセィミアの庭
<第5章>
新たな道へ = @エリンの消息
A二人の家 B濁流 C音の連なり Dふたつの道
E謁見 F闘蛇乗り
<ひとこと> 2009.10/20
大人になり、母となったエリンは王獣を操れることで、再び政治の渦に巻き込まれていく。守りたいものは何か?最善とは何か?人それぞれ思い悩み、見つけ出した答えは、それぞれ悲しいものなのかも知れない。最善の策が悲しいものでよいのか?他に方法はないのか?本当にコレでいいのか?不安と疑問ばかり心を巡る・・・その思いに正義など何処にもない!そして、それでも動きはじめた二人に光があることを信じたい。
『突破口が見えたような気がしたときほど、気をつけねばならない。頭の中が、ひとつの道を探ることでいっぱいにになってしまって、他の可能性を考えることが、おろそかになってしまうからだ。』
『生きていることを歪めるのは間違っている。どれほど多くの事情がかみ合っていたとしても、生き物の生を歪めるのは間違っている。その一点だけは、どんな事情の中でもゆらぎはしないのだ。歪めようとする力には抗おう。それが、いかに多様な思惑に満ちた、いかに巨大な力であったとしても、ためらわれ、折れて、死んでしまってはならない・・・。』
・・・エリン・・・強い!^-^;・・・ヘタレな私には、それは果てしなく難しいかもしれないが、そんな心根は忘れないようにしたい。大切なことは、自分の心に嘘をつかないことだと思う。それくらいなら、頑張れる気がする。
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【獣の奏者W(完結編)】 上橋 菜穂子 著 王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練をくり返すエリン。―けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦の中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らしたいと願う、エリンの思いは叶うのか。王獣が天に舞い、闘蛇が地をおおい、“災い”が、ついにその正体を現すとき、物語は大いなる結末を迎える。 |
<第6章>
家族の日々 = @温め壷 Aユグラの火蟻
B木々の不思議 Cジェシの夢 D音のない音
Eジェシの入舎
<第7章>
春の飛翔 = @アルとジェシ A獣の牙
B夢の中の声 C王獣捕獲者 D木の芽印
Eセィミヤの来訪 Fアルの交合 G母の書物
Hオチワを飛ばす
<第8章> 別
れ = @オリの決意 A私闘 B父と子
C白い朝 D朝の野で Eラーザの闘蛇
F真王の言葉 G急使来る H母と子
<第9章> 狂
乱 = @アスマルへ
A隊商都市イミィルB伏流水 C陣営にて
D残った人々(カレンタ・ロウ) E戦の朝 F狂乱
G音無し笛 H灰色の街
◇エリンの木
<ひとこと> 2009.11/23
エリンの一生のお話でした。
生まれて、守られて、傷を負って、学んで、知って、慈しんで、流されて、決断して、そして守る・・・そのあとは、残った人たちが伝える・・・エリンはここまででしたが、もう少し長生きできたら、『見守る』っていうのが追加されていたのかも知れません。
人の一生なんて、激しいとか穏やかとか、短いとか長いとかの違いはあっても、みんなこんな順序で生きているのではないでしょうか。その中で「いかに納得した生き方ができるか?」が大切なんですよね。「どこで間違えてしまったのだろう?」と思い悩むってことは、まだ先があるということです。間違ったと思うなら、これから先、繰り返さなければいいのですから。生きるってそういうことなのだと思います。たぶん。
『人の一生は短いけれど、その代わり、たくさんの人がいて、たとえ小さな欠片でも、残していくものがあって、それがのちの世の誰かの、大切な発見に繋がる。・・・きっとそういうものなのよ。顔も知らない多くの人たちが生きた果てに私たちがいて、私たちの生きた果てに、また多くの人々が生きていく・・・』
少し切ない終結でした。そんなにひたすらに前に向かって行かなくてもよい人生があったのに。・・・いや、彼女にはありえなかったのかも知れませんね。それでも、愛する家族や信頼できる恩師、友達に囲まれて暮らせたのはある意味羨ましい。こんなものなんです。人の感想なんて。自分のことじゃないから。いかに頑張っても、辛い思いをしても、他人じゃわかりません。でも、道標にはなりますよね。頑張ろ。
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【獣の奏者外伝(刹那)】 上橋 菜穂子 著 王国の行く末を左右しかねない、政治的な運命を背負っていたエリンは、苛酷な日々を、ひとりの女性として、また、ひとりの母親として、いかに生きていたのか。時の過ぎ行く速さ、人生の儚さを知る大人たちの恋情、そして、一日一日を惜しむように暮らしていた彼女らの日々の体温が伝わってくる物語集。 |
1 エリンとイアルの同棲・結婚時代を書いた「刹那」
2 エサルが若かりし頃の苦い恋を思い返す「秘め事」
3 エリンの息子ジェシの成長を垣間見る「はじめての…」
<ひとこと> 2010.10/23
じれったいほど真面目なふたりなのに、以外と大胆な同棲&できちゃった結婚(苦笑)。このじれったさは今の若者にわかるかなぁ?
エサル師の若い頃も、こんなに一途な性格だったんですね。そうなんです。どんなおばあさんでも、少女時代はあったわけで、年を重ねるにつれて、過去が近くなるのは何故でしょうね?昔のこといっぱい思い出して、話すようになったらすでにお年寄りなのかも。・・・まずい;
『これまでわたしにとって知識は、ひとつひとつ、きっちり覚えておくべきことにすぎなかったの。でも、ちがうのよ。すべての断片的なことは、一見ばらばらに見えるけれど、じつはなにかで繋がっていて・・・・・・それを見られる視点を見つけることさえできたら、この世のすべてがつながっているさまを見ることができるんじゃないかって・・・』=エサル師
『雌雄が交わって実を結び、次代を育む花もあれば、自身が養分をしっかり蓄えて根を伸ばし、その根から芽を伸ばして、また新しい花を咲かせる植物もあるものだ』=エサル師父
『「雑と達者」「効果と手抜き」もわからない人・・・・・・ある作品になにかが足りないと見えたとき、それが「手抜き」であるか「効果」であるか、見抜ける目を持っているだろうかと思って、怖くなったのでした。そのとき、作品の過不足を見定められる目をを持たないかぎり作家にはなれないだろうな、と思ったのを、今も覚えています。』=上橋菜穂子先生
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【県庁おもてなし課】 有川 浩 著 地方には、光がある―物語が元気にする、町、人、恋。とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが…。「バカか、あんたらは」。いきなり浴びせかけられる言葉に掛水は思い悩む―いったい何がダメなんだ!?掛水とおもてなし課の、地方活性化にかける苦しくも輝かしい日々が始まった。 ことのはじまり 1.おもてなし課、発足。――グダグダ 2.『パンダ誘致論者』、招聘――なるか? 3.高知レジャーランド化構想、発動。 4.順風満帆、四苦八苦。 5.あがけ、おもてなし課。――ジタバタ。 6.おもてなし課は羽ばたく――か? |
<ひとこと> 2011.07/30
有川さんの実話を脚色したお話・・・らしいです。どうですか?県庁のエリート意識バリバリのお役所仕事を批判しつつ、こんなに頑張っているんだよ。って一生懸命伝えている姿が痛々しい・・・(オイ;。実際、民間の考えは、吉門くんが言っているほど甘くないです。「アイデア」にお金を払ってくれるのは、都会の大企業だけです。コンサルトントが成り立つレベルが民間の考えと言うこと自体、すでに民間(庶民)の意識とはかけ離れています。そんなこんなで、主軸である、県庁のお役所仕事については、『ふ〜ん』という感想です。どこまでいっても、最後まで甘すぎる考えにイライラします。何度ももう読むのをやめようかなと思ってしまいました。よく頑張った!と思えないのは、辛口すぎますか?
とはいえ、作品としては、伏線の淡い恋愛感情の表現など、有川さんの持ち味が充分出ていて、「やられた〜」という感じです。悔しいけどホロリとしたり、キュンとしたりします。こちらを期待するのであれば、おすすめします。
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【酸素は鏡に映らない】 上遠野 浩平 著 君も世界の支配者に? 「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる・・・」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか? 宝物の金貨のありか? 未来への鍵? それともなにもかもを台無しにしてしまう禁断の、邪悪な扉でしょうか? ちょっと寂しい姉弟と、ヒーローくずれの男が巡り会い“ゴーシュ”の秘宝を探し求めて不思議な冒険をする、これは鏡に映った姿のように、あるけれどもなくて、ないけれどもある、どうでもいいけど大切ななにかについての物語ですあなたは、鏡をどういう風に見ていますか? |
<ひとこと> 2007.5/23
ここのところ、好きな作家が出るたびに、図書館借りして読んでいる「ミステリーランドシリーズ」です。
久しぶりに3時間ほどで、一気読みしました。お話は、どこかで聞いたような登場人物が・・・確実に繋がっているじゃないですかぁ。しかし、これで少年少女は大丈夫なのか?いや、少年少女だから大丈夫なんでしょうか?・・・何言っているか解らない?あ、まあ、そんな感じです(オイ;
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【こころげそう 男女9人
お江戸恋物語】 畠中 恵 著 江戸・橋本町の下っ引き宇多が、恋しい思いを伝えられぬまま亡くしたはずの、於ふじが帰ってきた―幽霊の身となって!神田川でこときれた於ふじと千之助兄妹の死の真相を探るうちに、九人の幼なじみたちそれぞれの恋や将来への悩みが絡み合ってきて―ほんのりせつない大江戸青春恋物語。 |
<ひとこと> 2009.01/00
・・・
【孤宿の人 上】 宮部 みゆき 著
それは海うさぎとともにやってきた。
江戸から金比羅代参で讃岐を訪れた九歳の少女ほうは、丸海の港で置き去りにされ、たった一人見知らぬ土地に取り残される。幸い、丸海藩の藩医・井上舷洲宅に奉公人として住み込むことになった。それから半年……、この丸海の地に幕府の罪人・加賀殿が流されてくること……。海うさぎが飛ぶ夏の嵐の日、加賀殿の所業をなぞるかのように不可解な毒死事件や怪異現象が井上家と丸海藩に次々と起こっていく……。
涙なくしては読めない宮部ワールドの感動巨編!
<ひとこと> 2007.7/26
なんだか宮部さんの作品じゃないみたいです。ずいぶん前に読んだ小野さんの「屍鬼」みたいで、全然違うのに何故そんな感じを抱くのか解らないのですが・・・鬼とか呪いとかで、謎を呼んでいるからでしょうか?・・・ともあれ、なんとも切ないプロローグの上巻です。なるほど、結構泣けます。世の中には、この時代に限らず、こんな都合のよいように口封じされて、皆んなには知らされない事実はたくさんあるように思います。真実を突き止めると辛く悲しいこともたくさんあると思います。でもやっぱり本当のコトを知りたいですよね。ウン。
【孤宿の人 下】 宮部 みゆき 著
その男は”悪霊”と恐れられた。
井上家を出て、引手見習いの宇佐の世話になっていた少女ほうは、舷洲の斡旋によって加賀殿が幽閉されている涸滝屋敷に下女として住み込む。二十日あまり過ぎたある夜、涸滝屋敷に曲者が侵入する。逃げ込んだ部屋でほうは加賀殿とはじめて顔を合わせる。そして、ほうは加賀殿から手習いを受けるため部屋へと通うことになる。丸海藩の内紛が複雑に絡みながら、”悪霊”と恐れられた流罪の男と無垢な少女との邂逅そして魂のふれあいが……。
あまりに哀しくも切ない結末。清冽な感動と余韻を残す宮部ワールドの金字塔遂に完結!
<ひとこと> 2007.8/2
下巻は核心へと・・・まあ当然ですが。なかなか込み入って面白い展開でした。解ってしまえば、なんと簡単なコトだと思われる結末だったりするんですよね。悪い人なんて誰もいないのに、ひとつの不満や懐疑心が連鎖して取り返しのつかない方向に向かってしまう。結局人間の考えることなんて、いつでも浅はかでくだらない。なんとも切なく愚かなお話です。
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【鼓笛隊の襲来 】 三崎 亜紀 著 赤道上に、戦後最大規模の鼓笛隊が発生した。鼓笛隊は、通常であれば偏西風の影響で東へと向きを変え、次第に勢力を弱めながらマーチングバンドへと転じるはずであった。だが今回は、当初の予想を超えて迷走を続け、徐々に勢力を拡大しながら、この国へと進路を定めた。・・・BOOKタイトルの鼓笛隊の襲来をはじめ「三崎亜記的ワールド」が九つのストーリーがあなたの記憶と日常を翻弄する! |
●鼓笛隊の襲来●彼女の痕跡展●覆面社員●象さんすべり台のある街●突起型選択装置(ボタン)●「欠陥」住宅●遠距離・恋愛●校庭●同じ夜空を見上げて
<ひとこと> 2007.5/16
彼の作品は奥が深くて好きです。いままでと思うと随分読みやすくて、初心者にもおすすめです。私的にはもっと入り組んだ背景のほうが好みですが、ファンタジーだそうですので。はじまりのインパクトの強さは、彼独特の作風ですよね。そして、ほんわか胸を打つお話になっています。これは全編に言えることですが、彼の作品は目に見えないものを想像し、怯えたり、楽しんだり、悩んだりという不思議な世界を作っています。ちょっとお気に入りの作家です。
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【狐笛のかなた 】 上橋
菜穂子 著 小夜は12歳。人の心が聞こえる“聞き耳”の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の“あわい”に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる…愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。野間児童文芸賞受賞作。 |
≪序章=出会い≫
●野火駆ける ●竹の灯火のもとで ●雷の夜
≪一章=封印とかれる≫
●年越しの市庭 ●野盗と影 ●梅が枝屋敷
●とかれた封印 ●野火と木縄坊
≪二章=呪者と守護者≫
●春望と盛惟 ●呪者と使い魔たち
●光の筋を織る ●月夜の客 ●畑焼き ●乳姉弟
●かなしい雨
≪三章=野火と小夜≫ ●霊狐の女
●小夜、襲われる ●ふたりの少年 ●街道の襲撃
●うたがい ●大朗、ふたり ●野火と大朗
≪四章=呪いの結末≫
●小夜と小春丸 ●野火の決意 ●化ける
●呪いの力 ●狐笛
≪終章=若桜野を≫
<ひとこと> 2010.06/18
かなりハイペースで読みました。面白かったです。暗いイメージが漂いながらも、ちゃんときれいに終わっています。
狐と河童と呪者と守り人。根深い恨みに愛情が空回りしてしまう。ほんの少しボタンを掛け違えただけなのに、こんなにも辛く悲しい日々を過ごす。誰もが欲しいものはひとつなのに。ほんの少し考え方を変えれば、すべてうまくいくのに…
そんなことって、どこにでもあることですよね。嫌だ!辛い!面白くない!そんなことに囚われたら、ちょっとだけ心を飛ばしてみよう。ふっと気持ちが変わったら、また頑張って生きていけるよね。
…上橋先生のお話の基本はどれもコレですよね。読み重ねてより深く思いを繋げるのも楽しい。
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【コロヨシ! 】 三崎 亜紀 著 20XX年、掃除は日本固有のスポーツとして連綿と続きつつも、何らかの理由により統制下に置かれていた。高校で掃除部に所属する樹は、誰もが認める才能を持ちながらも、どこか冷めた態度で淡々と掃除を続けている。しかし謎の美少女・偲の登場により、そんな彼に大きな転機が訪れ― 一級世界構築士三崎亜記がおくる奇想青春小説。 |
●活動制限スポーツ「掃除」
●初めての挫折 ●暗闇の特訓 ●無手の一手
●それぞれの戦い ●不自由な自由 ●首途の風
<ひとこと> 2010.07/02
一度借りて、読み切れず、二度借りしました。三崎作品にしては珍しく読みづらかったです^-^;
掃除・・・ですか?しかも国技指定間近?
またまた、不思議な背景とシュシエーションで・・・学園もの。
スポーツ「掃除」の説明が細かすぎてさすがについていけない状態でした。頑張れ!私!(苦笑)
ともあれ、話途中じゃないですか?なんだか大きな渦に巻き込まれそうな・・・で終わっているような。掃除の国家プロジェクトに関わってしまった樹のこれからは?って話ですか?
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【小暮写眞館 】 宮部 みゆき 著 もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。講談社創業100周年記念出版 ようこそ、小暮写眞館へ。著者3年ぶり 現代エンターテインメント 第1話 小暮写眞館 世の中にはいろいろな人がいるから、いろいろな出来事も起きる。なかには不思議なこともある。 第2話 世界の縁側 人は語りたがる。秘密を。重荷を。 第3話 カモメの名前 「電車は人間を乗せるものだ。鉄道は人間と人間を繋ぐものだ。だから鉄道を愛する者は、けっして人間を憎めない」 第4話 鉄路の春 ――僕はこの人を守らなくちゃいけない。 |
<ひとこと> 2010.08/11
少年がひょんなことで、心霊写真の追及をしていくお話です。「心霊写真探偵」と言っています(苦笑)
心霊写真と言っても、ちょっと怖い恨みドロドロってものではありませんので、私でもOKでした。というより、普通の青春ものに、人の心の切なさみたいなものを絡めた宮部さんお得意の人情もの?です。少年の恋物語かも・・・彼の深層の感情がわかりすぎてじれったい。頑張れ!少年!(苦笑)
「夏休みの青少年にぜひ!」というキャッチフレーズが似合う本ですね。しかし、分厚い^-^;。図書館ユーザーの私にはキツイ700ページでした。
感想とは全然関係ありませんが、はじめの2話を読んだ時、すでに12日が過ぎていて、何とか3話まで読んで返そうとあきらめていたのですが、返却日朝までに3話までは予定通り読み終わって、「ここまで読んで4話を読まなければ借りた意味がないかも」という気になって、その日の夜、一気に頑張って4話め、200ページ読みました。結局、2日で400ページ読んだということで、それならもっと早くペース上げればいいのにと、いつもながら思うわけです。^-^;。
お話としては、1話が『起』と2話が『承』で、3話『転』で繋がって、4話『結』でいい感じに終わっています。小説の王道ですね。ということで、どなたさまも、最後まで頑張ってよんでください。ほんのり切なく、それでもそれなりにきれいに終わっています。・・・続編作れそうですが・・・
●女子の目ってのは、あれはみんな手持ちカメラだね。ただ見てるだけじゃないんだ。記録しているんだ。そんでもっていつでも再生・編集できるんだ。
●何があっても、彼女がなにをやっても、そういう解釈はしないでおこうって決めたんだ。彼女が言い訳したら、その言い訳を額面通りに受け取って、そんな危ないことはしちゃいけませんよって、対処しようね。
pansy channnel bookmemo ke-ko