MOVIES MEMO
ちょっとネタバレあります。まだ観ていない方は、ご注意ください。
≪公開中の映画のコメントは裏文字になっています≫
【20世紀少年 <第1章>終わりの始まり】 堤
幸彦 監督 (浦沢 直樹 原作)
翌年に大阪万博開催を控え、人類が初めて月に降り立った1969年の夏、小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そんな彼らの秘密の遊びの一つである“よげんの書”には、悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想の数々が描かれ、彼らをワクワクさせるのだった。
1997年、ロックスターを目指していたが、今は実家のコンビニを継ぎ、失踪した姉の子供を育てているケンヂ。同窓会で会った旧友から、「ともだち」と呼ばれる教祖が率いるカルト教団が、ケンヂが子供時代に作った「よげんの書」とそっくりの怪しい事件を起こしていることを聞く。その後、仲間の1人だったドンキーが殺され、事件の謎を解こうとケンヂは立ち上がる。しかし、「ともだち」によって、テロリストの汚名を着せられてしまう。
2000年12月31日。ついに「よげんの書」に書かれた人類が滅亡する“その日”・・・
「ビッグコミックスピリッツ」で1999年〜2007年まで連載された浦沢直樹原作の人気コミックを実写映画化。シリーズ3部作という構成と、邦画では異例の60億円という製作費を投入し、壮大なスケールのストーリーの映像化を実現させたのだ。主人公のケンヂを唐沢寿明が演じるほか、オッチョを豊川悦司が、ユキジを常盤貴子が務め、豪華キャストが多数出演する。邦画史上最大級のスケールで放たれる、本格科学冒険映画に期待と注目が集まる。
<ひとこと> 2008.09/02
原作は全巻読みましたが、ずいぶん前ですでに細かいコトは忘れてしまっています。『「ともだち」の存在に関しては映画の中で全く新しい人物解釈が登場する』と解説にありましたが、何が違うのか解らないわ^-^;・・・コミックでは結構重要だった万博のシーンなどはこの後に出るのでしたっけ?それとも若い世代の人にもわかりやすくするために端折ったかな?しかし・・・やっぱりもう忘れちゃっていますね。
すごい宣伝していて逆にどうかな?と思っていたのですが、なかなかよかったです。なんせ、長い作品を約2時間くらいでまとめるのですから、なんだか物足りなかったり、説明不足or過多になったりするものが多いですよね?でも、浦沢さんが関わっているだけあって、ストーリーもちゃんとできていました。第1部ですので、謎は何も解かれていません。「ともだち」は誰なのか?目的は何か?ケンジはどうなったのか?・・・う〜ん。続きが待ち遠しいですね。(知っていますけど^-^;)
【20世紀少年
<第2章>最後の希望】 堤 幸彦 監督
(浦沢 直樹 原作)
“血の大みそか”から15年が経った西暦2015年。歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト・ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は世界の救世主と崇められていた。真相を知るケンヂの姪カンナは高校生になり、学校で習う歴史に憤りを覚えている。問題児扱いされたカンナは洗脳施設である「ともだちランド」での研修を命じられるが、そこで“ともだち”の真相に近づいていく・・・。一方、“血の大みそか”以来散り散りになっている秘密基地のメンバーたちは、それぞれ秘かに戦いを続けていた。刑務所に幽閉されていたオッチョは脱獄をはかり、ヨシツネは集団を率いて地下に潜伏、マルオはとある人物の元に身を寄せ、時を待っていた。そして、モンちゃんは独自の調査で「しんよげんの書」を発見する・・・
人気漫画家・浦沢直樹の大ベストセラー・コミックを、総製作費60億円をかけ、全3部作として実写映画化したサスペンス巨編の第2作。“血の大みそか”から15年が経った2015年を舞台に、秘密基地のメンバーたちと“ともだち”による新たな攻防が展開する。監督は前作に引き続き、『自虐の詩』などの堤幸彦が担当。豊川悦司、常盤貴子らに加え、平愛梨などフレッシュな顔ぶれも加わっている。
<ひとこと> 2009.02/03
なかなかスピード感があってよかったです。新しい世代になりました。そしてオッチョの活躍!・・・って思ったより少ないじゃないですか!
【20世紀少年
<最終章>ぼくらの旗】 堤 幸彦 監督
(浦沢 直樹 原作)
“ともだち歴3年”(2019年)。世界は「世界大統領」として君臨する“ともだち”に支配されていた。殺人ウィルスが蔓延した東京は聳え立つ壁により分断され、都民の行動は完全に制限されていた。“ともだち”の追手から逃れ、身を潜めているかつての仲間たち。荒れ果てた新宿でオッチョは反政府組織として武装蜂起する氷の女王・カンナの存在を知る。そんな中、“血の大みそか”以降、行方が分からなくなっていた“あの男”も遂に…! それぞれの想いとは別に着々と近づく新たな絶望。“しんよげんの書”には何が描かれているのか? “ともだち”の計画とは? 全ての真実が今、明らかになる!? 『20世紀少年』シリーズ第3弾。
浦沢直樹による累計発行部数2,700万部を突破したベストセラーコミック「20世紀少年」を、邦画史上初の3部作で実写映画化した最終章。フィナーレを飾る今作では、世界大統領として君臨する“ともだち”に支配された日本を舞台に、反政府組織として武装蜂起する氷の女王・カンナと秘密基地のメンバーたちが、ともだちの独裁に立ち向かう。“しんよげんの書”の全ぼうやともだちの正体、そして原作とは異なる展開から目が離せない。
<ひとこと> 2009.09/24
お話はきれいにまとまっていましたね。「もうひとつの・・・」とかのふれ込みでしたのでどんな風に違うのか?と思っていましたが、大筋が変わっているわけではありませんでした。・・・たぶん^-^;
▼すごいネタバレ▼
原作はこんなにすっきり終わっていなかったのと、ケンヂくんは最後まで映画のようにヒーローっぽくなく、ちょっぴりイジイジしています(苦笑)
細かい違いは原作忘れちゃっていることも多いのでわかりませんが、
その1≫「万丈目!そこでおまえか!」・・・と・・・原作では、彼は高須に殺されてバーチャルの中で彷徨っていました。
その2≫ケンヂはコンサート会場で、あの歌は歌えませんでした。「オレは、歌えない」とか言っていたような。
その3≫ココが一番筋的に違う場所ですが、ロボット倒して終わりだったけど、原作ではともだちが死んでから、「反陽子バクダン」は何処へ行った?・・・という話が続いています。
とはいえ、過去のお話とか、バーチャルで誤るとかは同じですので、ストーリー的な違和感はなかったです。カツマタくんがどんな子か?ってのも描かれていましたから、わかりやすかったと思います。
20世紀少年です。万博を知らない世代がすごい共感を得るのはむつかしいかも知れません。大阪の万国博覧会は今みたいに簡単にレジャーに行ける時代じゃなかったし、テーマパーク慣れしていなかったので日本国にとってすごいイベントだったのでしょうね。駄菓子屋も今の何とかセンター内の駄菓子ショップでなく、気難しいおババや、おジジが店番していたわけですよね。
私も近所の廃屋を隠れ家にして「何とかごっこ」で秘密基地とかしていたのを覚えています。ゲームのない時代の遊びって、だいたいそんなものだったと思います。・・・などと少女時代を回想するわけです。
そして、その頃に戻れたら・・・誤らなきゃいけないことの、ひとつやふたつ・・・ありますよね。自分では大したことではないと思っていても、相手はものすごく心の傷になってしまったこともあるかも知れません。その人が、すごい行動力で持ち続ける気持ちを発散したら・・・こんなお話の主人公は自分なのかも知れません。・・・いえ、主人公にはなれず、ただ原因を作って「自分に出来ることなど何もない」とか言い訳して生きていく役どころのような気もしますが^-^;
今作の「悪役よりも正義の味方になるほうがよっぽど簡単だ」みたいなセリフがちょっとよかったですね。自分のやったこと、できないことを何かのせいにして言い訳して暮らすより、自分で動いたほうが、失敗しても、空回りしてもよっぽど気持ちいいですよね。・・・きれいごとか〜
【K-20
二十面相・伝】 佐藤嗣麻子 監督
(北村想
原作)
第2次世界大戦を回避した架空の日本を舞台に、富める者から金品を奪う怪人20面相の正体を明かしていく。
1945年の架空都市<帝都>。19世紀から続く華族制度により、極端な格差社会が生じる日本で、世間を脅かしている強盗がいた。“怪人20面相”と呼ばれるその強盗は、富裕層だけをターゲットとし、美術品や骨董品を魔法のようなテクニックで、次々と盗み出すというのだ。頭脳明晰でこれまでも数々の事件を解決してきた探偵、明智小五郎は、サーカスの人気曲芸師、平吉が謎の怪人20面相<K-20>だと疑い、捜査を始めるが…。
<ひとこと> 2009.01/20
北村想さん脚本と聞いて俄然見る気になった作品です。なんせ、私たちの世代には彼は神様ですから(・・・どの世代だ?)
さて、お話は怪人二十面相と間違われて、時代の渦に巻き込まれてしまった青年のお話です。二十面相は誰なのか?とか、世の中を変えるのはどうしたらよいのか?とか大きな話はそんなところにあります。
で、別の方向から感想を述べれば、主役の平吉の望みはあくまでも「サーカスに戻りたい」ということで、世の中を変えたい。とか、お金が欲しいとか、身分が欲しいとかいうことではないわけです。それは、きれいごとではなく、『自分のやり方(・・・それは、分相応ということなのでしょうね。)で物事を考え進めなければ、良き志しも歪んでしまう』ということは、二十面相自身を見てもわかることです。彼はそうしてしか生きて来れなかったけれど、平吉は違う方法を選んだわけです。ちょっと考えさせられますね。
【明日の記憶】 堤
幸彦 監督 (荻原浩 原作)
思い出が消え去ったとき、一番大切なものが見えてくる。・・・広告代理店に勤める佐伯雅行は、今年50歳になる。ありふれているが穏やかな幸せに満ちていた。そんな彼を突然襲う<若年性アルツハイマー病>・「どうして俺がこんな目に・・・なんで、俺なんだ!」こぼれ落ちる記憶を必死に繋ぎとめようとあらゆる事柄をメモに取り、闘いはじめる佐伯。毎日会社で会う仕事仲間の顔が、通い慣れた取引先の場所が・・・思い出せない・・・知っているはずの街が突然見知らぬ風景に変わっていく。夫を懸命に受け止め、慈しみ、いたわる妻、枝実子。彼女は共に闘い、来るべき時が来るまで彼の妻であり続けようと心に決める。
第18回山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名長編を原作に、『トリック』や『ケイゾク』の堤幸彦監督が映画化した人間ドラマ。若年性アルツハイマー病に侵された男と、ともに喪失を乗り越えようとする妻の夫婦の情愛をたおやかに描く。互いを受け止め合い、痛みを共有する熟年夫婦を渡辺謙と樋口可南子が好演。人を愛することの根源的な意味を問いかける重厚なテーマを、ソフトな語り口でつづる堤監督の演出手腕が冴え渡る感動作。
<ひとこと> 2006.06/01
見終わってすぐ、「私は彼女のように強くはないと思うから」と言ってしまいました。・・・理想と現実は・・・なかなかむつかしいものだと思います。とにかく、久しぶりにずっと泣いていました。自分でも何故?と思うくらい・・・すごく重くてつらい話なのに、観終わった時に「どよ〜ん」としない終わり方でなかなか上手にできている作品でした。
この作品のクライマックスで、だんだんいろいろなコトがわからなくなってしまうのですが、ついに奥さんのこともわからなくなってしまった時、「どちらさまですか?」と謙さんが奥さんに尋ねる、すごく悲しい場面があるのです。ここは「泣く」場面です。なのに・・・ドッと笑ったんです。みなさん・・・なんだかな〜と思いました。
【アフタースクール】 内田けんじ 監督
母校の中学で働く教師、神野(大泉洋)のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は、神野の幼なじみで今は一流企業に勤める木村(堺雅人)の行方を追っていた。心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。
30代になった、かつての同級生たちが織り成す“大人の放課後”を、細部まで練り込まれた脚本と巧みな構成で描く。映画やテレビ、演劇と各界から注目を集めている大泉洋が主演を務め、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子など実力派キャストが共演。予測不可能な展開で観る者を翻弄(ほんろう)する内田監督の手腕が光る。
<ひとこと> 2008.05/27
解説で、「終わってみれば単純なのだが、見ている間はストーリーが実に複雑で、一言でこんな話と説明できない。」と書かれていました。本当にコレに尽きます。ストーリーの構成が巧みで、完全に騙されていることになんだか満足してしまう作品です。最近こんな上手な作品を見つけるとちょっと嬉しくなります。
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【【小川の辺】 篠原
哲雄 監督 藤沢周平の短編「闇の穴」を映画化。義と情の狭間で揺れ動きながらも、人としての道をひたむきに突き進もうとする人間たちの“想い”の物語。 卓越した剣の腕を持つ海坂藩士・戌井朔之助に下った藩命は、親友の佐久間を討つこと。藩政を痛烈に批判して脱藩した佐久間への裁きだった。民を想って正論を訴えた友を斬らねばならぬのか……朔之助の心は揺れた。しかも佐久間は、妹・田鶴の夫。田鶴は武士の妻として、手向かってくるに違いない。妹を斬ってでも主命に従えと諭す父に、涙を流す母。妻は夫の身を案じながらも、気丈に振る舞う。翌朝、朔之助は田鶴への想いを秘めた奉公人・新蔵を連れ旅立つ。二人の隠れ家は、兄妹と新蔵が幼い頃に遊んだような、小川の辺にあった。そして遂に朔之助と佐久間が向き合う……。 |
<ひとこと> 2011.07.11
淡々と過ぎていくお話は、見終わって「ああ、終わりかぁ」という感想でした。
久々にちょっと辛口してもいいですか?
本を読むとき、いろんなことを想像して読みます。だから、作者は言葉少なく『自分で考えて・・・』という風に書いてあったりします。自分なりの感じ方を広げて楽しみながら読んだりするわけです。でも、映画はビジュアルのものですから、言いたいことはちゃんと言っていただかないとわかりづらいです。
簡単に言えば、何を言いたいのか…何も別に…なのかよくわからない作品になってしまっています。『友情』なのか『恋』なのか『兄妹の思い』なのか全部が平らなのです。想像を広げるためのスパイスが効いていないのですね。
篠原監督の作品は、ちょっと調べてみたところ『地下鉄(メトロ)に乗って』『つむじ風食堂の夜』の2作しか見ていませんが、そういえばそういう感じですね。これが彼の良さなのでしょうね。
あと、東山さんはちょっと存在感ありすぎで、菊池さんは・・・・・・もう少し存在感のない(個性的でなくオールマイティな)役者さんが藤沢作品には合うと思います。まあ、あくまでもすべて主観ですから参考にはならないかも知れませんが。のないのない
ちなみに、藤沢作品は好きで、TV作品もあわせて結構見ているのですが、本は読んでいません。
【陰日向に咲く】 平川雄一朗 監督
(劇団ひとり 原作)
夏の日の東京。ギャンブルから足を洗えず、借金まみれのシンヤ(岡田准一)は、オレオレ詐欺に手を染め、老婦人をだまそうとする。しかし、その老婦人と心が触れ合ってしまい、金を引き出せずにいると、街で寿子(宮崎あおい)という女性と出会う。寿子は、母・鳴子(宮崎あおい・二役)の恋の軌跡をたどろうと、とある場所へ向かっていた。
東京に暮らす“どこか日の当たらない”9人の人々が、一生懸命生きようとする姿を描く笑いと涙の群像ドラマ。人気お笑い芸人、劇団ひとりのベストセラー処女小説を基に、『その時は彼によろしく』の平川雄一朗監督が映像化した。主演を務めるV6の岡田准一、『NANA』の宮崎あおいら若手と、西田敏行、三浦友和らベテランたちが絶妙なアンサンブル演技で魅せる。ダメ人間たちがそれぞれの花を咲かそうともがく背中に胸打たれる。
<ひとこと> 2008.02/26
いつもながら、さほど期待せず観にいきました・・・からかもしれませんが、なかなかよかったです。主人公のシンヤはどうしようもない男です。今回は、ずっと引っかかっていた重い荷物を降ろせました。・・・が現実はそれで、真人間になるとは思えないのですが、まあ、現実ではありませんし、それはまた別のお話ですね
^-^;。出演者はみんな演技が上手で、どっぷり作品に漬かれます。・・・作品は、たくさんの糸がある瞬間一本に繋がります。そのつながり方がとてもきれいです。そして繋がった瞬間、「これは『それぞれの愛』のお話だったのですね。」と気がつきます。涙もろい私は、終わり30分ほどはかなりグシュグシュになっていました。
【クライマーズ・ハイ】 原田眞人 監督
(横山秀夫 原作)
1985年8月12日、群馬県御巣鷹山にJAL123便が墜落、死者520人の大惨事が起こった。前橋にある北関東新聞社では、白河社長の鶴の一声により、一匹狼の遊軍記者・悠木和雅が全権デスクに任命される。そして未曽有の大事故を報道する紙面作り―闘いの日々が幕を開けた。さっそく悠木は県警キャップの佐山らを事故現場へ向かわせる。そんな時、販売部の同僚で無二の親友・安西がクモ膜下出血で倒れたとの知らせが届く…。
事故当時、地元紙の社会部記者として取材に奔走した経験を持つ作家・横山秀夫(「半落ち」など)が、17年の時をかけて書き上げた同名小説を映画化。確固たる信念を持ち、冷静沈着に、時に激昂しながら報道人としての使命感で任務を遂行していく主人公を堤真一が好演、脇を固める俳優たちの報道人“なりきり”ぶりも注目だ。混乱する現場、苛立ちから感情を昂らせる記者とその上司たち、そして加熱する報道合戦を臨場感あふれる映像で一気に見せる。登場人物の緊張や感情の機微をスリリングに描き出したのは、『突入せよ!「あさま山荘」事件』の原田眞人監督。セリフのぶつかり合い、めまぐるしいカット割―原田監督持ち前の集団シーンは見もの。
<ひとこと> 2008.07/08
145分と邦画にしては長い映画でしたが、スピード感があって、長いと感じさせられませんでした。この事故はリアルタイムでドキドキしながら、TVを見ていたので、事実との繋がりを思いやったり、思わず「ガンバレ」とか思って見ていました。以前、広告代理店関係で働いていたので、新聞屋の裏事情を少しだけ知っている分、たぶん知らない人とは違った見方をしていたかも知れません。・・・販売部の言い分(販売店に怒られる)とか・・・
すごく現実的な感想を言えば、悠木(堤真一)さんは、かっこいいです。でも、こういう人が旦那だったら辛いかな。などと思ったりしました。
【ゴールデンスランバー】 中村義洋 監督
(伊坂幸太郎 原作)
首相の凱旋パレードが行われているそのすぐ近くで宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、大学時代の友人・森田(吉岡義隆)と久しぶりに再会していた。様子がおかしい森田。そして爆発音。首相を狙った爆弾テロが行われたのだ。「逃げろ!オズワルドにされるぞ」。銃を構えた警官たちから、反射的に逃げ出す青柳。本人の知らない“証拠映像”が次々に現れ、青柳は自分を犯人に仕立てる巧妙な計画が立てられていた事を知る。青柳は大学時代の友人たちに助けを求めるが…。
首相暗殺。無実の罪を着せられた主人公の逃亡。そして逃亡先になぜか先回りしている警察。冒頭から観る者を飽きさせない、たたみかけるような展開。仕組まれた巨大犯罪から、無力な人間がいかに逃亡するかというサスペンスを軸に、かつての友情物語がせつなく語られる。タイトルの「ゴールデンスランバー」は、ビートルズの「アビーロード」の中の一曲。当時バラバラだったメンバーをつなぎとめようというポールの思いが、本作ではかつての友人達との絆を象徴する存在として使われている。
<ひとこと> 2010.02/02
なかなかよかったです。伊坂作品はたいていきれいに終わっているので好きです。図書館で本を借りようと思って半年届かなかったので諦めてしまった作品でした。でも、原作読む前に映画を見たほうが、映画的には面白かったと思います。ある意味、サスペンスですから。ドキドキ感がいいでしょ。(苦笑)
そして、なんとタイムリーに、この話で警察庁に作り上げられた犯人と、今話題になっている政治家がダブってしまうのですが・・・。暗殺された首相は、「アメリカに追従しない強い国家」を掲げていたところも・・・。伊坂さんはちゃんとわかっている方なのでしょうね。
≪激しくネタバレ。見ていない方は読まないで!≫
何がよかったかと言えば・・・みんなが協力者だったってこと。全ての人が信頼出来ないというシチュエーションから、「こんな時大切なのは、信じることだけだ」と、言う度に不思議な魔法が飛び出すみたいな。学生時代の絆と現在を繋げながら、新しい輪ができていきます。見せ方も脚本も気に入りました。
●車の中の手紙に「だと思った」と書いてあったとき。●父親が息子を全く疑いもなく信じていたとき。●母親が「痴漢は死ね」の書初めが入ってだけの手紙を見たとき。●子供に「たいへんよくできました」のはんこを押されたとき。・・・結構ツボにはまりました。
現代の日本では起こりえない銃の乱射も、「犯人は彼だ!」の一言とマスコミの思い込み報道があればこそ、何の疑いもなく過ぎていきます。こんなこと、組織がちょっとその気になれば簡単なことだって、思い知らされます。まあ、これはフィクションだから。と思っていたら、ある日突然連続刺殺犯になっていたりして・・・怖いですね〜。
【サウスバウンド】 森田
芳光 監督(奥田英朗 原作)
小学校6年生の二郎(田辺修斗)は父・一郎(豊川悦司)のことが恥ずかしくて仕方がない。税金の督促に来たおばさんが「国民の義務です」と言えば「国民やめちゃおっかなー」と返し、修学旅行の費用が高すぎると、校長との面会を求めて学校まで乗り込んできたりするのだ。ある日、二郎が学校で起こした喧嘩事件が原因で一郎は学校や相手方の親と激しくやりあい、結果、一家は沖縄への帰郷を決める。そこで一郎はこれまでにない父親の姿を目の当たりにするのだが…。
破天荒な痛快面白家族を子供の視点から描いた奥田英朗原作「サウスバウンド」を映画化。“奇天烈夫婦”を演じるのは、2005年の大ヒット作『妖怪大戦争』で子供との珍しいコラボレーションで怪演(?)を見せた豊川悦司と、本年の話題作『バッテリー』で悩みながらも子供を見つめる真摯な母役を熱演した天海祐希。メガホンを取るのは、デビュー以来さまざまなジャンルで幅広いテーマに挑戦、話題作を発信し続ける森田芳光監督。
<ひとこと> 2007.10/17
いいテンポで進んでいます。なかなかよい家族が描かれています。子供は「お父さんが好き」なのが一番いいですね。しかし、この終わり方でいいのか?と思ったのですが・・・どうですか?原作もこの終わりなのでしょうか?・・・最後だけ読んでみよう(オイ;
【THE有頂天ホテル】 三谷幸喜 監督・脚本
「今年のうちに、心の中にある悩みをすっきりさせたい。」「一年の終わりに、何かひとつくらい、いいことをしたい。」
みんながそんな思いを抱く大晦日。ホテルの威信がかかったカウントダウンパーティーまであと2時間。ホテルアバンティで働くホテルマンとそこへやってくる「訳あり」の宿泊者たち。
みんな一夜限りの偶然の出来事に遭遇することをまだ知らない。・・・大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。そんな中でも副支配人の新堂平吉(役所広司)は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが……。
人気脚本家の三谷幸喜が『ラヂオの時間』『みんなのいえ』に続き、今度は大晦日の高級ホテルで繰り広げられる奇跡のドラマを描いた監督第3作。役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾など日本映画を代表する23人の豪華キャストが、迷路のようなホテルの中で働く従業員や訳ありの宿泊客を演じる。登場人物の人生を同時進行形式で絡ませ、伏線を縦横無尽に張りめぐらす三谷脚本の緻密な構成力は、見事としか言いようがない完成度だ。
<ひとこと> 2006.01/17
三谷さんの作品なので、人情とドタバタミックスの娯楽映画だと、あまり期待せずに見に行きました。
基本的にはそのとおりでしたが、映画でしか出来ないキャストの豪華さとかはありますね。
ストーリーは石ノ森章太郎さんの「HOTEL」の10話分ぐらいの話が一晩で起こってしまった・・・ような内容です。(わからない^-^?)
とにかく、笑いあり、ちょっぴりホロッとするところありのたぶん、思ったとおりの映画です。
しかし、三谷さんのお気に入りキャストがずら〜と顔を揃えています。彼はキャストにあわせて脚本を書くと聞いていますが、さすがなかなかみなさんいいもの出しています。
一番のハマり役?は「オダギリジョー」さんだと思いますが、いかがですか?新撰組以来すっかり気に入られた香取くんは・・・いつまでたっても、うまくならない・・・と思います・・・ファンの方すみません^-^;
邦画は本当に久しぶりです。昨年の「理由」以来です。邦画って、どうしてもお金出して見に行くほどのものじゃないって感覚なので、ダメですね。
今回も、正月映画が私的には不作だったので、勢いで見に行ったって感じです(苦笑)まあ、それなりに楽しめましたのでいいでしょう。
【沈まぬ太陽】 若松
節朗 監督
昭和30年代。巨大企業・国民航空社員の恩地元は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命じられた。かつて共に闘った同期の行天四郎が組合を抜けてエリートコースを歩みはじめる一方で、恩地は家族との長年にわたる離れ離れの生活で焦燥感と孤独に追いつめられ、本社への復帰を果たすも不遇な日々は続くのだった。そんな中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こり…。
原作は、国民的人気作家・山崎豊子の同名小説。累計700万部を超える大ベストセラーで、かつ、未だ映像化されていない最後の傑作と言われる小説の、待望の映画化。日本が高度経済成長を実現し、世界経済の頂点へと上りつめていく時代に、巨大組織の中で翻弄されながらも、強い信念と不屈の精神をもってどんな過酷な状況をも克服していく男の姿を描いた社会派ドラマ。
<ひとこと> 2006.10/28
名前は変えていますが、あきらかに日航のお話ですね。タイムリーなお話で、実際現在、日航は窮地にたたされているわけで、しかもあまり危機感がない状態としか見られない体制ですよね。国が何とかしてくれると考えているのでしょうが、まだまだ、民間企業とは言えないですね。そしてバブルの時代にはこんな突っ走る会社人と、バブル候の人がいました。
人って何かに拘ると抜けられなくなります。それが良いことかダメなのかは後にわかることかも知れません。とにかく自分の心に忠実で嘘をつけず突き進む人が本当にすばらしいのか・・・やっぱりわかりません。話としては、子供が大人になって親になった時、「親父のことが少しわかったような気がする」と言われたのは、なによりの宝物なのかも知れませんね。行天さんも結局拘っていただけで、トップに立ちたいとか、お金が欲しいとかなんて思っていなかったと思います、ただただ恩地に拘っていただけで。悲しい人生です。でも生きている限りやり直せます。全然大丈夫です。だって、事故で家族を亡くしたわけでも、住む場所がなくなったわけでもないわけですから。そんな人から見れば、拘ってきたことなんて、ちっぽけなことです。・・・これは、作品の終わりにも言っていますね。たぶん、一番言いたかったことかも知れません。
【それでもボクはやってない】 周防 正行 監督・脚本
その日、フリーターの金子徹平(加瀬亮)は朝の通勤ラッシュで混雑する電車に乗った。乗換えの駅で降りるとホームで女子中学生から声をかけられた。「いま痴漢したでしょ」ホームの駅員も騒ぎに気づいてやってきた。話せばわかってもらえる、そう思って、駅員に促されるまま駅事務室へと向かった。しかし駅事務室ではなにも聞かれないままに警察官に引き渡されてしまう。それは長く困難な運命の始まりだった。
警察署では頭ごなしに刑事に怒鳴られた。「ボクは何もやってないんだ」そんな訴えには耳も貸してもらえない。事情を聴いてもらえないなら話しても仕方がない、帰ろうとしたその時、刑事に手錠をはめられた。
警察署、そして検察庁での取調べ、どこへ行っても徹平は自分の主張をまともに聞いてもらえなかった。確かな証拠もないのに検察が起訴できるはずがない、そんな弁護士の言葉を信じて否認し続けた。しかし検察が起訴し、法廷で争うことに。――張りつめた法廷の空気に裁判官の声が響く。「被告人は前へ」ついに運命の法廷が始まった・・・。
『Shall We
ダンス?』の周防正行監督が、11年ぶりにメガホンを取った本格的な社会派ドラマ。電車で痴漢に間違えられた青年が、“裁判”で自分の無実を訴える姿を、日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにしつつ描く。ハリウッド映画『硫黄島からの手紙』に出演し、世界的に注目を集めた加瀬亮が、本作で初主演を果たす。主人公を弁護する弁護士には、瀬戸朝香、役所広司らがふんする。3年もの歳月をかけて“裁判”について取材した監督が、現代の日本における“裁判”の現実を突きつける。
<ひとこと>
2007.01.24
社会派風刺映画ですので、少し重いです。「『正義は神のみぞ知る』という言葉があるが実際は、『正義は自分のみが知っている』のだ。」というセリフがあります。心理ですよね。うん。だから、自分を偽るのはやめましょう。ホント。
【椿三十郎】 森田芳光 監督
(山本周五郎 原作)
深夜の社殿の中で、井坂伊織ら9人の侍が上役の汚職を暴き出そうと密談していた。意気が上がる若侍たちの前に社殿の奥から1人の浪人が現れた。粗末な身なりに口も悪く、腹が減っていると見える。しかし、話を聞くうちに、井坂は浪人に類のない頭の切れを感じ、仲間に加わって欲しいと頼む。反対する侍もいたが、井坂は三十郎と名乗るその素浪人にえもいわれぬ魅力を感じていた…。
黒澤明監督と三船敏郎のコンビが1962年に放った傑作時代劇をリメークした、痛快時代劇エンターテインメント。黒澤のオリジナル脚本をそのままに、『サウスバウンド』の森田芳光監督が、邦画史上最も人々に愛されたヒーローをスクリーンによみがえらせた。椿三十郎を織田裕二、その宿敵である室戸半兵衛を豊川悦司が演じ、松山ケンイチ、鈴木杏、中村玉緒らが脇を固める。必殺剣を使うダイナミックな立ち回り、心意気あふれる三十郎の人となりに惹(ひ)きつけられる。
<ひとこと> 2007.12.03
黒沢映画の焼き直しですが、なかなか面白かったです。ストーリーが古臭くなく、社会風刺の効いた娯楽作品です。次の日に黒沢監督の『椿三十郎』をLDで観ました。昨日観たものと比べて、結構たのしかったです。森田さんは自分の作品に拘らず、うまく作っていると思います。見比べて解ったことは、アングルがほとんど逆でした。これがせめてもの拘りでしょうか?織田くんは、悪くないのですが、貫禄に欠けるのですよね。童顔だからでしょうか?いや、三船さんと比べちゃ悪いですね。
【ハゲタカ】 大友啓史 監督
(真山仁 原作)
企業買収をテーマにした壮絶なマネーゲームを描いて大反響を呼んだNHKテレビドラマ「ハゲタカ」(2007)が待望の映画化。ドラマから4年後の日本を舞台に、今回も中国経済の台頭、派遣切り、そしてリーマンショックに端を発する世界金融危機まで、タイムリーな経済トピックスを巧みに内包。虚構でありながら、現実の経済ニュースの“裏側”を切り取ったかのような、同シリーズならではの魅力は健在だ。今回、ハゲタカこと鷲津を演じる大森南朋、鷲津の元上司で盟友の芝野役・柴田恭兵らオリジナルキャストに闘いを挑むのが、玉山鉄二
扮するファンドマネージャー・劉だ。その真意も、彼自身の素性も謎に包まれた劉。クールでミステリアスな顔に隠された、彼の素顔も大きな見どころとなっている。
世界金融危機
前夜。日本のマーケットに絶望し、表舞台から姿を消した天才ファンドマネージャー・鷲津の元に、かつての盟友・芝野が現れる。中国系巨大ファンドが買収に乗り出した、大手自動車メーカー「アカマ自動車」を危機から救ってほしい、というのだ。日本を代表する大企業「アカマ」の前に突如現れたのは、“赤いハゲタカ”こと劉一華(リュウ・イーファ)。豊富な資金を背景に、鷲津を圧倒し続ける劉ら中国ファンドの真の目的とは!?
<ひとこと> 2009.06/08
つい2週間前にNHKドラマ版を復習して見に行きましたので、完璧です♪・・・前作を知らない方は、人物の繋がりは解らないでしょうね。まあ、ストーリーだけでも充分楽しめますが。
硬い経済的なお話と難しいIT用語が大丈夫なら、なかなかスピード感があって、ハラハラドキドキで面白いです。
【武士の一分】 山田 洋次 監督
山田洋次監督の藤沢周平時代劇映画化三部作の最後を飾るヒューマンドラマ。主演に木村拓哉を迎え、幕末に生きる武士の名誉と夫婦のきずなを描く。妻役の檀れいやかたき役の坂東三津五郎ほか、緒形拳や桃井かおりなど、日本を代表とする実力派俳優が勢ぞろいする。
人には命をかけても守らなければならない一分がある――。時は幕末。三村新之丞は毒見役という役職によって失明してしまい、過酷な運命に翻弄される盲目の侍。そんな新之丞を愛し慈しむ妻・加世。侍が命をかけて守らなければならない名誉と夫婦の絆・・・。「武士の一分」とは、侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目の意味。そのタイトルが指し示す人間ドラマは、観るものの心を揺さぶる感動巨編。
三村新之丞は、近習組に勤める下級武士。毒見役という役目に嫌気がさしながらも、美しい妻・加世と中間の徳平と平和な毎日を送っていた。ある日、毒見の後、新之丞は激しい腹痛に襲われる。あやうく一命はとりとめたが、高熱にうなされ、意識を取り戻した時は、視力を失っていた。人の世話なしで生きられなくなった自分を恥じ、一度は命を絶とうとしたが、加世と徳平のために思い留まった。ある日、加世が外で男と密会しているという噂を聞く。新之丞は徳平に尾行をさせ、加世が番頭・島田と密会していることを知る……。
<ひとこと> 2007.01/10
藤沢作品映画は全部見ています。いつも、淡々とした日常の中で微妙に切ないハッピーエンドというイメージがありますが、この作品は純粋なハッピーエンドでした。きれいな恋愛ものに出来上がっています。なかなかよく出来ています。浅く観れば、見事な恋愛ものです。深く観れば…人の心は悲しいものです。女は無償の愛、男は…何なのでしょうか?
やっぱり、木村くんのイメージではないのですが・・・いえ、彼が下手というわけではありません。演技とか上手だと思います。ただ、イメージが違うだけですので、ファンの方怒らないでね^-^;
【武士の家計簿】 山田 洋次 監督
御算用者(会計処理の専門家)として、代々加賀藩の財政に携ってきた猪山家八代目・直之(堺雅人)。そんな彼は、時に同僚からですら“算盤バカ”などと言われる男だった。時は江戸時代後半。天保の大飢饉などもあり、加賀百万石と謳われた藩も財政状況は芳しくない。加えて当時の武家社会には、身分が高くなるとそれに応じて出費も増えるという構造的な問題があった。直之は家財道具を処分し、借金の返済にあてることを決断。倹約生活を実行することになった猪山家の人々。とりわけ妻のお駒(仲間由紀恵)は、直之の一番の理解者として、明るく献身的に家を切り盛りしていく――。
<ひとこと> 2010.12/08
江戸時代って、すばらしい時代だったと聞いています。女子供が夜に歩いても危なくないくらい。とかく時代物は武士が刀を振って・・・というイメージですが、実際江戸時代は平和だったのです。確かにこの「武士の家計簿」の時代は、龍馬や新撰組の時代ですので、別の次元では大変な時代だったのでしょうが。
人をちゃんと見る目を持っていた殿さまがいる加賀藩はよい藩だったのだなと感じました。どんな時でも一生懸命生きるっていいですね。父の姿に反感を持ちながらも、やはり父の背を追いかけてしまうのは親子だからでしょうか。
結婚の日に、「こんな男でいいか?」と聞いたとき「いやです。と言ったらどうされます?」と言われ『困る』と答えた直之さんを見て、『いいな〜』と思った私でした。貧乏暮らしを強いられているときの奥さんが『少し楽しいです』と言っていたのも素敵です。そんな“ほわん”としたお話でした。実際生きるのは厳しかったのでしょうね。人って考え方ひとつで楽しくも、苦しくもなるのでしょうが、それほど強くないのも事実ですから、生きるのってむつかしい・・・です。・・・えと、何のことでしたっけ?
【プリンセス
トヨトミ】 鈴木
雅之 監督
国家予算が正しく使われているかを調べる会計検査院の調査官3人が、東京から大阪にやってきた。大阪府庁など、実地調査を順調に進めていく彼ら。しかし容赦ない調査でチームリーダー・松平は、財団法人OJO(大阪城址整備機構)に奇妙な違和感を覚える。質問をぶつけても、のらりくらりと説明をかわす職員に、不信感は増すばかり。さらに調査を進める内、松平は400年もの間、大阪が守ってきた“秘密”を知ってしまう…。
<ひとこと> 2011.06.13
見終わって最初の感想が、「そういう話だったんだぁ」ということです。(苦笑)
スピードも展開もなかなかテンポがよくて、よかったです。こういう話は、「つまらない」と「面白い」に分かれる映画でしょうね。万城目作品ですから。
私は好きです。人の心ってこんな感じがいいのではないでしょうか。舞台が大阪ってのもストーリーに合っている気がします。『大阪国』う〜ん。ありそうじゃないですか!
もともと大阪って日本じゃないと思っていましたので(エッ?!
【間宮兄弟】 森田 芳光 監督
兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。弟・徹信、32歳、学校職員。2人暮らし。読書家、母親思いで、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、おたくっぽいと女性にはもてない。一念発起で恋人をつくろうと、徹信の同僚・依子と、ビデオ屋の店員・直美を誘って家でカレー・パーティーを開く。不倫の恋に悩む依子は兄弟には興味なし。明信は直美をデートに誘うが断られる。その後徹信は、明信の同僚・賢太の妻・沙織に心惹かれるが冷たくふられる。しかし、直美の妹・夕美は徹信に興味を持つ。そして、兄弟の純粋な感性は次第に女性たちの心を動かすことになる……。“そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”兄弟のお話。
「間宮兄弟」には金も名誉も恋人もありませんが、誠実にきちんと、しかし楽しく暮らしています。そして誰でもが心にある理想の暖かさや、思いやりがいっぱい盛り込まれています(監督談)
<ひとこと> 2006.06/08
コメディだと思っていました。ちょっとオタクの兄弟だと思っていました。・・・違いました。ほのぼのとした日常が淡々と描かれています。なんだか、ほんわかする映画です。
この兄弟は常に前向きに、とってもまじめに生きているのが、共感が持てるのかも知れません。今時こんないい人がいるのか?と思うくらい・・・羨ましいですよね。自然に噴出す程度の笑いと、ほんのり切ない恋物語を絡んで、なかなか良い出来だったと思います。ただし、ほのぼの好きの私は・・・ですが。そして、彼等、案外賢くてしかもお金持ちっぽいと思ったのは私だけ?お父様弁護士だし、実家はすごい家だし・・・それにあんなに本が・・・あの本棚うらやましい〜(そっちかい^-^;
【やじきた道中てれすこ】 平山
秀幸 監督
時は太平。品川の遊郭で偶然に再会した幼馴染の弥次さん(中村勘三郎)と喜多さん(柄本明)は、病のお父っつあんに一目会いたいという、売れっ子花魁のお喜乃(小泉今日子)に騙されて、彼女の足抜けを手伝うことに。西へ西へと旅を続けるが、旅籠では銭を取られたり、“すたすた坊主”を踊ったりと、3人は珍道中を繰り広げる。時を同じくして大阪では謎の生物“てれすこ”の出現で大騒ぎ。「食スレバ万病ニ効能アリ」とされる奇妙キテレツな生物は、3人の前にも次から次へと様々な形に姿を変えて現れる。果たして一行の旅の運命やいかに…。
<ひとこと> 2007.11/12
娯楽映画をレイトショーで見てきました。邦画娯楽映画を見ることでさえ珍しいのに、レイト(21:15〜)に出かけるなんて・・・始まって3日目なのに小さなスクリーンでした。まあ、評価なんてこんなものですね(オイ;・・・作品は飽きることなく楽しめました。なんせ主役の2人が上手ですから、安心して見られます。50歳後半?だと思いますが、30歳台の設定ですよね?たぶん。何となく違和感なく見られるところがすごいです。・・・で、「てれすこ」って何だったの??
【笑う警官】 角川
春樹 監督
札幌市内のアパートで女性警官の変死体が発見された。まもなく被害者の元交際相手の巡査部長・津久井に容疑が掛けられ、さらに異例の射殺命令までも下される。かつて津久井と同じ任務にあたったことのある警部補・佐伯は、この一連の流れに違和感をもち、女性刑事の小島、新人刑事・新宮ら信頼できる仲間とともに秘密裏に捜査を始める。やがて、彼らは北海道警察内部に隠された闇に踏み込んでいくのだったが……。
警察小説の金字塔と言われる佐々木譲の「道警シリーズ」、その第1作である同名ベストセラーを映画化した社会派サスペンスだ。北海道で実際に起きた警察の汚職事件をもとに、女性警察官変死事件の犯人に仕立て上げられた仲間の無実を証明しようと奮闘する刑事たちの活躍を描いている。
<ひとこと> 2009.12/11
なんだか、サスペンスタッチをこねくり回して、訳がわからなくなっています。ファンタジーとか、現実離れしたSFなどについていけるのに、現実的なサスペンスには、ついていけない・・・あ、面白くないという意味ではなく、なにがどうしてどうなったのかが、うまく構築できないのです。パーツがバラバラのまま『すっきりしな〜い!!』って感じですか?きっと、「私は」なんでしょう。裏金を私利私欲に使う官僚がいて、それを暴こうとする団体がいて、その渦に巻き込まれた所轄の刑事さんがいて、誰が真の偽善者で、誰が内通者かってことですよね(エッ?
主演は最近いい役やっています、大森南朋さん。すっかりカッコイイ役になってきました。ある意味実力派のベテランが活躍するのは嬉しいですね。
※これは個人的サイトです。営利目的には一切使用していません。解説文は本サイトなどより抜粋したものも載せています。
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